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多奈川美穂B01
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「どこに行っていた?」
お月見を終えて帰宅したあたし――多奈川美穂は、2階建ての自宅のリビングで、仏頂面のパパ――信一と向き合った。午後11時なのにスーツ姿なのは、あたしの帰りを着替えもせず待っていたからに他ならない。正直に答えよう。
「ちょっと、友達と遊んでたー」
「お前なあ……」
パパは煙草に火を点け、深々と吸い込み、吐き出す。不味そうだな、とあたしは思った。パパが煙草を美味そうに吸う様子など、一度たりとて見たことがない。
「ママが病気で死んで5年。パパが仕事が遅いのをいいことに、中学のときはこの家に男を連れ込んでいただろう」
「またその話ー」
「仕方ないだろう。美穂がやったことが、パパはどれだけショックだったか。あの、何といったかな。灰色の髪の毛の、カッコいい不良」
「端島浩」
「あいつとはもう別れたんだろう?」
「うんー……」
浩とまた同じ学校に通うことになったのは、パパには言っていない。もう浩と関わることはないだろうが、無駄な心配をかけたくなかったのだ。
「そう、美穂は改心して、頭のよさを発揮して常成高校に首席で入学した。入学式では壇上で1年生を代表した。パパはな、その話を聞いて感激したんだぞ。もう美穂は大丈夫だ、変な男と付き合ったり遊んだりせず、きっと真面目で健全で明るい高校生活を送ってくれるものだとな」
「何言ってるのー? 高校の入学式はもちろん、中学の卒業式にも来てくれなかったくせにー」
「反抗的な態度を取るんじゃない! パパが忙しいのは分かっているだろう。……そうして、パパは安心して美穂の高校生活を見守っていた。だが今日。美穂はまたパパに無断で夜遅く外出し、パパは明かりの点いていないこの家に帰らなきゃならなかった」
パパはまた煙を肺に含んでから、ゆっくり放出する。まるで何かの作業のようだ。
「美穂。お前は高校になってもまだ男癖が治らないのか?」
「違うってばー。男女の友達と馬鹿騒ぎしてきただけだよー」
「不良の集まりだろうがっ!」
パパはガラステーブルを激しく叩いた。怒りに任せて煙草を灰皿に押しつけ、もみ消す。
「美穂……。頼む。分かってくれ。パパにとっては美穂だけが唯一の心の支えなんだ。もう心配をかけるな。不安にさせるな。美穂の中学時代のような、情けない気持ちにさせるな。分かってくれ、パパは美穂のためを思って言ってるんだぞ」
いつもの軽々しい言葉。だがあたしは逆らわなかった。というより、逆らう努力を放棄していた。
「はぁいー……」
父は満足げにうなずくと、ソファから立ち上がった。がっしりした体格なのは、未成年の頃にたしなんだ柔道が影響しているのだろう。
「パパは明日も早いことだし、もう寝る。美穂も今日は勉強を休んでいいから、たまには早く寝ろ」
あたしは小石ちゃんの美しい人間姿を思い浮かべた。それは夜のよく晴れた空の下でしか見られない。
「パパー。あたし、多分また夜に外出すると思うー」
パパの雷鳴のような怒声がリビングを貫いた。
「ふざけるな、美穂! もう深夜の外出は許さん! 二度とするな! パパと約束しろ!」
「えー……」
「どうなんだ? またパパを裏切るのか?」
あたしは唇を噛み締めた。この人はいつまで経っても自分の変化に気付いてくれない。
「分かったわよー。もう夜に外出するのはやめるからー。怒らないでー……」
「全くお前は出来がいいのか悪いのか、パパにはもうよく分からん! 今度こそ寝る!」
パパは寝室へ引き下がった。明日も早いのに、あたしの帰りを待っていてくれたのは本来ありがたいことなんだけど。でもあたしの胸中には、どうしても感謝の念が湧いてこなかった。
5年前、パパは妻でありあたしのママである友里に対し、最期を看取ることも、その葬式に出ることもしなかった。信じられないことに、会社での仕事を優先したのだ。これには親戚一同揃って激怒し、パパは彼らから絶縁された。結婚式にも法事にも、もう二度と呼ばれることはない。
そんな嫌われ者のパパにとって、あたしは最後の砦であるのだ。だからこそパパは自分自身のために、男遊びしたあたしを見放すことはできなかった。それを知った上でのあたしの反抗が、あの浩たちとの交遊であったことまでは、パパは気付いていない。
あたしは2階の自室に戻った。よく整理整頓され、黒白を基調としたその部屋は、一人でいるとだだっ広く感じる。学習机の上、よく見える位置にはずっと、ママの生前の写真が飾ってあった。
一体パパは、何のためにお金を稼ぎ、ママと結婚し、この家を建て、あたしを生んだのか。彼なりに世間一般の幸せを掴もうとでもしたのだろうか。だが、もしそうならその結果が今の惨憺たる我が家だ。あたしにしてみれば哀れな限り……
白いベッドに座り、ペンギンのぬいぐるみを抱き締める。
「田辺くんー……」
自分からはまったとはいえ、抜け出そうにも抜け出せなかった浩という罠。その彼を撃退し、救ってくれたのは、田辺篤彦という読書部の少年だった。いや、正確には、彼の持つ少女の意思を持った石ころの力か。ともかく二人はあたしの恩人だった。どちらも大好き。
でも、あの人間となった小石ちゃんを見たとき。それに陶酔するような視線を向ける篤彦を見たとき。あたしは言い知れぬ不安にさいなまれたのだ。
「でも、そんな、まさかー。相手は小石ちゃんだもんー。田辺くんと小石ちゃんが、くっつくなんてー……」
そのまま横に倒れた。シーツに頬を当てて目を閉じる。
「小石ちゃん、可愛かったなー」
胸がズキズキ痛んだ。田辺くんの笑顔を、小石ちゃんが今このとき独占している。人間の姿であるにせよ、ないにせよ。
「あたし、嫉妬、してるんだー……」
ぽつりと声に出してみた。返って来る言葉はなく、あたしの耳には痛いほどの静寂がまとわりつく。ママ、あたし嫉妬してるよー。どうしよう、ママー。こんな感情、どんな女子にも感じたことなかったのにー……
「パパ、行ってらっしゃいー」
時刻は朝6時半。あたしの作った朝食を二人で食べ終え、パパは出勤時刻を迎えていた。玄関でパパを見送るのは、あたしの毎日の習慣だ。
「美穂、行ってくるよ。変な輩を家に連れ込むんじゃないぞ。夜はちゃんと家にいるんだぞ」
「分かってるってばー。お仕事頑張ってねー」
パパの姿はドアの向こうに消えた。あたしは登校準備に取り掛かる。食器を洗って片付け。手早くシャワーを浴び、心身を引き締める。制服を着込み、ドライヤーで髪を乾かし、輪ゴムでツインテールを作り上げる。軽くお化粧をして、鏡とにらめっこ。笑顔。
田辺くんの登校ルートは、渡来保くんに聞いた彼の自宅の位置から、おおよそ割り出して把握してある。以前は即高校へ行って読書部部室に隠れていたが、浩の脅威が去ったのでのんびり登校できるようになった。その時間を田辺くんとのひとときに使わない手はない。あたしは自宅に鍵をかけると、鞄を持って外へ飛び出した。
鼻歌を歌って通学路を歩いていく。三叉路に差しかかった。この辺りで待っていれば、田辺くんは10分後ぐらいに現れるはず。あたしは鼻歌をやめると、ブロック塀に寄りかかり、うつむいて静かにそのときを待った。
小石ちゃんも一緒、そんなのは分かってるー。あたしと田辺くんの会話も小石ちゃんに筒抜け、それも承知済みー。嫉妬するのがあたしばかりなんて、そんなのずっこいー。田辺くんと楽しく会話して、小石ちゃんにもこの痛みを味わわせてあげるんだー。
以前は偶然をよそおって田辺くんと合流していたが、最近はこうして堂々と待ち伏せするようになった。でも田辺くんは鈍感なのか、あたしの気持ちに気付いてはくれないようである。
そんなことを考えていると。
「やあ、多奈川さん。おはよう。今朝も待っててくれたの?」
田辺くんだった。あたしは彼の笑顔に心臓が高鳴る。
「おはようー。田辺くん、小石ちゃんー。一緒に登校したいなー、なんてー……」
「そうなんだ。じゃあ、一緒に行こうか」
2人は並んで歩き出した。小石が楽しげに話しかけてくる。
「おはようございます、多奈川さん。昨夜は楽しかったですね」
「うんー」
ライバルの小石ちゃんは、石ころの状態で田辺くんのポケットの中だ。今なら彼に何をしたって、小石ちゃんには何もできない。まあ、朝っぱらから何をする気もないけれど。
お月見を終えて帰宅したあたし――多奈川美穂は、2階建ての自宅のリビングで、仏頂面のパパ――信一と向き合った。午後11時なのにスーツ姿なのは、あたしの帰りを着替えもせず待っていたからに他ならない。正直に答えよう。
「ちょっと、友達と遊んでたー」
「お前なあ……」
パパは煙草に火を点け、深々と吸い込み、吐き出す。不味そうだな、とあたしは思った。パパが煙草を美味そうに吸う様子など、一度たりとて見たことがない。
「ママが病気で死んで5年。パパが仕事が遅いのをいいことに、中学のときはこの家に男を連れ込んでいただろう」
「またその話ー」
「仕方ないだろう。美穂がやったことが、パパはどれだけショックだったか。あの、何といったかな。灰色の髪の毛の、カッコいい不良」
「端島浩」
「あいつとはもう別れたんだろう?」
「うんー……」
浩とまた同じ学校に通うことになったのは、パパには言っていない。もう浩と関わることはないだろうが、無駄な心配をかけたくなかったのだ。
「そう、美穂は改心して、頭のよさを発揮して常成高校に首席で入学した。入学式では壇上で1年生を代表した。パパはな、その話を聞いて感激したんだぞ。もう美穂は大丈夫だ、変な男と付き合ったり遊んだりせず、きっと真面目で健全で明るい高校生活を送ってくれるものだとな」
「何言ってるのー? 高校の入学式はもちろん、中学の卒業式にも来てくれなかったくせにー」
「反抗的な態度を取るんじゃない! パパが忙しいのは分かっているだろう。……そうして、パパは安心して美穂の高校生活を見守っていた。だが今日。美穂はまたパパに無断で夜遅く外出し、パパは明かりの点いていないこの家に帰らなきゃならなかった」
パパはまた煙を肺に含んでから、ゆっくり放出する。まるで何かの作業のようだ。
「美穂。お前は高校になってもまだ男癖が治らないのか?」
「違うってばー。男女の友達と馬鹿騒ぎしてきただけだよー」
「不良の集まりだろうがっ!」
パパはガラステーブルを激しく叩いた。怒りに任せて煙草を灰皿に押しつけ、もみ消す。
「美穂……。頼む。分かってくれ。パパにとっては美穂だけが唯一の心の支えなんだ。もう心配をかけるな。不安にさせるな。美穂の中学時代のような、情けない気持ちにさせるな。分かってくれ、パパは美穂のためを思って言ってるんだぞ」
いつもの軽々しい言葉。だがあたしは逆らわなかった。というより、逆らう努力を放棄していた。
「はぁいー……」
父は満足げにうなずくと、ソファから立ち上がった。がっしりした体格なのは、未成年の頃にたしなんだ柔道が影響しているのだろう。
「パパは明日も早いことだし、もう寝る。美穂も今日は勉強を休んでいいから、たまには早く寝ろ」
あたしは小石ちゃんの美しい人間姿を思い浮かべた。それは夜のよく晴れた空の下でしか見られない。
「パパー。あたし、多分また夜に外出すると思うー」
パパの雷鳴のような怒声がリビングを貫いた。
「ふざけるな、美穂! もう深夜の外出は許さん! 二度とするな! パパと約束しろ!」
「えー……」
「どうなんだ? またパパを裏切るのか?」
あたしは唇を噛み締めた。この人はいつまで経っても自分の変化に気付いてくれない。
「分かったわよー。もう夜に外出するのはやめるからー。怒らないでー……」
「全くお前は出来がいいのか悪いのか、パパにはもうよく分からん! 今度こそ寝る!」
パパは寝室へ引き下がった。明日も早いのに、あたしの帰りを待っていてくれたのは本来ありがたいことなんだけど。でもあたしの胸中には、どうしても感謝の念が湧いてこなかった。
5年前、パパは妻でありあたしのママである友里に対し、最期を看取ることも、その葬式に出ることもしなかった。信じられないことに、会社での仕事を優先したのだ。これには親戚一同揃って激怒し、パパは彼らから絶縁された。結婚式にも法事にも、もう二度と呼ばれることはない。
そんな嫌われ者のパパにとって、あたしは最後の砦であるのだ。だからこそパパは自分自身のために、男遊びしたあたしを見放すことはできなかった。それを知った上でのあたしの反抗が、あの浩たちとの交遊であったことまでは、パパは気付いていない。
あたしは2階の自室に戻った。よく整理整頓され、黒白を基調としたその部屋は、一人でいるとだだっ広く感じる。学習机の上、よく見える位置にはずっと、ママの生前の写真が飾ってあった。
一体パパは、何のためにお金を稼ぎ、ママと結婚し、この家を建て、あたしを生んだのか。彼なりに世間一般の幸せを掴もうとでもしたのだろうか。だが、もしそうならその結果が今の惨憺たる我が家だ。あたしにしてみれば哀れな限り……
白いベッドに座り、ペンギンのぬいぐるみを抱き締める。
「田辺くんー……」
自分からはまったとはいえ、抜け出そうにも抜け出せなかった浩という罠。その彼を撃退し、救ってくれたのは、田辺篤彦という読書部の少年だった。いや、正確には、彼の持つ少女の意思を持った石ころの力か。ともかく二人はあたしの恩人だった。どちらも大好き。
でも、あの人間となった小石ちゃんを見たとき。それに陶酔するような視線を向ける篤彦を見たとき。あたしは言い知れぬ不安にさいなまれたのだ。
「でも、そんな、まさかー。相手は小石ちゃんだもんー。田辺くんと小石ちゃんが、くっつくなんてー……」
そのまま横に倒れた。シーツに頬を当てて目を閉じる。
「小石ちゃん、可愛かったなー」
胸がズキズキ痛んだ。田辺くんの笑顔を、小石ちゃんが今このとき独占している。人間の姿であるにせよ、ないにせよ。
「あたし、嫉妬、してるんだー……」
ぽつりと声に出してみた。返って来る言葉はなく、あたしの耳には痛いほどの静寂がまとわりつく。ママ、あたし嫉妬してるよー。どうしよう、ママー。こんな感情、どんな女子にも感じたことなかったのにー……
「パパ、行ってらっしゃいー」
時刻は朝6時半。あたしの作った朝食を二人で食べ終え、パパは出勤時刻を迎えていた。玄関でパパを見送るのは、あたしの毎日の習慣だ。
「美穂、行ってくるよ。変な輩を家に連れ込むんじゃないぞ。夜はちゃんと家にいるんだぞ」
「分かってるってばー。お仕事頑張ってねー」
パパの姿はドアの向こうに消えた。あたしは登校準備に取り掛かる。食器を洗って片付け。手早くシャワーを浴び、心身を引き締める。制服を着込み、ドライヤーで髪を乾かし、輪ゴムでツインテールを作り上げる。軽くお化粧をして、鏡とにらめっこ。笑顔。
田辺くんの登校ルートは、渡来保くんに聞いた彼の自宅の位置から、おおよそ割り出して把握してある。以前は即高校へ行って読書部部室に隠れていたが、浩の脅威が去ったのでのんびり登校できるようになった。その時間を田辺くんとのひとときに使わない手はない。あたしは自宅に鍵をかけると、鞄を持って外へ飛び出した。
鼻歌を歌って通学路を歩いていく。三叉路に差しかかった。この辺りで待っていれば、田辺くんは10分後ぐらいに現れるはず。あたしは鼻歌をやめると、ブロック塀に寄りかかり、うつむいて静かにそのときを待った。
小石ちゃんも一緒、そんなのは分かってるー。あたしと田辺くんの会話も小石ちゃんに筒抜け、それも承知済みー。嫉妬するのがあたしばかりなんて、そんなのずっこいー。田辺くんと楽しく会話して、小石ちゃんにもこの痛みを味わわせてあげるんだー。
以前は偶然をよそおって田辺くんと合流していたが、最近はこうして堂々と待ち伏せするようになった。でも田辺くんは鈍感なのか、あたしの気持ちに気付いてはくれないようである。
そんなことを考えていると。
「やあ、多奈川さん。おはよう。今朝も待っててくれたの?」
田辺くんだった。あたしは彼の笑顔に心臓が高鳴る。
「おはようー。田辺くん、小石ちゃんー。一緒に登校したいなー、なんてー……」
「そうなんだ。じゃあ、一緒に行こうか」
2人は並んで歩き出した。小石が楽しげに話しかけてくる。
「おはようございます、多奈川さん。昨夜は楽しかったですね」
「うんー」
ライバルの小石ちゃんは、石ころの状態で田辺くんのポケットの中だ。今なら彼に何をしたって、小石ちゃんには何もできない。まあ、朝っぱらから何をする気もないけれど。
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