285 / 357
超魔の目覚め
魔人達の反撃
しおりを挟む
至るところが焼け焦げた強靭すぎる肉体から血を滴らせて超人は、ヴァナルガンを指差した。
「さあ、往生しやがれ。オレの巨根に懺悔しな、ふぃ~っ、ひ、ひ、ひ、ひ」
大気圏外から生身で落下したことで、身体だけでなく頭にも相当なダメージが来ているのだろう。
オボロの左目は焦点が合わずあらぬ方向を見ており、口角がつり上がりヨダレを垂らしながらヘラヘラと笑っている。
そして意識がハッキリしているのかも分からない言動であった。
(オボロ、来るぞ!)
そんなありさまなのだ、ハクラの言葉も届くはずもなく。
「ジュオッ!」
ヴァナルガンの右肩部装甲に備わる砲口から、青白く輝く塊が一発放たれた。
殺したと思っていた、しつこい難敵が無防備すぎる姿で後方に突っ立ているのだ。
今度こそ息の根を止めるためにも、躊躇なく超獣が破壊光弾を発射してくるのは当然である。
「Fooooooooo!?」
射出された高熱プラズマの塊はオボロの間近に着弾。
発生したすさまじい爆炎と爆風によって超人の身体は上空へと舞い上がる。
普通なら跡形もなく粉微塵になるのだろうが、オボロは悲鳴ではなく奇声をあげる程度のダメージしか受けなかったようだ。
(今が好機だ、攻撃しろ!)
そして吹っ飛ばされたオボロのことなど気にした風もなく、二体の魔人の人工頭脳にハクラの言葉が響き渡る。
後方にいたオボロを攻撃したと言うことは、ヴァナルガンは魔人達に背を向けていることを意味している。
この隙を見逃す程、誰も間抜けではない。
(クサマ、誘導弾発射!)
「ン゙マッ!」
遠く離れたナルミからの声紋コントローラによる指示に従い、クサマは両肩部の装甲を展開して十機近い誘導弾を発射した。
クサマの人工頭脳による脳波で制御された誘導弾は音速を越えて正確に超獣に向かう。
「ジュオォォォ!」
しかしながら超獣の反応速度と敏捷性も凄まじいもの。
複数の誘導弾の接近を瞬時に察知して、ヴァナルガンは六万トン以上の巨体でありながら素早く振り返り、両腕を交差させて防御姿勢をとる。
クサマから発射された複数の誘導弾は迷うことなく超獣の交差させた腕へと着弾し、爆炎をあげながら轟音を響かせる。
しかしヴァナルガンの前腕部とて装甲に覆われているのだダメージなど殆どない。
だが本命はクサマの誘導弾ではなかった。
この第一波の誘導弾は超獣の動きを封じるためのもの。
……そして。
「ジュオッ!」
クサマが発射した誘導弾から少し遅れてやって来た第二波の飛翔体に向けて、ヴァナルガンは迎撃の電磁加速機関砲を連続発射するが徹甲弾は全て飛翔体に弾かれる。
(無駄だ。シキシマの拳は特に強固に作り込んである)
ハクラのその言葉が誰に向けられたものかは分からないが、彼の言う通り第二波の飛翔体はシキシマの高速の分離鉄拳()である。
シキシマの装甲材質はアストロチタニウム合金と言うもの。
別天体に存在する希少物質を含有させ、さらに特殊な環境で精錬された合金であり、恐るべき程に堅牢なのだ。
ゆえに通常兵装はおろか、強力な電磁加速砲でも傷つけることさえ不可能である。
今までヴァナルガンの攻撃を受けても一切ダメージがなかったシキシマの防御力の秘密は装甲である。
そして、その超堅牢な右鉄拳も電磁加速砲の砲弾を弾き返しながら超高速で超獣の防御している腕に激突する。
「ジュオォォォアッ!?」
響き渡るは大気を揺るがす破壊音と超獣の叫び。
超獣の強固な装甲も、さすがに魔人の鉄拳には勝てずに砕け散る。
しかしシキシマの攻撃はまだ終わらない。
腕は二つあるのだ。つまり次に飛来したのは左の鉄拳である。
さきの右拳による攻撃でヴァナルガンの両腕は滅茶苦茶に破壊されているため、もはや防御することは叶わない。
「ジュオッ!」
少しでもまともな直撃を避けるためか、ヴァナルガンは身を傾けた。
そして、また破壊音。金属を引っ掻くような甲高いものが混じる。
シキシマの左鉄拳は、超獣の右脇腹を大きく削ぎ落とした。
破損したヴァナルガンの脇腹から、無機質な機械的な内臓が飛び散る。
(再生を許すな、破損した部位を狙え!)
そしてすぐさまハクラの的確な指示が告げられる。
超獣の全身は高強度な装甲で覆われている、なら損傷して装甲がなくなった部位を狙うのは当然である。
「ガァオォォォン!」
返事するがごくとシキシマは叫ぶと、飛翔して帰還した両拳を再装着。
そして腹部のシャッターのような部位を開放する。
そこから機械音を鳴らしながら頭を出したのは、大型の魚雷。
(対巨獣水陸両用魚雷!)
「ガァオン!」
ハクラの言葉に合わせてか、シキシマは発射準備を整える。
「ジュオォォォ!」
しかしヴァナルガンもノロマではない。
あの巨大な弾頭を破損した部位に食らうのは不味いと考えたのだろう、足底部スラスターを噴射させた。
両腕が破壊されたことで防御が困難ゆえに、素早く動き続けて損傷部が修復するまで回避に専念する魂胆なのだろう。
だが、それをハクラが許すはずもなく。
(オボロ、援護を頼む)
その頼みの先は、吹っ飛ばされて地面に転がっていた全裸の熊。
「まかせておけ。巨漢の武器は遥か昔から、度胸と我慢とチ○ポて決まってんだ。いえぇぇぇぇアッ! チン○ンを足らしめる三種の神器は、陰茎、陰嚢、金玉、これ鉄則!」
オボロはムクリと立ち上がるなり、ハクラの指示に従うように走り出した。
巨根をブラブラさせながら超獣に向かって。
……しかしながら、今だに思考は異常をきたしているようである。
「Fooooooooo !!」
駆けるオボロは奇声を響かせるなり大きく跳躍。
ヴァナルガンの後頭部に取りついた。
そして手足の爪を装甲のわずかな隙間に引っ掻け、壁を這う蜘蛛のような動きで超獣の顔面へと移動していく。
「ジュオォォォッ!?」
なにかが、へばりついていることを感知したのだろう。
ヴァナルガンは頭部を振ったり、顔を掻きむしるような動きを見せる。
「こんちわー」
そして超獣の手を掻い潜って顔面に到着したオボロは、紅く輝く複眼を覗き込むなり殴り付けた。
ヴァナルガンに痛覚はないため痛みで怯ませることはできないが、しかしその動きを阻害するには十分であった。
(よぉし、クサマ! あたし達も援護するよぉ!)
「ン゙マッシ!」
気合いの入ったナルミの命令を受け、既に装填済みであった誘導弾を五機放つクサマ。
精密に制御された誘導弾は狂うことなく、ヴァナルガンのスラスターである足底部付近と、ついでに頭部に着弾した。
爆発の影響でスラスターの噴射が停止し、頭部の着弾で一瞬とは言え超獣の動きが止まる。
「プギャアァァァァァ!!」
……そしてヴァナルガンの顔面にへばりついていたオボロは悲鳴をあげながら吹っ飛んだ。
誘導弾の直撃で死ぬような御人ではないため、ナルミもクサマも躊躇せずに攻撃を加えたのだろう。
「ガァオォォォン!」
もはや十分すぎるほどにヴァナルガンの動きは妨害できている。
あとは整えた兵装をシキシマが撃ち出すのみ。
いつでも発射可能を伝えるかのように魔人は叫ぶ。
(いようし、魚雷発射!)
そしてハクラの発射指示を受けて、その巨大な兵器が炎を噴射して放たれた。
迷うことなく葉巻状の物体が超獣に向かう。
大型の上に魚雷のためか、速いとは言え音速には及ばない。
ハクラがオボロに援護を依頼したり、ナルミとクサマが追加で攻撃したのは十分に納得がいく。
何も無しに発射しようものなら、間違いなく避けられたか、迎撃されていただろう。
そして大型魚雷はヴァナルガンの損傷部である脇腹に着弾。
クサマの誘導弾を遥かに凌ぐ爆炎、爆音、爆風を生み出し、超獣の体の一部たる無機質な生体部品を大量に飛散させた。
「さあ、往生しやがれ。オレの巨根に懺悔しな、ふぃ~っ、ひ、ひ、ひ、ひ」
大気圏外から生身で落下したことで、身体だけでなく頭にも相当なダメージが来ているのだろう。
オボロの左目は焦点が合わずあらぬ方向を見ており、口角がつり上がりヨダレを垂らしながらヘラヘラと笑っている。
そして意識がハッキリしているのかも分からない言動であった。
(オボロ、来るぞ!)
そんなありさまなのだ、ハクラの言葉も届くはずもなく。
「ジュオッ!」
ヴァナルガンの右肩部装甲に備わる砲口から、青白く輝く塊が一発放たれた。
殺したと思っていた、しつこい難敵が無防備すぎる姿で後方に突っ立ているのだ。
今度こそ息の根を止めるためにも、躊躇なく超獣が破壊光弾を発射してくるのは当然である。
「Fooooooooo!?」
射出された高熱プラズマの塊はオボロの間近に着弾。
発生したすさまじい爆炎と爆風によって超人の身体は上空へと舞い上がる。
普通なら跡形もなく粉微塵になるのだろうが、オボロは悲鳴ではなく奇声をあげる程度のダメージしか受けなかったようだ。
(今が好機だ、攻撃しろ!)
そして吹っ飛ばされたオボロのことなど気にした風もなく、二体の魔人の人工頭脳にハクラの言葉が響き渡る。
後方にいたオボロを攻撃したと言うことは、ヴァナルガンは魔人達に背を向けていることを意味している。
この隙を見逃す程、誰も間抜けではない。
(クサマ、誘導弾発射!)
「ン゙マッ!」
遠く離れたナルミからの声紋コントローラによる指示に従い、クサマは両肩部の装甲を展開して十機近い誘導弾を発射した。
クサマの人工頭脳による脳波で制御された誘導弾は音速を越えて正確に超獣に向かう。
「ジュオォォォ!」
しかしながら超獣の反応速度と敏捷性も凄まじいもの。
複数の誘導弾の接近を瞬時に察知して、ヴァナルガンは六万トン以上の巨体でありながら素早く振り返り、両腕を交差させて防御姿勢をとる。
クサマから発射された複数の誘導弾は迷うことなく超獣の交差させた腕へと着弾し、爆炎をあげながら轟音を響かせる。
しかしヴァナルガンの前腕部とて装甲に覆われているのだダメージなど殆どない。
だが本命はクサマの誘導弾ではなかった。
この第一波の誘導弾は超獣の動きを封じるためのもの。
……そして。
「ジュオッ!」
クサマが発射した誘導弾から少し遅れてやって来た第二波の飛翔体に向けて、ヴァナルガンは迎撃の電磁加速機関砲を連続発射するが徹甲弾は全て飛翔体に弾かれる。
(無駄だ。シキシマの拳は特に強固に作り込んである)
ハクラのその言葉が誰に向けられたものかは分からないが、彼の言う通り第二波の飛翔体はシキシマの高速の分離鉄拳()である。
シキシマの装甲材質はアストロチタニウム合金と言うもの。
別天体に存在する希少物質を含有させ、さらに特殊な環境で精錬された合金であり、恐るべき程に堅牢なのだ。
ゆえに通常兵装はおろか、強力な電磁加速砲でも傷つけることさえ不可能である。
今までヴァナルガンの攻撃を受けても一切ダメージがなかったシキシマの防御力の秘密は装甲である。
そして、その超堅牢な右鉄拳も電磁加速砲の砲弾を弾き返しながら超高速で超獣の防御している腕に激突する。
「ジュオォォォアッ!?」
響き渡るは大気を揺るがす破壊音と超獣の叫び。
超獣の強固な装甲も、さすがに魔人の鉄拳には勝てずに砕け散る。
しかしシキシマの攻撃はまだ終わらない。
腕は二つあるのだ。つまり次に飛来したのは左の鉄拳である。
さきの右拳による攻撃でヴァナルガンの両腕は滅茶苦茶に破壊されているため、もはや防御することは叶わない。
「ジュオッ!」
少しでもまともな直撃を避けるためか、ヴァナルガンは身を傾けた。
そして、また破壊音。金属を引っ掻くような甲高いものが混じる。
シキシマの左鉄拳は、超獣の右脇腹を大きく削ぎ落とした。
破損したヴァナルガンの脇腹から、無機質な機械的な内臓が飛び散る。
(再生を許すな、破損した部位を狙え!)
そしてすぐさまハクラの的確な指示が告げられる。
超獣の全身は高強度な装甲で覆われている、なら損傷して装甲がなくなった部位を狙うのは当然である。
「ガァオォォォン!」
返事するがごくとシキシマは叫ぶと、飛翔して帰還した両拳を再装着。
そして腹部のシャッターのような部位を開放する。
そこから機械音を鳴らしながら頭を出したのは、大型の魚雷。
(対巨獣水陸両用魚雷!)
「ガァオン!」
ハクラの言葉に合わせてか、シキシマは発射準備を整える。
「ジュオォォォ!」
しかしヴァナルガンもノロマではない。
あの巨大な弾頭を破損した部位に食らうのは不味いと考えたのだろう、足底部スラスターを噴射させた。
両腕が破壊されたことで防御が困難ゆえに、素早く動き続けて損傷部が修復するまで回避に専念する魂胆なのだろう。
だが、それをハクラが許すはずもなく。
(オボロ、援護を頼む)
その頼みの先は、吹っ飛ばされて地面に転がっていた全裸の熊。
「まかせておけ。巨漢の武器は遥か昔から、度胸と我慢とチ○ポて決まってんだ。いえぇぇぇぇアッ! チン○ンを足らしめる三種の神器は、陰茎、陰嚢、金玉、これ鉄則!」
オボロはムクリと立ち上がるなり、ハクラの指示に従うように走り出した。
巨根をブラブラさせながら超獣に向かって。
……しかしながら、今だに思考は異常をきたしているようである。
「Fooooooooo !!」
駆けるオボロは奇声を響かせるなり大きく跳躍。
ヴァナルガンの後頭部に取りついた。
そして手足の爪を装甲のわずかな隙間に引っ掻け、壁を這う蜘蛛のような動きで超獣の顔面へと移動していく。
「ジュオォォォッ!?」
なにかが、へばりついていることを感知したのだろう。
ヴァナルガンは頭部を振ったり、顔を掻きむしるような動きを見せる。
「こんちわー」
そして超獣の手を掻い潜って顔面に到着したオボロは、紅く輝く複眼を覗き込むなり殴り付けた。
ヴァナルガンに痛覚はないため痛みで怯ませることはできないが、しかしその動きを阻害するには十分であった。
(よぉし、クサマ! あたし達も援護するよぉ!)
「ン゙マッシ!」
気合いの入ったナルミの命令を受け、既に装填済みであった誘導弾を五機放つクサマ。
精密に制御された誘導弾は狂うことなく、ヴァナルガンのスラスターである足底部付近と、ついでに頭部に着弾した。
爆発の影響でスラスターの噴射が停止し、頭部の着弾で一瞬とは言え超獣の動きが止まる。
「プギャアァァァァァ!!」
……そしてヴァナルガンの顔面にへばりついていたオボロは悲鳴をあげながら吹っ飛んだ。
誘導弾の直撃で死ぬような御人ではないため、ナルミもクサマも躊躇せずに攻撃を加えたのだろう。
「ガァオォォォン!」
もはや十分すぎるほどにヴァナルガンの動きは妨害できている。
あとは整えた兵装をシキシマが撃ち出すのみ。
いつでも発射可能を伝えるかのように魔人は叫ぶ。
(いようし、魚雷発射!)
そしてハクラの発射指示を受けて、その巨大な兵器が炎を噴射して放たれた。
迷うことなく葉巻状の物体が超獣に向かう。
大型の上に魚雷のためか、速いとは言え音速には及ばない。
ハクラがオボロに援護を依頼したり、ナルミとクサマが追加で攻撃したのは十分に納得がいく。
何も無しに発射しようものなら、間違いなく避けられたか、迎撃されていただろう。
そして大型魚雷はヴァナルガンの損傷部である脇腹に着弾。
クサマの誘導弾を遥かに凌ぐ爆炎、爆音、爆風を生み出し、超獣の体の一部たる無機質な生体部品を大量に飛散させた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
転生したら『塔』の主になった。ポイントでガチャ回してフロア増やしたら、いつの間にか世界最強のダンジョンになってた
季未
ファンタジー
【書き溜めがなくなるまで高頻度更新!♡٩( 'ω' )و】
気がつくとダンジョンコア(石)になっていた。
手持ちの資源はわずか。迫りくる野生の魔物やコアを狙う冒険者たち。 頼れるのは怪しげな「魔物ガチャ」だけ!?
傷ついた少女・リナを保護したことをきっかけにダンジョンは急速に進化を始める。
罠を張り巡らせた塔を建築し、資源を集め、強力な魔物をガチャで召喚!
人間と魔族、どこの勢力にも属さない独立した「最強のダンジョン」が今、産声を上げる!
初期スキルが便利すぎて異世界生活が楽しすぎる!
霜月雹花
ファンタジー
神の悪戯により死んでしまった主人公は、別の神の手により3つの便利なスキルを貰い異世界に転生する事になった。転生し、普通の人生を歩む筈が、又しても神の悪戯によってトラブルが起こり目が覚めると異世界で10歳の〝家無し名無し〟の状態になっていた。転生を勧めてくれた神からの手紙に代償として、希少な力を受け取った。
神によって人生を狂わされた主人公は、異世界で便利なスキルを使って生きて行くそんな物語。
書籍8巻11月24日発売します。
漫画版2巻まで発売中。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
クラス最底辺の俺、ステータス成長で資産も身長も筋力も伸びて逆転無双
四郎
ファンタジー
クラスで最底辺――。
「笑いもの」として過ごしてきた佐久間陽斗の人生は、ただの屈辱の連続だった。
教室では見下され、存在するだけで嘲笑の対象。
友達もなく、未来への希望もない。
そんな彼が、ある日を境にすべてを変えていく。
突如として芽生えた“成長システム”。
努力を積み重ねるたびに、陽斗のステータスは確実に伸びていく。
筋力、耐久、知力、魅力――そして、普通ならあり得ない「資産」までも。
昨日まで最底辺だったはずの少年が、今日には同級生を超え、やがて街でさえ無視できない存在へと変貌していく。
「なんであいつが……?」
「昨日まで笑いものだったはずだろ!」
周囲の態度は一変し、軽蔑から驚愕へ、やがて羨望と畏怖へ。
陽斗は努力と成長で、己の居場所を切り拓き、誰も予想できなかった逆転劇を現実にしていく。
だが、これはただのサクセスストーリーではない。
嫉妬、裏切り、友情、そして恋愛――。
陽斗の成長は、同級生や教師たちの思惑をも巻き込み、やがて学校という小さな舞台を飛び越え、社会そのものに波紋を広げていく。
「笑われ続けた俺が、全てを変える番だ。」
かつて底辺だった少年が掴むのは、力か、富か、それとも――。
最底辺から始まる、資産も未来も手にする逆転無双ストーリー。
物語は、まだ始まったばかりだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる