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幼少期編
2.付与魔法とお客様
晩餐室でご飯を家族揃って食べている時、ふとお母様が言葉を発した
「イズ、あなた最近部屋にこもって何しているの?」
「ん?そうなのか?イズ」
「魔法の勉強をしているのです。お父様、お母様。」
「まだ早くないか?先生もついていないだろう?」
「そんな事関係ありません!俺、魔法が楽しくて楽しくて!付与魔法など出来ないかとか検討していたところなんです!」
「付与魔法だと?」
お父様は驚いた表情で尋ねてきた。
「はい、剣などに付与魔法を施すことができればもっと戦い方に幅が出ると思って!」
「ふむ、しかしイズよ、付与魔法はとても難しいと聞くぞ?」
「そうよ、イズ。付与魔法はこの国で片手で数えるくらいの人しか出来ないわ」
なんだって!?
じゃあ俺の部屋にあるあの短剣は付与魔法ができたわけではないのか...?
「まさかイズよ、付与魔法ができるのか?」
「できると言うか出来たと言うか、よく分からないものなら出来たと思います。それが果たして本当に付与魔法なのかどうかは分かりませんが。」
「ふむ、あとで見せてみなさい」
俺は自分の成果をとにかく褒めて欲しくてパァッと顔を輝かせると元気よく返事をした
「お父様こっちです!早く!お母様も!」
「イズは本当に変わりましたね、前はあんなに消極的でしたのに」
「あぁ、だが元気なのはいい事だ!」
「お父様、お母様、外は暗いので俺が明かりをつけますね!」
そういうと俺はパチンッと指を鳴らしてライトの魔法を使った
俺たちの周りには球体の明るいライトがふよふよと浮いている。
「なっ!無詠唱だと!?」
「イズ、呪文はどうしたのですか?」
「え?ライトくらいの魔法に詠唱なんて必要ありませんよ?それよりこの短剣の切れ味を見ていてください!」
そこには木が一本生えていた。
「だが、本当にそんな短剣で木が切れるのか?」
「ふふっ、いきます!斬撃っ!」
わかりやすいように斬撃というと俺は手元の短剣を木に向かって斬るように斬撃を飛ばした。
ズウゥン
「お父様!お母様!どうですか!これが短剣に付与した斬撃を飛ばす攻撃です!」
するとお父様は真面目な顔になると俺に短剣を貸しなさいと言ってきたので素直に貸す。
「見たことのない言語だな、これは何と書いてあるのだ?」
「斬撃を飛ばす、と書きました。オリジナルの言語です。」
嘘です、日本語です。
「オリジナル?イズはオリジナルの言語を編み出してそれを付与したのですか?」
「そうですお母様!いかがでしたか!?」
「ええ、凄いわイズ!ねぇ、あなた?」
「あ、ああ、すごい事だぞこれは。下手したらこの国一の付与魔法かもしれない、いいかい、イズ、お家ではどんな事をしても構わない、だが、これを世に出すのは危険だ。だからお父様の許しが出るまでは公で威力の高い武器を作って使うのは禁止だ、いいね?」
きっと権力争いに巻き込まれると危惧しているのだろう、お父様は優しいな。
「はい、お父様!」
今は子供らしく無邪気に笑っておこう。
アリム・バードナーsid
「リリアン、イズはもう寝たかい?」
「ええ、あなた。もうぐっすりと、ふふっ。」
「イズはあの日から変わったな」
そう、あの日木から落ちてから人が変わったかのように利発的になり自分のことを俺と言うようになった。
昔から気が弱かった子で社交界で大丈夫なのだろうかと心配をしていた。
だがその不安もあの日を境に消えた、むしろ元気すぎて逆の意味で心配だ。
それにこの短剣...
オリジナルの言語だと?
次から次へと驚かされる。
魔法の無詠唱についてもだ。
確かに簡単な魔法だが無詠唱とはそう簡単にできるものではない。
「変わったけれど、あの子は間違いなく私達のかけがえのない可愛い息子だわ、あなた。」
「ああ、そうだな。今はあの子のやりたいようにやらせてみよう。」
あの子が健やかに育っていくのを見守るとするか。
end
おはようございます。
ところで皆さん、今世の俺の容姿は知ってますか?
はい、なんとアルビノのような色彩なのですよこれが!
赤いルビーのような瞳に白髪の長い髪の毛。
なんで髪が長いかというと、今までの俺の理由は髪があると視界が狭くなって安心するから。
今の理由は魔法での対価として使うときに便利そうだから伸ばしてる。
因みにこの長い髪の毛の管理はメイドが気合を入れて管理しているので楽ちんだ。
そう、俺中々中性的な顔をしているのである。
俺としてはもう少しお父様みたいにかっこいい感じが良かったんだけどなぁ
まあ美形なのは間違いないのでよしとしますか。
「ねぇ、マリー、何で普通の服じゃダメなの?」
「今日はお客様がいらっしゃいますから、その為のお出迎えをしなければなりませんのでその準備ですわ!イズリル様を完璧に仕上げなければ!」
マリーは俺の専属メイドで歳はわからない。聞かない方が身のためだと直感が働いたので聞いてない。
「ジェイはさっきからソワソワしてるね」
ジェイも俺の専属侍従、執事見習いだ。
「誰が来るか知ってるの?」
「ぞ、存じ上げません!」
あ、こいつ知ってるな
まぁいい、聞かないであげよう
「さぁ、イズリル様準備ができましたわ!マリー渾身の仕上がりでございます!」
わぁ、これ俺?
どこかの国の王子様じゃ無くて?
まあいいか、早速お客様をお出迎えと行こうじゃないか!
「イズ、あなた最近部屋にこもって何しているの?」
「ん?そうなのか?イズ」
「魔法の勉強をしているのです。お父様、お母様。」
「まだ早くないか?先生もついていないだろう?」
「そんな事関係ありません!俺、魔法が楽しくて楽しくて!付与魔法など出来ないかとか検討していたところなんです!」
「付与魔法だと?」
お父様は驚いた表情で尋ねてきた。
「はい、剣などに付与魔法を施すことができればもっと戦い方に幅が出ると思って!」
「ふむ、しかしイズよ、付与魔法はとても難しいと聞くぞ?」
「そうよ、イズ。付与魔法はこの国で片手で数えるくらいの人しか出来ないわ」
なんだって!?
じゃあ俺の部屋にあるあの短剣は付与魔法ができたわけではないのか...?
「まさかイズよ、付与魔法ができるのか?」
「できると言うか出来たと言うか、よく分からないものなら出来たと思います。それが果たして本当に付与魔法なのかどうかは分かりませんが。」
「ふむ、あとで見せてみなさい」
俺は自分の成果をとにかく褒めて欲しくてパァッと顔を輝かせると元気よく返事をした
「お父様こっちです!早く!お母様も!」
「イズは本当に変わりましたね、前はあんなに消極的でしたのに」
「あぁ、だが元気なのはいい事だ!」
「お父様、お母様、外は暗いので俺が明かりをつけますね!」
そういうと俺はパチンッと指を鳴らしてライトの魔法を使った
俺たちの周りには球体の明るいライトがふよふよと浮いている。
「なっ!無詠唱だと!?」
「イズ、呪文はどうしたのですか?」
「え?ライトくらいの魔法に詠唱なんて必要ありませんよ?それよりこの短剣の切れ味を見ていてください!」
そこには木が一本生えていた。
「だが、本当にそんな短剣で木が切れるのか?」
「ふふっ、いきます!斬撃っ!」
わかりやすいように斬撃というと俺は手元の短剣を木に向かって斬るように斬撃を飛ばした。
ズウゥン
「お父様!お母様!どうですか!これが短剣に付与した斬撃を飛ばす攻撃です!」
するとお父様は真面目な顔になると俺に短剣を貸しなさいと言ってきたので素直に貸す。
「見たことのない言語だな、これは何と書いてあるのだ?」
「斬撃を飛ばす、と書きました。オリジナルの言語です。」
嘘です、日本語です。
「オリジナル?イズはオリジナルの言語を編み出してそれを付与したのですか?」
「そうですお母様!いかがでしたか!?」
「ええ、凄いわイズ!ねぇ、あなた?」
「あ、ああ、すごい事だぞこれは。下手したらこの国一の付与魔法かもしれない、いいかい、イズ、お家ではどんな事をしても構わない、だが、これを世に出すのは危険だ。だからお父様の許しが出るまでは公で威力の高い武器を作って使うのは禁止だ、いいね?」
きっと権力争いに巻き込まれると危惧しているのだろう、お父様は優しいな。
「はい、お父様!」
今は子供らしく無邪気に笑っておこう。
アリム・バードナーsid
「リリアン、イズはもう寝たかい?」
「ええ、あなた。もうぐっすりと、ふふっ。」
「イズはあの日から変わったな」
そう、あの日木から落ちてから人が変わったかのように利発的になり自分のことを俺と言うようになった。
昔から気が弱かった子で社交界で大丈夫なのだろうかと心配をしていた。
だがその不安もあの日を境に消えた、むしろ元気すぎて逆の意味で心配だ。
それにこの短剣...
オリジナルの言語だと?
次から次へと驚かされる。
魔法の無詠唱についてもだ。
確かに簡単な魔法だが無詠唱とはそう簡単にできるものではない。
「変わったけれど、あの子は間違いなく私達のかけがえのない可愛い息子だわ、あなた。」
「ああ、そうだな。今はあの子のやりたいようにやらせてみよう。」
あの子が健やかに育っていくのを見守るとするか。
end
おはようございます。
ところで皆さん、今世の俺の容姿は知ってますか?
はい、なんとアルビノのような色彩なのですよこれが!
赤いルビーのような瞳に白髪の長い髪の毛。
なんで髪が長いかというと、今までの俺の理由は髪があると視界が狭くなって安心するから。
今の理由は魔法での対価として使うときに便利そうだから伸ばしてる。
因みにこの長い髪の毛の管理はメイドが気合を入れて管理しているので楽ちんだ。
そう、俺中々中性的な顔をしているのである。
俺としてはもう少しお父様みたいにかっこいい感じが良かったんだけどなぁ
まあ美形なのは間違いないのでよしとしますか。
「ねぇ、マリー、何で普通の服じゃダメなの?」
「今日はお客様がいらっしゃいますから、その為のお出迎えをしなければなりませんのでその準備ですわ!イズリル様を完璧に仕上げなければ!」
マリーは俺の専属メイドで歳はわからない。聞かない方が身のためだと直感が働いたので聞いてない。
「ジェイはさっきからソワソワしてるね」
ジェイも俺の専属侍従、執事見習いだ。
「誰が来るか知ってるの?」
「ぞ、存じ上げません!」
あ、こいつ知ってるな
まぁいい、聞かないであげよう
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わぁ、これ俺?
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まあいいか、早速お客様をお出迎えと行こうじゃないか!
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