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第5章:襲撃者
第1話:特製美容液
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ベル=ラプソティたちが乗る幌付き荷馬車を後方やや中央に置いた一団は鋒矢の陣を敷き、星皇が重い愛がゆえに作ってしまった直径30キュロミャートルのクレーター内を横断していく。
しかしながら、自分たちをその身を盾にして進む一団に対して、ベル=ラプソティは終始、眉間にシワを寄せる表情であった。
「ベル様。そんな顔をしていてはシワが増えてしまうのデス。笑顔、笑顔なのデス」
「あんたねえ……。そんな機械的な無表情しといて、よくそんな台詞を吐けるわね。あんたの豪胆さを少しはわけなさいよっ」
「いだい、いだいのデス。アリスは何か間違ったことを言いマシタ?」
アリス=ロンドは明らかに不満を表す表情でベル=ラプソティに抗議する。ベル=ラプソティはそんなことをほざく口はこの口かとばかりにアリス=ロンドのほっぺたを両手の指でつねったのであった。
アリス=ロンドはベル=ラプソティの身に襲い掛かる危険がグッと減ったことで、安心しきってオープン型フルフェイス・ヘルメットを脱いでしまっている。それがますますベル=ラプソティには気にくわない。
(この娘はわたくしを護るためなら、皆がどうなろうが知ったこっちゃないんでしょうね。ずっと被りっぱなしだったヘルメットすら脱いでるしっ!)
つねられたことで真っ赤になってしまったアリス=ロンドのほっぺたを、カナリア=ソナタがまるで窓ガラスを拭くかのようにハァァァと息を吹きかけて、右手の指でそっとなぞっている。
「アリス様のほっぺたは天使顔負けのほっぺたなのですゥ。何か特別なことをしているんですゥ?」
カナリア=ソナタはまるでレズっ娘のように、うっとりとした表情でアリス=ロンドの左頬に右手の指をはわせていた。しかしながら、そうされているというのにアリス=ロンドはカエルの面にお小水とばかりにケロッとした顔をしている。ベル=ラプソティはもう少し、感情を露わにして、カナリア=ソナタの指を否定しなさいよと思ってしまう。
「ボクは毎日、星皇様特性の美容液をつけていマス。ベル様と同じモノを使用していマス」
「え?? 今、なんて言った??」
「ハイ。大事なことなのでもう一度復唱させてもらいマス。星皇様特製の美容液デス。それを毎朝、毎晩、欠かさずほっぺたに塗り込んでいマス」
「そこじゃないわよっ! わたくしと同じモノって言ったところよっ!」
ベル=ラプソティはたまらず大声を張り上げてしまう。ベル=ラプソティは聖地:エルザレムでは実家の公爵家の邸宅で生活しているために、日用品は使用人たちが用意してくれている。そのため、ベル=ラプソティはそれらをどこで仕入れているかについては、ぼんやりと、聖地の周りで住む人たちが形成している町でだと思い込んでいた。
しかし、アリス=ロンドの発言により、ベル=ラプソティは背中にゾワゾワッ! という悪寒が駆け昇り、自分が身に着けているブラやショーツの肌触りにまで気持ち悪さを感じることになる。
「あ、あのゥ……。さすがに普段、身に着けるモノについては、あたしのほうでチェックさせてもらっているのですゥ。星皇様ならやりかねないのでェ」
「ほんと!? ほんとに本当!? あいつが何か仕込んでそうなブラやショーツを身に着けているわけではないわよね?!」
「はい。そこはご安心ください。天界から贈られてくるブラやショーツ。それにドレスなどは丁重にお断りさせていただいていたのですゥ」
ベル=ラプソティは今ほど、カナリア=ソナタが自分の傍らに居てくれてよかったと思ったことは無かった。星皇の聖なる魔の手が自分の身体の隅々を知らぬまに蹂躙していなかったことに、心の底から安堵の息を吐く。
「良かった……。わたくしはまだ穢れていないの……ね。でも、美容液とか乳液とか、この先、どうしよう。ここは我慢するしかないのかしら?」
「あたしのとベル様のを交換して使いますゥ?」
ベル=ラプソティにとって、カナリア=ソナタの提案は嬉しいが、それでもいくらあいつ特製と言えども、自分の肌に沁み込む良い感じを放棄する気にはなりきれないベル=ラプソティであった。
肌との相性もあるし、さすがは自分を愛してやまないと豪語しまくる男が特製していてくれているだけあり、その美容液や乳液を使っていて、不満は一切ない。いや、不満どころか、これが切れたらどうしようと悩んでしまうレベルで肌に合ってしまう。
ベル=ラプソティは数分ほど、うなり声をあげた後、ハァァァ……と大きくため息をする。
「カナリアの提案は嬉しいけど、わたくしはこれくらい我慢するわ。こんなことで不平不満を漏らしていたら、それこそ、『パンが無ければケーキをお食べ』とのたまったかの女性のようにギロチン台に送られちゃうわ」
ベル=ラプソティは自分が思っている不平不満など、自分を護るように展開してくれている一団が持つ不平不満に比べれば、蚊に刺されるか、泣きっ面を蜂で刺されるかくらいの大きな違いがあると思っていた。そうだからこそ、怪しすぎる星皇様特性の美容液を受け入れることで決着する。
「ちなみにあいつが贈ってきたブラやショーツってどんなのだったの? カナリア」
「うッ。それを聞いちゃいますゥ? とんでもなくエロエロな下着でしたよォ」
ベル=ラプソティはそれはそれで興味あるわねと思ってしまう。自分が今つけているのはおとなしめの若紫色のブラとショーツである。色合いと共に色気もかなり少なめである。戦闘用に身に着けるなら、これで良いが愛するヒトとベッドを同じにするなら、こんな下着では、殿方も興奮するわけがないシロモノであった。
「ボクが天界で普段履いていたショーツは穴が空いていマス。ショーツを佩いたままでも、挿入できるようにデス」
「あっ、そうなの……。カナリア。あいつがわたくしに贈ってきたのもそんな類?」
「え、えェ……。その通りですゥ」
カナリア=ソナタは実際に星皇が贈りつけてきていたベル=ラプソティ専用の下着をチェックしていたのだが、とてもベル様本人には見せれないシロモノであった。ショーツのデリケートゾーンを覆う部分はバックリと開くタイプのモノはまだ普通として、お尻の穴が丸見えなもの。さらにはお尻の穴は申し訳ない程度には隠れるが、尻肉がそのまま見えてしまうものなど、多彩であった。
しかし、それ以上にナンセンスだったのが、ブラの方であった。そもそも乳房を隠す布自体が無く、『紐そのもの』と表現した方が正しい気がしてしまうモノまであった。そして、なぜか、ブラとセットでイヤリングっぽいモノが付随していたのである。
(あれって、あたしの予想だと、乳首に装着するモノのように感じたんですけどォ……。でも、アリス様の乳首には何も装着されていませんし……。あたしの考えすぎなのでしょうかァ?)
カナリア=ソナタは念のため、左手でアリス=ロンドの乳首を超一級天使相続の上からなぞる。カナリア=ソナタは肉の突起物の感触を得るが、金属ぽい何かを探り当てることは出来なかった。
「カナリア。あんた、何してんの? あと、アリス。まんざらでもない顔してんじゃないのっ!」
しかしながら、自分たちをその身を盾にして進む一団に対して、ベル=ラプソティは終始、眉間にシワを寄せる表情であった。
「ベル様。そんな顔をしていてはシワが増えてしまうのデス。笑顔、笑顔なのデス」
「あんたねえ……。そんな機械的な無表情しといて、よくそんな台詞を吐けるわね。あんたの豪胆さを少しはわけなさいよっ」
「いだい、いだいのデス。アリスは何か間違ったことを言いマシタ?」
アリス=ロンドは明らかに不満を表す表情でベル=ラプソティに抗議する。ベル=ラプソティはそんなことをほざく口はこの口かとばかりにアリス=ロンドのほっぺたを両手の指でつねったのであった。
アリス=ロンドはベル=ラプソティの身に襲い掛かる危険がグッと減ったことで、安心しきってオープン型フルフェイス・ヘルメットを脱いでしまっている。それがますますベル=ラプソティには気にくわない。
(この娘はわたくしを護るためなら、皆がどうなろうが知ったこっちゃないんでしょうね。ずっと被りっぱなしだったヘルメットすら脱いでるしっ!)
つねられたことで真っ赤になってしまったアリス=ロンドのほっぺたを、カナリア=ソナタがまるで窓ガラスを拭くかのようにハァァァと息を吹きかけて、右手の指でそっとなぞっている。
「アリス様のほっぺたは天使顔負けのほっぺたなのですゥ。何か特別なことをしているんですゥ?」
カナリア=ソナタはまるでレズっ娘のように、うっとりとした表情でアリス=ロンドの左頬に右手の指をはわせていた。しかしながら、そうされているというのにアリス=ロンドはカエルの面にお小水とばかりにケロッとした顔をしている。ベル=ラプソティはもう少し、感情を露わにして、カナリア=ソナタの指を否定しなさいよと思ってしまう。
「ボクは毎日、星皇様特性の美容液をつけていマス。ベル様と同じモノを使用していマス」
「え?? 今、なんて言った??」
「ハイ。大事なことなのでもう一度復唱させてもらいマス。星皇様特製の美容液デス。それを毎朝、毎晩、欠かさずほっぺたに塗り込んでいマス」
「そこじゃないわよっ! わたくしと同じモノって言ったところよっ!」
ベル=ラプソティはたまらず大声を張り上げてしまう。ベル=ラプソティは聖地:エルザレムでは実家の公爵家の邸宅で生活しているために、日用品は使用人たちが用意してくれている。そのため、ベル=ラプソティはそれらをどこで仕入れているかについては、ぼんやりと、聖地の周りで住む人たちが形成している町でだと思い込んでいた。
しかし、アリス=ロンドの発言により、ベル=ラプソティは背中にゾワゾワッ! という悪寒が駆け昇り、自分が身に着けているブラやショーツの肌触りにまで気持ち悪さを感じることになる。
「あ、あのゥ……。さすがに普段、身に着けるモノについては、あたしのほうでチェックさせてもらっているのですゥ。星皇様ならやりかねないのでェ」
「ほんと!? ほんとに本当!? あいつが何か仕込んでそうなブラやショーツを身に着けているわけではないわよね?!」
「はい。そこはご安心ください。天界から贈られてくるブラやショーツ。それにドレスなどは丁重にお断りさせていただいていたのですゥ」
ベル=ラプソティは今ほど、カナリア=ソナタが自分の傍らに居てくれてよかったと思ったことは無かった。星皇の聖なる魔の手が自分の身体の隅々を知らぬまに蹂躙していなかったことに、心の底から安堵の息を吐く。
「良かった……。わたくしはまだ穢れていないの……ね。でも、美容液とか乳液とか、この先、どうしよう。ここは我慢するしかないのかしら?」
「あたしのとベル様のを交換して使いますゥ?」
ベル=ラプソティにとって、カナリア=ソナタの提案は嬉しいが、それでもいくらあいつ特製と言えども、自分の肌に沁み込む良い感じを放棄する気にはなりきれないベル=ラプソティであった。
肌との相性もあるし、さすがは自分を愛してやまないと豪語しまくる男が特製していてくれているだけあり、その美容液や乳液を使っていて、不満は一切ない。いや、不満どころか、これが切れたらどうしようと悩んでしまうレベルで肌に合ってしまう。
ベル=ラプソティは数分ほど、うなり声をあげた後、ハァァァ……と大きくため息をする。
「カナリアの提案は嬉しいけど、わたくしはこれくらい我慢するわ。こんなことで不平不満を漏らしていたら、それこそ、『パンが無ければケーキをお食べ』とのたまったかの女性のようにギロチン台に送られちゃうわ」
ベル=ラプソティは自分が思っている不平不満など、自分を護るように展開してくれている一団が持つ不平不満に比べれば、蚊に刺されるか、泣きっ面を蜂で刺されるかくらいの大きな違いがあると思っていた。そうだからこそ、怪しすぎる星皇様特性の美容液を受け入れることで決着する。
「ちなみにあいつが贈ってきたブラやショーツってどんなのだったの? カナリア」
「うッ。それを聞いちゃいますゥ? とんでもなくエロエロな下着でしたよォ」
ベル=ラプソティはそれはそれで興味あるわねと思ってしまう。自分が今つけているのはおとなしめの若紫色のブラとショーツである。色合いと共に色気もかなり少なめである。戦闘用に身に着けるなら、これで良いが愛するヒトとベッドを同じにするなら、こんな下着では、殿方も興奮するわけがないシロモノであった。
「ボクが天界で普段履いていたショーツは穴が空いていマス。ショーツを佩いたままでも、挿入できるようにデス」
「あっ、そうなの……。カナリア。あいつがわたくしに贈ってきたのもそんな類?」
「え、えェ……。その通りですゥ」
カナリア=ソナタは実際に星皇が贈りつけてきていたベル=ラプソティ専用の下着をチェックしていたのだが、とてもベル様本人には見せれないシロモノであった。ショーツのデリケートゾーンを覆う部分はバックリと開くタイプのモノはまだ普通として、お尻の穴が丸見えなもの。さらにはお尻の穴は申し訳ない程度には隠れるが、尻肉がそのまま見えてしまうものなど、多彩であった。
しかし、それ以上にナンセンスだったのが、ブラの方であった。そもそも乳房を隠す布自体が無く、『紐そのもの』と表現した方が正しい気がしてしまうモノまであった。そして、なぜか、ブラとセットでイヤリングっぽいモノが付随していたのである。
(あれって、あたしの予想だと、乳首に装着するモノのように感じたんですけどォ……。でも、アリス様の乳首には何も装着されていませんし……。あたしの考えすぎなのでしょうかァ?)
カナリア=ソナタは念のため、左手でアリス=ロンドの乳首を超一級天使相続の上からなぞる。カナリア=ソナタは肉の突起物の感触を得るが、金属ぽい何かを探り当てることは出来なかった。
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