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合唱練習中に…
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合唱祭まであと2週間、放課後にはパートで練習する。
凡太「これから、男性パートの練習を始めます。お願いします。」
クラスの男子「お願いします。」
私はパートリーダーとなってしまった…
私は思う。転校1年目にリーダーというものを任せていいのだろうか、と。
まあ、いいや。考えても意味がないのでその言葉をかき消す。
凡太「じゃあとりあえず、最初から歌ってみます。」
凡太「今、最初から歌ってもらったんですが…」
「とりあえずもっと声出してください。声出してもらわないと指示出来ないので。じゃあ、部分に分けて練習します。Aからいきます。」
ダメだ、全然声が出ていない。何で声出さないんだよ!イライラしてくる。哲平を見習えよ、いつも一生懸命だし。
凡太「あの~、ちゃんと声出してもらっていいですかね(怒)。もっと哲平を見習って。」
そう言葉を吐露した時
ヤンチャボーイ「あのさ~、こっちだって歌いたくてしてるんじゃないんだぜ。そんなんやる気になるわけないだろ。凡太クンもそうなんじゃないの?」
「でも、指揮者はいいよな~、歌わなくたっていいし、楽だし。」
凡太「は?(怒)」
「その言い方はないだろ!!」
思わず叫んでしまった。でも、止められない。怒りが、言葉となって。
凡太「なんだよ、ふざけんなよ!私はこっちに来てから少ししかたってないのにこの仕事を任された。正直、嫌だったよ。だけど…」
「あんたみたいに諦めようとはしない!どんなに無力でも、不可能でも…」
「みんなの役に立ちたかったんだよ…それなのにどういうことだよ!意味がわからない。自分は悪くないと言わんばかりの悲劇のヒーロー気取りで。」
「私は…」
「私は、みんなを信じていたのに!」
私は教室から出た。この雰囲気で居られなかったからだ。でも、どうしよう?
私は…
私は、どうすればいいのだろう…
凡太「これから、男性パートの練習を始めます。お願いします。」
クラスの男子「お願いします。」
私はパートリーダーとなってしまった…
私は思う。転校1年目にリーダーというものを任せていいのだろうか、と。
まあ、いいや。考えても意味がないのでその言葉をかき消す。
凡太「じゃあとりあえず、最初から歌ってみます。」
凡太「今、最初から歌ってもらったんですが…」
「とりあえずもっと声出してください。声出してもらわないと指示出来ないので。じゃあ、部分に分けて練習します。Aからいきます。」
ダメだ、全然声が出ていない。何で声出さないんだよ!イライラしてくる。哲平を見習えよ、いつも一生懸命だし。
凡太「あの~、ちゃんと声出してもらっていいですかね(怒)。もっと哲平を見習って。」
そう言葉を吐露した時
ヤンチャボーイ「あのさ~、こっちだって歌いたくてしてるんじゃないんだぜ。そんなんやる気になるわけないだろ。凡太クンもそうなんじゃないの?」
「でも、指揮者はいいよな~、歌わなくたっていいし、楽だし。」
凡太「は?(怒)」
「その言い方はないだろ!!」
思わず叫んでしまった。でも、止められない。怒りが、言葉となって。
凡太「なんだよ、ふざけんなよ!私はこっちに来てから少ししかたってないのにこの仕事を任された。正直、嫌だったよ。だけど…」
「あんたみたいに諦めようとはしない!どんなに無力でも、不可能でも…」
「みんなの役に立ちたかったんだよ…それなのにどういうことだよ!意味がわからない。自分は悪くないと言わんばかりの悲劇のヒーロー気取りで。」
「私は…」
「私は、みんなを信じていたのに!」
私は教室から出た。この雰囲気で居られなかったからだ。でも、どうしよう?
私は…
私は、どうすればいいのだろう…
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