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初めから無かったかの様に
その後、元王族であった4人の処罰が新国王となったイクリスに寄って決まった。
人々に名前を忘れられたギュスタン王女であった元王妃は自分の息子と孫であるゲルハスとニールと共にギュスタンに移送され、一生をギュスタンの離宮という名の牢で幽閉される事になった。
ギュスタンもまともな王太子が強欲な父王を退位させ、慰謝料替わりに治水技術の提供で国交を回復する事になり地道に国の復興に舵取りをした様だ。
ギュスタンが復興を進め、各国と国交を回復するたびに無縁墓が1つ増えている。
その数が3つになった時、1人の男が市井に放り出された。
ボサボサの髪に垢まみれの痩せた男は足を引き摺るように毎日無縁墓へと向かっている。
その男が誰なのか街の者たちは誰も知らないが、男はぶつぶつと何かを呟きながら無縁墓を踏み付けているがすぐに男の姿を見なくなり、人々は日々の暮らしの忙しさに紛れ、男の存在と無縁墓を忘れていった。
罪人の中で唯一ギュスタン王家の血を引いていないメイデスは実家に戻されたが、王家の怒りを買う事を恐れた当主によって場末の娼館へ売られ、暫く春を売っていた様だが客の付かない娼婦は下働きになりそれっきり人々の話題にのぼらなくなり忘れ去られた。
まるで彼らが最初からこの世界に居なかったように、ひっそりと逝きあっさりと人々から忘れられていった。
人々に名前を忘れられたギュスタン王女であった元王妃は自分の息子と孫であるゲルハスとニールと共にギュスタンに移送され、一生をギュスタンの離宮という名の牢で幽閉される事になった。
ギュスタンもまともな王太子が強欲な父王を退位させ、慰謝料替わりに治水技術の提供で国交を回復する事になり地道に国の復興に舵取りをした様だ。
ギュスタンが復興を進め、各国と国交を回復するたびに無縁墓が1つ増えている。
その数が3つになった時、1人の男が市井に放り出された。
ボサボサの髪に垢まみれの痩せた男は足を引き摺るように毎日無縁墓へと向かっている。
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まるで彼らが最初からこの世界に居なかったように、ひっそりと逝きあっさりと人々から忘れられていった。
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