『サエキ家政夫紹介所』

みのる

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再度「ベテラン澄海」編※

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今度の依頼者は新規のお宅らしいが………
一体どうやって俺の情報仕入れたんだろうな?(The☆謎)

俺の依頼者といやぁ!まぁ大抵は『サザナミ家』と相場が決まっている。

「イワタ」さんねぇ………(小首を傾げる澄海)


これまた閑静な住宅地にある現代風な造りの家を見上げる。

♪ピンポぉン♪♪

『こんにちはーーー!
本日依頼をもらった「サエキ家政夫紹介所」の澄海でぇ~す♪』

するとインターホン越しに子どもの泣き声が聞こえてきた。
 
「「びぇぇぇーーーーー(キィィィィィーーーン!!)
あ!サエキ家政夫紹介所の方ですか?
どうぞお入りください。」」

の声が終わると同時に茶色いドアが開いた。
 
『すみませんねぇ、
今日はどうもぉ! 
姉の紹介でホントは別の人を紹介受けてたんですけどぉ~、
どうやら今日はお手隙では無いとの事だったんで貴方をお願いする事になりましてぇ?(ベラベラ)』

三歳くらいの男子を宥めながら玄関先に姿を現したのは、若そう(に見える)女。

『旦那が「今日くらいは楽したらどうなんだ?」って貴方家政夫を呼ぶ事を承諾してくれましてぇ……』

『グスッ………エグッ………』

因みに今日は五月の第二日曜日いわゆる『母の日』である。

オイ旦那………
ならばテメェで嫁さんになんかしてやれよ?

………と澄海がそのこころでツッコミを入れたのはとりあえず内緒にしておこう。

『今日これから二時間の家事全般をお願いできますかぁ?』

『お易い御用だぞ!』
(旦那は今何処で何してんだぁ?)←澄海、こころの声。



『で、
私達、お昼がまだなんでぇ!
何か作ってもらってもいいですかぁ?』

俺はもちろん!とばかりに答える。

『あぁイィぞ?
…………で、何かリクエストはあるのか?』

と問い合わせてみたところ、依頼者からは思ってもいなかった返事が返ってきた。

『えと、坊ちゃん(※イワタさんの息子)は「タマゴ」と「小麦粉」がアレルギーで食べれないんでぇ!
それ以外のモノを使った食べ物なら何でも☆』

えぇ~~~!!?
「タマゴ」も「小麦粉」も使えねぇの!?
母ちゃん………息子のメシの献立も毎日楽じゃねぇな……

俺はこの親子が気の毒で仕方がなかった。

タマゴも小麦粉も食えねぇなんて!
まだ小せぇながらも人生損してるよな……(憐れ)


装備を行い、タイマーセットしてから!アタマん中を必死でフルに回転させながら依頼者の家の冷蔵庫を開いてみる。


フーム、昼間っからはちと豪華な気もするが………
『アレ』にするかな?
なんてったって!『母の日』だしな?


申し合わせたかのように!
『アレ』しか出来ねぇような材料が冷蔵庫で待機していたんで………

俺は依頼通りにタマゴと小麦粉を使わない『アレ』を製作。


とそこに!

『ねぇねぇ!おじちゃん☆
あちょぼーーー♪』

さっきまでベソかいてた男子が俺を「おじちゃん」呼ばわり!!ヒマを持て余してかまとわりついてきた。

『おいコラボウズ!
俺はまだ「おじちゃん」じゃあねぇぞ!?
今ァ忙しいんだ!見て分からねぇのか!?』

「今まさに忙しさ!真っ盛り☆」っつーその時にだ。
だから俺はボウズを「あっち行け!」とばかりに追いやる。

するとそのボウズがおもむろにニヤリと憎たらしい笑みを浮かべると!

『とぉぉぉおおおおお~~~~~うっっっ!!』

『ぷげぇぇぇえええっ!?』

ベテラン家政夫澄海は依頼者の息子より、約三歳とは思えない程の強烈な飛び蹴りを食らわされたのであった。(合掌)


『…………………………………(澄海、再起不能)』

『おかさ~ん!おなかぐうぐう~~~っ!!(坊ちゃん、颯爽と逃亡)』



~そしてちょうど二時間後~
『ほれ!昼メシが出来たぞ~!食え!!』

澄海、遠い場所から現世へ帰還。ひとところを押さえ摩りながら出来上がった料理を食器に盛り付ける。
坊ちゃんは出来たての「ソレ」を目前に歓喜の声を上げる。


『うわぁ!ぼくのすきな「からあげ」だぁ!!』

『タマゴも小麦粉も使ってねぇから安心して食えよ?』

栄養が偏らぬよう、ちゃんと野菜も美味しく調理して添えつけてある。


『『いただきまぁす!(合掌)』』


※……………てか!この小説の「からあげ登場率」の高いこと!!(ド滝汗)←早くも二度目。

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