1 / 6
はじまり。それは、新たな人生の幕開け。
ゲームしていたら、キャラに転生したみたいです。
しおりを挟む
「知らない天井だ。」
目を開けると見慣れた木造の天井ではなく、いかにも高いであろうレースふんだんにあしらった天蓋が目に入った。
俺は昨日、ベットに行き着く前に限界を超えて、机で寝てしまったはずだ。
そもそもなぜ、俺はベットで寝ている?
「おはようございます、主。今日はずいぶんと遅い起床ですね。」
横向くと整った顔にある青い瞳で心配そうに見つめてくる男がいた。
ぼーとした意識の中で隣にいる男が誰なのか、ここがどこなのか考える。
ここは寝る前に俺のやっていたゲーム【モンスターテイム&ファーム~従魔の心~】の中の自宅の寝室だ。そして隣にいるのはそうだ従魔のアオイだ。
でも、なぜ俺はゲームの世界にいる?確かに実際にモンスターと直接触れ合いたいと常々思っていたが…
「主!大丈夫ですか。わたくしを見たまま、瞬きもせず、固まっていますが、体の調子でも悪いのでしょうか。」
「大丈夫だ。ちょっと考え事をしていた。」
アオイの問いかけにはっとして慌てて問題ないことを伝え、起き上がる。
「そうですか。では仕事へ行く支度をしてください。いつもなら既に仕事を始めている時間ですよ。他の従魔たちはもう作業に入っています。」
アオイに言われて仕事?と思ったが、このゲームは自身が育てた従魔にサポートしてもらいながら、農業や鍛冶など様々なことができる。
レベルを上げると仕事の幅が増えていくやり込み系のゲームだ。
朝は確か従魔たちだけでできる仕事してあったような...
「アオイ、今日の仕事の中で特別俺がしなければいけないものはあったか?」
「そうですね。少々お待ちください。」
アオイが自身の前に手をかざすとなにもない空間に半透明な板が出現した。
「っ!!ア、アオイ!そ、そ、それはメニュー画面か?」
「!!いきなり大声を出さないでくださいよ。びっくりするじゃないですか。
なにを目を見開いて驚いているんですか?主だっていつも見ているものじゃないですか。今さら驚かれても困ります。」
困りますってあーた。ゲームの時にはそんなことしたことないでしょうが!
そもそもメニューってプレイヤーのものだとかってに思ってましたけど、なに違うの?
いつから従魔もメニュー使えるようになったのよ。誰かー説明プリーズ...
「主、お待たせしました。各部門長の予定を確認しましたが、現時点で主にお願いする仕事はありませんでした。」
優秀過ぎるねうちの子達は!
ちょっと悲し、でもこれで頭の中が整理できそう。
アオイを含め俺の現状を話すべきかどうか...
でも、アオイ達は俺が愛情込めて育てた家族だ。
...よし!とりあえず今から初期メンバーに事情を説明して、夕食のすべての従魔が集まった時間に改めて話そう。
「アオイ、すまないが急遽、会議を開く。仕事をしているものには悪いが、部門長をすべて集めてくれ。理由はあとで話すから、今は聞かないでくれるとありがたい。」
「かしこまりました。主の仰せのままに。部門長と連絡をとらせていただきます。部門長がしている
仕事の引き継ぎもありますので30分後までに場を設けさせていただきます。」
「それで頼む。急にすまない。」
「いえ、これが私の仕事なので。では少々席をはずします。」
アオイは出された指示を遂行すべく、寝室を音もなく退出した。
それじゃ、俺も置かれた状況を整理して会議に備えますかね。
一つ深呼吸をして、俺はメニューを開いたのであった。
目を開けると見慣れた木造の天井ではなく、いかにも高いであろうレースふんだんにあしらった天蓋が目に入った。
俺は昨日、ベットに行き着く前に限界を超えて、机で寝てしまったはずだ。
そもそもなぜ、俺はベットで寝ている?
「おはようございます、主。今日はずいぶんと遅い起床ですね。」
横向くと整った顔にある青い瞳で心配そうに見つめてくる男がいた。
ぼーとした意識の中で隣にいる男が誰なのか、ここがどこなのか考える。
ここは寝る前に俺のやっていたゲーム【モンスターテイム&ファーム~従魔の心~】の中の自宅の寝室だ。そして隣にいるのはそうだ従魔のアオイだ。
でも、なぜ俺はゲームの世界にいる?確かに実際にモンスターと直接触れ合いたいと常々思っていたが…
「主!大丈夫ですか。わたくしを見たまま、瞬きもせず、固まっていますが、体の調子でも悪いのでしょうか。」
「大丈夫だ。ちょっと考え事をしていた。」
アオイの問いかけにはっとして慌てて問題ないことを伝え、起き上がる。
「そうですか。では仕事へ行く支度をしてください。いつもなら既に仕事を始めている時間ですよ。他の従魔たちはもう作業に入っています。」
アオイに言われて仕事?と思ったが、このゲームは自身が育てた従魔にサポートしてもらいながら、農業や鍛冶など様々なことができる。
レベルを上げると仕事の幅が増えていくやり込み系のゲームだ。
朝は確か従魔たちだけでできる仕事してあったような...
「アオイ、今日の仕事の中で特別俺がしなければいけないものはあったか?」
「そうですね。少々お待ちください。」
アオイが自身の前に手をかざすとなにもない空間に半透明な板が出現した。
「っ!!ア、アオイ!そ、そ、それはメニュー画面か?」
「!!いきなり大声を出さないでくださいよ。びっくりするじゃないですか。
なにを目を見開いて驚いているんですか?主だっていつも見ているものじゃないですか。今さら驚かれても困ります。」
困りますってあーた。ゲームの時にはそんなことしたことないでしょうが!
そもそもメニューってプレイヤーのものだとかってに思ってましたけど、なに違うの?
いつから従魔もメニュー使えるようになったのよ。誰かー説明プリーズ...
「主、お待たせしました。各部門長の予定を確認しましたが、現時点で主にお願いする仕事はありませんでした。」
優秀過ぎるねうちの子達は!
ちょっと悲し、でもこれで頭の中が整理できそう。
アオイを含め俺の現状を話すべきかどうか...
でも、アオイ達は俺が愛情込めて育てた家族だ。
...よし!とりあえず今から初期メンバーに事情を説明して、夕食のすべての従魔が集まった時間に改めて話そう。
「アオイ、すまないが急遽、会議を開く。仕事をしているものには悪いが、部門長をすべて集めてくれ。理由はあとで話すから、今は聞かないでくれるとありがたい。」
「かしこまりました。主の仰せのままに。部門長と連絡をとらせていただきます。部門長がしている
仕事の引き継ぎもありますので30分後までに場を設けさせていただきます。」
「それで頼む。急にすまない。」
「いえ、これが私の仕事なので。では少々席をはずします。」
アオイは出された指示を遂行すべく、寝室を音もなく退出した。
それじゃ、俺も置かれた状況を整理して会議に備えますかね。
一つ深呼吸をして、俺はメニューを開いたのであった。
0
あなたにおすすめの小説
転生後はゆっくりと
衣更月
ファンタジー
貧しい集落で生まれたリリは、生まれた瞬間から前世の記憶があった。
日本人特有の”配慮”に徹した赤ん坊を演じていたことで、両親から距離を置かれた挙句、村人からも「不気味な子」として敬遠されることに…。
そして、5才の誕生日に遠くの町に捨てられた。
でも、リリは悲観しない。
前世の知識チートは出来ないけど、大人メンタルで堅実に。
目指すは憧れのスローライフが出来るほど、ほどほどの守銭奴としてリリは異世界人として順応していく。
全25話(予定)
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
メインをはれない私は、普通に令嬢やってます
かぜかおる
ファンタジー
ヒロインが引き取られてきたことで、自分がラノベの悪役令嬢だったことに気が付いたシルヴェール
けど、メインをはれるだけの実力はないや・・・
だから、この世界での普通の令嬢になります!
↑本文と大分テンションの違う説明になってます・・・
ねえ、今どんな気持ち?
かぜかおる
ファンタジー
アンナという1人の少女によって、私は第三王子の婚約者という地位も聖女の称号も奪われた
彼女はこの世界がゲームの世界と知っていて、裏ルートの攻略のために第三王子とその側近達を落としたみたい。
でも、あなたは真実を知らないみたいね
ふんわり設定、口調迷子は許してください・・・
腹違いの妹にすべてを奪われた薄幸の令嬢が、義理の母に殴られた瞬間、前世のインテリヤクザなおっさんがぶちギレた場合。
灯乃
ファンタジー
十二歳のときに母が病で亡くなった途端、父は後妻と一歳年下の妹を新たな『家族』として迎え入れた。
彼らの築く『家族』の輪から弾き出されたアニエスは、ある日義母の私室に呼び出され――。
タイトル通りのおっさんコメディーです。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
天才女薬学者 聖徳晴子の異世界転生
西洋司
ファンタジー
妙齢の薬学者 聖徳晴子(せいとく・はるこ)は、絶世の美貌の持ち主だ。
彼女は思考の並列化作業を得意とする、いわゆる天才。
精力的にフィールドワークをこなし、ついにエリクサーの開発間際というところで、放火で殺されてしまった。
晴子は、権力者達から、その地位を脅かす存在、「敵」と見做されてしまったのだ。
死後、晴子は天界で女神様からこう提案された。
「あなたは生前7人分の活躍をしましたので、異世界行きのチケットが7枚もあるんですよ。もしよろしければ、一度に使い切ってみては如何ですか?」
晴子はその提案を受け容れ、異世界へと旅立った。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる