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「俺に告白なんかしてくるから、優等生に見えて実は裏で遊んでんのかと思った。なんだよ、見た目のまんまじゃねえか」
「……ごめん」
「あんたさ、もしかして俺に何もかもさせようと思ってたわけ? 普通は逆でしょ。あんたが俺に奉仕しなくちゃいけないんじゃねえの? 俺は別にあんたじゃなくてもいいんだからさ」
渡会が言葉に詰まっていると、徳村はふんと鼻で笑った。
「あんたと付き合って、俺にどんなメリットがあるわけ? どんだけセックスしてもガキが出来ない、それくらいしかねえよな?」
その通りだった。
渡会は目を伏せて頷いた。
「気持ち良いセックスが存分に出来ると思ったのに。騙された」
ぶつぶつと悪態をつきながら、徳村は渡会のベルトを外してズボンを剥ぎ取った。
現れたトランクスを見てから、いかにも男を抱いているみたいで気に入らないと口にする。
上は全部自分で脱げと命じた徳村は、のろのろと全裸になった渡会をうつ伏せにして、再び床に押し付けた。
徳村は着ている服を躊躇いもなく脱ぎ捨てた。
現れたしなやかな肢体に目が奪われる。
これはいつも見ている夢や妄想じゃない。現実なんだ。
男の裸体を目にして、今まで実感のなかった、セックスという言葉がようやく真実味を帯びる。
徳村に抱かれるのだという興奮と、それと同じくらいの恐怖が押し寄せてくる。
「いつまで寝転がってるつもり? 膝で立って腰を上げろよ。尻を突き出せって」
言われるままに渡会は動いた。怯えで全身が収縮していた。
竦む身体を気力で持ち上げ、眼鏡を外してなんとか四つん這いになり、腰を上げる。膝を広げる。
あられもない恥ずかしい姿も、好きになった男のためならと必死に耐える。
「余計なもんがぶら下がってんな」
股の間から性器を袋ごとぐっと握られ、戸村は悲鳴をあげた。
「んだよ。がちがちに硬くしやがって。自分だけよくなってんじゃねえよ」
「ご、ごめん……」
「べとべとじゃねえか。汚ねえなあ」
濡れた手を背中に擦りつけられる。
その感触に声が溢れそうになる。
「狭そうだな。本当にこんなとこに入んのかよ」
徳村の視線がそこに注がれている、ほんの少しでも意識してしまうと股間に血が集中する。
尻の肉を掴まれ広げられ、奥の窄まりを指先で探られると、立てた膝も腕も崩れ落ちてしまいそうだった。
「おいおい、硬過ぎるって。もうちょっと穴を緩められないわけ? ねえ、腰振んなくていいからさ、お前、少しは協力しろよ」
意識しないうちにいつのまにか上下に揺らめいていた腰を、パシリと平手で叩かれた。
「なんかないの。クリームとかオイルとかさ」
「上着のポケットにハンドクリームが……」
言い終わる前に、徳村が床に落ちていた渡会の制服を拾い上げた。そして手の平にチューブの中身を全て捻り出すと、渡会の後ろに塗り込め始めた。
指が一本、クリームの滑りを借りてあっけないほど簡単に体内へ潜り込む。
異物を飲み込む、その初めての奇妙な感覚に、身体が緊張で強張ってしまう。
クチュ、クチュ、と湿った音を立てながら、指は出たり入ったりを繰り返した。
すぐに指は増やされた。丁寧とは言えない乱暴な動きも、クリームのおかげで痛みはそこまで感じない。
三本目の圧迫感にようやく慣れた頃、体内を引っ掻くように指はくの字に曲げられた。
中指の先がそこに触れた瞬間、強烈な甘い痺れが背筋を駆け抜けて、渡会は嬌声をあげて仰け反った。
勃起した性器が揺れて、その先から粘り気のある液体が、つうと細い筋を作って、零れ落ちる。
「後ろを弄られただけでイってんじゃねえよ」
慣れた手つきでコンドームを装着した徳村が、両手で渡会の腰を掴んで引き寄せた。
「すげえな。穴の周りが真っ赤になって捲れあがってるぞ」
徳村が軽口を叩く。
そしてたった今しがたまで徳村の指を飲み込んでいたそこに、硬くて太いものが当てられる。
ぐぐっと力づくで捩じり入れられ、ぴりっとした裂けた小さな痛みがそこに走った。
「あっ、あっ……痛っ」
「うるせえ。痛いとか言うな。萎えんだろ」
先端の張り出した部分がそこにめり込んでいく。
無理だ――そう思っても、渡会は歯を噛み締めて激痛に耐え、床に額を擦り付けた。
「……ごめん」
「あんたさ、もしかして俺に何もかもさせようと思ってたわけ? 普通は逆でしょ。あんたが俺に奉仕しなくちゃいけないんじゃねえの? 俺は別にあんたじゃなくてもいいんだからさ」
渡会が言葉に詰まっていると、徳村はふんと鼻で笑った。
「あんたと付き合って、俺にどんなメリットがあるわけ? どんだけセックスしてもガキが出来ない、それくらいしかねえよな?」
その通りだった。
渡会は目を伏せて頷いた。
「気持ち良いセックスが存分に出来ると思ったのに。騙された」
ぶつぶつと悪態をつきながら、徳村は渡会のベルトを外してズボンを剥ぎ取った。
現れたトランクスを見てから、いかにも男を抱いているみたいで気に入らないと口にする。
上は全部自分で脱げと命じた徳村は、のろのろと全裸になった渡会をうつ伏せにして、再び床に押し付けた。
徳村は着ている服を躊躇いもなく脱ぎ捨てた。
現れたしなやかな肢体に目が奪われる。
これはいつも見ている夢や妄想じゃない。現実なんだ。
男の裸体を目にして、今まで実感のなかった、セックスという言葉がようやく真実味を帯びる。
徳村に抱かれるのだという興奮と、それと同じくらいの恐怖が押し寄せてくる。
「いつまで寝転がってるつもり? 膝で立って腰を上げろよ。尻を突き出せって」
言われるままに渡会は動いた。怯えで全身が収縮していた。
竦む身体を気力で持ち上げ、眼鏡を外してなんとか四つん這いになり、腰を上げる。膝を広げる。
あられもない恥ずかしい姿も、好きになった男のためならと必死に耐える。
「余計なもんがぶら下がってんな」
股の間から性器を袋ごとぐっと握られ、戸村は悲鳴をあげた。
「んだよ。がちがちに硬くしやがって。自分だけよくなってんじゃねえよ」
「ご、ごめん……」
「べとべとじゃねえか。汚ねえなあ」
濡れた手を背中に擦りつけられる。
その感触に声が溢れそうになる。
「狭そうだな。本当にこんなとこに入んのかよ」
徳村の視線がそこに注がれている、ほんの少しでも意識してしまうと股間に血が集中する。
尻の肉を掴まれ広げられ、奥の窄まりを指先で探られると、立てた膝も腕も崩れ落ちてしまいそうだった。
「おいおい、硬過ぎるって。もうちょっと穴を緩められないわけ? ねえ、腰振んなくていいからさ、お前、少しは協力しろよ」
意識しないうちにいつのまにか上下に揺らめいていた腰を、パシリと平手で叩かれた。
「なんかないの。クリームとかオイルとかさ」
「上着のポケットにハンドクリームが……」
言い終わる前に、徳村が床に落ちていた渡会の制服を拾い上げた。そして手の平にチューブの中身を全て捻り出すと、渡会の後ろに塗り込め始めた。
指が一本、クリームの滑りを借りてあっけないほど簡単に体内へ潜り込む。
異物を飲み込む、その初めての奇妙な感覚に、身体が緊張で強張ってしまう。
クチュ、クチュ、と湿った音を立てながら、指は出たり入ったりを繰り返した。
すぐに指は増やされた。丁寧とは言えない乱暴な動きも、クリームのおかげで痛みはそこまで感じない。
三本目の圧迫感にようやく慣れた頃、体内を引っ掻くように指はくの字に曲げられた。
中指の先がそこに触れた瞬間、強烈な甘い痺れが背筋を駆け抜けて、渡会は嬌声をあげて仰け反った。
勃起した性器が揺れて、その先から粘り気のある液体が、つうと細い筋を作って、零れ落ちる。
「後ろを弄られただけでイってんじゃねえよ」
慣れた手つきでコンドームを装着した徳村が、両手で渡会の腰を掴んで引き寄せた。
「すげえな。穴の周りが真っ赤になって捲れあがってるぞ」
徳村が軽口を叩く。
そしてたった今しがたまで徳村の指を飲み込んでいたそこに、硬くて太いものが当てられる。
ぐぐっと力づくで捩じり入れられ、ぴりっとした裂けた小さな痛みがそこに走った。
「あっ、あっ……痛っ」
「うるせえ。痛いとか言うな。萎えんだろ」
先端の張り出した部分がそこにめり込んでいく。
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