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第 2 話
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*
ルーシュ視点
「聞こえなかったか?…俺はお前と一緒にいたくないんだよ。」
「…っ、…失礼、します。」
…は?一体どうなってるんだ。
アルフ様…いや、アルフは俺にベタベタじゃなかったか?
それが傍によるな、ましてや…一緒にいたくない?
嘘…とも思ったが、あんな真面目な顔見たことない。
どうやら、本当に思ってるみたいだし…
高熱を出して頭おかしくでもなったのか?
…まあ、ありうるか。
あのバカ我儘息子だからな。
侍女や騎士も俺以外は全員辞めたし。本当にざまぁだよな
え?なんで俺は辞めてないのかって?
そんなもん給料がアイツだけいいからだろ。
箱入りだから大きな仕事もないし、アイツのご機嫌取りさえしとけばいい。こんな楽な仕事手放す訳ないだろ?
ここ一週間は真面目に仕事してたから疲れた。
さっき、アイツに呼ばれた時は嬉しかったんだよ?
なのになに?あの態度。マジムカつく。
…ちっ、面白くねぇ。
「どうした?ルーシュ。」
「あ…いえ。」
…そうか、こいつはアルフの実兄だったか。
アヴィ・レイデーン…アルフやその妹とは違い、誠実感に溢れてる好青年。
余りにも性格が違い過ぎるから普段は兄弟って感じがしないんだけど…そうだな。あのアルフなら似てるかもな。
アヴィ様は俺が唯一慕ってる本物の俺の主だ。
アルフはいろいろと勘違いしてるみたいだけど…
「なんだ。そんなにニヤニヤしていたら気になるだろう?俺に話してくれないか?」
「…そうですね、…少し、アヴィ様とアルフ様は似ている、と思いまして」
「…俺がアイツと?…本当に言っているのか?」
まあ、普通はその反応だろうけど、俺はさっきのアルフを見てしまったからな…
「ええ。前のアルフ様だったら似ても似つかないんですが。」
「…前…?」
「さっき、目を覚まされたんです。そうしたら…何を言われたと思いますか?」
「…大好きだ、とか愛してる、とかじゃないのか?」
「だと思われますよね?…それが、傍によるな。一緒にいたくない。と言われてしまいましたよ。」
「…それは大変だ。今すぐ医者を!」
「そう思ったんですけど…大丈夫だから、の一点張りです。」
「…俺も会いに行くか。流石に心配だ。」
「まあ、そうですね。アルフ様はアヴィ様が大好きだから猫かぶっているだけならすぐに本性を表しますよ。」
「…っふ、そうだな。」
さあ、アルフ様?
どうなることやら…楽しみだな…
*
ルーシュ視点
「聞こえなかったか?…俺はお前と一緒にいたくないんだよ。」
「…っ、…失礼、します。」
…は?一体どうなってるんだ。
アルフ様…いや、アルフは俺にベタベタじゃなかったか?
それが傍によるな、ましてや…一緒にいたくない?
嘘…とも思ったが、あんな真面目な顔見たことない。
どうやら、本当に思ってるみたいだし…
高熱を出して頭おかしくでもなったのか?
…まあ、ありうるか。
あのバカ我儘息子だからな。
侍女や騎士も俺以外は全員辞めたし。本当にざまぁだよな
え?なんで俺は辞めてないのかって?
そんなもん給料がアイツだけいいからだろ。
箱入りだから大きな仕事もないし、アイツのご機嫌取りさえしとけばいい。こんな楽な仕事手放す訳ないだろ?
ここ一週間は真面目に仕事してたから疲れた。
さっき、アイツに呼ばれた時は嬉しかったんだよ?
なのになに?あの態度。マジムカつく。
…ちっ、面白くねぇ。
「どうした?ルーシュ。」
「あ…いえ。」
…そうか、こいつはアルフの実兄だったか。
アヴィ・レイデーン…アルフやその妹とは違い、誠実感に溢れてる好青年。
余りにも性格が違い過ぎるから普段は兄弟って感じがしないんだけど…そうだな。あのアルフなら似てるかもな。
アヴィ様は俺が唯一慕ってる本物の俺の主だ。
アルフはいろいろと勘違いしてるみたいだけど…
「なんだ。そんなにニヤニヤしていたら気になるだろう?俺に話してくれないか?」
「…そうですね、…少し、アヴィ様とアルフ様は似ている、と思いまして」
「…俺がアイツと?…本当に言っているのか?」
まあ、普通はその反応だろうけど、俺はさっきのアルフを見てしまったからな…
「ええ。前のアルフ様だったら似ても似つかないんですが。」
「…前…?」
「さっき、目を覚まされたんです。そうしたら…何を言われたと思いますか?」
「…大好きだ、とか愛してる、とかじゃないのか?」
「だと思われますよね?…それが、傍によるな。一緒にいたくない。と言われてしまいましたよ。」
「…それは大変だ。今すぐ医者を!」
「そう思ったんですけど…大丈夫だから、の一点張りです。」
「…俺も会いに行くか。流石に心配だ。」
「まあ、そうですね。アルフ様はアヴィ様が大好きだから猫かぶっているだけならすぐに本性を表しますよ。」
「…っふ、そうだな。」
さあ、アルフ様?
どうなることやら…楽しみだな…
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