4 / 5
新しい家
しおりを挟む
「今度の家は……良い人が住んでるといいな?」
あまり家が散らかりすぎてても、ミサちゃんがキレイにしたら驚いて引っ越してしまうので……
今度はあまり「仕事」のない家を選んだつもりだったのです。
『ずぉー、ずごごごー』
忙しく動きまわる掃除機の音。
スッキリとしたテーブルの上。
屋根裏からこっそりと部屋をながめながらミサちゃんは思いました。
(あんまりお仕事が無いみたいだけど……もしかしたらあたしが食べるモノももらえないのかな?)
この家に住むのは若い男の子と女の子。
「いっしょ」に暮らしてるうちに"その心配"もミサちゃんの単なる考えすぎでしかなかったことに気づいたのです。
~オヤツの時間~
『きょおのおやつは、ポテトチップか。』
ちょっと男の子みたいなしゃべり方をする女の子は自分で飲むお茶を用意してばりばり。
そしてしばらくミサちゃんが屋根裏からみまもってると………
『Z……zzz………』
気持ちよさそうな寝息が聞こえてきました。
男の子はどこかへ出かけたみたい。
ミサちゃんはこっそりと、眠る女の子の顔の前でポテトチップをちょっとだけモグモグ☆
「はじめて食べたけども……悪くないわね♪」
あまり家が散らかりすぎてても、ミサちゃんがキレイにしたら驚いて引っ越してしまうので……
今度はあまり「仕事」のない家を選んだつもりだったのです。
『ずぉー、ずごごごー』
忙しく動きまわる掃除機の音。
スッキリとしたテーブルの上。
屋根裏からこっそりと部屋をながめながらミサちゃんは思いました。
(あんまりお仕事が無いみたいだけど……もしかしたらあたしが食べるモノももらえないのかな?)
この家に住むのは若い男の子と女の子。
「いっしょ」に暮らしてるうちに"その心配"もミサちゃんの単なる考えすぎでしかなかったことに気づいたのです。
~オヤツの時間~
『きょおのおやつは、ポテトチップか。』
ちょっと男の子みたいなしゃべり方をする女の子は自分で飲むお茶を用意してばりばり。
そしてしばらくミサちゃんが屋根裏からみまもってると………
『Z……zzz………』
気持ちよさそうな寝息が聞こえてきました。
男の子はどこかへ出かけたみたい。
ミサちゃんはこっそりと、眠る女の子の顔の前でポテトチップをちょっとだけモグモグ☆
「はじめて食べたけども……悪くないわね♪」
0
あなたにおすすめの小説
生贄姫の末路 【完結】
松林ナオ
児童書・童話
水の豊かな国の王様と魔物は、はるか昔にある契約を交わしました。
それは、姫を生贄に捧げる代わりに国へ繁栄をもたらすというものです。
水の豊かな国には双子のお姫様がいます。
ひとりは金色の髪をもつ、活発で愛らしい金のお姫様。
もうひとりは銀色の髪をもつ、表情が乏しく物静かな銀のお姫様。
王様が生贄に選んだのは、銀のお姫様でした。
王女様は美しくわらいました
トネリコ
児童書・童話
無様であろうと出来る全てはやったと満足を抱き、王女様は美しくわらいました。
それはそれは美しい笑みでした。
「お前程の悪女はおるまいよ」
王子様は最後まで嘲笑う悪女を一刀で断罪しました。
きたいの悪女は処刑されました 解説版
独占欲強めの最強な不良さん、溺愛は盲目なほど。
猫菜こん
児童書・童話
小さな頃から、巻き込まれで絡まれ体質の私。
中学生になって、もう巻き込まれないようにひっそり暮らそう!
そう意気込んでいたのに……。
「可愛すぎる。もっと抱きしめさせてくれ。」
私、最強の不良さんに見初められちゃったみたいです。
巻き込まれ体質の不憫な中学生
ふわふわしているけど、しっかりした芯の持ち主
咲城和凜(さきしろかりん)
×
圧倒的な力とセンスを持つ、負け知らずの最強不良
和凜以外に容赦がない
天狼絆那(てんろうきずな)
些細な事だったのに、どうしてか私にくっつくイケメンさん。
彼曰く、私に一目惚れしたらしく……?
「おい、俺の和凜に何しやがる。」
「お前が無事なら、もうそれでいい……っ。」
「この世に存在している言葉だけじゃ表せないくらい、愛している。」
王道で溺愛、甘すぎる恋物語。
最強不良さんの溺愛は、独占的で盲目的。
極甘独占欲持ち王子様は、優しくて甘すぎて。
猫菜こん
児童書・童話
私は人より目立たずに、ひっそりと生きていたい。
だから大きな伊達眼鏡で、毎日を静かに過ごしていたのに――……。
「それじゃあこの子は、俺がもらうよ。」
優しく引き寄せられ、“王子様”の腕の中に閉じ込められ。
……これは一体どういう状況なんですか!?
静かな場所が好きで大人しめな地味子ちゃん
できるだけ目立たないように過ごしたい
湖宮結衣(こみやゆい)
×
文武両道な学園の王子様
実は、好きな子を誰よりも独り占めしたがり……?
氷堂秦斗(ひょうどうかなと)
最初は【仮】のはずだった。
「結衣さん……って呼んでもいい?
だから、俺のことも名前で呼んでほしいな。」
「さっきので嫉妬したから、ちょっとだけ抱きしめられてて。」
「俺は前から結衣さんのことが好きだったし、
今もどうしようもないくらい好きなんだ。」
……でもいつの間にか、どうしようもないくらい溺れていた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
