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第13話 どーなってんのよ⁈説明して!!
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「是非ご出席くださいますよう、お願い申し上げます」
思ったより蔑まれた視線や言動にココロが折れそうになるわ。あれから数人お会いしたけど、皆さん辛口ね……。
「貴族院の首席でいつも華やかだった御令嬢さまがボロ服着て生き恥晒すなんてー。うふふ、笑わさないでくださるー⁈」
「王子まで取られちゃったの? 惨めだこと!」
「悪役令嬢の末路ね。ざまあですわー!」
……つ、辛い。
「ララコスティさま、気にすることないですよ。元気出してください」
「ありがとう、アプレン。大丈夫ですわ」
そう、わたくしはもともと嫌われモノだったから仕方ない。次期王妃ということで皆さん一目置いてただけなのよ。はぁー……。
気を取り直して同級生のお屋敷に伺うべく、曲がり角へ差し掛かった。その時、ふと大事なことに気がついた。
「あっ、この先、わたくしのお屋敷があるわ」
「ララコスティさまの? 寄ってはいかがです? 少し休憩しましょう」
そうね……て言うか、自分のお屋敷がどうなってるのかとても気になるわ。タカフミィーニさまのお話だと騎士団が警護してるって言うし。そもそもお屋敷に誰か居るのかしら?
程なく、たどり着いたルイ公爵邸の前では確かに騎士が2人立っていた。わたくしはアプレンとともに「ご苦労様でーす」と軽く会釈し普通にお屋敷に入ろうとしたけど、やっぱり止められちゃった。
「ここは立ち入り禁止だ」
「あの……ここはわたくしのお屋敷ですの」
「私のだと? 何を召使い風情が!」
「騎士団さま、このお方はルイ家ご令嬢のララコスティさまですよ!」
「そんな訳ないだろ。お前たちどうも怪しいな……おい、捕らえろ!」
「ええっ⁈」
ワーッと騎士団がわたくしたちに襲いかかった。腕を掴まれ縄で縛られそうになる。
「ち、ちょっと何をなさるの!」
「は、放せよー!」
その時だった。
「手を放しなさい!」
お屋敷の園庭から素敵なドレスを纏ったお嬢さまが大声で叫んでいる。
「私の姉ですよ! 無礼者!」
「ア、アヤーナ!」
あれはまぎれもない、わたくしの妹! 妹よーっ!
騎士団に動揺が走った。
「アヤーナさま? まことで⁈」
「そう、姉はお屋敷に戻られたのです」
「し、しかし……それならばなおさら」
「私が責任を取りますわ。いいから放しなさい!」
騎士団がしぶしぶわたくしたちを解放する。と同時に門が開いてお屋敷へとサーっと逃げ込んだ。
「お姉さまー、ご無沙汰ですー!」
「アヤーナアァ! うえーん!」
我が妹を抱きしめながらわたくしは泣いてしまった。
「お姉さまったら。うふふ」
「ねえー、どーなってんのよ⁈ 説明して!」
思ったより蔑まれた視線や言動にココロが折れそうになるわ。あれから数人お会いしたけど、皆さん辛口ね……。
「貴族院の首席でいつも華やかだった御令嬢さまがボロ服着て生き恥晒すなんてー。うふふ、笑わさないでくださるー⁈」
「王子まで取られちゃったの? 惨めだこと!」
「悪役令嬢の末路ね。ざまあですわー!」
……つ、辛い。
「ララコスティさま、気にすることないですよ。元気出してください」
「ありがとう、アプレン。大丈夫ですわ」
そう、わたくしはもともと嫌われモノだったから仕方ない。次期王妃ということで皆さん一目置いてただけなのよ。はぁー……。
気を取り直して同級生のお屋敷に伺うべく、曲がり角へ差し掛かった。その時、ふと大事なことに気がついた。
「あっ、この先、わたくしのお屋敷があるわ」
「ララコスティさまの? 寄ってはいかがです? 少し休憩しましょう」
そうね……て言うか、自分のお屋敷がどうなってるのかとても気になるわ。タカフミィーニさまのお話だと騎士団が警護してるって言うし。そもそもお屋敷に誰か居るのかしら?
程なく、たどり着いたルイ公爵邸の前では確かに騎士が2人立っていた。わたくしはアプレンとともに「ご苦労様でーす」と軽く会釈し普通にお屋敷に入ろうとしたけど、やっぱり止められちゃった。
「ここは立ち入り禁止だ」
「あの……ここはわたくしのお屋敷ですの」
「私のだと? 何を召使い風情が!」
「騎士団さま、このお方はルイ家ご令嬢のララコスティさまですよ!」
「そんな訳ないだろ。お前たちどうも怪しいな……おい、捕らえろ!」
「ええっ⁈」
ワーッと騎士団がわたくしたちに襲いかかった。腕を掴まれ縄で縛られそうになる。
「ち、ちょっと何をなさるの!」
「は、放せよー!」
その時だった。
「手を放しなさい!」
お屋敷の園庭から素敵なドレスを纏ったお嬢さまが大声で叫んでいる。
「私の姉ですよ! 無礼者!」
「ア、アヤーナ!」
あれはまぎれもない、わたくしの妹! 妹よーっ!
騎士団に動揺が走った。
「アヤーナさま? まことで⁈」
「そう、姉はお屋敷に戻られたのです」
「し、しかし……それならばなおさら」
「私が責任を取りますわ。いいから放しなさい!」
騎士団がしぶしぶわたくしたちを解放する。と同時に門が開いてお屋敷へとサーっと逃げ込んだ。
「お姉さまー、ご無沙汰ですー!」
「アヤーナアァ! うえーん!」
我が妹を抱きしめながらわたくしは泣いてしまった。
「お姉さまったら。うふふ」
「ねえー、どーなってんのよ⁈ 説明して!」
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