弱小国の王太子に転生したから死ぬ気で国を生き残させる

糸井嵜諸常

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転生、そして絶望

王太子の記憶は絶望への扉

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脳に何かが入ってくる感覚がする。それと共に知らないはずの事が「知っている」事になる。

聞いてて意味が分かんないだろ?大丈夫だ。問題無い。俺も分かってない。ただ、これは明らかに俺、小野倉正志の記憶じゃない。という事はあのロリ神が言っていた「王国の王太子」の記憶なのだろう。

じゃあ取り敢えず俺が知り得た転生先あっち の状況を整理しよう。

王太子の名前はヴァイネス、エルゾアン=ゾルネス=ヴァイネス。レシツィア王国国王アルヴァシオ2世の第一子にして、レシツィア王国王太子。年齢は俺と同じく16歳。兄弟姉妹は五人、上から長弟イルザール、長妹ハンナ、次妹ミーシャ、三妹ツェシア、そして末のルーグスだ。

レシツィア王国はレピシア大陸中東部に位置する王国だ。古くは大陸中東部の殆どを掌握した超大国であったが、それも今は昔、他国の謀略に貴族の対立、さらに度重なる飢饉と財政難によりみるみる力を失い、今や分裂した中東部の多くの小国の一つになっていた。他国に頼るも無駄に長い歴史ゆえできず、外交的に孤立し、更に先代の死後の王位を巡り周辺諸国を巻き込んだ10年に渡る内乱の末国は二つに割れ、国内も内乱で荒れ果て、膨らんだ軍費は財政を圧迫し、貴族は自らの利権を求め対立し、国王の権威は失墜し、それに失望した民は反乱を起こし、と国内は荒れ果てている。
更に南からは異教徒が迫り来ており、明日にでも滅びてもおかしくない状況だ。

さらに国王である父は長い間病に伏し公務が出来ないようになり、王位継承を巡り貴族たちは権謀術数を繰り返していた。

その中で王太子は何者かにさされて、死亡した...




はぁ?

何だこの見事な積みゲーは?Hoi4のタンヌなんとかもビックリの積みゲーだぞ?しかも死亡フラグ満載だし。まず王太子が簡単に殺されるってどういう状況だよ?護衛はいなかったのかよ。流石に小国だからってそれぐらいはしろよ!
しかも金はねぇは内乱しやがるは良いパトロンすらいねーとか外交も内政も死んでいやがんじゃねーか。
なんでこんな所に転生させやがんだあのロリ神は?これは単なる嫌がらせにしか思えねぇよ。

フザケンナ。なんだ?異世界転生ってのは神様からチート貰ってサクって魔王殺してハーレム作ってヒャッホイ!じゃないのかよ。なんだこの積みゲーは?オワコンじゃねぇか。

やばい、瞼に段々と光が差し込む。嫌だ、起きたくない。こんなオワコンな異世界に目覚めたくない。
やめろ!?目を覚ますな、俺。
待ってるのは天国じゃねぇ、地獄だ。
やめてくれぇ、今回は楽して生きてぇんだ。
頼むから。


残酷にも俺の願いはクソロリ共かみさま には聞き入れられなかったようで、容赦もなく俺は覚醒してしまった。

なんて人生だ!










「のうウェルス、Hoi4だとかって言って良いのかのう?」

「どうゆうことだ?バカルートゥヴェル

「??ウェルス?字がおかしくないかの!?」

「いや、おかしくないが?バカルートゥヴェルバカルートゥヴェルだろう?」

「なっ、酷くない!!??...じゃのぅ」

「その無理した口調やめろ。もうボロが出たぞ?」

「やっぱバレてたぁー」

「それよりさっきのはどういう事だ?」
「だって、なろうは大手だから商標とかがヤバい、と思ってのぅ」

「まだ続けるのか?」

「仕方ないじゃん...じゃろ?そういうキャラなんだか...じゃから」

「モロ出てるぞ?」

「貴重なキャラがぁー」

「まぁ、大丈夫じゃないか?」

「何が?キャラ?」

「違う、商標の話だ。まぁ、不味くても作者がやばくなるだけだからな。」

「じゃあ、まぁいっか!」

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