5 / 11
本編
2
しおりを挟む
____________________
______________
________
「巴ー!!!パパ、巴がいなくて本当に寂しかったんだよぉ…めちゃくちゃ会いたかった!」
「………やめろよ、父さん。会わなかった日なんて今日含めてたった3日だけだろ。なんでそんなに泣いてるんだよ」
俺に弾丸のごとく飛びついてきたのは俺の父———輝月 忍。イギリスの大学を卒業し、社会勉強として日本の高校にこれから俺は入学するのだ。というか、高校では寮生活になるのに父は俺離れできるのだろうか。
「するつもりないから大丈夫だよ!それに巴の部屋は私と同じ階にするからいつでも会えるし」
「おい!心を読むな、心を。
……んで?なんで日本のときは同じ階なんだ?イギリスとは色々と違うだろ」
“あははは”と乾いた笑みを浮かべながら、言いにくそうな父を見て察する。あー、絶対めんどくさいことを押し付けられる予感…。
「ちょっと、巴におねg「やだ」」
父が言い切る前に断っておく。どうせ“一生のお願いだからぁ”とか言ってくるんだろう。
「と、ともえぇぇぇ!お願いだから!一生のお願いだからぁぁぁ!」
「絶対、いや」
メソメソ泣いてる父を見ながら、そっとため息をつく。めんどくさい父の頼み事を何度聞いてきたか。せっかくの久しぶりの日本なのだ。めんどくさいことなんてやりたくない。
「ねぇ、巴。話だけでも...。ねぇ、だめ?」
「………はぁ。話だけね」
(話だけとか言いながら、結局は私のお願いを受け入れてくれるんだよねぇ。ここまでいけたならこっちのもんさ)
自分の思惑を知らないまま、なんだかんだ言っていつも自分のお願いを受け入れてくれる、優しい巴にほっこりしデレる忍。そんなデレデレしている父を見ていなかった巴は、父のお願いについて考えていた。
「それで?どうせ学園関係のことだろ?」
「そうだよ。巴には高校入学と同時に【全親衛隊隊長】になってほしいんだ」
「全親衛隊隊長?親衛隊ってファンクラブみたいなのだろ。隊長なんているのか?」
「うん。今の学園では、親衛隊はバラバラでまとまっていないし、本来の親衛隊としての機能が全くされていない。だから、巴に隊長になってもらい一から親衛隊を立て直してほしいんだ」
「え゛?」
「あ、それから理事長権限でこのお願いは拒否できないから!」
とても嬉しそうな父の声が右耳から左耳へと通り抜ける。想像以上にめんどくさいことで、うまく思考がまとまらない。
「………つまり、本来の親衛隊は廃れてる状態だから、一回崩して、立ち直し、本来の親衛隊にしろってこと?」
「YES!てことで…よろしくね、全親衛隊隊長さん♪」
無駄に返事の良い父にイラッとくる。まだ、こっちは受け入れてないんだぞ!誰がこんなめんどくさいものやってやるか!
______________
________
「巴ー!!!パパ、巴がいなくて本当に寂しかったんだよぉ…めちゃくちゃ会いたかった!」
「………やめろよ、父さん。会わなかった日なんて今日含めてたった3日だけだろ。なんでそんなに泣いてるんだよ」
俺に弾丸のごとく飛びついてきたのは俺の父———輝月 忍。イギリスの大学を卒業し、社会勉強として日本の高校にこれから俺は入学するのだ。というか、高校では寮生活になるのに父は俺離れできるのだろうか。
「するつもりないから大丈夫だよ!それに巴の部屋は私と同じ階にするからいつでも会えるし」
「おい!心を読むな、心を。
……んで?なんで日本のときは同じ階なんだ?イギリスとは色々と違うだろ」
“あははは”と乾いた笑みを浮かべながら、言いにくそうな父を見て察する。あー、絶対めんどくさいことを押し付けられる予感…。
「ちょっと、巴におねg「やだ」」
父が言い切る前に断っておく。どうせ“一生のお願いだからぁ”とか言ってくるんだろう。
「と、ともえぇぇぇ!お願いだから!一生のお願いだからぁぁぁ!」
「絶対、いや」
メソメソ泣いてる父を見ながら、そっとため息をつく。めんどくさい父の頼み事を何度聞いてきたか。せっかくの久しぶりの日本なのだ。めんどくさいことなんてやりたくない。
「ねぇ、巴。話だけでも...。ねぇ、だめ?」
「………はぁ。話だけね」
(話だけとか言いながら、結局は私のお願いを受け入れてくれるんだよねぇ。ここまでいけたならこっちのもんさ)
自分の思惑を知らないまま、なんだかんだ言っていつも自分のお願いを受け入れてくれる、優しい巴にほっこりしデレる忍。そんなデレデレしている父を見ていなかった巴は、父のお願いについて考えていた。
「それで?どうせ学園関係のことだろ?」
「そうだよ。巴には高校入学と同時に【全親衛隊隊長】になってほしいんだ」
「全親衛隊隊長?親衛隊ってファンクラブみたいなのだろ。隊長なんているのか?」
「うん。今の学園では、親衛隊はバラバラでまとまっていないし、本来の親衛隊としての機能が全くされていない。だから、巴に隊長になってもらい一から親衛隊を立て直してほしいんだ」
「え゛?」
「あ、それから理事長権限でこのお願いは拒否できないから!」
とても嬉しそうな父の声が右耳から左耳へと通り抜ける。想像以上にめんどくさいことで、うまく思考がまとまらない。
「………つまり、本来の親衛隊は廃れてる状態だから、一回崩して、立ち直し、本来の親衛隊にしろってこと?」
「YES!てことで…よろしくね、全親衛隊隊長さん♪」
無駄に返事の良い父にイラッとくる。まだ、こっちは受け入れてないんだぞ!誰がこんなめんどくさいものやってやるか!
1
あなたにおすすめの小説
ビッチです!誤解しないでください!
モカ
BL
男好きのビッチと噂される主人公 西宮晃
「ほら、あいつだろ?あの例のやつ」
「あれな、頼めば誰とでも寝るってやつだろ?あんな平凡なやつによく勃つよな笑」
「大丈夫か?あんな噂気にするな」
「晃ほど清純な男はいないというのに」
「お前に嫉妬してあんな下らない噂を流すなんてな」
噂じゃなくて事実ですけど!!!??
俺がくそビッチという噂(真実)に怒るイケメン達、なぜか噂を流して俺を貶めてると勘違いされてる転校生……
魔性の男で申し訳ない笑
めちゃくちゃスロー更新になりますが、完結させたいと思っているので、気長にお待ちいただけると嬉しいです!
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
【完結】 男達の性宴
蔵屋
BL
僕が通う高校の学校医望月先生に
今夜8時に来るよう、青山のホテルに
誘われた。
ホテルに来れば会場に案内すると
言われ、会場案内図を渡された。
高三最後の夏休み。家業を継ぐ僕を
早くも社会人扱いする両親。
僕は嬉しくて夕食後、バイクに乗り、
東京へ飛ばして行った。
王道学園の冷徹生徒会長、裏の顔がバレて総受けルート突入しちゃいました!え?逃げ場無しですか?
名無しのナナ氏
BL
王道学園に入学して1ヶ月でトップに君臨した冷徹生徒会長、有栖川 誠(ありすがわ まこと)。常に冷静で無表情、そして無言の誠を生徒達からは尊敬の眼差しで見られていた。
そんな彼のもう1つの姿は… どの企業にも属さないにも関わらず、VTuber界で人気を博した個人VTuber〈〈 アイリス 〉〉!? 本性は寂しがり屋の泣き虫。色々あって周りから誤解されまくってしまった結果アイリスとして素を出していた。そんなある日、生徒会の仕事を1人で黙々とやっている内に疲れてしまい__________
※
・非王道気味
・固定カプ予定は未定
・悲しい過去🐜のたまにシリアス
・話の流れが遅い
・本格的に嫌われ始めるのは2章から
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる