秀と清美

みのる

文字の大きさ
25 / 94
本編

2度目のクリスマス

しおりを挟む
俺は朝から大忙しだった。
ケーキを焼き、生クリームをコーティング、イチゴを飾り付けて…サンタさんの砂糖菓子を飾り付ける。チョコのお家も。
洗濯、掃除、、、。目の回る忙しさ。ごめんね清美、お昼は昨日のシチューでいいかな?

そんな中、清美は気持ち良さそうに寝息を立てる。
“ごめんね、忙しいから何も出来ないよ(涙)”

お昼頃声をかけようとすると、むくり。と清美のご起床。(喜)

『おはよ。(ニッコリ)』

『……………はらへった。』

のたまう姫。

『昨日のシチューだけと、いい?』

『いいぞ。』

温め直してよそったシチューを、黙々と食べる清美。
俺も一緒に食べながら、俺の用意した“プレゼント”受け取ってくれるか思案した。
“心配だけど…夜が楽しみだ”

片付けをしながら、清美の様子をうかがう。なんか、上機嫌だ♪俺も嬉しい(嬉)

『最近、ユウスケの様子はどう?』

俺は聞いてみた。清美はその質問に、

『さいきん、あってないからな。』

さも当たり前のように答えた!(驚)
ーあんなにすーふぁみしに行ってたのに⁉ー
首をひねる俺だった。


ー聖なる夜ー
去年と同じごちそうを並べる俺。それでも瞳を輝かせ、涎を垂らす清美に安堵し。ご飯を食べた後、ケーキを用意した。……今年はシャンメリーも。初めて見るシャンメリーに心踊らす清美に、そっと頬に口づけ。

『メリークリスマス♡(照)』

生クリームたっぷりのケーキを切り分けて

『明日のオヤツに食べてね』

残りを置いておく。

『一度に全部はダメだよ?(汗)』

ちゃんと切り分けておく。

シャンメリーを飲み、ケーキを(サンタさんからバリバリ食べてた(汗))食べてご満悦な清美。
そこで「例のもの」をそっと取り出す。

『清美、メリークリスマス♪』

嬉々として受け取った小さな箱を開けて、不思議そうな顔をする。ちょっと早いけど…と話を切り出す。

『清美が16歳になったら……俺と結婚してくれないか?』

落ち着いて、、、。静かに話してるように見せる俺。実は緊張MAX。(冷汗)
ー中身は、石も何も付いていない、シンプルな指輪ー
意味が分かったのかどうか分からないのだが、清美はそっと懐にしまった。
“それはOKということかい??”不安な俺に清美は、

『わたしも、わたすものがある。』

奥の方でゴソゴソしていた。

『?』

手渡された紙袋、綺麗に包装してある。俺は清美からプレゼントを貰えるなんてこれっぽっちも思ってなかったので、密やかにこころを踊らせる。

中から出てきたのは、マフラー(?)のような物。目もところどころ飛んでるし、何より穴も空いてる⁉
でも清美が、母親のところに通いつめてた意味が分かり…心のこもったプレゼントに、俺の頬を伝う涙。

『ちょうど欲しかったんだ…ありがとう…』

最近ちょっと泣き虫の俺を、また不思議そうに見つめる清美。

『うれしく、ないのか?(残念そう)』

『違うんだよ、とっても嬉しいから泣いてるんだ♡』

思わず清美を抱き上げて、頬に口づけてニッコリしてみせる。
ーたとえツギハギだらけでも、俺は嬉しいー
今晩こそは、熱い夜になりそうだ。



しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

還暦の性 若い彼との恋愛模様

MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。 そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。 その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。 全7話

アラフォーリサの冒険 バズったSNSで退職からリスタート

MisakiNonagase
恋愛
堅実な会社員として働いてきた39歳のリサ。まだまだ現役の母親と二人暮らしで高望みしなければ生活に困ることはなく、それなりに好きなことを楽しんでいた。 周りが結婚したり子育てに追われる様子に焦りがあった時期もあるなか、交際中の彼氏と結婚の話しに発展した際は「この先、母を一人にできない」と心の中引っ掛かり、踏み込めないことが続いてきた。 ある日、うっかりモザイクをかけ忘れインスタグラムに写真を上げたとき、男性から反応が増え、下心と思える内容にも不快はなく、むしろ承認欲求が勝り、気に入った男性とは会い、複数の男性と同時に付き合うことも増え、今を楽しむことにした。 その行動がやがて、ネット界隈で噂となり、会社の同僚達にも伝わり… リサは退職後、塞ぎ込んでいたが、同じような悩みを抱えていたカナリア(仮名)と話すようになり立ち上がった。ハローワーク経由で職業訓練を受講したり、就活したり、その間知り合ったり仲間と励まし合ったり、生きる活力を取り戻していく… そして新たな就業先で、メール室に従事する生涯枠採用の翔太という男性と知り合い、リサの人生は変わる… 全20話を予定してます

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

肉食御曹司の独占愛で極甘懐妊しそうです

沖田弥子
恋愛
過去のトラウマから恋愛と結婚を避けて生きている、二十六歳のさやか。そんなある日、飲み会の帰り際、イケメン上司で会社の御曹司でもある久我凌河に二人きりの二次会に誘われる。ホテルの最上階にある豪華なバーで呑むことになったさやか。お酒の勢いもあって、さやかが強く抱いている『とある願望』を彼に話したところ、なんと彼と一夜を過ごすことになり、しかも恋人になってしまった!? 彼は自分を女除けとして使っているだけだ、と考えるさやかだったが、少しずつ彼に恋心を覚えるようになっていき……。肉食でイケメンな彼にとろとろに蕩かされる、極甘濃密ラブ・ロマンス!

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)その後

MisakiNonagase
恋愛
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合つまた。 その後、大学を卒業した祐輔(ユウスケ)の新たなストーリーが始まった。 全15話を予定

処理中です...