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最終魔戦
激進開門
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街の入り口である正門の内側を包囲している魔族達は緊張で息を荒くしていた。いつ、メルガロスの騎士達が攻めこんでくるか分からないからだ。
門の外側は高強度の魔術の防護壁に包まれているため、容易くは侵入できないだろう。
それに突破されたとしても、入り口では多くの魔族が包囲するように、まちかまえている。メルガロスの騎士達は入ってきた瞬間に、魔術の乱射を受けてしまうことになるはずだ。
これが戦闘になれてない魔族達がとった策だった。
もう魔王軍は壊滅しているため、街の魔族は自警団を結成して身を守るしかない状態であった。
そして分厚い防壁の上でメルガロスの騎士達の様子をうかがう一人の魔族が呟く。
「……今のところ、動きはないな」
周囲に身を隠せるような障害物はないため、騎士達の動きは丸見えである。騎士は百人程だが、しっかりと訓練されたメルガロスの直属の戦士ゆえに戦闘能力は高いだろう。
数は街の魔族の方が圧倒的だが、油断などできるはずがない。高い魔力は誇れど、魔王軍のように訓練などされていない、ただの魔族なのだから。
それに騎士達の中に異様な存在がいる。それは並の魔物以上に巨大な熊の毛玉人である。岩山のような筋肉に覆われており、明らかに異常な存在と見受けられる。
「あのでけぇのが、指揮をとっているのか?」
防壁の上から敵をうかがう魔族が小さく言う。
熊の毛玉人が騎士達に何か言い聞かせている様子がうかがえた。
……ことの始まりは、数時間前だった。
街の周囲を警備していた魔族が接近してくるメルガロスの騎士達を発見し、緊急で自警団が結成された。
彼等は戦闘経験こそないが、魔族は生まれついて高い魔力と強靭な肉体を持つため、けして戦闘ができないわけではない。むしろ並の魔物よりも遥かに強力である。
入り口を囲む魔族達は、各々不安げな言葉を口にしていた。
「どういうことなの? メルガロスの奴等がこんなところまでやって来るなんて?」
「分からん。降伏を告げるために魔王様がメルガロス向かわれて、今回の戦いは幕引きになると思っていたんだが、なぜ武装した騎士達が我々の領域に……」
「魔王様から何の連絡もないし、メルガロスの奴等が攻めてきたと言う可能性もあるんじゃない?」
「我々と戦う気か? 冗談ではない! 魔王軍が壊滅して、こちらには戦力などないんだぞ! それなのに、これが英雄と言われる者達がやることか」
「まったくよ。……それにしてもどうして、英雄らしくあるために無抵抗な者を傷つけないことをモットーにしていた連中なのに。今回の戦いで何かあったのかしら?」
「とにかく今は戦闘に備えておけ。敵の数は百人くらいだから、我々でもどうにかできるだろう」
その時、地鳴りが響き渡った。
ズンズンと小刻みな鈍い音とともに周囲の家もカタカタと揺れていた。まるで大群が向かってきているような。
「みんな魔術を放てるようにしておけ! なんかデカイのが真っ直ぐ突っ込んで来るぞ!」
防壁の上で騎士達の動きを見張っていた魔族が、叫び声を響かせながら防壁の下に降り立った。
そのとたんに入り口を包囲していた魔族達の表情が、より厳しいものになった。そして魔粒子を圧縮して、すぐにでも魔術が放てる状態にする。
それに合わせて、小刻みな地響きもいっそう強くなる。
今突っ込もうとしてきているのは一人のはず、なのにものすごい揺れが街に伝わっていた。
「……な、なんだ? 向かってきてるのは一人なんだろ?」
「まるで大群が向かってきてるみたい」
あまりの異様な地面の振動に、魔族達は不安な声をあげた。
音も振動も激しくなってくる、そしてついに接近してきていたものが街の入り口に接触した。凄まじい衝撃と轟音が街に広がった。
それは、百メートルを一秒で駆け抜ける二十トンの肉の砲弾であった。
門の壁面の一部が砕けたらしく、無数の大きな破片が飛散した。
それだけにとどまらず突撃してきた砲弾らしきものは、入り口の正面で身構えていた魔族達に激突して四方八方に埃のごとく吹き飛ばしていた。
飛ばされた彼等は地面や家の壁に叩きつけられ、花弁のように鮮血をぶちまけて絶命した。
オボロのショルダータックルの前では、魔術の防護壁など薄いガラス張り同然であった。
防護壁は窓ガラスのごとく砕けちり、正門の一部の壁面が粉微塵になり、さらに入り口の前で待ち構えていた魔族達は吹き飛ばされていた。
そしてオボロは足で石畳を抉りながら、その巨体にブレーキをかけて体を停止させる。
「う、撃てぇ!!」
「全員あの化け物を狙え!」
魔族達の反応は速かった。
まだ土煙が舞うなかオボロの巨体に狙いを定めて魔術を放つのであった。
無数の氷の槍や石の弾丸が高速で岩山のごとき肉体に着弾した。しかし、どの魔術も超人の肉体には通用しない。すべてが分厚く強靭な肉体に弾かれてしまったのだ。出血すらしていなかった。
「きかんわ!!」
ひるみもせずオボロは近くにいた数人の魔族を蹴り飛ばす。
巨大な足が激突した衝撃で事切れた魔族は、天高く飛び上がり、グシャグシャになって石畳や屋根に落下した。
より巨大化したオボロの膂力は、もはや人類どころか魔物や魔族でも比較にならないものと化していた。
「……ば、化け物がぁ!!」
「よくも、やってくれたわね!!」
オボロの見上げるような巨躯と魔術の通用しない強靭さに怯えながらも、仲間の仇を討たんと魔族達は再び身構える。
「この世界は、転生者が屯する場所じゃねぇ! おとなしく地獄に行ってろぉぉぉ!」
身構えた一人の魔族に目掛けて、オボロは巨大な拳を振り下ろした。
高速の巨拳を頭の天辺から受けた魔族は、拳と地面で挟まれるように押し潰され内臓と血霧をぶちまけた。しかしオボロの拳は威力が強すぎたのだろう、彼の鉄拳は魔族を押し潰すに止まらず地面にぶつかり石畳と魔族の肉片と臓物を巻き上げてクレーターを形成せしめる。それにより街が激しく揺れ、周囲にいた魔族達に肉片がへばりついた。
「くっそ、こいつ毛玉人じゃねぇ!」
「ひるむな総攻撃だ!」
魔族達は地面の振動でバランスを崩しそうになるが、踏ん張り再び魔術を乱射する。より魔力をこめて。
しかし、それでもオボロの体を負傷させるには至らなかった。
「オレの命とりたきゃあ、戦略魔術でも唱えるんだな」
そう言い放ち、オボロは正面の魔族達に前蹴りを食らわした。その強烈な衝撃で魔族達の体はバラバラにちぎれ飛んだ。
そして、ちぎれ飛んだ魔族達の肉片が家屋や地面や他の魔族にへばりつくのであった。
たちまちに血の臭いが充満した。
門の外側は高強度の魔術の防護壁に包まれているため、容易くは侵入できないだろう。
それに突破されたとしても、入り口では多くの魔族が包囲するように、まちかまえている。メルガロスの騎士達は入ってきた瞬間に、魔術の乱射を受けてしまうことになるはずだ。
これが戦闘になれてない魔族達がとった策だった。
もう魔王軍は壊滅しているため、街の魔族は自警団を結成して身を守るしかない状態であった。
そして分厚い防壁の上でメルガロスの騎士達の様子をうかがう一人の魔族が呟く。
「……今のところ、動きはないな」
周囲に身を隠せるような障害物はないため、騎士達の動きは丸見えである。騎士は百人程だが、しっかりと訓練されたメルガロスの直属の戦士ゆえに戦闘能力は高いだろう。
数は街の魔族の方が圧倒的だが、油断などできるはずがない。高い魔力は誇れど、魔王軍のように訓練などされていない、ただの魔族なのだから。
それに騎士達の中に異様な存在がいる。それは並の魔物以上に巨大な熊の毛玉人である。岩山のような筋肉に覆われており、明らかに異常な存在と見受けられる。
「あのでけぇのが、指揮をとっているのか?」
防壁の上から敵をうかがう魔族が小さく言う。
熊の毛玉人が騎士達に何か言い聞かせている様子がうかがえた。
……ことの始まりは、数時間前だった。
街の周囲を警備していた魔族が接近してくるメルガロスの騎士達を発見し、緊急で自警団が結成された。
彼等は戦闘経験こそないが、魔族は生まれついて高い魔力と強靭な肉体を持つため、けして戦闘ができないわけではない。むしろ並の魔物よりも遥かに強力である。
入り口を囲む魔族達は、各々不安げな言葉を口にしていた。
「どういうことなの? メルガロスの奴等がこんなところまでやって来るなんて?」
「分からん。降伏を告げるために魔王様がメルガロス向かわれて、今回の戦いは幕引きになると思っていたんだが、なぜ武装した騎士達が我々の領域に……」
「魔王様から何の連絡もないし、メルガロスの奴等が攻めてきたと言う可能性もあるんじゃない?」
「我々と戦う気か? 冗談ではない! 魔王軍が壊滅して、こちらには戦力などないんだぞ! それなのに、これが英雄と言われる者達がやることか」
「まったくよ。……それにしてもどうして、英雄らしくあるために無抵抗な者を傷つけないことをモットーにしていた連中なのに。今回の戦いで何かあったのかしら?」
「とにかく今は戦闘に備えておけ。敵の数は百人くらいだから、我々でもどうにかできるだろう」
その時、地鳴りが響き渡った。
ズンズンと小刻みな鈍い音とともに周囲の家もカタカタと揺れていた。まるで大群が向かってきているような。
「みんな魔術を放てるようにしておけ! なんかデカイのが真っ直ぐ突っ込んで来るぞ!」
防壁の上で騎士達の動きを見張っていた魔族が、叫び声を響かせながら防壁の下に降り立った。
そのとたんに入り口を包囲していた魔族達の表情が、より厳しいものになった。そして魔粒子を圧縮して、すぐにでも魔術が放てる状態にする。
それに合わせて、小刻みな地響きもいっそう強くなる。
今突っ込もうとしてきているのは一人のはず、なのにものすごい揺れが街に伝わっていた。
「……な、なんだ? 向かってきてるのは一人なんだろ?」
「まるで大群が向かってきてるみたい」
あまりの異様な地面の振動に、魔族達は不安な声をあげた。
音も振動も激しくなってくる、そしてついに接近してきていたものが街の入り口に接触した。凄まじい衝撃と轟音が街に広がった。
それは、百メートルを一秒で駆け抜ける二十トンの肉の砲弾であった。
門の壁面の一部が砕けたらしく、無数の大きな破片が飛散した。
それだけにとどまらず突撃してきた砲弾らしきものは、入り口の正面で身構えていた魔族達に激突して四方八方に埃のごとく吹き飛ばしていた。
飛ばされた彼等は地面や家の壁に叩きつけられ、花弁のように鮮血をぶちまけて絶命した。
オボロのショルダータックルの前では、魔術の防護壁など薄いガラス張り同然であった。
防護壁は窓ガラスのごとく砕けちり、正門の一部の壁面が粉微塵になり、さらに入り口の前で待ち構えていた魔族達は吹き飛ばされていた。
そしてオボロは足で石畳を抉りながら、その巨体にブレーキをかけて体を停止させる。
「う、撃てぇ!!」
「全員あの化け物を狙え!」
魔族達の反応は速かった。
まだ土煙が舞うなかオボロの巨体に狙いを定めて魔術を放つのであった。
無数の氷の槍や石の弾丸が高速で岩山のごとき肉体に着弾した。しかし、どの魔術も超人の肉体には通用しない。すべてが分厚く強靭な肉体に弾かれてしまったのだ。出血すらしていなかった。
「きかんわ!!」
ひるみもせずオボロは近くにいた数人の魔族を蹴り飛ばす。
巨大な足が激突した衝撃で事切れた魔族は、天高く飛び上がり、グシャグシャになって石畳や屋根に落下した。
より巨大化したオボロの膂力は、もはや人類どころか魔物や魔族でも比較にならないものと化していた。
「……ば、化け物がぁ!!」
「よくも、やってくれたわね!!」
オボロの見上げるような巨躯と魔術の通用しない強靭さに怯えながらも、仲間の仇を討たんと魔族達は再び身構える。
「この世界は、転生者が屯する場所じゃねぇ! おとなしく地獄に行ってろぉぉぉ!」
身構えた一人の魔族に目掛けて、オボロは巨大な拳を振り下ろした。
高速の巨拳を頭の天辺から受けた魔族は、拳と地面で挟まれるように押し潰され内臓と血霧をぶちまけた。しかしオボロの拳は威力が強すぎたのだろう、彼の鉄拳は魔族を押し潰すに止まらず地面にぶつかり石畳と魔族の肉片と臓物を巻き上げてクレーターを形成せしめる。それにより街が激しく揺れ、周囲にいた魔族達に肉片がへばりついた。
「くっそ、こいつ毛玉人じゃねぇ!」
「ひるむな総攻撃だ!」
魔族達は地面の振動でバランスを崩しそうになるが、踏ん張り再び魔術を乱射する。より魔力をこめて。
しかし、それでもオボロの体を負傷させるには至らなかった。
「オレの命とりたきゃあ、戦略魔術でも唱えるんだな」
そう言い放ち、オボロは正面の魔族達に前蹴りを食らわした。その強烈な衝撃で魔族達の体はバラバラにちぎれ飛んだ。
そして、ちぎれ飛んだ魔族達の肉片が家屋や地面や他の魔族にへばりつくのであった。
たちまちに血の臭いが充満した。
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