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「超家政夫秀」編※
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「確かこのマンションの二階のハズだったよね………?」
ひとりの家政夫が指名を受けてとある高級感漂う高層マンションの下界より建物を見上げる。
「うん!俺の給料じゃあ!
一生かかっても!!とても住めそうにないね♡」
そういともアッサリと彼は"高級マンションに一家で住まう夢"を切り捨て、建物内に入ってゆくのであった。
♪ピンポォン♪♪
「「はぁい♪」」
『あ、俺!「サエキ家政夫紹介所」から派遣された『秀』と言う者ですが。』
「「あら!割と早かったのね♪どうぞ☆中にお入りください♡」」
『では!
お邪魔しますね?』
そうして彼は高級マンションの一室へと吸い込まれるのであった。
『うわぁ、キレイな部屋じゃあないですか!!
コレでしたら俺の仕事は特になにも見つからないのですが?』
家政夫秀の言う通りに部屋の隅から隅まで磨き上げられた部屋。
そう言いながら彼は「本日の依頼者」に目を向け………
『!!!?』
思わず目を背けてしまうのであった。
何故なら!玄関でニコニコと笑顔で秀を出迎える女性のカラダの一部が………………
でぇぇぇぇぇん!!!
『あら、どうかされましたか?(微笑)』
それはそれは見事なスイカがふたつ、重たそうに胸部にぶら下がっていたからだ。
『そそそそそれで!俺は一体何をヘルプすれば………(激狼狽)』
出来るだけ女性の方は見ないようにしてこころでは焦りながらも表面ではにこやかに営業スマイルを繕う秀。
『実は…………………』
『今日から一週間分の晩ご飯のオカズを用意したらイィんですね?
分かりました!』
家から持参の三角巾とチェックのエプロンを装備して早速冷蔵庫を下見する。
秀の家ではとても買うことの出来ない大きな冷蔵庫には、はち切れそうな程の食材が。
それを見ながら懸命に一週間分の献立を考える。
(さて………ホシノさんのお宅での勤務時間は二時間!その間に一体何品作れるか…………(考))
献立を考えている間にも依頼者はにこやかに秀に話しかけ続ける。
『私、お料理だけは!どうしても苦手で…………(てへっ♡)
お友達に貴方の事を聞いて一度家政夫さんをお願いしたかったの~♡
何やらサエキ家政夫紹介所の中でも!オールマイティを誇る「凄腕家政夫さん」らしいじゃないですかぁっ♡
予約に三ヶ月もかかっちゃったぁ♡』
明らかに依頼者の話し方には家政夫秀への下心丸見えであるが!
「こころは愛する家族一筋!」の彼には無論、通用しないのである。
(なんか日持ちする煮物と………中華とかも作っちゃおうかなぁ?(ブツブツ))
更に依頼者からの注文が付け加えられた。
『あ、明日は旦那様のお誕生日だからぁ♡お祝いディナー☆を作っといて欲しいな♡』
その時、秀は思った。
"えぇ~~~っ!!?
そういう『記念日』には!
出来ないなりにも!自分でなんかするモンだろ!?"
更に依頼者は続ける。
『あ♡旦那様はニンジンとピーマンをこの世の最敵!!としてるからぁ♡
お誕生日ディナーには入れないでね♡』
"…………………………………………(悪笑)"
超家政夫秀は瞬間の包丁さばきにて次々と食材を料理へと姿を変貌させてゆく。
ジャパニーズ・クッキングの定番とされる肉じゃがを始め、ピーマンの代わりにブロッコリー、ニンジンの代わりにプチトマトが使用された酢豚等など……
その料理のレパートリーはさほど広くは無いが、数々の料理が所狭しと食卓上に並べられた。
最後に作成するのはそのご注文の「お誕生日ディナー」だが………
秀は依頼者の台所をさながら「自分の家のソレ」のように自由に動き回り、製作したモノとは……………
『あ♡旦那様の好きな生クリームのけぇきだぁっ♡』
秀は密やかにほくそ笑む。
何故なら。。。
『結局更なるお掃除にぃ♡お洗濯物まで畳んでもらったりその他色々してくれてありがとう♡
ところで………………
『いや!もう二時間経過致しましたんで!!俺は帰ります!(そそくさ)』
『えぇ~~~っ!?
帰っちゃうのぉぉぉぉおおおお???
外で珈琲でも飲みながら楽しくおしゃべりしましょうよ♡
………………って………………………
逃げられたか………………………(残念)』
その後、依頼者は仕事から帰って来た旦那様とやらと共に超家政夫秀のこしらえた料理を美味しく♪いただきましたとさ☆
~お誕生日パーティーのご様子~
妻『Happy birthday to you~~~♪♪♪
おめでとう♡イツキさん♡
けぇき切り分けるわね?
私がコレ作ったんだよ?』
旦『へぇ~~~!?サラが?
お前けぇきとか作れんのか?』
依頼者の切り分けた生クリームたっぷりけぇきから見える、鮮やかなオレンジ色のスポンジ…………
『サラ!!?(大絶叫)
このけぇき!俺の大っ嫌いな「アレ」入ってっだろ!?』
こうして依頼者の旦那様の誕生日の夜は更けてゆくのであった。(合掌)
※別小説『秀と清美』その他諸々+『「あの人」が帰って来た!』もよろしくね♡
ひとりの家政夫が指名を受けてとある高級感漂う高層マンションの下界より建物を見上げる。
「うん!俺の給料じゃあ!
一生かかっても!!とても住めそうにないね♡」
そういともアッサリと彼は"高級マンションに一家で住まう夢"を切り捨て、建物内に入ってゆくのであった。
♪ピンポォン♪♪
「「はぁい♪」」
『あ、俺!「サエキ家政夫紹介所」から派遣された『秀』と言う者ですが。』
「「あら!割と早かったのね♪どうぞ☆中にお入りください♡」」
『では!
お邪魔しますね?』
そうして彼は高級マンションの一室へと吸い込まれるのであった。
『うわぁ、キレイな部屋じゃあないですか!!
コレでしたら俺の仕事は特になにも見つからないのですが?』
家政夫秀の言う通りに部屋の隅から隅まで磨き上げられた部屋。
そう言いながら彼は「本日の依頼者」に目を向け………
『!!!?』
思わず目を背けてしまうのであった。
何故なら!玄関でニコニコと笑顔で秀を出迎える女性のカラダの一部が………………
でぇぇぇぇぇん!!!
『あら、どうかされましたか?(微笑)』
それはそれは見事なスイカがふたつ、重たそうに胸部にぶら下がっていたからだ。
『そそそそそれで!俺は一体何をヘルプすれば………(激狼狽)』
出来るだけ女性の方は見ないようにしてこころでは焦りながらも表面ではにこやかに営業スマイルを繕う秀。
『実は…………………』
『今日から一週間分の晩ご飯のオカズを用意したらイィんですね?
分かりました!』
家から持参の三角巾とチェックのエプロンを装備して早速冷蔵庫を下見する。
秀の家ではとても買うことの出来ない大きな冷蔵庫には、はち切れそうな程の食材が。
それを見ながら懸命に一週間分の献立を考える。
(さて………ホシノさんのお宅での勤務時間は二時間!その間に一体何品作れるか…………(考))
献立を考えている間にも依頼者はにこやかに秀に話しかけ続ける。
『私、お料理だけは!どうしても苦手で…………(てへっ♡)
お友達に貴方の事を聞いて一度家政夫さんをお願いしたかったの~♡
何やらサエキ家政夫紹介所の中でも!オールマイティを誇る「凄腕家政夫さん」らしいじゃないですかぁっ♡
予約に三ヶ月もかかっちゃったぁ♡』
明らかに依頼者の話し方には家政夫秀への下心丸見えであるが!
「こころは愛する家族一筋!」の彼には無論、通用しないのである。
(なんか日持ちする煮物と………中華とかも作っちゃおうかなぁ?(ブツブツ))
更に依頼者からの注文が付け加えられた。
『あ、明日は旦那様のお誕生日だからぁ♡お祝いディナー☆を作っといて欲しいな♡』
その時、秀は思った。
"えぇ~~~っ!!?
そういう『記念日』には!
出来ないなりにも!自分でなんかするモンだろ!?"
更に依頼者は続ける。
『あ♡旦那様はニンジンとピーマンをこの世の最敵!!としてるからぁ♡
お誕生日ディナーには入れないでね♡』
"…………………………………………(悪笑)"
超家政夫秀は瞬間の包丁さばきにて次々と食材を料理へと姿を変貌させてゆく。
ジャパニーズ・クッキングの定番とされる肉じゃがを始め、ピーマンの代わりにブロッコリー、ニンジンの代わりにプチトマトが使用された酢豚等など……
その料理のレパートリーはさほど広くは無いが、数々の料理が所狭しと食卓上に並べられた。
最後に作成するのはそのご注文の「お誕生日ディナー」だが………
秀は依頼者の台所をさながら「自分の家のソレ」のように自由に動き回り、製作したモノとは……………
『あ♡旦那様の好きな生クリームのけぇきだぁっ♡』
秀は密やかにほくそ笑む。
何故なら。。。
『結局更なるお掃除にぃ♡お洗濯物まで畳んでもらったりその他色々してくれてありがとう♡
ところで………………
『いや!もう二時間経過致しましたんで!!俺は帰ります!(そそくさ)』
『えぇ~~~っ!?
帰っちゃうのぉぉぉぉおおおお???
外で珈琲でも飲みながら楽しくおしゃべりしましょうよ♡
………………って………………………
逃げられたか………………………(残念)』
その後、依頼者は仕事から帰って来た旦那様とやらと共に超家政夫秀のこしらえた料理を美味しく♪いただきましたとさ☆
~お誕生日パーティーのご様子~
妻『Happy birthday to you~~~♪♪♪
おめでとう♡イツキさん♡
けぇき切り分けるわね?
私がコレ作ったんだよ?』
旦『へぇ~~~!?サラが?
お前けぇきとか作れんのか?』
依頼者の切り分けた生クリームたっぷりけぇきから見える、鮮やかなオレンジ色のスポンジ…………
『サラ!!?(大絶叫)
このけぇき!俺の大っ嫌いな「アレ」入ってっだろ!?』
こうして依頼者の旦那様の誕生日の夜は更けてゆくのであった。(合掌)
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