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軍部と仲良く、は理解しますけど
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「騎士達の地位が向上したから、今度は王家が我が家との繋がりを強化しようとしているらしい」
意味は理解しましたが、頭が痛くなってきた。
「嫌です。あんなもやしっ子」
「もやしっ子?」
しまった。こっちにはもやしは無い。
「……日陰で育ったヒョロヒョロの植物の事だと、本に書いてありました」
誤魔化せたかな?
「アレキサンドラは読書家だね。確かに第一王子殿下達は華奢な方だ。騎士達を見慣れているアレキサンドラから見れば、そう見えるんだろうな」
お父様同様、ガッチリ鍛えているお兄様が頭を撫でながら頷いている。
出来れば避けたいけど、王命が下ったら無理だろうなぁ。
「で、どちらの王子の候補に?」
「第一王子殿下だ」
メインヒーローの方かぁ。やっぱりゲームの強制力ってあるんだ。
「……候補なら受け入れます」
候補のままで済むかどうか分かんないけど、お父様を困らせたく無い。
でもねぇ、どうせ政略結婚で嫁ぐなら、自衛隊さんみたいにお国の役に立ってる人の所に行きたかった。
逆ハーの断罪エンドに期待するしかないか。
その後も、のらりくらりとお父様が婚約の話をはぐらかしてくれたお陰で、貴族学園に入学しても私は第一王子殿下、アーロン様の婚約者にならないまま、候補の1人に留まっている。
学園に入学してすぐ、ゲームに出ていないウィンチェスト公爵令嬢のアドリアーナ様や隣国ユフラティス帝国の皇太子イズミル様と親しくなり、学園の隣にある士官学校によく遊びに行っているせいか、第一王子殿下のアーロン様や第二王子殿下のイーサン様とは顔を合わせて居ない。
いくら我が家が侯爵家でも学年が違うし、王族と頻繁に顔を合わせる程王家と親しい訳じゃないから気にもしていなかった。
意味は理解しましたが、頭が痛くなってきた。
「嫌です。あんなもやしっ子」
「もやしっ子?」
しまった。こっちにはもやしは無い。
「……日陰で育ったヒョロヒョロの植物の事だと、本に書いてありました」
誤魔化せたかな?
「アレキサンドラは読書家だね。確かに第一王子殿下達は華奢な方だ。騎士達を見慣れているアレキサンドラから見れば、そう見えるんだろうな」
お父様同様、ガッチリ鍛えているお兄様が頭を撫でながら頷いている。
出来れば避けたいけど、王命が下ったら無理だろうなぁ。
「で、どちらの王子の候補に?」
「第一王子殿下だ」
メインヒーローの方かぁ。やっぱりゲームの強制力ってあるんだ。
「……候補なら受け入れます」
候補のままで済むかどうか分かんないけど、お父様を困らせたく無い。
でもねぇ、どうせ政略結婚で嫁ぐなら、自衛隊さんみたいにお国の役に立ってる人の所に行きたかった。
逆ハーの断罪エンドに期待するしかないか。
その後も、のらりくらりとお父様が婚約の話をはぐらかしてくれたお陰で、貴族学園に入学しても私は第一王子殿下、アーロン様の婚約者にならないまま、候補の1人に留まっている。
学園に入学してすぐ、ゲームに出ていないウィンチェスト公爵令嬢のアドリアーナ様や隣国ユフラティス帝国の皇太子イズミル様と親しくなり、学園の隣にある士官学校によく遊びに行っているせいか、第一王子殿下のアーロン様や第二王子殿下のイーサン様とは顔を合わせて居ない。
いくら我が家が侯爵家でも学年が違うし、王族と頻繁に顔を合わせる程王家と親しい訳じゃないから気にもしていなかった。
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