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(46/47)できるんだよ!できたんだよ!
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視界が猛スピードでぎゅっとデトックスに集中していく。
と、その時。
リタの頭上に『ポピン♪』という音が視えた。
『トーシ・トーシ』を途中でやめて急いでリタへと視線を移す。
『イマスグズルミー』!
すると<<<一直線に素早く動けるギフトをギフトされました>>>という字幕が視えた。
なるほど。
といっても『一直線に素早く動ける』だけじゃ、この距離は難しい。
「はっはっは!ぽんこつ君?君のぽんこつギフトはまた失敗かい?何をやってるんだ。はっはっは!」
デトックスは高らかに笑う。
しかしすぐ真剣な眼差しになり、
「ん?でも妾を見て何をしているのだ?ひょっとして何か気づいたのか?……ちっ。あの爺め、余計なことを」
と、表情を変え眉間にしわを寄せた。
「もう終わりだぞ、デトックス!全ての謎は解けた!モブ爺の名にかけて!俺はすべてまるっとお見通しだぜ!観念するんだな!いくぞ!『トーシ・トーシ』!」
ギフト名を唱えると、またあの感覚がやってくる。
視点が突き進み中心の外側が線状に後方へ流され対象に近づいてゆく。
俺の焦点はみるみるデトックスへと集中していき、そして、突き抜けた
「あ……あれ?」
「かわいいねえ。また失敗かい?ポンコツ君?」
「なにを!もう一度!三度目の正直『トーシ・トーシ』!」
デトックスは完全に俺をなめているのか両手を広げ大の字になった。ギフトをそのまま受け入れる気なのだ。
先ほど同様に視点がデトックスへ突き進む。
そして……先ほど同様にデトックスを突き抜けた。
「ふふ。やっぱり駄目だろう?君のギフトが調整できないのは確認しあげたからねえ」
「そんなことないぞ!」
「でも、まあ、今思えば爺の言葉なんか相手にしなくても良かったな。ぽんこつ君なら気づいても何の問題もないさね。あの夜あの力強い欲望でも無理だったしね。無駄なことはするな。そのままの君ででいいんだよ、ぽんこつ君」
「無駄な事なんてない!人が望むならそのままなんてない……望むことがスタートだ。望みさえすればば少しでも前に進めるんだ!」
「ふふ。人間は愚かだな。それともぽんこつ君が馬鹿なのかな?望みさえしなければ屈辱も挫折もないものを」
「そんなのやってみなきゃわからないだろ!」
「人間には『コトンボの顔も三度まで』というのがあるのだろう?視線とはいえ妾の身体の中を通りぬけられるってのも、そろそろ我慢ならないねえ」
「通り抜けるか!次こそ決めてやる!『トーシ・トーシ』!」
「一気に楽にしてあげるわ!『ゴートゥヘル』!」
俺の視点とデトックスのファーが交差する。視界の中心で尖ったファーの先端が大きくなった。
まずい!
「カイ!」
え?
「『ぬくぬくシールド』!」
GGを広げながらチィが飛び込んできた。
チィの毛布にファーが突き刺さり食い止められる。
デトックスへ遠距離を狙った俺の視点にチィ、毛布、ファー、そして鎧が重なる。
照準った!
『服の下で見えずへそより上』!『普通の肌よりも濃く』!『人によっては膨らんで』!
見つけた!
右の肋骨下部分!ホクロだ!
でも、近づく術が……。
ん?んん?
そう言う事か!
俺の前に立ちギフトで守ってくれたチィにささやく。
「リタに伝えてくれ。右の肋骨下部分にホクロがある。そこが弱点だ」
「え?でもそれがわかっても……」
俺はチィの言葉が終わらないうちにリタへ叫ぶ。
「リタ!願え!今なら、お前なら、デトックスへ辿り着ける!」
リタなら行けるはず!
「どういうこと?」
「大丈夫!リタならいける!」
俺の考えが正しければ。
いや、正しいはずだ!
「よくわからないんだよ?」
さっきの『一直線に素早く動けるギフト』。
そしてあの時の『……プできるギフト』。
あの時リタはジャンプしたいと願っていたはずだ。
「リタ!俺を信じろ!デトックスのところへ素早く一直線に行きたいと強く願え!」
「わかったんだよ!ボクならあっという間にデトックスへいけるんだよ!」
と、リタがうなずいた。
「あ!」
リタの内部で何かが掴めた
「できるんだよ!できたんだよ!」
「よし!リタ!チィを持っていけ!」
俺はチィをリタへ投げた。
そう。あの時の『プ』。
それは……。
「なにするのよ!コトンボ以下!」
大声を上げたチィはリタに受け止められ抱きかかえられる。
「チィはリタを守ってくれ!さあ、リタ!デトックスをぶっ飛ばしてこい!右の肋骨下部分のホクロだ!」
あの時の『プ』。
それは……それは『ジャンプ』だ!
大きなジャンプで一直線に素早く動け!
「リタ!行ってこい!」
「わかったんだよ!!『ホォォップ』!!!」
そう言うとリタは助走もないまま大きく跳んだ。
太陽をバックにした影が猛スピードで地面を通り過ぎる。
が、デトックスとの三分の一程度の距離で着地を迎える。
「人間風情の小娘が!この距離を届くわけないだろうっ?」
デトックスの言葉と同時にリタが叫ぶ。
「『ステェェェップ』!!!」
着いた足を軸にもう片方の足で地面から宙へ蹴りあがる。
「こざかしいっ!『ゴートゥヘヴン』!」
デトックスのファーがリタへと伸びる。
空中のリタは避けることができない。
解き放たれた紅いファーへ自らの身を進めてしまう。
「チィ!」
「『ぬくぬくシールド』!」
チィがギフトを発動させた。
ファーの先端はチィのGGに食い止められる。
まだデトックスへは届かないところに着地。
と同時にリタもありったけの声をあげた。
「『ジャァァァァンボ』!」
一瞬、地上に足を下すがその再び蹴りあがり、瞬く間に速度を増して更に大きく宙を舞う。
リタの足先が一直線にデトックスへ向かっていった。
みるみる二人の距離は縮まる。
……っていうか『ジャン「プ」』どこにもないんかいっ!
「バカだねえ」
デトックスが笑って身体をちょっと横に移動した。
そう……。デトックスはリタを難なくよけたのだった。
と、その時。
リタの頭上に『ポピン♪』という音が視えた。
『トーシ・トーシ』を途中でやめて急いでリタへと視線を移す。
『イマスグズルミー』!
すると<<<一直線に素早く動けるギフトをギフトされました>>>という字幕が視えた。
なるほど。
といっても『一直線に素早く動ける』だけじゃ、この距離は難しい。
「はっはっは!ぽんこつ君?君のぽんこつギフトはまた失敗かい?何をやってるんだ。はっはっは!」
デトックスは高らかに笑う。
しかしすぐ真剣な眼差しになり、
「ん?でも妾を見て何をしているのだ?ひょっとして何か気づいたのか?……ちっ。あの爺め、余計なことを」
と、表情を変え眉間にしわを寄せた。
「もう終わりだぞ、デトックス!全ての謎は解けた!モブ爺の名にかけて!俺はすべてまるっとお見通しだぜ!観念するんだな!いくぞ!『トーシ・トーシ』!」
ギフト名を唱えると、またあの感覚がやってくる。
視点が突き進み中心の外側が線状に後方へ流され対象に近づいてゆく。
俺の焦点はみるみるデトックスへと集中していき、そして、突き抜けた
「あ……あれ?」
「かわいいねえ。また失敗かい?ポンコツ君?」
「なにを!もう一度!三度目の正直『トーシ・トーシ』!」
デトックスは完全に俺をなめているのか両手を広げ大の字になった。ギフトをそのまま受け入れる気なのだ。
先ほど同様に視点がデトックスへ突き進む。
そして……先ほど同様にデトックスを突き抜けた。
「ふふ。やっぱり駄目だろう?君のギフトが調整できないのは確認しあげたからねえ」
「そんなことないぞ!」
「でも、まあ、今思えば爺の言葉なんか相手にしなくても良かったな。ぽんこつ君なら気づいても何の問題もないさね。あの夜あの力強い欲望でも無理だったしね。無駄なことはするな。そのままの君ででいいんだよ、ぽんこつ君」
「無駄な事なんてない!人が望むならそのままなんてない……望むことがスタートだ。望みさえすればば少しでも前に進めるんだ!」
「ふふ。人間は愚かだな。それともぽんこつ君が馬鹿なのかな?望みさえしなければ屈辱も挫折もないものを」
「そんなのやってみなきゃわからないだろ!」
「人間には『コトンボの顔も三度まで』というのがあるのだろう?視線とはいえ妾の身体の中を通りぬけられるってのも、そろそろ我慢ならないねえ」
「通り抜けるか!次こそ決めてやる!『トーシ・トーシ』!」
「一気に楽にしてあげるわ!『ゴートゥヘル』!」
俺の視点とデトックスのファーが交差する。視界の中心で尖ったファーの先端が大きくなった。
まずい!
「カイ!」
え?
「『ぬくぬくシールド』!」
GGを広げながらチィが飛び込んできた。
チィの毛布にファーが突き刺さり食い止められる。
デトックスへ遠距離を狙った俺の視点にチィ、毛布、ファー、そして鎧が重なる。
照準った!
『服の下で見えずへそより上』!『普通の肌よりも濃く』!『人によっては膨らんで』!
見つけた!
右の肋骨下部分!ホクロだ!
でも、近づく術が……。
ん?んん?
そう言う事か!
俺の前に立ちギフトで守ってくれたチィにささやく。
「リタに伝えてくれ。右の肋骨下部分にホクロがある。そこが弱点だ」
「え?でもそれがわかっても……」
俺はチィの言葉が終わらないうちにリタへ叫ぶ。
「リタ!願え!今なら、お前なら、デトックスへ辿り着ける!」
リタなら行けるはず!
「どういうこと?」
「大丈夫!リタならいける!」
俺の考えが正しければ。
いや、正しいはずだ!
「よくわからないんだよ?」
さっきの『一直線に素早く動けるギフト』。
そしてあの時の『……プできるギフト』。
あの時リタはジャンプしたいと願っていたはずだ。
「リタ!俺を信じろ!デトックスのところへ素早く一直線に行きたいと強く願え!」
「わかったんだよ!ボクならあっという間にデトックスへいけるんだよ!」
と、リタがうなずいた。
「あ!」
リタの内部で何かが掴めた
「できるんだよ!できたんだよ!」
「よし!リタ!チィを持っていけ!」
俺はチィをリタへ投げた。
そう。あの時の『プ』。
それは……。
「なにするのよ!コトンボ以下!」
大声を上げたチィはリタに受け止められ抱きかかえられる。
「チィはリタを守ってくれ!さあ、リタ!デトックスをぶっ飛ばしてこい!右の肋骨下部分のホクロだ!」
あの時の『プ』。
それは……それは『ジャンプ』だ!
大きなジャンプで一直線に素早く動け!
「リタ!行ってこい!」
「わかったんだよ!!『ホォォップ』!!!」
そう言うとリタは助走もないまま大きく跳んだ。
太陽をバックにした影が猛スピードで地面を通り過ぎる。
が、デトックスとの三分の一程度の距離で着地を迎える。
「人間風情の小娘が!この距離を届くわけないだろうっ?」
デトックスの言葉と同時にリタが叫ぶ。
「『ステェェェップ』!!!」
着いた足を軸にもう片方の足で地面から宙へ蹴りあがる。
「こざかしいっ!『ゴートゥヘヴン』!」
デトックスのファーがリタへと伸びる。
空中のリタは避けることができない。
解き放たれた紅いファーへ自らの身を進めてしまう。
「チィ!」
「『ぬくぬくシールド』!」
チィがギフトを発動させた。
ファーの先端はチィのGGに食い止められる。
まだデトックスへは届かないところに着地。
と同時にリタもありったけの声をあげた。
「『ジャァァァァンボ』!」
一瞬、地上に足を下すがその再び蹴りあがり、瞬く間に速度を増して更に大きく宙を舞う。
リタの足先が一直線にデトックスへ向かっていった。
みるみる二人の距離は縮まる。
……っていうか『ジャン「プ」』どこにもないんかいっ!
「バカだねえ」
デトックスが笑って身体をちょっと横に移動した。
そう……。デトックスはリタを難なくよけたのだった。
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