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日常系ファンタジー
【日常系ファンタジー】祭りの幻日③
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屋台で売られているモノは今まで見たことも無いモノばかりだった。
台の上には色んなものが『非時香果飴』だとか『大神之実飴』という飴が売られていたけど、何の果物なのかは分からない。
何とくなくみかん?とか、モモ?にも見えるけれど、値段だって書かれていない。
『保食屋』という屋台ではおにぎりとか、魚を焼いたヤツだとか、色んな食べ物が売られている。
どれも漢字が習ったことのない組み合わせで、何一つ読むことが出来なかった。
首をかしげていると『保食屋』の前には唯一読める言葉で、『当屋台ハ月神様ノオ越シハ、如何ナル場合モオ断リシテオリ〼』と書かれてあった。
「つき、かみ……がみかな。分かんない」
貼り紙を見ながら呟くと、屋台に居る人が手招きしていることに気づいた。
後ろを見ても、誰か知り合いを手招きしている風でもなかった。
屋台の方に顔を戻すとやっぱりその人は手招きしている。
僕?と自分を指差して確認すると、そうだと頷かれてしまった。
ひょっとして邪魔になってたかな……と思いながら恐る恐る近づく。
台の上には色んなものが『非時香果飴』だとか『大神之実飴』という飴が売られていたけど、何の果物なのかは分からない。
何とくなくみかん?とか、モモ?にも見えるけれど、値段だって書かれていない。
『保食屋』という屋台ではおにぎりとか、魚を焼いたヤツだとか、色んな食べ物が売られている。
どれも漢字が習ったことのない組み合わせで、何一つ読むことが出来なかった。
首をかしげていると『保食屋』の前には唯一読める言葉で、『当屋台ハ月神様ノオ越シハ、如何ナル場合モオ断リシテオリ〼』と書かれてあった。
「つき、かみ……がみかな。分かんない」
貼り紙を見ながら呟くと、屋台に居る人が手招きしていることに気づいた。
後ろを見ても、誰か知り合いを手招きしている風でもなかった。
屋台の方に顔を戻すとやっぱりその人は手招きしている。
僕?と自分を指差して確認すると、そうだと頷かれてしまった。
ひょっとして邪魔になってたかな……と思いながら恐る恐る近づく。
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