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第19章:自由意志
第8話:娼婦の中の娼婦
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アリス=アンジェラの喉は水分だけでなく、空気も欲しがった。スースーと細い呼吸を繰り返すが、肺の中に空気が満足に入ってこない感じがしてたまらなかった。それほどまでに、今、剣先を突きつけている相手の感情が、手に取るようにわかるのだ。アリス=アンジェラの両手を包み込んでいる薄い手袋の中は汗でべっとりと濡れていた。身体中に緊張が走る。それほどまでの威圧感を悪魔皇:サタンは身体から溢れさせていたのである。
悪魔皇:サタンがピクッと右手の人差し指を動かすと、それに連動するかのように、アリス=アンジェラの身体全体がビクンッ! と跳ね上がることになる。悪魔皇:サタンがギロリとアリス=アンジェラを睨みつければ、アリス=アンジェラの身体全体から鈍い汗が噴き出すことになる。
アリス=アンジェラの額から溢れ出す珠のような汗が、彼女の頬と顎を通過し、雫となって、肉の床にぽたりと堕ちる。アリス=アンジェラはその汗の珠が弾ける音がいやに生々しいと感じてしまう。そのため、わずか一瞬であるが、アリス=アンジェラは堕ちた汗の珠の方へと視線を向けてしまう。
「どこを見ている。我を相手に視線を外して良いと思ったのか?」
「うごぉっ!」
アリス=アンジェラが悪魔皇:サタンから視線を切ったのは、ほんの一瞬であった。しかしながら、悪魔皇:サタンはその隙を見逃してくれるほど、優しい相手では無かった。アリス=アンジェラの下腹部に向かって、下から上へとかちあげるように右の拳を振り上げてみせる。アリス=アンジェラは下腹部に激痛を感じ、口から胃液をまき散らしながら、その場でうずくまることになる。
しかしながら、紳士とはかけ離れた位置に居る悪魔皇:サタンは、うずくまっているアリス=アンジェラの髪の毛を右手で鷲掴みにして、無理やり彼女を起き上がらせる。そして、次の瞬間には、アリス=アンジェラの顔はさらに苦痛で歪むことになる。
「おいっ! サタン様! それ以上、腹を殴ったら、アリス嬢ちゃんが赤ちゃんを産めない身体になっちまうだろ!?」
「この女がそんな貧弱なわけがないだろう。この女は創星計画の聖母となる資質を創造主:Y.O.N.Nに与えられているのだ。こいつの腹は一億本のおちんこさんで突かれようが、それで壊れてしまうような腹では無いのだっ!」
悪魔皇:サタンは2度、アリス=アンジェラの腹に腹パンを決めた後、吐き捨てるようにそう言う。その後、アリス=アンジェラの身体をゴミの山に捨てるかのように振り払う。アリス=アンジェラはゲホガハッゲホッ! と盛大に胃液をまき散らしながら、その場で転げ回ることになる。苦しみもがくアリス=アンジェラを無視するかのように悪魔皇:サタンは彼女に背を向けて、玉座に座り直す。
しかしながら、悪魔皇:サタンの不快感は、さらに増してしまうことになる。アリス=アンジェラがゼエゼエハアハアと息も絶え絶えといった感じであるのに、龍剣を杖代わりに立ち上がったのである。聞き分けの無い小娘相手に折檻しただけでも、気分が相当悪い悪魔皇:サタンである。足をガクガクブルブルと産まれたての小鹿のように震えさせながらも、再度、立ち上がろうとするアリス=アンジェラに対して、眉間のシワが深くなってしまう悪魔皇:サタンであった。
「わからぬ。本当にわからぬっ! ここまでの実力差を叩きこんでやったというのに、何故に貴様は我の前に立とうとする!?」
「簡単なことなのデス! 天使にとって、悪魔に嫌がられることは、これ以上に無い誉れだからなのデス!」
「ほざけっ! 痛みを快感に変える『ド変態』が何を言っている! 貴様は創造主:Y.O.N.Nに何をされたかもわかっていない、真の淫売以上のド淫乱よっ!! リリスがその淫靡な唇から、自分は聖女だとほざいたほうが、面白いと感じてしまうほどの異常な存在なのだよっ、貴様という存在はっ!!」
激昂した悪魔皇:サタンは、女性にとって、この世で最も不名誉である言葉をアリス=アンジェラにぶつけるのであった。言われた側のアリス=アンジェラはゾクゾクッ! と身体を打ち震わせ、あろうことか、立ちながらにして、大量の黄金色の甘露を卑肉から噴射させる。
「アリスはド変態ではありまセンッ! 前言撤回してくだサイッ!」
「うるさいっ! 何度でも言ってやるっ! 変態! 淫乱! 売女! 淫売! 娼婦の中の娼婦がっ!」
「いぎぃぃぃぃ!」
「リリスに詫びろっ! この痴女がっっっ!」
アリス=アンジェラは言葉の暴力に晒され、今まで以上に両足をガクガクブルブルと震えさせる。彼女の体重を支えきれなくなった両足は、彼女の卑肉から噴き出す黄金色の甘露によって、ずぶ濡れになりながら、折りたたまれていく。
身体を震わせつつ、尻餅をつきながら、失禁を繰り返すアリス=アンジェラを、まるで穢れきった女を見るような、濁った眼つきで見ていた悪魔皇:サタンは、自分の発言に関して、反省を促されることになる。いくら、創造主:Y.O.N.Nが諸善の根源と言えども、その犠牲者のひとりに過ぎないのだ、アリス=アンジェラは。
彼女は望んで、そんな身体に産まれてきたわけでは無い。それなのに、散々、そんな哀れな身体のことをなじってしまったのは、いくら悪魔皇と言えども、体裁が悪いとしか言い様が無かった。バツが悪そうに悪魔皇:サタンは髪の毛をボリボリと右手で掻く。
しかし、紳士から外れた外道の悪魔皇:サタンですら、予想外のことが起きる。アリス=アンジェラは失禁し続けているというのに、その場で幽鬼のようにスクっと立ち上がったのである。さらには、クスリでもキメているのか!? と、こちらを不安にさせるほどの恍惚な笑顔を見せてくるアリス=アンジェラであった。
悪魔皇:サタンは玉座に座りながらにして、後退を余儀なくされる。玉座をガタンッ! と揺らし、悪魔皇らしくないことをしでかすことになる。だが、動揺する悪魔皇に対して、滑り込むように、身体を近づけさせたのがアリス=アンジェラであった。
「ああ……、もっとなじってほしいのレシュゥ。悪魔の罵詈雑言の一言、一言が、アリスの身体を熱くさせるのレシュゥ」
「ち、近づくなっ!」
「ひぎぃぃぃ!」
「ぐあっっっ! 小便くさいっ!」
「あぐぅぅぅ!」
悪魔皇:サタンは貧相な身体をべったりとくっつけてくるアリス=アンジェラに嫌気がさしてたまらなかった。好いても無い女に迫られることが、これほど忌避感を感じると思ったことは無い。悪魔は基本的に来るもの拒まず、去る者は地獄の果てまで追いかけるという悪癖を持っている。一度、興味を持った相手には、悪い意味で尽くしまくるのが悪魔たる悪魔の証左であった。
だが、いくら悪魔皇と言えども、アリス=アンジェラだけはご勘弁願うとしか言い様が無かった……。
悪魔皇:サタンがピクッと右手の人差し指を動かすと、それに連動するかのように、アリス=アンジェラの身体全体がビクンッ! と跳ね上がることになる。悪魔皇:サタンがギロリとアリス=アンジェラを睨みつければ、アリス=アンジェラの身体全体から鈍い汗が噴き出すことになる。
アリス=アンジェラの額から溢れ出す珠のような汗が、彼女の頬と顎を通過し、雫となって、肉の床にぽたりと堕ちる。アリス=アンジェラはその汗の珠が弾ける音がいやに生々しいと感じてしまう。そのため、わずか一瞬であるが、アリス=アンジェラは堕ちた汗の珠の方へと視線を向けてしまう。
「どこを見ている。我を相手に視線を外して良いと思ったのか?」
「うごぉっ!」
アリス=アンジェラが悪魔皇:サタンから視線を切ったのは、ほんの一瞬であった。しかしながら、悪魔皇:サタンはその隙を見逃してくれるほど、優しい相手では無かった。アリス=アンジェラの下腹部に向かって、下から上へとかちあげるように右の拳を振り上げてみせる。アリス=アンジェラは下腹部に激痛を感じ、口から胃液をまき散らしながら、その場でうずくまることになる。
しかしながら、紳士とはかけ離れた位置に居る悪魔皇:サタンは、うずくまっているアリス=アンジェラの髪の毛を右手で鷲掴みにして、無理やり彼女を起き上がらせる。そして、次の瞬間には、アリス=アンジェラの顔はさらに苦痛で歪むことになる。
「おいっ! サタン様! それ以上、腹を殴ったら、アリス嬢ちゃんが赤ちゃんを産めない身体になっちまうだろ!?」
「この女がそんな貧弱なわけがないだろう。この女は創星計画の聖母となる資質を創造主:Y.O.N.Nに与えられているのだ。こいつの腹は一億本のおちんこさんで突かれようが、それで壊れてしまうような腹では無いのだっ!」
悪魔皇:サタンは2度、アリス=アンジェラの腹に腹パンを決めた後、吐き捨てるようにそう言う。その後、アリス=アンジェラの身体をゴミの山に捨てるかのように振り払う。アリス=アンジェラはゲホガハッゲホッ! と盛大に胃液をまき散らしながら、その場で転げ回ることになる。苦しみもがくアリス=アンジェラを無視するかのように悪魔皇:サタンは彼女に背を向けて、玉座に座り直す。
しかしながら、悪魔皇:サタンの不快感は、さらに増してしまうことになる。アリス=アンジェラがゼエゼエハアハアと息も絶え絶えといった感じであるのに、龍剣を杖代わりに立ち上がったのである。聞き分けの無い小娘相手に折檻しただけでも、気分が相当悪い悪魔皇:サタンである。足をガクガクブルブルと産まれたての小鹿のように震えさせながらも、再度、立ち上がろうとするアリス=アンジェラに対して、眉間のシワが深くなってしまう悪魔皇:サタンであった。
「わからぬ。本当にわからぬっ! ここまでの実力差を叩きこんでやったというのに、何故に貴様は我の前に立とうとする!?」
「簡単なことなのデス! 天使にとって、悪魔に嫌がられることは、これ以上に無い誉れだからなのデス!」
「ほざけっ! 痛みを快感に変える『ド変態』が何を言っている! 貴様は創造主:Y.O.N.Nに何をされたかもわかっていない、真の淫売以上のド淫乱よっ!! リリスがその淫靡な唇から、自分は聖女だとほざいたほうが、面白いと感じてしまうほどの異常な存在なのだよっ、貴様という存在はっ!!」
激昂した悪魔皇:サタンは、女性にとって、この世で最も不名誉である言葉をアリス=アンジェラにぶつけるのであった。言われた側のアリス=アンジェラはゾクゾクッ! と身体を打ち震わせ、あろうことか、立ちながらにして、大量の黄金色の甘露を卑肉から噴射させる。
「アリスはド変態ではありまセンッ! 前言撤回してくだサイッ!」
「うるさいっ! 何度でも言ってやるっ! 変態! 淫乱! 売女! 淫売! 娼婦の中の娼婦がっ!」
「いぎぃぃぃぃ!」
「リリスに詫びろっ! この痴女がっっっ!」
アリス=アンジェラは言葉の暴力に晒され、今まで以上に両足をガクガクブルブルと震えさせる。彼女の体重を支えきれなくなった両足は、彼女の卑肉から噴き出す黄金色の甘露によって、ずぶ濡れになりながら、折りたたまれていく。
身体を震わせつつ、尻餅をつきながら、失禁を繰り返すアリス=アンジェラを、まるで穢れきった女を見るような、濁った眼つきで見ていた悪魔皇:サタンは、自分の発言に関して、反省を促されることになる。いくら、創造主:Y.O.N.Nが諸善の根源と言えども、その犠牲者のひとりに過ぎないのだ、アリス=アンジェラは。
彼女は望んで、そんな身体に産まれてきたわけでは無い。それなのに、散々、そんな哀れな身体のことをなじってしまったのは、いくら悪魔皇と言えども、体裁が悪いとしか言い様が無かった。バツが悪そうに悪魔皇:サタンは髪の毛をボリボリと右手で掻く。
しかし、紳士から外れた外道の悪魔皇:サタンですら、予想外のことが起きる。アリス=アンジェラは失禁し続けているというのに、その場で幽鬼のようにスクっと立ち上がったのである。さらには、クスリでもキメているのか!? と、こちらを不安にさせるほどの恍惚な笑顔を見せてくるアリス=アンジェラであった。
悪魔皇:サタンは玉座に座りながらにして、後退を余儀なくされる。玉座をガタンッ! と揺らし、悪魔皇らしくないことをしでかすことになる。だが、動揺する悪魔皇に対して、滑り込むように、身体を近づけさせたのがアリス=アンジェラであった。
「ああ……、もっとなじってほしいのレシュゥ。悪魔の罵詈雑言の一言、一言が、アリスの身体を熱くさせるのレシュゥ」
「ち、近づくなっ!」
「ひぎぃぃぃ!」
「ぐあっっっ! 小便くさいっ!」
「あぐぅぅぅ!」
悪魔皇:サタンは貧相な身体をべったりとくっつけてくるアリス=アンジェラに嫌気がさしてたまらなかった。好いても無い女に迫られることが、これほど忌避感を感じると思ったことは無い。悪魔は基本的に来るもの拒まず、去る者は地獄の果てまで追いかけるという悪癖を持っている。一度、興味を持った相手には、悪い意味で尽くしまくるのが悪魔たる悪魔の証左であった。
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