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「元・ホスト咲良」編※
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『どぉも!今日はわざわざすいませんねぇ♪咲良さん。』
エラい唇のうっすい女性が手早く装備を済ませ、早速任務に取りかからんとする僕に声をかけてくる。
ので僕は朗らかに微笑みながら答える。
『いえ、コレも僕の任務なんで!お易い御用ですよ☆』
『では早速お願いたしますねぇ!』
更に声をかけてくる、先程の女性よりは若いが…………
それはそれは見事な!大きな唇を引っさげたメガネ女子。(※年齢不詳)
僕はソレにはなんとなく!返事をせぬままに『本日の任務』に取り掛かる。
年の暮れ……………と来たら!
僕に与えられたミッションは『来る一年で一番おめでたい日で振る舞われる料理ーお節料理ーを作る事』。
さて!手始めに装備強化だ!!
腰くらいまで伸びた長い黒髪をゴム紐で縛り、更にコスチュームである三角巾で頭を覆う。
要であるエプロンは無論外せない。左胸の真紅の薔薇の刺繍が僕を鼓舞する。
ー戦闘準備、完了ー
少人数で暮らしているのか、とても小さな(※てか!ひとり暮らし用のヤツ)冷蔵庫を開く。
中には(一応)多種多様な食材が詰め込まれている。
『すいませんねぇ、どぉしても!そこの娘が年初めに食したいと強請るモノですからぁっ。』
ひとつだけあちらから指定された、お子様はみんな大好きな「アレ」。
『後は全てオマカセ致しますので。』
……………仕方ない。
本当は人からモノを指定される事は僕は大嫌いなのだが……………
僕は黙って主体の「アレ」にショウガを擦り、しょうゆとみりんに浸し込む。
黒豆にだし巻き玉子、筑前煮は必須だよなぁ……………←あくまでも咲良の独断と偏見である。
玉子みっつ分の甘めのだし巻き玉子を焼き、更に甘~い黒豆を炊く。
………………へあからさまに♡♡♡な熱視線を送りつけてくる、メガネ女子の存在を華麗にスルー出来る僕は更にお節を作り続ける。
「「キミの瞳に………カンパイ☆」」
「「咲良……………」」
カクテルを作る僕に注がれ続ける、美しい女性客の熱い眼差し。
僕は彼女に微笑みかけ、桃色の酒を手渡す。
「「ありがとう、咲良…………」」
眩すぎない程の輝きを放つ店内。幾つもの喫茶店のような席を構えた我が店の各箇所では、『男と女のふたりきり』そんな組み合わせばかりで若い男が女性に酒を作る光景が続く。
『……………あの~…………咲良さん……………咲良さん?』
『…………え?は、はいっ!!』
鍋にかけた筑前煮が、僕がちょっとばかり"タイム・スリップ"していた間にえも知れね香ばしい香りを醸し出していた。
イカン………………また、「過去」の事を思い出してた……………
『こっ………コレで筑前煮は完成しました!つ………次は黒豆を煮ますね?』
………………ちょっとばかり焦げたけどな?(苦笑)
黒豆を脳が吹っ飛びそうな程に甘く煮込み、海老の殻を剥く。
『海老は明日グリルで焼いたらイィだけにしておきましたから。』
…………後は、デカい唇のネェヤンの依頼の『アレ』だけだが…………
『ところで、後は鶏の唐揚げを揚げるだけなんですが……
明日ご自分でやりますか?』
その方が美味いでしょう?
ところが!
『あぁ、唐揚げは冷めても美味しいでしょう?
もう揚げちゃっといてください~♡』
ぬ、ぬゎんだと?(チッ、メンドクセェ…………)←
依頼なので仕方なく!
油を天ぷら鍋に注ぎ込み、温め始める。
「「ねぇ、今度のお休みいつなの?咲良。」」
毎晩のように店に通ってくるいつもの女性客。
毎晩のように派手に金を遣うその女性の懐事情が、さすがに一週間も続けば僕も気になる。
ー毎晩、店で一番高い酒を僕に頼んでくれるー
短い髪の彼女の耳で小さなピアスが、店の照明を受けキラリ光るのを視界に入れながらただ僕は注文の酒を作る。
「「さて……いつだったかな?忘れたよ。」」
敢えて気の無いように演じる僕。
『……………咲良さん、咲良さん!?(激狼狽)』
僕はその声にハッと我に返る。
『油!!温めすぎじゃあないですか!?』
慌てて消火する。…………依頼者の家で事件を起こすところだった……………………
『唐揚げは明日、自分で揚げますので!(激怒)』
年の終わりに家を失いかけた依頼者。激怒するのは当たり前だな。。。
『どうもありがとうございました!おかげで助かりました!!(追放)』
『………………どうも…すみませんでした……………』
後で事務所から大目玉食らうな………
エラい唇のうっすい女性が手早く装備を済ませ、早速任務に取りかからんとする僕に声をかけてくる。
ので僕は朗らかに微笑みながら答える。
『いえ、コレも僕の任務なんで!お易い御用ですよ☆』
『では早速お願いたしますねぇ!』
更に声をかけてくる、先程の女性よりは若いが…………
それはそれは見事な!大きな唇を引っさげたメガネ女子。(※年齢不詳)
僕はソレにはなんとなく!返事をせぬままに『本日の任務』に取り掛かる。
年の暮れ……………と来たら!
僕に与えられたミッションは『来る一年で一番おめでたい日で振る舞われる料理ーお節料理ーを作る事』。
さて!手始めに装備強化だ!!
腰くらいまで伸びた長い黒髪をゴム紐で縛り、更にコスチュームである三角巾で頭を覆う。
要であるエプロンは無論外せない。左胸の真紅の薔薇の刺繍が僕を鼓舞する。
ー戦闘準備、完了ー
少人数で暮らしているのか、とても小さな(※てか!ひとり暮らし用のヤツ)冷蔵庫を開く。
中には(一応)多種多様な食材が詰め込まれている。
『すいませんねぇ、どぉしても!そこの娘が年初めに食したいと強請るモノですからぁっ。』
ひとつだけあちらから指定された、お子様はみんな大好きな「アレ」。
『後は全てオマカセ致しますので。』
……………仕方ない。
本当は人からモノを指定される事は僕は大嫌いなのだが……………
僕は黙って主体の「アレ」にショウガを擦り、しょうゆとみりんに浸し込む。
黒豆にだし巻き玉子、筑前煮は必須だよなぁ……………←あくまでも咲良の独断と偏見である。
玉子みっつ分の甘めのだし巻き玉子を焼き、更に甘~い黒豆を炊く。
………………へあからさまに♡♡♡な熱視線を送りつけてくる、メガネ女子の存在を華麗にスルー出来る僕は更にお節を作り続ける。
「「キミの瞳に………カンパイ☆」」
「「咲良……………」」
カクテルを作る僕に注がれ続ける、美しい女性客の熱い眼差し。
僕は彼女に微笑みかけ、桃色の酒を手渡す。
「「ありがとう、咲良…………」」
眩すぎない程の輝きを放つ店内。幾つもの喫茶店のような席を構えた我が店の各箇所では、『男と女のふたりきり』そんな組み合わせばかりで若い男が女性に酒を作る光景が続く。
『……………あの~…………咲良さん……………咲良さん?』
『…………え?は、はいっ!!』
鍋にかけた筑前煮が、僕がちょっとばかり"タイム・スリップ"していた間にえも知れね香ばしい香りを醸し出していた。
イカン………………また、「過去」の事を思い出してた……………
『こっ………コレで筑前煮は完成しました!つ………次は黒豆を煮ますね?』
………………ちょっとばかり焦げたけどな?(苦笑)
黒豆を脳が吹っ飛びそうな程に甘く煮込み、海老の殻を剥く。
『海老は明日グリルで焼いたらイィだけにしておきましたから。』
…………後は、デカい唇のネェヤンの依頼の『アレ』だけだが…………
『ところで、後は鶏の唐揚げを揚げるだけなんですが……
明日ご自分でやりますか?』
その方が美味いでしょう?
ところが!
『あぁ、唐揚げは冷めても美味しいでしょう?
もう揚げちゃっといてください~♡』
ぬ、ぬゎんだと?(チッ、メンドクセェ…………)←
依頼なので仕方なく!
油を天ぷら鍋に注ぎ込み、温め始める。
「「ねぇ、今度のお休みいつなの?咲良。」」
毎晩のように店に通ってくるいつもの女性客。
毎晩のように派手に金を遣うその女性の懐事情が、さすがに一週間も続けば僕も気になる。
ー毎晩、店で一番高い酒を僕に頼んでくれるー
短い髪の彼女の耳で小さなピアスが、店の照明を受けキラリ光るのを視界に入れながらただ僕は注文の酒を作る。
「「さて……いつだったかな?忘れたよ。」」
敢えて気の無いように演じる僕。
『……………咲良さん、咲良さん!?(激狼狽)』
僕はその声にハッと我に返る。
『油!!温めすぎじゃあないですか!?』
慌てて消火する。…………依頼者の家で事件を起こすところだった……………………
『唐揚げは明日、自分で揚げますので!(激怒)』
年の終わりに家を失いかけた依頼者。激怒するのは当たり前だな。。。
『どうもありがとうございました!おかげで助かりました!!(追放)』
『………………どうも…すみませんでした……………』
後で事務所から大目玉食らうな………
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