15 / 72
第2章:命の価値
第4話:錯乱するクォール王子
しおりを挟む
「いだい、いだいでデス!」
「もう、本当にこんな無茶をしないって約束してっ!」
地獄の番人と番犬を倒したアリス=ロンドの下に駆け付けたベル=ラプソティがアリス=ロンドの活躍を褒める前に、まずは彼女の剥き出しの両の乳首を両手の指でつねってみせる。アリス=ロンドは涙目になりながら、ベル=ラプソティに抗議をし続けるために、なかなかベル=ラプソティはアリス=ロンドの乳首から指を離そうとはしなかった。
「いやあ。麗しいお嬢さん。貴女のおかげで俺たちは難を逃れました」
ベル=ラプソティの動きを止めたのは、彼女の後ろ側から近づいてきたクォール=コンチェルト第1王子であった。彼はうやうやしく貴族たちがよく行う礼儀正しいお辞儀をして、アリス=ロンドの功績を讃えることを止めないでいた。
ベル=ラプソティは、はぁああん!? と、つい脅し文句に近い言葉を口から吐いてしまう。本来なら、畏れ敬うどころか、異様な神力を見せたアリス=ロンドに対して、腰を抜かすことのほうがよっぽどまともな対応のはずなのにだ。それなのに、恋する男のように瞳を潤し、まるで最愛の恋人を見つめるようなまなざしをクォール=コンチェルト第1王子はアリス=ロンドに向けている。
「あの。この婆娑羅男は誰デス? ベル様にちょっかいをかけるような優男なら、眼から光線で焼却しますケド……」
ベル=ラプソティのお仕置きから解放されたアリス=ロンドが首級を傾げつつ、キョトンした顔つきで物騒なことを言い出す。ベル=ラプソティは面倒くさいことになったわねと思いつつも、クォール=コンチェルト第1王子をアリス=ロンドに紹介し始める。
「アリス……。こちらはグリーンフォレスト国の第1王子であらせられるクォール=コンチェルト様よ。わたくしたちをグリーンフォレスト国まで案内してくださる予定なの」
「なるほどなのデス。それを種に、ベル様のお腹に子宝種を仕込むつもりの優男なんデスネ。眼から光線なのデス!」
ベル=ラプソティがちょっと待ちなさいっ! と言う前にアリス=ロンドが頭に被るオープン型フルフェイス・ヘルメットの前面に怪しい光点が宿る。しかしながら、優男と断じられているクォール=コンチェルト第1王子はまったく怯むこともなく、さらにはどうぞ、自分に罰を与えてくださいと言った感じに両腕を大きく左右に広げてみせる。
その彼の堂々とした態度にアリス=ロンドは思っていた人物とは違うように感じたため、眼から光線での焼却を止めてしまう。怪しい光がアリス=ロンドのオープン型フルフェイス・ヘルメットから消え失せると、クォール=コンチェルト第1王子はなんだか寂しい雰囲気を醸し出す。
「ああ……。貴女の力強い視線で焼かれるなら本望だと思ったのだが。俺はまだまだ男磨きが足りないようだ」
「ベル様。このひと、何なんデス? 星皇様の1万倍、気持ち悪いことを言っていマス」
「ちょっと、アリス。指差しちゃダメでしょ! でも、クォール様、どうされたんです? 戦闘中に強く頭を打ってしまいました?」
星皇の歯が浮きそうな台詞は、確かに彼に想いを寄せてない女性にとっては、この上無く気持ち悪さを醸し出している。そして、その遥か上を行くレベルでクォール=コンチェルト第1王子がアリス=ロンドに示す優し気な態度は吐き気を催すレベルだ。小1時間前に、自分の身を抱き寄せたあのクォール=コンチェルトらしさが、今はまったく感じられないベル=ラプソティである。
それゆえに今のうちにクォール=コンチェルト様の幻想を打ち砕くために、ベル=ラプソティはアリス=ロンドのスカートの前面を右手でめくり上げ、さらには左手でアリス=ロンドの履いている革製のショーツをずり降ろす。そうすることで、アリス=ロンドは女の子ではなく、男の娘であることを証明してみせる。
「うぐぉぉぉ!? こんなに可愛いのにおちんこさんがついてるだとぉぉぉ!?」
クォール=コンチェルト第1王子は頭を両手で抱え込みながら、身体をグネグネと捻じらせる。さらには頭を抱えつつ、その場で崩れ落ち、四つん這いになってしまう。
「あっ。やりすぎたわ。いくら現実を教えようとしても、こればっかりは刺激が強すぎたわね」
「ベル様。ボクのおちんこさんを見せて良い相手は、星皇様とベル様だけなのデス。出会ったばかりのヒトに見せないでくだサイ」
アリス=ロンドの抗議に対して、ベル=ラプソティはごめんね。と彼女らしくもなく、素直に謝ってみせる。誰だって、恋焦がれる相手以外に、自分のデリケートゾーンを見せたくは無いものだ。そして、やむをえぬ事情があったからといって、アリス=ロンドの可愛いおちんこさんを人目に触れさせる行為は、さすがのベル=ラプソティでも負い目を感じた。
しかしながら、そんなやり取りをしている2人を無視するかのように、クォール=コンチェルトがさらに気持ち悪さを発揮する。地面の上で四つん這いになりながらも、その姿勢のままでグフ、グフ、ドムゥ! と気持ちの悪い笑い声をあげ始めたのだ。
「ああっ! 俺の心にザクッ! と来たよ。こんな可愛い子におちんこさんが付いているわけが無いとばかり思いこんでいたところを不意打ちしてくれたっ! 俺はなんて幸せ者なんだっ!」
この台詞にはさすがの傍若無人ぶりを発揮しているアリス=ロンドの顔にも怪訝な表情をさせてしまうことになる。アリス=ロンドはやっぱりこの男は眼から光線で焼却してしまったほうが良いと考えを改める。しかし、アリス=ロンドがオープン型フルフェイス・ヘルメットの前面の一点に怪しげな光点を作るや否や、それを発射させないように止めたのが、ベル=ラプソティの軍師であるカナリア=ソナタであった。
「お、落ち着いてくださィ! クォール様がこんなことになったのは、何か事情があってこそだと思うのですゥ」
「そこをどいてくだサイ、カナリアさん。貴女がベル様の付き人だとしても、貴女ごと焼却シマス」
アリス=ロンドとしては本当に珍しいことに怒りの感情を身体から噴き出していた。ベル=ラプソティは彼女を見ていて、そんなこともあるのねと呑気に構えている。しかし、カナリア=ソナタがベル様もアリス様を止めてくださいとの一言を受けて、気乗りはしないが、アリス=ロンドを落ち着けさせる方向で動くことになる。
「さてと。カナリア。貴女の予想だと、クォール様はどうなっているわけ?」
とりあえあず、クォール=コンチェルト第1王子をその辺に転がっていた縄で縛り上げ、さらには樽の中へ放り込み、物理的に気持ちの悪いクォール=コンチェルト第1王子がアリス=ロンドの視界から消えた後にベル=ラプソティは自分の軍師に彼の容態について質問する。
カナリア=ソナタは推測に過ぎませんがと前置きした後
「これはハイヨル混沌により、聖地が破壊されてしまった悪影響をモロにクォール様が喰らってしまったせいだと思いますゥ」
「もう、本当にこんな無茶をしないって約束してっ!」
地獄の番人と番犬を倒したアリス=ロンドの下に駆け付けたベル=ラプソティがアリス=ロンドの活躍を褒める前に、まずは彼女の剥き出しの両の乳首を両手の指でつねってみせる。アリス=ロンドは涙目になりながら、ベル=ラプソティに抗議をし続けるために、なかなかベル=ラプソティはアリス=ロンドの乳首から指を離そうとはしなかった。
「いやあ。麗しいお嬢さん。貴女のおかげで俺たちは難を逃れました」
ベル=ラプソティの動きを止めたのは、彼女の後ろ側から近づいてきたクォール=コンチェルト第1王子であった。彼はうやうやしく貴族たちがよく行う礼儀正しいお辞儀をして、アリス=ロンドの功績を讃えることを止めないでいた。
ベル=ラプソティは、はぁああん!? と、つい脅し文句に近い言葉を口から吐いてしまう。本来なら、畏れ敬うどころか、異様な神力を見せたアリス=ロンドに対して、腰を抜かすことのほうがよっぽどまともな対応のはずなのにだ。それなのに、恋する男のように瞳を潤し、まるで最愛の恋人を見つめるようなまなざしをクォール=コンチェルト第1王子はアリス=ロンドに向けている。
「あの。この婆娑羅男は誰デス? ベル様にちょっかいをかけるような優男なら、眼から光線で焼却しますケド……」
ベル=ラプソティのお仕置きから解放されたアリス=ロンドが首級を傾げつつ、キョトンした顔つきで物騒なことを言い出す。ベル=ラプソティは面倒くさいことになったわねと思いつつも、クォール=コンチェルト第1王子をアリス=ロンドに紹介し始める。
「アリス……。こちらはグリーンフォレスト国の第1王子であらせられるクォール=コンチェルト様よ。わたくしたちをグリーンフォレスト国まで案内してくださる予定なの」
「なるほどなのデス。それを種に、ベル様のお腹に子宝種を仕込むつもりの優男なんデスネ。眼から光線なのデス!」
ベル=ラプソティがちょっと待ちなさいっ! と言う前にアリス=ロンドが頭に被るオープン型フルフェイス・ヘルメットの前面に怪しい光点が宿る。しかしながら、優男と断じられているクォール=コンチェルト第1王子はまったく怯むこともなく、さらにはどうぞ、自分に罰を与えてくださいと言った感じに両腕を大きく左右に広げてみせる。
その彼の堂々とした態度にアリス=ロンドは思っていた人物とは違うように感じたため、眼から光線での焼却を止めてしまう。怪しい光がアリス=ロンドのオープン型フルフェイス・ヘルメットから消え失せると、クォール=コンチェルト第1王子はなんだか寂しい雰囲気を醸し出す。
「ああ……。貴女の力強い視線で焼かれるなら本望だと思ったのだが。俺はまだまだ男磨きが足りないようだ」
「ベル様。このひと、何なんデス? 星皇様の1万倍、気持ち悪いことを言っていマス」
「ちょっと、アリス。指差しちゃダメでしょ! でも、クォール様、どうされたんです? 戦闘中に強く頭を打ってしまいました?」
星皇の歯が浮きそうな台詞は、確かに彼に想いを寄せてない女性にとっては、この上無く気持ち悪さを醸し出している。そして、その遥か上を行くレベルでクォール=コンチェルト第1王子がアリス=ロンドに示す優し気な態度は吐き気を催すレベルだ。小1時間前に、自分の身を抱き寄せたあのクォール=コンチェルトらしさが、今はまったく感じられないベル=ラプソティである。
それゆえに今のうちにクォール=コンチェルト様の幻想を打ち砕くために、ベル=ラプソティはアリス=ロンドのスカートの前面を右手でめくり上げ、さらには左手でアリス=ロンドの履いている革製のショーツをずり降ろす。そうすることで、アリス=ロンドは女の子ではなく、男の娘であることを証明してみせる。
「うぐぉぉぉ!? こんなに可愛いのにおちんこさんがついてるだとぉぉぉ!?」
クォール=コンチェルト第1王子は頭を両手で抱え込みながら、身体をグネグネと捻じらせる。さらには頭を抱えつつ、その場で崩れ落ち、四つん這いになってしまう。
「あっ。やりすぎたわ。いくら現実を教えようとしても、こればっかりは刺激が強すぎたわね」
「ベル様。ボクのおちんこさんを見せて良い相手は、星皇様とベル様だけなのデス。出会ったばかりのヒトに見せないでくだサイ」
アリス=ロンドの抗議に対して、ベル=ラプソティはごめんね。と彼女らしくもなく、素直に謝ってみせる。誰だって、恋焦がれる相手以外に、自分のデリケートゾーンを見せたくは無いものだ。そして、やむをえぬ事情があったからといって、アリス=ロンドの可愛いおちんこさんを人目に触れさせる行為は、さすがのベル=ラプソティでも負い目を感じた。
しかしながら、そんなやり取りをしている2人を無視するかのように、クォール=コンチェルトがさらに気持ち悪さを発揮する。地面の上で四つん這いになりながらも、その姿勢のままでグフ、グフ、ドムゥ! と気持ちの悪い笑い声をあげ始めたのだ。
「ああっ! 俺の心にザクッ! と来たよ。こんな可愛い子におちんこさんが付いているわけが無いとばかり思いこんでいたところを不意打ちしてくれたっ! 俺はなんて幸せ者なんだっ!」
この台詞にはさすがの傍若無人ぶりを発揮しているアリス=ロンドの顔にも怪訝な表情をさせてしまうことになる。アリス=ロンドはやっぱりこの男は眼から光線で焼却してしまったほうが良いと考えを改める。しかし、アリス=ロンドがオープン型フルフェイス・ヘルメットの前面の一点に怪しげな光点を作るや否や、それを発射させないように止めたのが、ベル=ラプソティの軍師であるカナリア=ソナタであった。
「お、落ち着いてくださィ! クォール様がこんなことになったのは、何か事情があってこそだと思うのですゥ」
「そこをどいてくだサイ、カナリアさん。貴女がベル様の付き人だとしても、貴女ごと焼却シマス」
アリス=ロンドとしては本当に珍しいことに怒りの感情を身体から噴き出していた。ベル=ラプソティは彼女を見ていて、そんなこともあるのねと呑気に構えている。しかし、カナリア=ソナタがベル様もアリス様を止めてくださいとの一言を受けて、気乗りはしないが、アリス=ロンドを落ち着けさせる方向で動くことになる。
「さてと。カナリア。貴女の予想だと、クォール様はどうなっているわけ?」
とりあえあず、クォール=コンチェルト第1王子をその辺に転がっていた縄で縛り上げ、さらには樽の中へ放り込み、物理的に気持ちの悪いクォール=コンチェルト第1王子がアリス=ロンドの視界から消えた後にベル=ラプソティは自分の軍師に彼の容態について質問する。
カナリア=ソナタは推測に過ぎませんがと前置きした後
「これはハイヨル混沌により、聖地が破壊されてしまった悪影響をモロにクォール様が喰らってしまったせいだと思いますゥ」
0
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
捨てられた前世【大賢者】の少年、魔物を食べて世界最強に、そして日本へ
月城 友麻
ファンタジー
辺境伯の三男坊として転生した大賢者は、無能を装ったがために暗黒の森へと捨てられてしまう。次々と魔物に襲われる大賢者だったが、魔物を食べて生き残る。
こうして大賢者は魔物の力を次々と獲得しながら強くなり、最後には暗黒の森の王者、暗黒龍に挑み、手下に従えることに成功した。しかし、この暗黒龍、人化すると人懐っこい銀髪の少女になる。そして、ポーチから出したのはなんとiPhone。明かされる世界の真実に大賢者もビックリ。
そして、ある日、生まれ故郷がスタンピードに襲われる。大賢者は自分を捨てた父に引導を渡し、街の英雄として凱旋を果たすが、それは物語の始まりに過ぎなかった。
太陽系最果ての地で壮絶な戦闘を超え、愛する人を救うために目指したのはなんと日本。
テンプレを超えた壮大なファンタジーが今、始まる。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
拾われ子のスイ
蒼居 夜燈
ファンタジー
【第18回ファンタジー小説大賞 奨励賞】
記憶にあるのは、自分を見下ろす紅い眼の男と、母親の「出ていきなさい」という怒声。
幼いスイは故郷から遠く離れた西大陸の果てに、ドラゴンと共に墜落した。
老夫婦に拾われたスイは墜落から七年後、二人の逝去をきっかけに養祖父と同じハンターとして生きていく為に旅に出る。
――紅い眼の男は誰なのか、母は自分を本当に捨てたのか。
スイは、故郷を探す事を決める。真実を知る為に。
出会いと別れを繰り返し、命懸けの戦いを繰り返し、喜びと悲しみを繰り返す。
清濁が混在する世界に、スイは何を見て何を思い、何を選ぶのか。
これは、ひとりの少女が世界と己を知りながら成長していく物語。
※週2回(木・日)更新。
※誤字脱字報告に関しては感想とは異なる為、修正が済み次第削除致します。ご容赦ください。
※カクヨム様にて先行公開(登場人物紹介はアルファポリス様でのみ掲載)
※表紙画像、その他キャラクターのイメージ画像はAIイラストアプリで作成したものです。再現不足で色彩の一部が作中描写とは異なります。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
滅せよ! ジリ貧クエスト~悪鬼羅刹と恐れられた僧兵のおれが、ハラペコ女神の料理番(金髪幼女)に!?~
スサノワ
ファンタジー
「ここわぁ、地獄かぁ――!?」
悪鬼羅刹と恐れられた僧兵のおれが、気がつきゃ金糸のような髪の小娘に!?
「えっ、ファンタジーかと思ったぁ? 残っ念っ、ハイ坊主ハラペコSFファンタジーでしたぁ――ウケケケッケッ♪」
やかましぃやぁ。
※小説家になろうさんにも投稿しています。投稿時は初稿そのまま。順次整えます。よろしくお願いします。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる