【R18】聖女の思春期奇行列伝 ~創造主は痛みを快楽に変える変態を創り出す~

ももちく

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第17章:ミハエル救出

第6話:雷球

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「なん……だと!?」

「ちっ! こうも早く奥の手を出すことになるとはなぁぁぁ!」

 ミハエル=アレクサンダーがアンドレイ=ラプソティたち全員を一度に相手に出来るだけの自信を持っていたことが裏付けられる事態になる。アンドレイ=ラプソティの周りにはふわふわと青白い雷球がいくつも浮かんでいたのである。それらが防御壁となり、乱入してきたベリアルとアリス=アンジェラを吹き飛ばしたのである。

 さらにはミハエル=アレクサンダーはその青白い雷球群を自身の周囲で回転させたのである。まるで太陽を惑星が守るかのようにミハエル=アレクサンダーの周りを公転し始めたのだ、その雷球群は。こうなっては、ミハエル=アレクサンダーに肉薄し続けていたアンドレイ=ラプソティとミサ=ミケーンも後退を余儀なくされてしまう。

「ほほぅ……。精霊の中でも気位の高いウィル・オー・ウィスプを支配下に置いておるのか。これは面白い相手じゃて」

「この雷球群の正体を一発で見抜くか。ただのおっぱいのでかすぎる半狐半人ハーフ・ダ・コーンというわけではなさそうだな?」

 ミハエル=アレクサンダーは隠し玉の雷球群を自分の周囲に展開しているというのに、眼を細めながら、段々と近づいてくる半狐半人ハーフ・ダ・コーンに注視せざるをえなくなる。これまでの一連の流れにまったくもって介入する素振りも見せなかった半狐半人ハーフ・ダ・コーンが、今更ながらに戦線へと赴いてきた以上、警戒心をこの女狐に注ぐ他無かったのである。

 ヨーコ=タマモはおごそかでありながらも、不遜な態度で右手に持つ芭蕉扇をゆらりゆらりと揺らし始める。その途端、この戦場の空気自体が歪み始めたのである。ミハエル=アレクサンダーは不快感を感じるが、それでも、その想いをどこか遠くへ吹き飛ばすが如くに、右手に持つ長剣ロング・ソードを降り回すことになる。

「さあ、抗うが良いのじゃ。わらわが今まで参戦していなかったのは、わらわの攻撃が連携に向かないからじゃ」

「面白いことを言う女狐だ。まずは手始めにこの神鳴り群をどうにかしてからにしろっ!」

 上空に浮かぶ雷雲から幾筋もの稲光が地上に向かって、降り注ぐことになる。しかし、そんなこけおどしに屈するような女では無いとばかりに、育ちに育った瓜が実っている胸を張ってみせるヨーコ=タマモであった。

 ヨーコ=タマモは雷鳴渦巻く戦場をひとり、静かに歩いていた。細い稲光が彼女の身体を鞭のように打つが、鞭に打たれること自体が喜びでもあるかのように、ヨーコ=タマモの顔は蕩けていくのであった。ヨーコ=タマモの顔だけでなかった、彼女の変化は。身体自体も鞭打たれることで、その体温を上昇させていく。そして、その鞭打たれる快感が最高潮に達したと同時に、ヨーコ=タマモは果てを覚え、卑肉から潮を吹くようなイメージで、彼女の腰辺りから、大量のキツネの尻尾が生み出されたのであった。

「ほんに、ありがたいことじゃ。この身体に戻ったのは100年振りぞ」

「くっ! 俺はまんまと乗せられた!?」

「そういうことじゃ。しかしながら、わらわをイカせるだけのテクニックはあるようじゃの。痛気持ちい感覚に、思わず失禁してしまいそうになったのじゃ」

 ヨーコ=タマモは顔全体を紅くさせていた。まるで快楽に酔っているようにも見える彼女であった。そして、彼女の着る着物の尻部分を弾き飛ばして、生えてきた9本の狐尾もまた満足気にゆらりゆらりと揺れ動いていたのである。

「アンドレイ様。わらわはこの男が気に入ったのじゃ。わらわの新しい男にして良いかえ?」

「う、う~~~ん!? 何か話が変んな方向へと進んでいってしまっているのですが!?」

「アンドレイ……。ここはヨーコに任せておいた方が良さそうだぞ。こういう時の女性を止めると、後々、すっごく面倒なことになる」

「物分かりの良いベリアル様じゃ。アンドレイ様。ご安心なされ。教育の行き届いていない鼻タレ小僧を説教するのは、年長の女性の役目ぞて」

 アンドレイ=ラプソティは妖艶なしゃべりをするヨーコ=タマモに気圧けおされ、自分の役目であるはずのミハエル=アレクサンダーへの教育を止めてしまいそうになる。アンドレイ=ラプソティはブンブンと強めに左右へと頭を振り、やはり、愛しきレオンの息子を教育するのは自分の役目であるはずだと、心に誓い直すのであった。

「ヨーコ殿。有難い言葉なのですがって、うわぁぁぁ!?」

「ほれ、邪魔は居なくなったのじゃ。さあ、ミハエル坊や。わらわが痛めつけてやろう。そして、その後はベッドの上で、思う存分、癒してやろう。ああ、楽しみじゃて……」

 ヨーコ=タマモは何かを言わんとしていたアンドレイ=ラプソティを芭蕉扇で吹き飛ばした後、ふくよかな唇をべロリと紅い舌で舐め上げる。まるで獲物を前にして、舌なめずりしている捕食者のような所作でもあった。ヨーコ=タマモにの周りに居る面々はコクリと頷き合い、2人の戦いに巻き込まれぬようにと、距離をなるべく開けることになる。

 ヨーコ=タマモはちらりと横目で、仲間と呼んで良いか、まだはっきりしない面々を見た後、自分の視線を真っ直ぐにミハエル=アレクサンダーの方へと向ける。妖艶な視線を受けるミハエル=アレクサンダーはたじたじとなっていた。

 自身の周囲にウィル・オー・ウィスプたちを周回させ、さらには左手には邪悪も善なるモノをも弾き返すメデューサの盾を持っている。そして、右手には大地を穿ち、焼き払う神鳴りを発生させる長剣ロング・ソードを持っているというのに、どれもこれも、この尻から9本の狐尾を生やす半狐半人ハーフ・ダ・コーン相手には。役に立たない気がしてならないミハエル=アレクサンダーであった。

 すでにミハエル=アレクサンダーはヨーコ=タマモに飲み込まれていたと言っても過言では無かった。ヨーコ=タマモがおごそかでありながらも、妖艶な気を纏わせたまま、芭蕉扇を振り回し始める。それと共に、ミハエル=アレクサンダーの眉間のシワがどんどん深い谷のように刻まれていく。

「俺が飲み込まれる!?」

「ほれ、飲んでやろうて。まだ女の味を知らぬのじゃろう? わらわが筆おろしをしてやろう。仇討なぞ、無意味と思わせるほどに蕩けてしまうのじゃ」

 気持ちが昂るヨーコ=タマモは着物の前をそれとなくはだけさせる。瓜のようなおっぱいの谷間が露わとなり、ミハエル=アレクサンダーは思わず、戦いの中で戦いを忘れそうになる。それほどまでに、おっぱいの谷間を見ただけでわかるほどの、弾力と柔らかさを持っているのだ、ヨーコ=タマモのおっぱいは。

「俺を誘惑しようとするなっ! 雷鳴よ、あの女狐を貫きたまえ!」

 ミハエル=アレクサンダーは邪念を振り払うかのように、右手に持つ長剣ロング・ソードを高々と振り上げる。それと同時に稲光が天へと吸い込まれ、雷雲から幾百もの雷光がヨーコ=タマモの頭上へと降り注がれる……。
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