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成長する龍樹
3歳の龍樹、銀行が大好き!
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あたしの貯金箱の小銭がだいぶ貯まったから…母親とまたその時たまたまいた龍樹も連れて近所のまつかわ銀行に両替に行った。
何処に行くにも、あのあんぱんのぬいぐるみは手放さない龍樹。(なくさないように気をつけないと…)
窓口のお姉さんに、
『あのぉ…両替をお願いしたいんですが…』
持って来た小銭を差し出し…話しかけると、お姉さんが
『この両替票にお名前と住所を御記入下さい』
と言われて、その場を借りてあたしは記入。
ふと窓口を見ると、飴ちゃんがサービスで置いてある。
あたしは龍樹に、
『ほら、飴ちゃんがあるよ?どれがいい?』
と見せると、龍樹は母親に絵本を読んで貰ってたのをそのまま放り出して、あたしの元に駆け寄った。たくさんある飴玉の中から…龍樹は1つだけ選んだ。
『これ、ぶどぉのもらっていい?』
ご丁寧にも、窓口のお姉さんに聞いている。
お姉さんはにっこり笑って、
『良いですよ、ぼくは偉いねぇ?』
龍樹を誉めていた。誉められたのが分かったのか!照れる龍樹。
(可愛いなぁ…………♪)と思いつつ、両替を待ち続けた。
その時、龍樹の瞳が輝いた。
一体、何に反応したのか、あたしも母親もサッパリであった。
が、次の瞬間。
(これかぁ‼)龍樹の意外なモノが好きである事が判明。
銀行の中でジャラジャラ響く両替の小銭の音。
龍樹の何をくすぐったのかは謎だがとても嬉しそうだ。
(将来、お金の大好きなやな男にならないか心配だ……女の子に貢がせたりとか…(滝汗))
『高須賀さ~ん』
あたしの名前が呼ばれた。あたしはいそいそと呼ばれた窓口に行く。
お姉さんが微笑みながら、
『全部でちょうど二万円ございました。お受け取り下さい』
に、二万円!!?あたしは喜びを内に隠してお金を封筒に入れる。
(何買おうかなぁ……♡)あたしの野望は広がるばかり。
『ありがとうございました~!』
お姉さんの挨拶に、龍樹がにっこり振り返り手を振る。
……龍樹になんか買ったげるのも…悪くないかな?なんて考えるあたし。
『アンタ、そんな大金何に遣うの?』
母親に聞かれるも、あたしはただ
『ナイショ~!』
とだけ答える。
龍樹を真ん中にして、3人で手を繋いで帰った。
※残念ながら、まだ例の銀行員の姉ちゃんも同じく入った元気な男子行員も(おまけに支店長も)この支店にはおりませぬ。
(コラボ狙ってたんだけども…)
何処に行くにも、あのあんぱんのぬいぐるみは手放さない龍樹。(なくさないように気をつけないと…)
窓口のお姉さんに、
『あのぉ…両替をお願いしたいんですが…』
持って来た小銭を差し出し…話しかけると、お姉さんが
『この両替票にお名前と住所を御記入下さい』
と言われて、その場を借りてあたしは記入。
ふと窓口を見ると、飴ちゃんがサービスで置いてある。
あたしは龍樹に、
『ほら、飴ちゃんがあるよ?どれがいい?』
と見せると、龍樹は母親に絵本を読んで貰ってたのをそのまま放り出して、あたしの元に駆け寄った。たくさんある飴玉の中から…龍樹は1つだけ選んだ。
『これ、ぶどぉのもらっていい?』
ご丁寧にも、窓口のお姉さんに聞いている。
お姉さんはにっこり笑って、
『良いですよ、ぼくは偉いねぇ?』
龍樹を誉めていた。誉められたのが分かったのか!照れる龍樹。
(可愛いなぁ…………♪)と思いつつ、両替を待ち続けた。
その時、龍樹の瞳が輝いた。
一体、何に反応したのか、あたしも母親もサッパリであった。
が、次の瞬間。
(これかぁ‼)龍樹の意外なモノが好きである事が判明。
銀行の中でジャラジャラ響く両替の小銭の音。
龍樹の何をくすぐったのかは謎だがとても嬉しそうだ。
(将来、お金の大好きなやな男にならないか心配だ……女の子に貢がせたりとか…(滝汗))
『高須賀さ~ん』
あたしの名前が呼ばれた。あたしはいそいそと呼ばれた窓口に行く。
お姉さんが微笑みながら、
『全部でちょうど二万円ございました。お受け取り下さい』
に、二万円!!?あたしは喜びを内に隠してお金を封筒に入れる。
(何買おうかなぁ……♡)あたしの野望は広がるばかり。
『ありがとうございました~!』
お姉さんの挨拶に、龍樹がにっこり振り返り手を振る。
……龍樹になんか買ったげるのも…悪くないかな?なんて考えるあたし。
『アンタ、そんな大金何に遣うの?』
母親に聞かれるも、あたしはただ
『ナイショ~!』
とだけ答える。
龍樹を真ん中にして、3人で手を繋いで帰った。
※残念ながら、まだ例の銀行員の姉ちゃんも同じく入った元気な男子行員も(おまけに支店長も)この支店にはおりませぬ。
(コラボ狙ってたんだけども…)
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