167 / 186
第167話「致死量未満の快楽㉑」
しおりを挟む
六月十二日(日)十八時十九分 埼玉県大宮市・路地裏
(楓君っ‼)
二人が走り出したのと同タイミングで、心音まりあが嵐山楓を抱き上げた。
(シュウ君、復活したよ。待ってて。今、楓君も治してあげるから。)
(いや、駄目だ。毒が無くても体が動かない。派手に動きすぎた。)
彼女の“性癖(スキル)“を知っている嵐山楓は、暗闇の中の女神の声にも冷静に返し、正確な状況判断を行っていた。
(それよりも…お前に一つ、頼みがある。)
(!)
走り出した神室秀青。
その速度は、さらに増していた。
そして迎えうつ”pepper”の猛攻、二本の踊り舞うナイフを見事にいなし切っていた。
(こいつ、また速くなった⁉)
気付く”pepper”。
一度死の淵に立たされたことにより、彼の感覚はより一層研ぎ澄まされたのだ。
“pepper”の動きを、上回った。
左からの刃を、右手で左肩を引っ張ることで無理矢理躱し、神室秀青は瞬時に体勢を立て直した。
そして、左肩を離した右手で拳を握って放つ、渾身の右ストレート。
神室秀青のパンチが胸元に直撃し、”pepper”の動きが止まった。
そこに。
「𨸶先輩…嵐山…まりあさん……‼」
神室秀青は左拳を握った。
「てめぇは死ねぇっ‼」
放たれる、左フック。
“pepper”はたまらず後退、衝撃を逃した。
「ふふ…うふふふ……」
立場の逆転。
それでも“pepper”は笑う。嗤う。
「ひゃぁははははははは‼」
そして“pepper”は『致死量未満の殺人』によって再び自身に毒を打った。
その毒は、脳機能の一部を著しく阻害するが、身体機能の一部を甚だしく向上させる。
俗に言う、ドーピング。
自身の速度を上回った神室秀青の速度を更に上回り、殺人鬼は少年へと迫る。
「つっ」
再びの殺人鬼の猛攻。
増した速度に、神室秀青はまた置いていかれる。
防戦一方。
攻撃をいなすのが精一杯となってしまった。
しかし。
「——ぅうらあああああああ‼」
ここでまた神室秀青の動きが速くなった。
押されていた体勢が戻り、“pepper”の動きに追いつく。
激しい怒り。
それによって外れた脳の制御が、隠されていた潜在能力を引き出した。
常人ならば、一秒と持たず体を壊す状態。
しかし、神室秀青。
『独り善がりの絶倫』によって常軌を逸したタフネスを持つ彼には、それができた。
「おぉ……」
極限状態の交戦の最中、それでも”pepper”は感嘆の息を漏らした。
獲物の抵抗はいつものことながら、それでも。
こればっかりは、予想以上以上の領域。
感動すら、覚えていた。
「いいぞ‼ もっとだ‼ もっとくれぇ‼」
右上段からのナイフ薙ぎ払い。
神室秀青はその腕の内を右手で掴んで防ぐ。
そこからの、右ひじ打ち。
鼻に直撃し、“pepper”は鼻血を噴いた。
「あははははははははっ‼」
だが笑う。
笑って、もう片方のナイフを神室秀青に振った。
「くっ」
その腕を、今度は左手で受け止める神室秀青。
自然と、両腕が交差した。
「はははははははははぁ‼」
「ぐぬぬぬぬぬぬぅぅぅ」
両腕の力を強める”pepper“。
力を込め、耐え続ける神室秀青。
それでも、”pepper”の力が上回り。
「ふっ‼」
両手を離して、神室秀青は上体を引く。
神室秀青の顔が元あった場所を、二振りの刃が軌道を描いた。
「隙いただきぃ♪」
そこに迫る、殺人鬼の追撃。
複数回の刺突を、神室秀青は寸でのところで、手のひらで払い続ける。
「はっはぁー‼」
途端に体勢を変え、今度は右上段蹴りを放つ”pepper”。
靴先には、仕込んだナイフが光っていた。
「うっらぁっ‼」
そのナイフ、刃先を、左拳で殴り上げる神室秀青。
刃物は、横からの衝撃に弱い。
靴先のナイフが音を立てて砕け飛んだ。
その光景を見て。
(楽しい。刺激的だ。待ち望んでいた瞬間。退屈の無い日常。高揚。そして、その後に待っている……
圧倒的、快‼ 楽‼)
更に昂る“pepper”。
「ひゃっほぉぉぉぉぉぉ‼」
ドーピングの追加。
からの、ナイフの追加が間に合わず、裏拳。
「やっぱ今日は運が良いぃぃぃぃぃぃ‼」
拳を腕で受けて、後方へと跳ぶ神室秀青。
隙。
決定的な隙が、できてしまった。
「うっひゃぁぁぁぁっはぁぁぁぁっ‼」
そこを突くべく、“pepper”は踏み込み、そして、膝から崩れた。
「⁉ ⁉ ⁉」
服毒によって痛覚を遮断していた”pepper”は気付かなかった。
美神𨸶との交戦、神室秀青・嵐山楓との戦闘、そしてその二つの戦いの最中に度々行っていたドーピング。
殺人鬼の体は、限界を過ぎていた。
「らあああぁぁぁぁっ‼」
神室秀青は走った。
この隙、この好機。
逃すわけにはいかなかった。
その姿を見て、“pepper”がスーツの内より取り出したもの。
残りのナイフ、二十数本。
それを一度に、神室秀青に向かって投擲した。
「っ⁉」
向かってくる夥しい数のナイフ。
神室秀青は止まれない。
止まれないから、足を振り上げ、靴を飛ばした。
飛んだ靴により、二十数本のナイフの内の三本を撃ち落とせた。
それでも、残ったナイフは数知れず飛んでくる。
しかし、彼の狙いはこれではなく、序盤で脱いだTシャツ。
ナイフを防ぐために脱ぎ捨てたTシャツが、足元に転がっていた。
それを、靴を脱いだ足で器用に掴み、振り上げた。
Tシャツはカーテンのように宙に舞い、彼の前方に迫りくる凶刃の全てを受けて、再び地に落ちた。
そのTシャツを踏みつけて、”pepper”が彼の眼前に現れた。
“pepper”の狙いこそ、まさしくこれ。
神室秀青がTシャツを利用して飛び交うナイフを防ぐ動きは一度見た。
だからこそ、予想した。計算した。
Tシャツを隠れ蓑にすれば、今の自分でも神室秀青の隙を突けると考えた。
獲物の動きを読むのは得意だった。
全力疾走、動作をキャンセルしての無理矢理な防御。
神室秀青は咄嗟に動けない。
そこに振りかざす、”pepper”のエリミネイター。
「終・わ・り・だぁぁぁぁっ‼」
叫ぶ”pepper”のエリミネイター、を握る拳に、ナイフが刺さった。
「っ⁉」
投擲。
しかし、神室秀青ではない。
そのナイフを投げたのは。
土壇場の状況でも、決して外さず正確に、”pepper”の手にナイフを刺したのは、美神𨸶だった。
ようやく体が動いた美神𨸶が、最後の力をふり絞ってナイフを投げた。
そして生まれる、最後の隙。
“pepper”は毒を打ち消さんと体の動きを止めたが、腹部ががら空きになっていた。
もう、仕込まれたナイフは残っていない。
エーラの局所集中も、“性癖“発動と並行すれば間に合わない。
「あああああああああああっ‼」
神室秀青の檄。
その瞬間、心音まりあが嵐山楓に合図を送った。
(楓君、今‼)
心音まりあの合図に、嵐山楓のエーラが強まる。
(エーラ感知が出来ない俺でも、お前の馬鹿みたいなエーラだけはなぜか感じる。お前はすげぇよ、神室。武術も習得してないお前が、俺でさえもビビるような相手に恐れず立ち向かってる。……これが、最後のエーラだ。)
嵐山楓、最後のエーラが彼の体から解き放たれていく。
(行け、神室。好きな女ぐらい、手前で護ってみせろ‼)
神室秀青が拳を握り、嵐山楓の風が、それを加速させた。
『独り善がりの絶倫』+『風さんのえっち!』。
“疾風怒濤の童帝皇”‼
腹部に拳を受け、”pepper”の体は宙を舞い、弧を描き、エリミネイターが地面を跳ねた直後に落下した。
下田従士到着まで、残り三十一秒———
(楓君っ‼)
二人が走り出したのと同タイミングで、心音まりあが嵐山楓を抱き上げた。
(シュウ君、復活したよ。待ってて。今、楓君も治してあげるから。)
(いや、駄目だ。毒が無くても体が動かない。派手に動きすぎた。)
彼女の“性癖(スキル)“を知っている嵐山楓は、暗闇の中の女神の声にも冷静に返し、正確な状況判断を行っていた。
(それよりも…お前に一つ、頼みがある。)
(!)
走り出した神室秀青。
その速度は、さらに増していた。
そして迎えうつ”pepper”の猛攻、二本の踊り舞うナイフを見事にいなし切っていた。
(こいつ、また速くなった⁉)
気付く”pepper”。
一度死の淵に立たされたことにより、彼の感覚はより一層研ぎ澄まされたのだ。
“pepper”の動きを、上回った。
左からの刃を、右手で左肩を引っ張ることで無理矢理躱し、神室秀青は瞬時に体勢を立て直した。
そして、左肩を離した右手で拳を握って放つ、渾身の右ストレート。
神室秀青のパンチが胸元に直撃し、”pepper”の動きが止まった。
そこに。
「𨸶先輩…嵐山…まりあさん……‼」
神室秀青は左拳を握った。
「てめぇは死ねぇっ‼」
放たれる、左フック。
“pepper”はたまらず後退、衝撃を逃した。
「ふふ…うふふふ……」
立場の逆転。
それでも“pepper”は笑う。嗤う。
「ひゃぁははははははは‼」
そして“pepper”は『致死量未満の殺人』によって再び自身に毒を打った。
その毒は、脳機能の一部を著しく阻害するが、身体機能の一部を甚だしく向上させる。
俗に言う、ドーピング。
自身の速度を上回った神室秀青の速度を更に上回り、殺人鬼は少年へと迫る。
「つっ」
再びの殺人鬼の猛攻。
増した速度に、神室秀青はまた置いていかれる。
防戦一方。
攻撃をいなすのが精一杯となってしまった。
しかし。
「——ぅうらあああああああ‼」
ここでまた神室秀青の動きが速くなった。
押されていた体勢が戻り、“pepper”の動きに追いつく。
激しい怒り。
それによって外れた脳の制御が、隠されていた潜在能力を引き出した。
常人ならば、一秒と持たず体を壊す状態。
しかし、神室秀青。
『独り善がりの絶倫』によって常軌を逸したタフネスを持つ彼には、それができた。
「おぉ……」
極限状態の交戦の最中、それでも”pepper”は感嘆の息を漏らした。
獲物の抵抗はいつものことながら、それでも。
こればっかりは、予想以上以上の領域。
感動すら、覚えていた。
「いいぞ‼ もっとだ‼ もっとくれぇ‼」
右上段からのナイフ薙ぎ払い。
神室秀青はその腕の内を右手で掴んで防ぐ。
そこからの、右ひじ打ち。
鼻に直撃し、“pepper”は鼻血を噴いた。
「あははははははははっ‼」
だが笑う。
笑って、もう片方のナイフを神室秀青に振った。
「くっ」
その腕を、今度は左手で受け止める神室秀青。
自然と、両腕が交差した。
「はははははははははぁ‼」
「ぐぬぬぬぬぬぬぅぅぅ」
両腕の力を強める”pepper“。
力を込め、耐え続ける神室秀青。
それでも、”pepper”の力が上回り。
「ふっ‼」
両手を離して、神室秀青は上体を引く。
神室秀青の顔が元あった場所を、二振りの刃が軌道を描いた。
「隙いただきぃ♪」
そこに迫る、殺人鬼の追撃。
複数回の刺突を、神室秀青は寸でのところで、手のひらで払い続ける。
「はっはぁー‼」
途端に体勢を変え、今度は右上段蹴りを放つ”pepper”。
靴先には、仕込んだナイフが光っていた。
「うっらぁっ‼」
そのナイフ、刃先を、左拳で殴り上げる神室秀青。
刃物は、横からの衝撃に弱い。
靴先のナイフが音を立てて砕け飛んだ。
その光景を見て。
(楽しい。刺激的だ。待ち望んでいた瞬間。退屈の無い日常。高揚。そして、その後に待っている……
圧倒的、快‼ 楽‼)
更に昂る“pepper”。
「ひゃっほぉぉぉぉぉぉ‼」
ドーピングの追加。
からの、ナイフの追加が間に合わず、裏拳。
「やっぱ今日は運が良いぃぃぃぃぃぃ‼」
拳を腕で受けて、後方へと跳ぶ神室秀青。
隙。
決定的な隙が、できてしまった。
「うっひゃぁぁぁぁっはぁぁぁぁっ‼」
そこを突くべく、“pepper”は踏み込み、そして、膝から崩れた。
「⁉ ⁉ ⁉」
服毒によって痛覚を遮断していた”pepper”は気付かなかった。
美神𨸶との交戦、神室秀青・嵐山楓との戦闘、そしてその二つの戦いの最中に度々行っていたドーピング。
殺人鬼の体は、限界を過ぎていた。
「らあああぁぁぁぁっ‼」
神室秀青は走った。
この隙、この好機。
逃すわけにはいかなかった。
その姿を見て、“pepper”がスーツの内より取り出したもの。
残りのナイフ、二十数本。
それを一度に、神室秀青に向かって投擲した。
「っ⁉」
向かってくる夥しい数のナイフ。
神室秀青は止まれない。
止まれないから、足を振り上げ、靴を飛ばした。
飛んだ靴により、二十数本のナイフの内の三本を撃ち落とせた。
それでも、残ったナイフは数知れず飛んでくる。
しかし、彼の狙いはこれではなく、序盤で脱いだTシャツ。
ナイフを防ぐために脱ぎ捨てたTシャツが、足元に転がっていた。
それを、靴を脱いだ足で器用に掴み、振り上げた。
Tシャツはカーテンのように宙に舞い、彼の前方に迫りくる凶刃の全てを受けて、再び地に落ちた。
そのTシャツを踏みつけて、”pepper”が彼の眼前に現れた。
“pepper”の狙いこそ、まさしくこれ。
神室秀青がTシャツを利用して飛び交うナイフを防ぐ動きは一度見た。
だからこそ、予想した。計算した。
Tシャツを隠れ蓑にすれば、今の自分でも神室秀青の隙を突けると考えた。
獲物の動きを読むのは得意だった。
全力疾走、動作をキャンセルしての無理矢理な防御。
神室秀青は咄嗟に動けない。
そこに振りかざす、”pepper”のエリミネイター。
「終・わ・り・だぁぁぁぁっ‼」
叫ぶ”pepper”のエリミネイター、を握る拳に、ナイフが刺さった。
「っ⁉」
投擲。
しかし、神室秀青ではない。
そのナイフを投げたのは。
土壇場の状況でも、決して外さず正確に、”pepper”の手にナイフを刺したのは、美神𨸶だった。
ようやく体が動いた美神𨸶が、最後の力をふり絞ってナイフを投げた。
そして生まれる、最後の隙。
“pepper”は毒を打ち消さんと体の動きを止めたが、腹部ががら空きになっていた。
もう、仕込まれたナイフは残っていない。
エーラの局所集中も、“性癖“発動と並行すれば間に合わない。
「あああああああああああっ‼」
神室秀青の檄。
その瞬間、心音まりあが嵐山楓に合図を送った。
(楓君、今‼)
心音まりあの合図に、嵐山楓のエーラが強まる。
(エーラ感知が出来ない俺でも、お前の馬鹿みたいなエーラだけはなぜか感じる。お前はすげぇよ、神室。武術も習得してないお前が、俺でさえもビビるような相手に恐れず立ち向かってる。……これが、最後のエーラだ。)
嵐山楓、最後のエーラが彼の体から解き放たれていく。
(行け、神室。好きな女ぐらい、手前で護ってみせろ‼)
神室秀青が拳を握り、嵐山楓の風が、それを加速させた。
『独り善がりの絶倫』+『風さんのえっち!』。
“疾風怒濤の童帝皇”‼
腹部に拳を受け、”pepper”の体は宙を舞い、弧を描き、エリミネイターが地面を跳ねた直後に落下した。
下田従士到着まで、残り三十一秒———
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
BL 男達の性事情
蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。
漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。
漁師の仕事は多岐にわたる。
例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。
陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、
多彩だ。
漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。
漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。
陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。
漁業の種類と言われる仕事がある。
漁師の仕事だ。
仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。
沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。
日本の漁師の多くがこの形態なのだ。
沖合(近海)漁業という仕事もある。
沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。
遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。
内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。
漁師の働き方は、さまざま。
漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。
休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。
漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。
専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。
漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。
食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。
地域との連携も必要である。
沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。
この物語の主人公は極楽翔太。18歳。
翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる