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番外編1:のぞのぞの人助け
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『大丈夫かい?』
『貴方は?』
『僕は東カイト…いつもいじめられている君を見ていても立ってもいられなくなった…』
『ありがとう、でも私…イマハチガウンダヨ…』
ーーーーーー
「ごめーん待ったぁ?」
「大丈夫だよ、行こうか♪」
真奈がカイトの腕にしがみ、カイトは微笑ましげに真奈を見る。
カイトは少しばかり前の出来事を思い出した。
助けたいと思った少女が今度はいじめる側に代わっていて、庇った少女であり今付き合っている真奈をいじめていると知った事を…。
『二人ともそんなバカップルぶりを見せつけてたら誰かに睨まれちゃうぞ!』
あまりにもくっついてるバカップルをテルルは突っ込む。
「いやあ悪い悪い♪あんまり真奈が可愛いからさ♪」
「いやんもう♪」
そしてそして、カイトと真奈は色んな遊具に乗ったりして遊び倒した。
しかし遊びに夢中になり過ぎてテルルはいつの間にか振り落とされていなくなる。
「おーいテルルー!!」
「テルルどこなのー?」
テルルを必死に探すカイトに真奈。
「どうしよう…テルルがいなくなったら俺…俺…」
「大丈夫テルルはきっといるわ…」
少し泣きそうになるカイトを真奈が慰める。
テルルは何処にいるのか?
ーーー
「どうしよう…はぐれちゃった…」
一方うるみんと遊びに来ていたのぞのぞ(本名、遊希《ゆうのぞみ》も只今絶賛迷子中だった。
多くの人がせわしなく歩く。
ドカンドカン、時にぶつかって嫌な気持ちになる。
頼れるお姉さん的存在、うるみんは何処?
しかし何の運命の悪戯か、のぞのぞが出会うのは手のひらサイズの妖精だった。
その手のひらサイズの妖精、テルルは野良犬の好奇心に煽られ、追いかけ回される。
『いやあぁっ私は食べ物じゃなーい!!』
そしてさらにさらに、子供に踏んづけられ、犬の胃袋に放り込まれようとしたら犬が勝手に吐き出してテルルは地上に振り落とされる。
更に更に人に踏んづけられると言うのぞのぞ並の不運を体験して怪我を負って動けない状態になった。
『う…くう…カイト…真奈…何処なの?』
ちょっと薄暗く人通りの無い建物の側に行って寄りかかるテルル。
その時テルルは空に浮く感覚を覚える。
温かく柔らかい雲に乗っている感覚である。
そしてそして、良い香りがテルルの鼻を刺激する。
(え?真奈かな?)
テルルは思った。
しかしテルルを掬い出したのは真奈では無い事に気づくのはさほど時間はかからなかった。
「大丈夫?」
真奈程ハッキリしない、垢抜けていない口調。
そして優しそうな顔をしたまだ年端のいかない少女の顔がそこにあった。
『貴女は…?』
「遊希…」
『お願い…カイトと真奈の所に連れてって…色んなアクシデントで怪我して動けないの』
「…!わかった…!」
のぞのぞは妖精テルルを持ち主のカイトの元に送り届けようと動きだした。
しかしのぞのぞもまた、色んなアクシデントに巻き込まれる事になる。
バシャーーーン!!
「きゃっ!!」
何故かそこに大きな水溜りがあり、大きな車が通常スピードで横切った拍子にのぞのぞはびしょ濡れになる。
しかしのぞのぞが庇ったのかテルルは水滴一つつかなかった。
『大丈夫!?』
「平気…慣れてるから…貴女は?」
『貴女のおかげで水ひとつつかなかったよ』
そうのぞのぞもまたこういったアクシデントはしょっちゅうだった。
テルルは天上を見た。
建物のパイプが少し裂けていてそこから水が滴って大きな水溜りを作っていたのだ。
(成る程…しかし希ちゃんも色々ついてない子ね…)
テルルは思った。
ドカンッ!!
走っている男に体をぶつけられ、前に倒れるのぞのぞ。
しかしテルルは庇う事が出来た。
「また!大丈夫?」
「大丈夫大丈夫、私のドジだから…」
のぞのぞは自分のせいにした後立ち上がり、再度カイト達を探しにいく。
ガシャーーーン!!
今度は上から花瓶がのぞのぞの頭に直撃する。
『のぞのぞ平気!?』
「大丈夫…慣れてるから…」
テルルものぞのぞの運の悪さに同情するがこのままでは自身の身も危ないのではと考え始めた。
そしてそして、その嫌な予感は的中してしまうのだった。
「よーのぞのぞ久しぶりだなー♪」
「可愛い動物飼ってるじゃねーかのぞのぞの癖に」
いつものぞのぞをいじめている軍団にのぞのぞは出くわしてしまう。
のぞのぞはテルルを庇う形で警戒しだした。
「違う!この子は持ち主の所に送り出さないといけないの!」
「じゃあ私達が送ってやるよ♪心配するな、ちゃんと送ってやるから!」
しかしテルルは彼女らの嘘を見抜いてのぞのぞに囁いた。
『のぞのぞ、こいつらの言う事は嘘だよ!信じ込まないで!』
「う、うんはじめから信じてない…」
しかしいじめっ子達はのぞのぞの警戒する態度にイライラしだす。
「何のぞのぞ言ってんだよ!」
「きゃっ!」
のぞのぞは押し倒される。
「さっさとその動物寄越せよ!」
「親切に飼い主の所に送ってあげるって言ってんだろーが!!」
ドカンドカンドカン!!
のぞのぞはいじめっ子達に蹴られまくる。
その間にも気丈にのぞのぞはテルルを庇いまくった。
「テルルちゃん大丈夫だよ、テルルちゃんは必ず送ってあげるからね…」
しかし心の中では…。
(テルルちゃんは守らなければ…でももうダメかも…)
と思っていた。
ドカンドカンドカン!!
のぞのぞはテルルを庇いながらもいじめっ子の群れに蹴られまくる。
「さっさとその動物を寄越せよ別に取って食おうと思ってる訳じゃ無いんだからよぉ!!!」
「ちょっとお前と一緒に遊んでやるだけだよ何も悪い事じゃないだろうが!!!」
『のぞのぞちゃんもう無理しないでこのままじゃ貴女が死んでしまうわ!!』
テルルはのぞのぞを気遣う。
しかしのぞのぞは諦めずにテルルを庇いまくった。
(大丈夫…大丈夫だよテルル…悔しいけど…カイト君と真奈ちゃんには幸せになって欲しい…そうしないと…なんで告白してくれたカイト君を振ったのかわからなくなるから…)
のぞのぞは大粒の涙を密かに流した。
そんな時、「一人のか弱い女の子に対して複数で何やってるんだ!!」
と勢いのある声が轟いた。
そしてそして、のぞのぞを救った声の主は意外な人物だった。
「モカモカ…さん?」
のぞのぞは起き上がりモカモカの姿を見る。
「とりあえず貸しは作ったよ、私の気が変わらないうちにとっとと消えな!」
モカモカはぶっきらぼうに放つがのぞのぞを助けてくれた事に変わりは無い。
「モカモカさん…ありがとう…!」
と言いテルルを抱いてその場から走り去った。
その後マンホールの穴に落ちたり、野生の猪に追われたり、地下水道で流されたり不幸地獄を味わいながらものぞのぞは駆け抜けた。
そしてそして、のぞのぞはついにテルルを探しているカイトと真奈に出会う事が出来たのだ。
「私はもう行くから、カイト君と真奈ちゃんによろしくね!」
『あ…っ!』
二人に顔を合わせる事も無くのぞのぞは走り去ってしまった。
「「テルルっ!!」」
カイトと真奈がすぐさまテルルに駆け寄る。
「どうしたのその怪我大丈夫!?」
『大丈夫、のぞのぞに助けられたから』
(のぞのぞ…)
カイトはかつてのことを思い出した。
ーーー
「遊さん、僕は君を守ってあげたい、付き合ってくれ!」
カイトはのぞのぞに告白しだした。
のぞのぞは頭を下げて暫く黙っていたが、やがてこんな事を口走った。
「いじめって初めてするけど楽しいものなんだね…真奈ちゃんをいじめて…虜になっちゃったよ…」
今の私に幸せになる資格なんか無い…。
助けてくれた真奈に対し恩を仇で返してしまったのぞのぞには、こうした形で振る事しか出来なかった。
「もう君は…僕の知っている遊さんじゃない!」
こう言ってカイトはのぞのぞから去っていった。
(これで良かったんだ…今の私にカイト君と付き合う資格なんて無い…)
のぞのぞは言い聞かせるが、溢れる涙と悔しさは暫く止むことは無かった。
ーーー
結局のぞのぞはカイトを真奈に譲る形となった。
そしてそして、カイトと真奈、そしてテルルが仲良くする姿を見て羨望したり、嫉妬に駆られるのぞのぞがいて、そんな自分も嫌だと思ったりした。
「のぞのぞ!探したのよ!」
「うるみん!」
そしてそして、のぞのぞはうるみんにやっと再会出来た。
互いに抱き合う義姉妹。
「ごめんね、いつも不幸な目に遭わせて…」
うるみんはこう言って抱く力を強めて震えた声を出す。
「そんな事ない、のぞのぞ人助け出来たよ!トラブルにも遭ったけど…のぞのぞは不幸なんかじゃない!」
のぞのぞはうるみんにこう言った。
「偉いね…トラブルに見舞われても不幸じゃないって言えるって…中々できない事だよ」
うるみんはのぞのぞにヨシヨシした。
「でも…自分が時々嫌になる…助けてくれたとは言え今まで私をいじめてきた子に好きな人を譲ってしまった事をいつまでも引いてしまうんだ…」
「そう…でも貴女のした事は立派よ、胸を張って、そうそう、その出来事をヘブリスタにでも書いてみたらどうかな?」
「新セレに載るかなあ?」
「ものは試しよ」
そしてそして、のぞのぞはその出来事をヘブリスタの小説作品として書いてみた。
結果は鳴かず飛ばずだったが少なくとも少数とは言え読者は読んでくれて、感動してくれた事はのぞのぞにとって大きな幸せだった。
おしまい♪
『貴方は?』
『僕は東カイト…いつもいじめられている君を見ていても立ってもいられなくなった…』
『ありがとう、でも私…イマハチガウンダヨ…』
ーーーーーー
「ごめーん待ったぁ?」
「大丈夫だよ、行こうか♪」
真奈がカイトの腕にしがみ、カイトは微笑ましげに真奈を見る。
カイトは少しばかり前の出来事を思い出した。
助けたいと思った少女が今度はいじめる側に代わっていて、庇った少女であり今付き合っている真奈をいじめていると知った事を…。
『二人ともそんなバカップルぶりを見せつけてたら誰かに睨まれちゃうぞ!』
あまりにもくっついてるバカップルをテルルは突っ込む。
「いやあ悪い悪い♪あんまり真奈が可愛いからさ♪」
「いやんもう♪」
そしてそして、カイトと真奈は色んな遊具に乗ったりして遊び倒した。
しかし遊びに夢中になり過ぎてテルルはいつの間にか振り落とされていなくなる。
「おーいテルルー!!」
「テルルどこなのー?」
テルルを必死に探すカイトに真奈。
「どうしよう…テルルがいなくなったら俺…俺…」
「大丈夫テルルはきっといるわ…」
少し泣きそうになるカイトを真奈が慰める。
テルルは何処にいるのか?
ーーー
「どうしよう…はぐれちゃった…」
一方うるみんと遊びに来ていたのぞのぞ(本名、遊希《ゆうのぞみ》も只今絶賛迷子中だった。
多くの人がせわしなく歩く。
ドカンドカン、時にぶつかって嫌な気持ちになる。
頼れるお姉さん的存在、うるみんは何処?
しかし何の運命の悪戯か、のぞのぞが出会うのは手のひらサイズの妖精だった。
その手のひらサイズの妖精、テルルは野良犬の好奇心に煽られ、追いかけ回される。
『いやあぁっ私は食べ物じゃなーい!!』
そしてさらにさらに、子供に踏んづけられ、犬の胃袋に放り込まれようとしたら犬が勝手に吐き出してテルルは地上に振り落とされる。
更に更に人に踏んづけられると言うのぞのぞ並の不運を体験して怪我を負って動けない状態になった。
『う…くう…カイト…真奈…何処なの?』
ちょっと薄暗く人通りの無い建物の側に行って寄りかかるテルル。
その時テルルは空に浮く感覚を覚える。
温かく柔らかい雲に乗っている感覚である。
そしてそして、良い香りがテルルの鼻を刺激する。
(え?真奈かな?)
テルルは思った。
しかしテルルを掬い出したのは真奈では無い事に気づくのはさほど時間はかからなかった。
「大丈夫?」
真奈程ハッキリしない、垢抜けていない口調。
そして優しそうな顔をしたまだ年端のいかない少女の顔がそこにあった。
『貴女は…?』
「遊希…」
『お願い…カイトと真奈の所に連れてって…色んなアクシデントで怪我して動けないの』
「…!わかった…!」
のぞのぞは妖精テルルを持ち主のカイトの元に送り届けようと動きだした。
しかしのぞのぞもまた、色んなアクシデントに巻き込まれる事になる。
バシャーーーン!!
「きゃっ!!」
何故かそこに大きな水溜りがあり、大きな車が通常スピードで横切った拍子にのぞのぞはびしょ濡れになる。
しかしのぞのぞが庇ったのかテルルは水滴一つつかなかった。
『大丈夫!?』
「平気…慣れてるから…貴女は?」
『貴女のおかげで水ひとつつかなかったよ』
そうのぞのぞもまたこういったアクシデントはしょっちゅうだった。
テルルは天上を見た。
建物のパイプが少し裂けていてそこから水が滴って大きな水溜りを作っていたのだ。
(成る程…しかし希ちゃんも色々ついてない子ね…)
テルルは思った。
ドカンッ!!
走っている男に体をぶつけられ、前に倒れるのぞのぞ。
しかしテルルは庇う事が出来た。
「また!大丈夫?」
「大丈夫大丈夫、私のドジだから…」
のぞのぞは自分のせいにした後立ち上がり、再度カイト達を探しにいく。
ガシャーーーン!!
今度は上から花瓶がのぞのぞの頭に直撃する。
『のぞのぞ平気!?』
「大丈夫…慣れてるから…」
テルルものぞのぞの運の悪さに同情するがこのままでは自身の身も危ないのではと考え始めた。
そしてそして、その嫌な予感は的中してしまうのだった。
「よーのぞのぞ久しぶりだなー♪」
「可愛い動物飼ってるじゃねーかのぞのぞの癖に」
いつものぞのぞをいじめている軍団にのぞのぞは出くわしてしまう。
のぞのぞはテルルを庇う形で警戒しだした。
「違う!この子は持ち主の所に送り出さないといけないの!」
「じゃあ私達が送ってやるよ♪心配するな、ちゃんと送ってやるから!」
しかしテルルは彼女らの嘘を見抜いてのぞのぞに囁いた。
『のぞのぞ、こいつらの言う事は嘘だよ!信じ込まないで!』
「う、うんはじめから信じてない…」
しかしいじめっ子達はのぞのぞの警戒する態度にイライラしだす。
「何のぞのぞ言ってんだよ!」
「きゃっ!」
のぞのぞは押し倒される。
「さっさとその動物寄越せよ!」
「親切に飼い主の所に送ってあげるって言ってんだろーが!!」
ドカンドカンドカン!!
のぞのぞはいじめっ子達に蹴られまくる。
その間にも気丈にのぞのぞはテルルを庇いまくった。
「テルルちゃん大丈夫だよ、テルルちゃんは必ず送ってあげるからね…」
しかし心の中では…。
(テルルちゃんは守らなければ…でももうダメかも…)
と思っていた。
ドカンドカンドカン!!
のぞのぞはテルルを庇いながらもいじめっ子の群れに蹴られまくる。
「さっさとその動物を寄越せよ別に取って食おうと思ってる訳じゃ無いんだからよぉ!!!」
「ちょっとお前と一緒に遊んでやるだけだよ何も悪い事じゃないだろうが!!!」
『のぞのぞちゃんもう無理しないでこのままじゃ貴女が死んでしまうわ!!』
テルルはのぞのぞを気遣う。
しかしのぞのぞは諦めずにテルルを庇いまくった。
(大丈夫…大丈夫だよテルル…悔しいけど…カイト君と真奈ちゃんには幸せになって欲しい…そうしないと…なんで告白してくれたカイト君を振ったのかわからなくなるから…)
のぞのぞは大粒の涙を密かに流した。
そんな時、「一人のか弱い女の子に対して複数で何やってるんだ!!」
と勢いのある声が轟いた。
そしてそして、のぞのぞを救った声の主は意外な人物だった。
「モカモカ…さん?」
のぞのぞは起き上がりモカモカの姿を見る。
「とりあえず貸しは作ったよ、私の気が変わらないうちにとっとと消えな!」
モカモカはぶっきらぼうに放つがのぞのぞを助けてくれた事に変わりは無い。
「モカモカさん…ありがとう…!」
と言いテルルを抱いてその場から走り去った。
その後マンホールの穴に落ちたり、野生の猪に追われたり、地下水道で流されたり不幸地獄を味わいながらものぞのぞは駆け抜けた。
そしてそして、のぞのぞはついにテルルを探しているカイトと真奈に出会う事が出来たのだ。
「私はもう行くから、カイト君と真奈ちゃんによろしくね!」
『あ…っ!』
二人に顔を合わせる事も無くのぞのぞは走り去ってしまった。
「「テルルっ!!」」
カイトと真奈がすぐさまテルルに駆け寄る。
「どうしたのその怪我大丈夫!?」
『大丈夫、のぞのぞに助けられたから』
(のぞのぞ…)
カイトはかつてのことを思い出した。
ーーー
「遊さん、僕は君を守ってあげたい、付き合ってくれ!」
カイトはのぞのぞに告白しだした。
のぞのぞは頭を下げて暫く黙っていたが、やがてこんな事を口走った。
「いじめって初めてするけど楽しいものなんだね…真奈ちゃんをいじめて…虜になっちゃったよ…」
今の私に幸せになる資格なんか無い…。
助けてくれた真奈に対し恩を仇で返してしまったのぞのぞには、こうした形で振る事しか出来なかった。
「もう君は…僕の知っている遊さんじゃない!」
こう言ってカイトはのぞのぞから去っていった。
(これで良かったんだ…今の私にカイト君と付き合う資格なんて無い…)
のぞのぞは言い聞かせるが、溢れる涙と悔しさは暫く止むことは無かった。
ーーー
結局のぞのぞはカイトを真奈に譲る形となった。
そしてそして、カイトと真奈、そしてテルルが仲良くする姿を見て羨望したり、嫉妬に駆られるのぞのぞがいて、そんな自分も嫌だと思ったりした。
「のぞのぞ!探したのよ!」
「うるみん!」
そしてそして、のぞのぞはうるみんにやっと再会出来た。
互いに抱き合う義姉妹。
「ごめんね、いつも不幸な目に遭わせて…」
うるみんはこう言って抱く力を強めて震えた声を出す。
「そんな事ない、のぞのぞ人助け出来たよ!トラブルにも遭ったけど…のぞのぞは不幸なんかじゃない!」
のぞのぞはうるみんにこう言った。
「偉いね…トラブルに見舞われても不幸じゃないって言えるって…中々できない事だよ」
うるみんはのぞのぞにヨシヨシした。
「でも…自分が時々嫌になる…助けてくれたとは言え今まで私をいじめてきた子に好きな人を譲ってしまった事をいつまでも引いてしまうんだ…」
「そう…でも貴女のした事は立派よ、胸を張って、そうそう、その出来事をヘブリスタにでも書いてみたらどうかな?」
「新セレに載るかなあ?」
「ものは試しよ」
そしてそして、のぞのぞはその出来事をヘブリスタの小説作品として書いてみた。
結果は鳴かず飛ばずだったが少なくとも少数とは言え読者は読んでくれて、感動してくれた事はのぞのぞにとって大きな幸せだった。
おしまい♪
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