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side エドガー
彼女は必ず処刑される
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目覚めると、再び一年前の同じ時に戻っていた。
彼女が死んだら繰り返すとは、こういう事か.......。
これはある意味、都合が良いのではないか?
たとえ再び彼女が死んだとしても、何度でもやり直せる。
前回は、この国や隣国で起きていた不慮の出来事にすべて対応出来ていた。
彼女の事も、上手く助けられるはずだ。
三回目となる今回も、僕は再び使者を使い、今度は聖女の動きを監視する様に指示した。
もしかしたら聖女がアメリア嬢に罪を着せる為、自ら暗殺を依頼したのでは無いかと思ったからだ。
だが、彼女に怪しい動きは見られず、今回は階段から転落する事も無かった。
それなのに、聖女暗殺未遂は起き、結末は同じだった。
聖女は関係ない……という事か?
四回目。
今度はサルウェルの動きを調べる事に注力した。ガードが固く難航して上手くいかず、あまり進展はなかった。
五回目。
ついにサルウェルが、アメリア嬢との婚約を破棄するため、暗殺ギルドと手を組み、証人の口裏合わせをしていた事が分かった。
たかが婚約破棄するためだけに、彼女を罪人にして処刑しただと? ふざけるな!!!
怒りで体が震え出し、今すぐにでも奴を殺したくてたまらない。
だが、その証拠を突き付けることが出来ない。
相手は一国の王太子。下手に手を出せば、国同士の争いにも発展しかねない。
国民を危険に晒すわけにはいかない。慎重に、彼女を救う方法を探さなければいけない。
大丈夫だ。チャンスは何度でもある。彼女が死ぬ未来なんて、存在しないのだから。
繰り返す時の中で、僕の感覚はだんだんと麻痺していったのかもしれない。
「くそ!!! 今回も同じか!!!」
ガンッ!! と机に両手の拳を叩き付けた僕は、冷静さを完全に失っていた。
十回目となる今回も彼女は投獄されてしまったからだ。
苛立つ原因は他にもあった。
六回目となる目覚めの際、一日も経たずに急に世界が崩壊した。
何が起きたのか分からないまま始まった七回目では、たったの一週間で世界が崩壊した。
まさか、魔法が不安定になっているのか?
その後は焦りからミスを連発し、王太子としても頭を悩ませる日々が続いた。彼女を救う方法を模索するが、進展は見られないまま、時間だけが過ぎていった。
同じ事を繰り返す時間に嫌気が差し、休むことなんて出来ない日々。体力的にも精神的にも、もうとっくに限界を超えていた。
ただ彼女を救いたい。彼女に生きていて欲しいだけなのに。 何の罪も犯していない、一人の女性の死を止めることが、どうしてこんなに上手くいかないんだ!
今回も彼女は処刑されてしまう。
それなら、もうこの世界で僕が何をしても意味は無い。
思えば僕は、過去に戻って一度も彼女の姿を見ていなかった。
彼女に会いたい。
とにかく一目だけでも、彼女の生きている姿を確認したかった。
僕は王太子としての全ての責務を投げ出し、彼女が処刑される場所――イースト国へと向かった。
彼女が死んだら繰り返すとは、こういう事か.......。
これはある意味、都合が良いのではないか?
たとえ再び彼女が死んだとしても、何度でもやり直せる。
前回は、この国や隣国で起きていた不慮の出来事にすべて対応出来ていた。
彼女の事も、上手く助けられるはずだ。
三回目となる今回も、僕は再び使者を使い、今度は聖女の動きを監視する様に指示した。
もしかしたら聖女がアメリア嬢に罪を着せる為、自ら暗殺を依頼したのでは無いかと思ったからだ。
だが、彼女に怪しい動きは見られず、今回は階段から転落する事も無かった。
それなのに、聖女暗殺未遂は起き、結末は同じだった。
聖女は関係ない……という事か?
四回目。
今度はサルウェルの動きを調べる事に注力した。ガードが固く難航して上手くいかず、あまり進展はなかった。
五回目。
ついにサルウェルが、アメリア嬢との婚約を破棄するため、暗殺ギルドと手を組み、証人の口裏合わせをしていた事が分かった。
たかが婚約破棄するためだけに、彼女を罪人にして処刑しただと? ふざけるな!!!
怒りで体が震え出し、今すぐにでも奴を殺したくてたまらない。
だが、その証拠を突き付けることが出来ない。
相手は一国の王太子。下手に手を出せば、国同士の争いにも発展しかねない。
国民を危険に晒すわけにはいかない。慎重に、彼女を救う方法を探さなければいけない。
大丈夫だ。チャンスは何度でもある。彼女が死ぬ未来なんて、存在しないのだから。
繰り返す時の中で、僕の感覚はだんだんと麻痺していったのかもしれない。
「くそ!!! 今回も同じか!!!」
ガンッ!! と机に両手の拳を叩き付けた僕は、冷静さを完全に失っていた。
十回目となる今回も彼女は投獄されてしまったからだ。
苛立つ原因は他にもあった。
六回目となる目覚めの際、一日も経たずに急に世界が崩壊した。
何が起きたのか分からないまま始まった七回目では、たったの一週間で世界が崩壊した。
まさか、魔法が不安定になっているのか?
その後は焦りからミスを連発し、王太子としても頭を悩ませる日々が続いた。彼女を救う方法を模索するが、進展は見られないまま、時間だけが過ぎていった。
同じ事を繰り返す時間に嫌気が差し、休むことなんて出来ない日々。体力的にも精神的にも、もうとっくに限界を超えていた。
ただ彼女を救いたい。彼女に生きていて欲しいだけなのに。 何の罪も犯していない、一人の女性の死を止めることが、どうしてこんなに上手くいかないんだ!
今回も彼女は処刑されてしまう。
それなら、もうこの世界で僕が何をしても意味は無い。
思えば僕は、過去に戻って一度も彼女の姿を見ていなかった。
彼女に会いたい。
とにかく一目だけでも、彼女の生きている姿を確認したかった。
僕は王太子としての全ての責務を投げ出し、彼女が処刑される場所――イースト国へと向かった。
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