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第二章 貴族としての生活
2-24
エヴァンは、カルロが教えてくれた方に向かって歩いて行った。何やら男性が集まっている所がある。キャスティナは、不思議に思いながらも、エヴァンにエスコートされながらついていく。
「アルヴィン隊長」
っと、エヴァンが人垣に向かって声をかける。人垣が割れて、一人の男性が現れ二人に向かって歩いてきた。キャスティナは、 目を奪われた。とてつもなく綺麗な男性が歩いて来た。髪は黒く、瞳の色は紫。左目に泣きボクロがあり色気が駄々漏れだ。背がそれほど高くもなく、スラッとした体形。目がとても印象的で、妖艶さが際立つ。副隊長より一つ上だと聞いていたのに、どう見ても30台中頃にしか見えない。こっ、この方がアルヴィン隊長?えぇぇぇぇぇー。色んな意味で凄い。キャスティナは、驚きのあまり止まってしまった。
「こんばんは。アルヴィン隊長。私の婚約者のキャスティナです」
エヴァンがキャスティナを紹介する。キャスティナは、エヴァンの声にハッとしてアルヴィン隊長に向かってお辞儀をする。
「キャスティナ・クラーク・エジャートンと申します。よろしくお願いします」
キャスティナは、いつもの笑顔を向ける。
「こんばんは。私は、第一騎士団の隊長をしているアルヴィン・ベル・シェラードだ。この子が、エヴァンの婚約者か。僕は、エヴァンを諦めないからよろしくね」
っと、アルヴィンがキャスティナの目を見て頬笑む。その頬笑みが、衝撃的な魅力を放ちキャスティナは驚愕する。あれ、でも諦めないって何の事?キャスティナは、首を傾げてエヴァンを見る。エヴァンは、苦笑いを浮かべている。
「あれ?エヴァンは説明してないの?酷いなぁー。キャスティナ嬢、僕はね。恋愛対象としてエヴァンが好きなんだよ。ずっと口説いてるのに、首を縦に振ってくれないんだ」
アルヴィンは、エヴァンを愛おしそうに見つめている。
「えっ?エヴァン様は、こっ、こんな素敵な方をお断りしたの?本当?信じられない……」
キャスティナは、心の声が駄々漏れしてる事に気づいていない。
「ちょっと、キャスティナ……色々おかしいよ」
エヴァンは、キャスティナの言葉に驚く。そもそも、隊長は男なのわかってる?とエヴァンは、焦る。
「流石、隊長ともなると性別なんて関係ないのね。こんなに素敵ですもの、仕方ないわ」
キャスティナは、またしても心の声を発している事に気づいていない。男とか女とか関係なく、一人の人間としてなんて魅力的な方なのかしら、とキャスティナは思った。そして尊敬の眼差しで、いつもより一層キラキラした目を隊長に向けている。
「くっくくくくっ。キャスティナ、君面白いね。声に出てるのわかってる?それに、そんなにキラキラした目で見たらエヴァンが怒るよ」
「えっ⁉」
キャスティナは、しまったと、思いっきり顔に出している。
「エヴァン様‼いっ今のは、無意識です。ごめんなさい。余りにアルヴィン隊長が素敵で」
キャスティナは、思った事を口にし過ぎている事に気づいていない。貴族としての対応が、崩れきっている。今も、エヴァンとの約束を破ってしまったとオロオロしている。
「エヴァン凄いね。なかなかの子を見つけて来たね。婚約者を男の私が狙ってたと言っても、尊敬の眼差しで見つめてくるなんて初めてだよ。僕、キャスティナの事気に入っちゃった」
アルヴィンが、エヴァンに対してからかうように言った。
「えっ⁉ アルヴィン隊長、冗談ですよね?しかも、呼びすてにするのやめて下さい」
エヴァンは、アルヴィンに対して牽制する。キャスティナを引き寄せて腰に手を回した。
「エヴァンの必死な顔が見られるなんてね。いつも無表情で冷めきった顔しかしてないのに。キャスティナ、後で一緒に踊ろうね」
そう言って、アルヴィンはキャスティナの手を取り口づけを落とした。その後は、踵を返して人混みの中に消えて行った。
二人は突然の事でびっくりしている。エヴァンは、キャスティナが隊長に好かれるなんて……と頭が痛い。しかもダンスの申し込までしていった。上司に逆らえるはずもない。
キャスティナは、自分の手をじっと見つめていた。えっ?今、手に……一瞬過ぎて恐ろしい。それにしても、凄い人だった。目力が半端ない。あんなに、圧倒される人っているのね。世界ってまだまだ、知らない事ばかりだわっと斜め上をいく感想を抱いていたキャスティナだった。
周りにいた人々も、今、目にした光景が信じられないとばかりに驚いている。男にしか興味がないと有名なアルヴィン隊長が、女性の手に口づけを落とした事に。
そう、アルヴィンは男性にしか興味を持たない。年下から年上まで幅広いストライクゾーンをもつ。しかも彼の凄い所は、その容姿をフル活用し恋愛対象が女の子の普通の男も落としてしまう事だった。しかも第一騎士団の隊長としても、申し分ない腕前の持主で間違いなく今いる騎士の中で頂点に立つ男だった。貴族としての身分も最高峰で、4大公爵家の一つシェラード公爵家の次男である。あらゆる点で優れており、女性からも男性からも、人気があるのは当然の事だった。
遠くから様子を見ていたカルロも、驚きを隠せないでいた。おいおい、あの男が女性に興味を持つなんて初めてじゃないのか?エヴァンは、大丈夫か?全く、勘弁して欲しいよ……。
だがこの後、カルロはもっと驚く事になる。アルヴィンとキャスティナのダンスを見ることになるからだ。会場にいる誰もが釘付けになることなど、まだ誰も知らない。
「アルヴィン隊長」
っと、エヴァンが人垣に向かって声をかける。人垣が割れて、一人の男性が現れ二人に向かって歩いてきた。キャスティナは、 目を奪われた。とてつもなく綺麗な男性が歩いて来た。髪は黒く、瞳の色は紫。左目に泣きボクロがあり色気が駄々漏れだ。背がそれほど高くもなく、スラッとした体形。目がとても印象的で、妖艶さが際立つ。副隊長より一つ上だと聞いていたのに、どう見ても30台中頃にしか見えない。こっ、この方がアルヴィン隊長?えぇぇぇぇぇー。色んな意味で凄い。キャスティナは、驚きのあまり止まってしまった。
「こんばんは。アルヴィン隊長。私の婚約者のキャスティナです」
エヴァンがキャスティナを紹介する。キャスティナは、エヴァンの声にハッとしてアルヴィン隊長に向かってお辞儀をする。
「キャスティナ・クラーク・エジャートンと申します。よろしくお願いします」
キャスティナは、いつもの笑顔を向ける。
「こんばんは。私は、第一騎士団の隊長をしているアルヴィン・ベル・シェラードだ。この子が、エヴァンの婚約者か。僕は、エヴァンを諦めないからよろしくね」
っと、アルヴィンがキャスティナの目を見て頬笑む。その頬笑みが、衝撃的な魅力を放ちキャスティナは驚愕する。あれ、でも諦めないって何の事?キャスティナは、首を傾げてエヴァンを見る。エヴァンは、苦笑いを浮かべている。
「あれ?エヴァンは説明してないの?酷いなぁー。キャスティナ嬢、僕はね。恋愛対象としてエヴァンが好きなんだよ。ずっと口説いてるのに、首を縦に振ってくれないんだ」
アルヴィンは、エヴァンを愛おしそうに見つめている。
「えっ?エヴァン様は、こっ、こんな素敵な方をお断りしたの?本当?信じられない……」
キャスティナは、心の声が駄々漏れしてる事に気づいていない。
「ちょっと、キャスティナ……色々おかしいよ」
エヴァンは、キャスティナの言葉に驚く。そもそも、隊長は男なのわかってる?とエヴァンは、焦る。
「流石、隊長ともなると性別なんて関係ないのね。こんなに素敵ですもの、仕方ないわ」
キャスティナは、またしても心の声を発している事に気づいていない。男とか女とか関係なく、一人の人間としてなんて魅力的な方なのかしら、とキャスティナは思った。そして尊敬の眼差しで、いつもより一層キラキラした目を隊長に向けている。
「くっくくくくっ。キャスティナ、君面白いね。声に出てるのわかってる?それに、そんなにキラキラした目で見たらエヴァンが怒るよ」
「えっ⁉」
キャスティナは、しまったと、思いっきり顔に出している。
「エヴァン様‼いっ今のは、無意識です。ごめんなさい。余りにアルヴィン隊長が素敵で」
キャスティナは、思った事を口にし過ぎている事に気づいていない。貴族としての対応が、崩れきっている。今も、エヴァンとの約束を破ってしまったとオロオロしている。
「エヴァン凄いね。なかなかの子を見つけて来たね。婚約者を男の私が狙ってたと言っても、尊敬の眼差しで見つめてくるなんて初めてだよ。僕、キャスティナの事気に入っちゃった」
アルヴィンが、エヴァンに対してからかうように言った。
「えっ⁉ アルヴィン隊長、冗談ですよね?しかも、呼びすてにするのやめて下さい」
エヴァンは、アルヴィンに対して牽制する。キャスティナを引き寄せて腰に手を回した。
「エヴァンの必死な顔が見られるなんてね。いつも無表情で冷めきった顔しかしてないのに。キャスティナ、後で一緒に踊ろうね」
そう言って、アルヴィンはキャスティナの手を取り口づけを落とした。その後は、踵を返して人混みの中に消えて行った。
二人は突然の事でびっくりしている。エヴァンは、キャスティナが隊長に好かれるなんて……と頭が痛い。しかもダンスの申し込までしていった。上司に逆らえるはずもない。
キャスティナは、自分の手をじっと見つめていた。えっ?今、手に……一瞬過ぎて恐ろしい。それにしても、凄い人だった。目力が半端ない。あんなに、圧倒される人っているのね。世界ってまだまだ、知らない事ばかりだわっと斜め上をいく感想を抱いていたキャスティナだった。
周りにいた人々も、今、目にした光景が信じられないとばかりに驚いている。男にしか興味がないと有名なアルヴィン隊長が、女性の手に口づけを落とした事に。
そう、アルヴィンは男性にしか興味を持たない。年下から年上まで幅広いストライクゾーンをもつ。しかも彼の凄い所は、その容姿をフル活用し恋愛対象が女の子の普通の男も落としてしまう事だった。しかも第一騎士団の隊長としても、申し分ない腕前の持主で間違いなく今いる騎士の中で頂点に立つ男だった。貴族としての身分も最高峰で、4大公爵家の一つシェラード公爵家の次男である。あらゆる点で優れており、女性からも男性からも、人気があるのは当然の事だった。
遠くから様子を見ていたカルロも、驚きを隠せないでいた。おいおい、あの男が女性に興味を持つなんて初めてじゃないのか?エヴァンは、大丈夫か?全く、勘弁して欲しいよ……。
だがこの後、カルロはもっと驚く事になる。アルヴィンとキャスティナのダンスを見ることになるからだ。会場にいる誰もが釘付けになることなど、まだ誰も知らない。
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