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アテナの過去
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ケンジSIDEーーー
アテナ様は確かに街を滅ぼした………。
しかしアテナ様もやはり一人の人間であり、女性なのだ。
あの時、儂と娘もいた。
「ここで良い子に待ってるんだよ!」
「うん!」
儂は娘を待たせ、選挙の投票に向かった。
その時に悲劇は起こった。
あのアテナ様が街を守る戦いから帰ってきたのだ。
しかしその時は休日…カップルや家族連れが特に多く集まるイベントの日…。
ただ一人孤独と戦いながら街を守り続けているアテナ様には見るに耐えぬ光景であっただろう。
アテナ様はこの街全体を炎で焼きつくしてしまったのだ。
そこには我が娘もいた…。
「ミーナ!大丈夫か!!?」
ちょうど燃えている箇所に娘を待たせていた儂は娘を血なまこで探した。
やがて娘を見つけるのだが…娘は横たわり、何も語らぬまま眠っていたのだ。
「ミーナ!ミーナ!!」
泣きながら娘を揺さぶる儂。
そこでちょうどボロボロの姿で儂を見ている少女と目があった。
「勇者様!?」
その少女は当時勇者と言われていた。
しかし彼女は勇者であるにも関わらず嫌われ者だった。
その勇者様こそアテナだった。
アテナ様は儂と共に娘を助けようと必死に奔走してくれた。
だがその甲斐もなく娘は息を引き取ってしまった。
儂は何日も食物が喉を通らない日が続いた。
アテナ様は見るに見かねて儂に言った。
「ミーナさんを殺したのは実は私です…街を滅ぼしたのも…」
儂は初めは信じられなかった。
ただどう接したら良いのかわからなかった。
「ありがとうございました…貴方と出会った事は忘れません…そしてごめんなさい…」
アテナ様はそう言い残し去っていってしまった。
娘の墓を建てた後アテナ様の事がふと気にかかり儂はアテナ様の行方を探す事にした。
あの生気を無くしたような口ぶりから自ら命を絶とうとしているのでは無いかと思ったのもある。
アテナ様の行方を探す事一週間、アテナ様は何と岩山の下に横たわっていた。
顔色は蒼白で唇も紫色になっていた事から飲まず食わずして命を絶とうとしたのだろう。
儂はアテナ様を介抱した。
「何故私を助けたのです!私は街を滅ぼし、貴方の娘を殺したのですよ!」
そう怒声を放って来たが儂はそんなアテナ様を逆に叱咤した。
「何も若い命を散らす事はない!過去に何かしてようと貴女は一人の女性!今はこうして反省している、それで良いではありませんか!!」
そう放つとアテナ様は泣き崩れ、私に何度も謝った。
時は戻り海溝潤実SIDEーーー
「もし貴女がそれでも破壊の巫女の味方するって言うのなら私達全員を敵に回すって事を覚悟する事ね!」
女子ギャラリーは鋭い剣幕で私を脅す。
「潤実!惑わされちゃ駄目よ!」
『せや!あんさんはああ言われても簡単に靡かれるようなヤワな子や無い!自分を信じるんや!!』
サキュラとギョロは女子に脅されて少し気弱になっている私を懸命に励ます。
うんそうだよね、相手に脅されたって、自分は自分の信じる道を進めば良い…これはサキュラから教えられたんだ、だから私は自分の考えを変えるつもりは無いよ!
「私は…アテナ様の味方を変えるつもりは無いよ!だって、破壊の巫女と言われてもアテナ様はアテナ様だもん!!」
私は言い放ってみせた。
少し自分の言った事に後悔する。
しかしサキュラ、ギョロ、ケンジ様の三人の表情は綻んでいるように見えた。
そうだよ!私も嫌われ者!同調圧力に屈する必要なんて無いんだ!
自分の意志で突き進めば良い、そうだよね!
「貴女ね!!」
女子ギャラリーが掴みかかってくる。
ブオオオオオオォ!!!
水のような竜巻が突如私の目の前に出現する。
一体何があった、と一瞬びっくりしたがアンコウの生き物の最高の関西弁でその正体がわかった。
『おっと可愛い子ちゃんが暴力振るうんはやめや!』
そう、ギョロが小さな潮の竜巻を私とギャラリーの間に噴出させ、女子が私に掴みかかろうとするのを制止したのだ。
「「見てなさい!デジェウス様ー頑張って!!」」
数百人の女子ギャラリー達は一斉にデジェウスに声援を送る。
「私だって負けない!アテナ様私の力を受け取って!!クトゥルフブースト!!」
私もアテナに力を与え続けた。
一方アテナVSデジェウス、二人は決死の死闘を繰り広げていたが…。
「フフフアテナよ、どうやら小娘一人のエールよりも数百人の女子のエールの方が一枚上手のようだな!!」
戦況の方はデジェウスの方に軍配が上がっていた。
女子ギャラリーから放たれるキラキラした光がデジェウスに集中して集まり、デジェウスの身体能力と異能の力をより強くする。
デジェウスの矢継ぎ早に放たれる連続攻撃にアテナはひたすら苦戦する。
駄目だ…四人だけのエールじゃ数百人の女子ギャラリーのエールには勝てない…!
私の「陽」の力ってその程度のものだったんだ…。
そもそも日陰者の私に「陽」なんて似合わないんだ。
ケンジSIDEーーー
再び潤実殿に元気が失われていっている。
私も数百人の女子ギャラリーのエールに潤実殿の力が敵うとは思っていない。
だがこれは試練ですぞ!
どうかゼウス様から与えられた試練を超えてくだされ。
私はアテナ殿との過去を再び思い出す。
時は遡るーーー
アテナ殿に出兵依頼が下された。
世の中は今第三次世界大戦の真っ只中…。
しかしアテナ殿は少女…私ならともかく何故アテナ殿に…。
私は半分怒り心頭に直接駐屯地に赴き、幕僚長と言う自衛隊の中でそう言った指示を下すお方に話をつけに行った。
「イシマ将補!私ならともかく何故アテナ殿に出兵依頼を下すのです!?」
イシマ将補は見下すような口調で放った。
「これはあの娘に与えられた試練だからだ」
「試練だとしてもアテナ殿は女の子、そしてまだ16歳の花盛り…!戦争に駆り出すより普通の女の子として過ごさせては下さらぬのか!」
私は将補からアテナに与えられた試練と言われ、より納得いかぬ憤慨に駆られ更に啖呵を切る。
「ケンジさん!!」
アテナ殿が私を止めに入る。
「良いんです…私は生まれついての勇者…私はただ勇者の使命に従うのみ…」
アテナは憂い深き表情でそう呟いた。
「そう言う事だ、さっさとその小娘共々戦死しに行くと良い!」
そう言って将補は邪魔者を扱うようにシッシと手を振った。
「ケンジさん…私と関わらない方が良いんじゃ…貴方まで嫌われますよ?」
「そなたを放って置けますか!私は地獄の果てまでアテナ殿に着いて行く覚悟は出来ております!」
結局、私もアテナも出兵する事となった。
儂はアテナ殿を命がけで守り、そしてアテナ殿も儂を命がけで守ってくれた。
しかし戦争から帰って来る頃には…。
儂らは多くの血を流し過ぎた…。
帰ってくる儂らを軽蔑する目で見る者達。
「帰って来たよノコノコと…」
「他の兵士が沢山死んだってのに良い気なもんだ!」
他の兵士が帰って来れば歓迎して良く頑張ったと労うのにアテナ殿は出迎えもされず、帰ったら帰ったで鼻摘まみ者のようにあしらわれる。
儂もアテナ殿と一緒の身だから当然、アテナ殿と同様鼻摘まみ者にされた。
しかしアテナ殿はずっとこんな思いをして過ごしてきたのか…。
よく我慢して耐えられたものだ。
儂も正直、アテナ殿と過ごす事になる前はずっと彼女を心底軽蔑していた。
娘にも「アテナには挨拶したり話したりしちゃ駄目だよ」と話していたが今となっては恥ずかしい事だ。
嫌われ者の身は嫌われてから初めて知る事になる。
こんな思いをしつつアテナ殿は笑顔でいて、街を守ってきたのだから本当に尊敬する。
こんな儂の気持ち、そしてアテナ殿の気持ちは誰にもわかるまい。
しかし、アテナ殿には一人兄がいた。
兄は妹とは対照的で街の中でも引っ張りダコで男女に関わらずもてはやされていた。
そんな兄、デジェウスはどこで何をしているのか?
噂では豪邸に住んでいるなどと様々な話をチラホラ聞く。
しかし血を血で洗う戦争から帰ってきたアテナ殿も甚だしく精神的にダメージを負ったようで自分の勇者としての宿命を嫌うようになった。
「私はもう勇者をやめたい!殺し合いしなければならない位なら勇者なんてしたくない!!」
側にいた私は何とかしてあげられないだろうかとアテナ殿も連れて神殿に赴き、神託を受ける事にした。
その時出会ったのがゼウスの像だ。
『ケンジ殿、アテナという娘は嫌われ者、そして勇者としての使命がある、そのどちらかを捨てい、その代わり、アテナ殿には巫女になってもらう!』
アテナ殿は二つ返事で答えた。
「私は勇者であるばかりに戦争に出兵し、多くの血を流してきました…私は嫌われても良いんです…でも勇者は真っ平御免、ゼウス様、私を巫女にしてください!」
『良かろう』
そしてアテナ殿は巫女となった。
アテナ様は確かに街を滅ぼした………。
しかしアテナ様もやはり一人の人間であり、女性なのだ。
あの時、儂と娘もいた。
「ここで良い子に待ってるんだよ!」
「うん!」
儂は娘を待たせ、選挙の投票に向かった。
その時に悲劇は起こった。
あのアテナ様が街を守る戦いから帰ってきたのだ。
しかしその時は休日…カップルや家族連れが特に多く集まるイベントの日…。
ただ一人孤独と戦いながら街を守り続けているアテナ様には見るに耐えぬ光景であっただろう。
アテナ様はこの街全体を炎で焼きつくしてしまったのだ。
そこには我が娘もいた…。
「ミーナ!大丈夫か!!?」
ちょうど燃えている箇所に娘を待たせていた儂は娘を血なまこで探した。
やがて娘を見つけるのだが…娘は横たわり、何も語らぬまま眠っていたのだ。
「ミーナ!ミーナ!!」
泣きながら娘を揺さぶる儂。
そこでちょうどボロボロの姿で儂を見ている少女と目があった。
「勇者様!?」
その少女は当時勇者と言われていた。
しかし彼女は勇者であるにも関わらず嫌われ者だった。
その勇者様こそアテナだった。
アテナ様は儂と共に娘を助けようと必死に奔走してくれた。
だがその甲斐もなく娘は息を引き取ってしまった。
儂は何日も食物が喉を通らない日が続いた。
アテナ様は見るに見かねて儂に言った。
「ミーナさんを殺したのは実は私です…街を滅ぼしたのも…」
儂は初めは信じられなかった。
ただどう接したら良いのかわからなかった。
「ありがとうございました…貴方と出会った事は忘れません…そしてごめんなさい…」
アテナ様はそう言い残し去っていってしまった。
娘の墓を建てた後アテナ様の事がふと気にかかり儂はアテナ様の行方を探す事にした。
あの生気を無くしたような口ぶりから自ら命を絶とうとしているのでは無いかと思ったのもある。
アテナ様の行方を探す事一週間、アテナ様は何と岩山の下に横たわっていた。
顔色は蒼白で唇も紫色になっていた事から飲まず食わずして命を絶とうとしたのだろう。
儂はアテナ様を介抱した。
「何故私を助けたのです!私は街を滅ぼし、貴方の娘を殺したのですよ!」
そう怒声を放って来たが儂はそんなアテナ様を逆に叱咤した。
「何も若い命を散らす事はない!過去に何かしてようと貴女は一人の女性!今はこうして反省している、それで良いではありませんか!!」
そう放つとアテナ様は泣き崩れ、私に何度も謝った。
時は戻り海溝潤実SIDEーーー
「もし貴女がそれでも破壊の巫女の味方するって言うのなら私達全員を敵に回すって事を覚悟する事ね!」
女子ギャラリーは鋭い剣幕で私を脅す。
「潤実!惑わされちゃ駄目よ!」
『せや!あんさんはああ言われても簡単に靡かれるようなヤワな子や無い!自分を信じるんや!!』
サキュラとギョロは女子に脅されて少し気弱になっている私を懸命に励ます。
うんそうだよね、相手に脅されたって、自分は自分の信じる道を進めば良い…これはサキュラから教えられたんだ、だから私は自分の考えを変えるつもりは無いよ!
「私は…アテナ様の味方を変えるつもりは無いよ!だって、破壊の巫女と言われてもアテナ様はアテナ様だもん!!」
私は言い放ってみせた。
少し自分の言った事に後悔する。
しかしサキュラ、ギョロ、ケンジ様の三人の表情は綻んでいるように見えた。
そうだよ!私も嫌われ者!同調圧力に屈する必要なんて無いんだ!
自分の意志で突き進めば良い、そうだよね!
「貴女ね!!」
女子ギャラリーが掴みかかってくる。
ブオオオオオオォ!!!
水のような竜巻が突如私の目の前に出現する。
一体何があった、と一瞬びっくりしたがアンコウの生き物の最高の関西弁でその正体がわかった。
『おっと可愛い子ちゃんが暴力振るうんはやめや!』
そう、ギョロが小さな潮の竜巻を私とギャラリーの間に噴出させ、女子が私に掴みかかろうとするのを制止したのだ。
「「見てなさい!デジェウス様ー頑張って!!」」
数百人の女子ギャラリー達は一斉にデジェウスに声援を送る。
「私だって負けない!アテナ様私の力を受け取って!!クトゥルフブースト!!」
私もアテナに力を与え続けた。
一方アテナVSデジェウス、二人は決死の死闘を繰り広げていたが…。
「フフフアテナよ、どうやら小娘一人のエールよりも数百人の女子のエールの方が一枚上手のようだな!!」
戦況の方はデジェウスの方に軍配が上がっていた。
女子ギャラリーから放たれるキラキラした光がデジェウスに集中して集まり、デジェウスの身体能力と異能の力をより強くする。
デジェウスの矢継ぎ早に放たれる連続攻撃にアテナはひたすら苦戦する。
駄目だ…四人だけのエールじゃ数百人の女子ギャラリーのエールには勝てない…!
私の「陽」の力ってその程度のものだったんだ…。
そもそも日陰者の私に「陽」なんて似合わないんだ。
ケンジSIDEーーー
再び潤実殿に元気が失われていっている。
私も数百人の女子ギャラリーのエールに潤実殿の力が敵うとは思っていない。
だがこれは試練ですぞ!
どうかゼウス様から与えられた試練を超えてくだされ。
私はアテナ殿との過去を再び思い出す。
時は遡るーーー
アテナ殿に出兵依頼が下された。
世の中は今第三次世界大戦の真っ只中…。
しかしアテナ殿は少女…私ならともかく何故アテナ殿に…。
私は半分怒り心頭に直接駐屯地に赴き、幕僚長と言う自衛隊の中でそう言った指示を下すお方に話をつけに行った。
「イシマ将補!私ならともかく何故アテナ殿に出兵依頼を下すのです!?」
イシマ将補は見下すような口調で放った。
「これはあの娘に与えられた試練だからだ」
「試練だとしてもアテナ殿は女の子、そしてまだ16歳の花盛り…!戦争に駆り出すより普通の女の子として過ごさせては下さらぬのか!」
私は将補からアテナに与えられた試練と言われ、より納得いかぬ憤慨に駆られ更に啖呵を切る。
「ケンジさん!!」
アテナ殿が私を止めに入る。
「良いんです…私は生まれついての勇者…私はただ勇者の使命に従うのみ…」
アテナは憂い深き表情でそう呟いた。
「そう言う事だ、さっさとその小娘共々戦死しに行くと良い!」
そう言って将補は邪魔者を扱うようにシッシと手を振った。
「ケンジさん…私と関わらない方が良いんじゃ…貴方まで嫌われますよ?」
「そなたを放って置けますか!私は地獄の果てまでアテナ殿に着いて行く覚悟は出来ております!」
結局、私もアテナも出兵する事となった。
儂はアテナ殿を命がけで守り、そしてアテナ殿も儂を命がけで守ってくれた。
しかし戦争から帰って来る頃には…。
儂らは多くの血を流し過ぎた…。
帰ってくる儂らを軽蔑する目で見る者達。
「帰って来たよノコノコと…」
「他の兵士が沢山死んだってのに良い気なもんだ!」
他の兵士が帰って来れば歓迎して良く頑張ったと労うのにアテナ殿は出迎えもされず、帰ったら帰ったで鼻摘まみ者のようにあしらわれる。
儂もアテナ殿と一緒の身だから当然、アテナ殿と同様鼻摘まみ者にされた。
しかしアテナ殿はずっとこんな思いをして過ごしてきたのか…。
よく我慢して耐えられたものだ。
儂も正直、アテナ殿と過ごす事になる前はずっと彼女を心底軽蔑していた。
娘にも「アテナには挨拶したり話したりしちゃ駄目だよ」と話していたが今となっては恥ずかしい事だ。
嫌われ者の身は嫌われてから初めて知る事になる。
こんな思いをしつつアテナ殿は笑顔でいて、街を守ってきたのだから本当に尊敬する。
こんな儂の気持ち、そしてアテナ殿の気持ちは誰にもわかるまい。
しかし、アテナ殿には一人兄がいた。
兄は妹とは対照的で街の中でも引っ張りダコで男女に関わらずもてはやされていた。
そんな兄、デジェウスはどこで何をしているのか?
噂では豪邸に住んでいるなどと様々な話をチラホラ聞く。
しかし血を血で洗う戦争から帰ってきたアテナ殿も甚だしく精神的にダメージを負ったようで自分の勇者としての宿命を嫌うようになった。
「私はもう勇者をやめたい!殺し合いしなければならない位なら勇者なんてしたくない!!」
側にいた私は何とかしてあげられないだろうかとアテナ殿も連れて神殿に赴き、神託を受ける事にした。
その時出会ったのがゼウスの像だ。
『ケンジ殿、アテナという娘は嫌われ者、そして勇者としての使命がある、そのどちらかを捨てい、その代わり、アテナ殿には巫女になってもらう!』
アテナ殿は二つ返事で答えた。
「私は勇者であるばかりに戦争に出兵し、多くの血を流してきました…私は嫌われても良いんです…でも勇者は真っ平御免、ゼウス様、私を巫女にしてください!」
『良かろう』
そしてアテナ殿は巫女となった。
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