Snow White

黒雨

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本編

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※昨日はすいません。疲れており更新できませんでした。
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「………と、巴?どうしたんだ、急に」
「…別に」
「じゃあ、なんでそんな泣きそうになってるんだ」



雅は俺の顔を覗き込み、そう尋ねてきた。
俺の知らない2年間の雅を他の奴らが知ってると思うとムカついた、なんて言えるわけがない。そんなんで妬いてるなんてめんどくさいやつじゃないか。
雅の視線から逃げるように彼の胸元に顔をうずめ、気持ちを落ち着かせる。



「巴…教えてくれ、お前が思っていることをちゃんと知りたい」
「………」
「巴」
「…や、妬いただけだ」
「———っ!」



雅の困ったような優しい声に本音がポロリと溢れる。小さな声で言ったはずなのに、雅にはしっかりと聞こえたみたいだ。あー、恥ずかしい恥ずかしい。自分の赤くなった顔を隠すためにさらに深く顔をうずめようとしたその時。突然、雅の笑い声が耳に響いた。



「っはは」
「むぅ…何で笑ってんだよ」



雅の笑い声に思わず顔を上げる。すると、久しぶり見たとても嬉しそうに笑ってる雅がそこにはいた。



「いや、いつも俺だけが妬いてるんだと思ってたのに、巴もヤキモチ妬いてくれてると思うと…つい」
「………そんぐらい、すぐに妬く」
「ふはっ。嬉しいこと言ってくれるな」

(あーーーー、死にたい死にたい死にたい。言ってて恥ずかしい、死にたいぐらい恥ずかしい。妬くぐらい当たり前だろが!お前すごいイケメンなんだよ、自覚しろよ!!!それに、俺が今までいくら周りに嫉妬してきたと思ってんだよ!こっちの気も知らないで、ニコニコしちゃって………可愛いなこのヤロー!)



巴の心の荒ぶりを知る由もなく、雅はニコニコと雅を抱きしめていた。そんなほのぼのとした雰囲気をぶち壊すかのように、1人のの声が聞こえてきた。



「おーい、そこのバカップル~。いい加減、から出てやってくれない~?」
「「………あ」」



2人だけの世界を作っていた巴たちは父の声に思わず固まる。恋人との逢瀬を父に見られた巴と、学校1の権力者であり、義父巴の父の前でイチャイチャしちゃった雅。2人が固まった原因を作った当の本人は、似たように固まる2人をニヤニヤと眺めていた。



「はいはーい。お2人さんは、巴の部屋にでも言ってからイチャイチャしてね~。あ、カードのこととかは雅くんに聞くように~」



そう言って、忍は2人を理事長室から追い出す。理事長室の扉がバタンと閉まると、2人同時に我に返り動き始めたのだった。



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