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第7話 某職場でSweetS販売だ☆加地くん。※
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此処はとあるデカいオフィス前。
さすがに中にまでは侵入出来ない加地くんは、タラコ3号を転がしながら額の汗を拭う。
おや、中から疎らに昼休みに突入したビジネスマンが昼食を求めて出てきたぞ?
だが!加地くんの本日の狙いはSweetS販売に絞ってあるようだ。
(※では何故に前回は弁当の販売も出来たのだ?)
…………てか、弁当の方が売れたら金額はデカいのでは無いのか?
(ナレーター岡田の素朴過ぎる疑問)
今出ていったビジネスマン達がまた戻ってくる……その時がまさに!加地くんの「勝負時」と言えよう。
ひたすら30分程日陰を見つけて待機続ける加地くん。
……なんか…熱狂的ファンの出待ちを見ているようだな?
お、さっき出ていったビジネスマンがチラホラと帰還だぞ?
そこで無論!加地くんの出番である‼
麦わら帽子を頭に被った加地くんはニッコリと微笑み、腹の底まで大気を吸い込み己の声のMAX音量を引き出すのだ。
『いらっしゃいませ♪いらっしゃいませ☆暑い日の食後のデザートにアイスクリーム、パフェは如何ですかぁっ⁉疲れた身体も瞬時に癒されますよぉ!如何ですかぁっ‼』
加地くんの声に興味を持ったビジネスマンがタラコ3号のメニューを見る。
『フルーツパフェ、チョコレィトパフェ、ベリーパフェ、抹茶パフェ……どれも一律400円か!なかなか買いやすいんでねぇの?
よし!オレ、フルーツパフェひとつ‼』
その背後から1人の女性がやって来る。そして先程のビジネスマンに話しかけられる。
『井ノ口さん!パフェがなかなかお得だぞ?チョコレィトパフェなんかイィんでねぇの?400円だぜ?』
チョコに目の無いその女性。キラキラの瞳を輝かせて即!財布から400円を取り出してフルーツパフェを作っている加地くんにオーダーする。
『私にはチョコレィトパフェを下さいな♪』
『はい!ただいま⁉』
加地くんはお金を受け取り、パフェを作り始める。
出来上がったモノは……なんと!使い捨てのらぁめん丼に盛られた、フルーツ光り輝く雅(?)なパフェ……(滝汗)
それをみたビジネスマン、若干……いや、かなり微妙な顔をする。
そして更にチョコレィトパフェを受け取った女性も顔を引き攣らせる。
『ありがとうございましたぁ~!』
そうこうしてるうちにもオフィスの中からもその噂を聞きつけたのか……数人の働く人達が現れてタラコ3号を取り囲む。
おぉっ‼‼そこの眼鏡女子……なかなかの……♡♡フゴォッ⁉⁉(エロエロモード爆発な岡田に加地くんからの怒りの鉄槌が下るOTL)
『この値段なら……パフェの方が断然!お得よね?遥くん』
その眼鏡女子の問いに「遥くん」とやらは答える。
『そうですねぇ……そのパフェの量にもよりますがね?』
そこで都合良く!先程パフェを購入した男女が感嘆の声を上げる。
『このフルーツパフェ、大盛りでもちろんフルーツも山盛りだぜ!』
『私もう、お腹いっぱい………☆』
その一言を耳にした眼鏡女子はキラリ眼鏡を光らせながら加地くんにオーダー。
『私!抹茶パフェをお願いするわ?遥くんは?』
その遥くんとやらは一時じっと考えていたが、やがて決断。
『僕は……バニラアイスが良いな?』
それを聞いた眼鏡女子……眉をきゅっとつり上げ、些か不満そうだ。
『あら、パフェの方がお得なのに……どうしてアイスにするの?(不満満載眼鏡女子)』
その不満気な眼鏡女子の態度にたじろぐ遥くんとやら。
遥くんとやらはボソボソと口を開いた。
「だって……僕……バニラアイスが好きなんです……あのミルク感が…最高で……」
眼鏡女子、思わず顔を緩ませる。
『んまぁっ♡遥くん………可愛い♡今日は私のオゴリね♡』
眼鏡女子は2人分の代金を加地くんに支払うと、商品を受け取り上機嫌♪♪で遥くんとやらを引き連れてオフィスに戻って行った。
(てか……あの姉ちゃん、パフェに疑問は抱かなかったのか?)
加地くん、今日の売り上げはどうだったんだ?俺にもひとつ、チョコパフェがイィな♪……らぁめん丼だけど(笑)
(自らの業務を放棄なナレーター岡田)
さすがに中にまでは侵入出来ない加地くんは、タラコ3号を転がしながら額の汗を拭う。
おや、中から疎らに昼休みに突入したビジネスマンが昼食を求めて出てきたぞ?
だが!加地くんの本日の狙いはSweetS販売に絞ってあるようだ。
(※では何故に前回は弁当の販売も出来たのだ?)
…………てか、弁当の方が売れたら金額はデカいのでは無いのか?
(ナレーター岡田の素朴過ぎる疑問)
今出ていったビジネスマン達がまた戻ってくる……その時がまさに!加地くんの「勝負時」と言えよう。
ひたすら30分程日陰を見つけて待機続ける加地くん。
……なんか…熱狂的ファンの出待ちを見ているようだな?
お、さっき出ていったビジネスマンがチラホラと帰還だぞ?
そこで無論!加地くんの出番である‼
麦わら帽子を頭に被った加地くんはニッコリと微笑み、腹の底まで大気を吸い込み己の声のMAX音量を引き出すのだ。
『いらっしゃいませ♪いらっしゃいませ☆暑い日の食後のデザートにアイスクリーム、パフェは如何ですかぁっ⁉疲れた身体も瞬時に癒されますよぉ!如何ですかぁっ‼』
加地くんの声に興味を持ったビジネスマンがタラコ3号のメニューを見る。
『フルーツパフェ、チョコレィトパフェ、ベリーパフェ、抹茶パフェ……どれも一律400円か!なかなか買いやすいんでねぇの?
よし!オレ、フルーツパフェひとつ‼』
その背後から1人の女性がやって来る。そして先程のビジネスマンに話しかけられる。
『井ノ口さん!パフェがなかなかお得だぞ?チョコレィトパフェなんかイィんでねぇの?400円だぜ?』
チョコに目の無いその女性。キラキラの瞳を輝かせて即!財布から400円を取り出してフルーツパフェを作っている加地くんにオーダーする。
『私にはチョコレィトパフェを下さいな♪』
『はい!ただいま⁉』
加地くんはお金を受け取り、パフェを作り始める。
出来上がったモノは……なんと!使い捨てのらぁめん丼に盛られた、フルーツ光り輝く雅(?)なパフェ……(滝汗)
それをみたビジネスマン、若干……いや、かなり微妙な顔をする。
そして更にチョコレィトパフェを受け取った女性も顔を引き攣らせる。
『ありがとうございましたぁ~!』
そうこうしてるうちにもオフィスの中からもその噂を聞きつけたのか……数人の働く人達が現れてタラコ3号を取り囲む。
おぉっ‼‼そこの眼鏡女子……なかなかの……♡♡フゴォッ⁉⁉(エロエロモード爆発な岡田に加地くんからの怒りの鉄槌が下るOTL)
『この値段なら……パフェの方が断然!お得よね?遥くん』
その眼鏡女子の問いに「遥くん」とやらは答える。
『そうですねぇ……そのパフェの量にもよりますがね?』
そこで都合良く!先程パフェを購入した男女が感嘆の声を上げる。
『このフルーツパフェ、大盛りでもちろんフルーツも山盛りだぜ!』
『私もう、お腹いっぱい………☆』
その一言を耳にした眼鏡女子はキラリ眼鏡を光らせながら加地くんにオーダー。
『私!抹茶パフェをお願いするわ?遥くんは?』
その遥くんとやらは一時じっと考えていたが、やがて決断。
『僕は……バニラアイスが良いな?』
それを聞いた眼鏡女子……眉をきゅっとつり上げ、些か不満そうだ。
『あら、パフェの方がお得なのに……どうしてアイスにするの?(不満満載眼鏡女子)』
その不満気な眼鏡女子の態度にたじろぐ遥くんとやら。
遥くんとやらはボソボソと口を開いた。
「だって……僕……バニラアイスが好きなんです……あのミルク感が…最高で……」
眼鏡女子、思わず顔を緩ませる。
『んまぁっ♡遥くん………可愛い♡今日は私のオゴリね♡』
眼鏡女子は2人分の代金を加地くんに支払うと、商品を受け取り上機嫌♪♪で遥くんとやらを引き連れてオフィスに戻って行った。
(てか……あの姉ちゃん、パフェに疑問は抱かなかったのか?)
加地くん、今日の売り上げはどうだったんだ?俺にもひとつ、チョコパフェがイィな♪……らぁめん丼だけど(笑)
(自らの業務を放棄なナレーター岡田)
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