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ドラゴンに会いたい、と言う強者
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新しい環境にソワソワしていた新入生達も落ち着き、魔獣討伐の訓練授業が始まった。
騎士科の生徒達は初めての授業に緊張している様だが、凄腕の冒険者サンキライの名前は知っているのだろう。
彼を見る生徒達の目は、どこかキラキラしていた。
訓練授業初日は基本的な事の確認だけで終わったが、授業の後サンキライはエリンジウム達と話していた時、1人の女子生徒に話しかけられた。
「初めまして、サンキライ先生。3年のミモザ・ノースマルドです」
綺麗なレモンイエローの髪に若草色の瞳をした、騎士科の生徒では無い女子生徒をサンキライ達は戸惑いながら見た。
「あ、ああ。何か用ですか?」
「サンキライ先生。わたくし、ドラゴンの事を知りたくて……」
「ドラゴン?それなら俺よりアリッサの方が詳しいぞ」
頬を赤くしながらサンキライに声を掛けた理由を告げるミモザをサンキライは驚きながらも笑ってアリッサの名前を口にした。
「アリッサ嬢が?」
エリンジウムが驚くと、サンキライはアリッサが密猟者からドラゴンの子供を助けた時の事を話した。
驚く彼らの横をアリッサ達が書類を抱え通り過ぎようとした。
「アリッサ様、お願いがありますの」
「ノースマルド公爵令嬢……」
過去6回、学園に通っていても一度も話した事のない、高位貴族の令嬢が目の前でちょっとモジモジしながらアリッサに話しかけて来た。
「わたくし、子供の頃見たドラゴンが好きで、どうしてももう一度この目で見たいんです」
魔獣の中でも飛び抜けて強いドラゴンは確かに美しい。
だが、美しいが恐ろしい存在でもある。
「正直言って高位貴族の令嬢が魔獣最強のドラゴンを見たい、と言われても賛成は出来ません」
これは魔法使いとしての言葉では無く、冒険者としての言葉だ。
何もなければいいが、もし瘴気で凶暴化していたら、冒険者や魔法使いでも命掛けの戦いになる。
そんな場所に戦いに慣れていない者を連れて行くのは自殺行為に等しい。
「覚悟はできております。わたくしが足手纏いになるのでしたら囮でもなんでも構いません」
儚げな容姿とは裏腹な気丈な台詞に周りの者達が驚いた。
「ならサナスの丘に連れて行ったらどうだ?あそこなら運が良ければドラゴンに会える」
ファルシオンの提案で、比較的危険度の低いダンジョン近くの丘に訓練の下見を兼ねて行く事が決まった。
騎士科の生徒達は初めての授業に緊張している様だが、凄腕の冒険者サンキライの名前は知っているのだろう。
彼を見る生徒達の目は、どこかキラキラしていた。
訓練授業初日は基本的な事の確認だけで終わったが、授業の後サンキライはエリンジウム達と話していた時、1人の女子生徒に話しかけられた。
「初めまして、サンキライ先生。3年のミモザ・ノースマルドです」
綺麗なレモンイエローの髪に若草色の瞳をした、騎士科の生徒では無い女子生徒をサンキライ達は戸惑いながら見た。
「あ、ああ。何か用ですか?」
「サンキライ先生。わたくし、ドラゴンの事を知りたくて……」
「ドラゴン?それなら俺よりアリッサの方が詳しいぞ」
頬を赤くしながらサンキライに声を掛けた理由を告げるミモザをサンキライは驚きながらも笑ってアリッサの名前を口にした。
「アリッサ嬢が?」
エリンジウムが驚くと、サンキライはアリッサが密猟者からドラゴンの子供を助けた時の事を話した。
驚く彼らの横をアリッサ達が書類を抱え通り過ぎようとした。
「アリッサ様、お願いがありますの」
「ノースマルド公爵令嬢……」
過去6回、学園に通っていても一度も話した事のない、高位貴族の令嬢が目の前でちょっとモジモジしながらアリッサに話しかけて来た。
「わたくし、子供の頃見たドラゴンが好きで、どうしてももう一度この目で見たいんです」
魔獣の中でも飛び抜けて強いドラゴンは確かに美しい。
だが、美しいが恐ろしい存在でもある。
「正直言って高位貴族の令嬢が魔獣最強のドラゴンを見たい、と言われても賛成は出来ません」
これは魔法使いとしての言葉では無く、冒険者としての言葉だ。
何もなければいいが、もし瘴気で凶暴化していたら、冒険者や魔法使いでも命掛けの戦いになる。
そんな場所に戦いに慣れていない者を連れて行くのは自殺行為に等しい。
「覚悟はできております。わたくしが足手纏いになるのでしたら囮でもなんでも構いません」
儚げな容姿とは裏腹な気丈な台詞に周りの者達が驚いた。
「ならサナスの丘に連れて行ったらどうだ?あそこなら運が良ければドラゴンに会える」
ファルシオンの提案で、比較的危険度の低いダンジョン近くの丘に訓練の下見を兼ねて行く事が決まった。
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