変わる景色に変わらない僕

着いた矢先に…

走ってきたおかげで、学校のチャイムが鳴る前に着くことが出来た。
僕は息を整えながら校舎の中へ入って行く。そのまま素早く自分の教室へ向かう途中、異変に気づいた。
凡太「なんで…誰も学校に来ていないんだ？」
僕は慌てて曜日を確認する。
凡太「6月15日水曜日…平日で合ってるか…」
じゃあなんで誰も居ないのか、謎がより深くなった。
凡太「あっ！先生はどうだろう？」
僕は荷物を持ったまま、職員室へと向かった。



凡太「まさか、先生まで居ないなんてことは無いよな？」
そんな不安が僕の脳をよぎる。でも、その予感は的中はしなかった。職員室の小窓から見てみると、そこには数人の先生が机に向かっていた。
凡太「先生はそのまま…か…」
周りの生徒だけが居なくなる現象…
これは一体なんなんだ？