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終章:エンドレス・シスターズ・ウォー
エンドレス・シスターズ・ウォ 終
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「どうなったんだ?」「アングルが下にずれて見えん」「あの面白いにーちゃん、やられちまったのか!?」
沿道の群集は、アングルがずれて床しか映っていないモニターを見ながらざわついた。世界を超えて、全員が固唾をのんで見入った。
「冬史朗ー!!!! 冬史朗! 大丈夫なの!? 冬史朗ー!!! 雪ー!!!」
「おおお落ち着きなさい母さんや! とにかく落ち着きなさい」
冬史朗の両親は取り乱している。父親は、なんとか妻を落ち着かせようと背中をさすりながら、ビール瓶で自らの頭を叩き続けていた。
雪は、昔の夢を見ていた。
生まれつき顔の整っていた雪は、美少年というよりはどちらかというと美少女を思わせるかをつきをしていた。小学生という世界は残酷だ。体が弱く、一見なよなよとしていた雪は、よく同級生の男の子たちの標的になりいたずらされ、遊びの輪にも入れてもらえなかった。
「雪!」
昔から、冬史朗はいつでも雪の味方だった。
初めて雪に美花のお下がりのワンピースを着せた冬史朗は、そのあまりの可愛さに絶句したという。そして4つも上の先輩である冬史朗から雪の可愛さを刷り込まれた雪の同級生たちの性癖は、あっという間にねじ曲がり、気づけば雪の周りはいつも友達で溢れていった。雪親衛隊という名の悪がきたちは、友達というよりアイドルのファンのようなものではあったが・・・。
冬史朗は、いつでも、どんな時でも味方だった。怒ったところも、ほとんど数えるほどしか記憶になかった。
「おにいちゃん・・・」
ゆっくりと、雪は目を開けた。
「おにい、ちゃん・・・?」
天井は、いつも見ている自分の部屋そのものだ。
隣には、小さいころから見てきた、冬史朗の背中が見えた。安心するその後ろ姿が、雪は大好きだった。
「おにいちゃん!」
ようやく目が覚めた雪は起き上がる。雪に背を向けて立つ冬史朗の向かいには、デネブ、そして足元には美花が座り込んでいた。それに、なにやら物騒なものが、物語の中で見るような剣の刀身が床に突き刺さっている。デネブはなにやら、刀身の無い柄を、握りしめていた。
ゆっくりと振り返った冬史朗は、雪をいつでも安心させてきた、優しい笑みを浮かべていた。
「おはよう、雪」
にっこりと笑うと、何事もなかったかのように、冬史朗はぐしゃぐしゃと雪の頭を撫でまわした。
「・・・? おはよう、おにいちゃん」
何か満足したような顔を浮かべるデネブと、腰を抜かしておいおいと泣く美花の理由が、雪にはわからないまま、ごつごつとした大きいな手にされるがまま、雪は撫でられ続けた。
沿道、いや、世界中で、二度と聞くことのできないような大歓声が上がっているとも知らずに。
翌日。
昨日までのお祭り騒ぎが嘘のように、丘野下家にはいつも通りの朝が来た。もちろん、家の前で異種混合のどんちゃん騒ぎも行われていない。
来ない可能性のあった4日目が、やってきたのだ。
丘野下家の居間には、デネブとベガ、そして水晶玉を持つシリウスと老人の側近が朝から見えていた。
「冬史朗、貴様の勝ちだ。俺様の、完敗だ・・・。まだまだ未熟だった。妹グランプリなんていう戦いがあるなんてな」
「ま、前もなかなかやるやつだったよ。それに、普通に楽しかったぜ」
冬史朗が手を出すと、デネブは一瞬ためらった後、その手を握りしめた。
「お前の妹を愛する気持ちは本物だった。あっぱれだ」
冬史朗の後ろで部屋着の雪は何か言いたげにもぞもぞとしたが、流石に口をつぐんだ。美花も視界の端で指を立てている。
「帰っちゃうのか? もう少しいればいいのに。今日からは普通の旅行気分でさ」
「そうもいかん。我々には我々の世界がある。いつまでもこっちにいるわけにはいかん。貴様に負けて、おめおめと逃げ帰るってわけだ」
そう皮肉るデネブの顔は、どうしたことか晴れやかだった。
「うちはこっちも楽しくて帰りたくないんですけどなー」
ベガは駄々をこねるように袖をふりふりとしている。
冬史朗は、シリウスの手の上にある水晶玉を見つけると、ふと口を開いた。
「あー、そうだ、あの初日のなんでも一つだけ願いをかなえてくれるってやつだけどさ」
「ああ、忘れていた。そういえばそうだったな。金か? それとも我々の魔法でも手に入れてみるか?」
「いやー、それも面白いんだけどさ、お前の、いや、デネブの」
自分の名前を呼ばれたことに、デネブは目を見開いた。家族以外で自分の名前を呼び捨てにされたことがないからだ。だが、不思議と腹立たしい感情は湧いてこなかった。
「デネブの妹のー」
「ベガ、どす」
「・・・ベガの、ほら、寿命を戻してやってくれよ」
「なっ、ほ、ほんとか!? 本当にそれでいいのか冬史朗!」
冬史朗は雪を抱き寄せ、上機嫌だ。
「もちろん。大事な妹を、大切にしろよデネブ!」
「・・・ありがとう。お前には勝てないな。よかったな、ベガ。・・・あれ? ベガ?」
気づくと、冬史朗は右腕に雪を抱き寄せ、そして左腕にはベガが抱きついていた。ベガはすりすりと冬史朗の腕に頬ずりしている。
「ありがとうございます冬史朗は~ん。さ・す・が、うちのベッドを共にした中どすなー」
ベガは嬉しそうに冬史朗の耳に息を吹きかけた。
背筋を、ぞわぞわぞわと心地よい感覚が駆け抜けた。
「お、おにいちゃん!? いつの間にベガさんとそんな仲に!?」
雪は兄の不貞に柄にもなく瞳を潤した。可愛い。冬史朗は背中の心地よさを感じた勢いそのままに、雪キスをしようと口を尖らせながら叫んだ。
男が男に、それも兄が弟にキスをしようとする様子を、冬史朗の母と美花はジト目で呆れながら見ている。
「ちっ、違う! 雪!! 俺は何もやましいことはしていなーい!! むしろ、お前とやましいことをさせてほしい!」
「ちょちょっ、ちょっとおにいちゃんなにしようとしてるの!!」
「ひどいわ冬史朗はん!! うちの純情をもてあそんでおきながらー! 責任とってもらわなー」
いたずらっぽく言うと、ベガも冬史朗の頬にキスをしようと唇を尖らせた。
美花から見える景色は、左腕に抱きついた美少女からのキスを避けながら右腕に抱きしめる弟にキスをしようとするひとりの変態が映っているのだ。
ふと、メラメラと殺意が部屋中に満ち足りていることに、美花たちギャラリーは気づいたが、当の冬史朗はそれどころではない。もちろん、さっきの正体はデネブであることは言うまでもない。
「・・・冬史朗、貴様」
「ん!? おお、デネブ、まだいたんか!」
「貴様、やはりここで切り落としてくれるわー!!!」
デネブは腰の、本物の剣を抜きとると、思い切り振り落した。間一髪、冬史朗は両脇の二人を突き飛ばし、かろうじて剣を避けた。
「まっ、待て、デネブ! 話せばわかる! 誤解だ!!」
「問答無用だこのゴミクズ!!!」
二人はそのままドアを突き破ると、外に飛び出した。
駆けていくいく冬史朗の背中に、怒りに満ち溢れたデネブと、そして美花、冬史朗の母の怒号が飛び、町中に響き渡った。
「「「このっ、ド変態バカ兄貴がー!!!!」」」
おわり
沿道の群集は、アングルがずれて床しか映っていないモニターを見ながらざわついた。世界を超えて、全員が固唾をのんで見入った。
「冬史朗ー!!!! 冬史朗! 大丈夫なの!? 冬史朗ー!!! 雪ー!!!」
「おおお落ち着きなさい母さんや! とにかく落ち着きなさい」
冬史朗の両親は取り乱している。父親は、なんとか妻を落ち着かせようと背中をさすりながら、ビール瓶で自らの頭を叩き続けていた。
雪は、昔の夢を見ていた。
生まれつき顔の整っていた雪は、美少年というよりはどちらかというと美少女を思わせるかをつきをしていた。小学生という世界は残酷だ。体が弱く、一見なよなよとしていた雪は、よく同級生の男の子たちの標的になりいたずらされ、遊びの輪にも入れてもらえなかった。
「雪!」
昔から、冬史朗はいつでも雪の味方だった。
初めて雪に美花のお下がりのワンピースを着せた冬史朗は、そのあまりの可愛さに絶句したという。そして4つも上の先輩である冬史朗から雪の可愛さを刷り込まれた雪の同級生たちの性癖は、あっという間にねじ曲がり、気づけば雪の周りはいつも友達で溢れていった。雪親衛隊という名の悪がきたちは、友達というよりアイドルのファンのようなものではあったが・・・。
冬史朗は、いつでも、どんな時でも味方だった。怒ったところも、ほとんど数えるほどしか記憶になかった。
「おにいちゃん・・・」
ゆっくりと、雪は目を開けた。
「おにい、ちゃん・・・?」
天井は、いつも見ている自分の部屋そのものだ。
隣には、小さいころから見てきた、冬史朗の背中が見えた。安心するその後ろ姿が、雪は大好きだった。
「おにいちゃん!」
ようやく目が覚めた雪は起き上がる。雪に背を向けて立つ冬史朗の向かいには、デネブ、そして足元には美花が座り込んでいた。それに、なにやら物騒なものが、物語の中で見るような剣の刀身が床に突き刺さっている。デネブはなにやら、刀身の無い柄を、握りしめていた。
ゆっくりと振り返った冬史朗は、雪をいつでも安心させてきた、優しい笑みを浮かべていた。
「おはよう、雪」
にっこりと笑うと、何事もなかったかのように、冬史朗はぐしゃぐしゃと雪の頭を撫でまわした。
「・・・? おはよう、おにいちゃん」
何か満足したような顔を浮かべるデネブと、腰を抜かしておいおいと泣く美花の理由が、雪にはわからないまま、ごつごつとした大きいな手にされるがまま、雪は撫でられ続けた。
沿道、いや、世界中で、二度と聞くことのできないような大歓声が上がっているとも知らずに。
翌日。
昨日までのお祭り騒ぎが嘘のように、丘野下家にはいつも通りの朝が来た。もちろん、家の前で異種混合のどんちゃん騒ぎも行われていない。
来ない可能性のあった4日目が、やってきたのだ。
丘野下家の居間には、デネブとベガ、そして水晶玉を持つシリウスと老人の側近が朝から見えていた。
「冬史朗、貴様の勝ちだ。俺様の、完敗だ・・・。まだまだ未熟だった。妹グランプリなんていう戦いがあるなんてな」
「ま、前もなかなかやるやつだったよ。それに、普通に楽しかったぜ」
冬史朗が手を出すと、デネブは一瞬ためらった後、その手を握りしめた。
「お前の妹を愛する気持ちは本物だった。あっぱれだ」
冬史朗の後ろで部屋着の雪は何か言いたげにもぞもぞとしたが、流石に口をつぐんだ。美花も視界の端で指を立てている。
「帰っちゃうのか? もう少しいればいいのに。今日からは普通の旅行気分でさ」
「そうもいかん。我々には我々の世界がある。いつまでもこっちにいるわけにはいかん。貴様に負けて、おめおめと逃げ帰るってわけだ」
そう皮肉るデネブの顔は、どうしたことか晴れやかだった。
「うちはこっちも楽しくて帰りたくないんですけどなー」
ベガは駄々をこねるように袖をふりふりとしている。
冬史朗は、シリウスの手の上にある水晶玉を見つけると、ふと口を開いた。
「あー、そうだ、あの初日のなんでも一つだけ願いをかなえてくれるってやつだけどさ」
「ああ、忘れていた。そういえばそうだったな。金か? それとも我々の魔法でも手に入れてみるか?」
「いやー、それも面白いんだけどさ、お前の、いや、デネブの」
自分の名前を呼ばれたことに、デネブは目を見開いた。家族以外で自分の名前を呼び捨てにされたことがないからだ。だが、不思議と腹立たしい感情は湧いてこなかった。
「デネブの妹のー」
「ベガ、どす」
「・・・ベガの、ほら、寿命を戻してやってくれよ」
「なっ、ほ、ほんとか!? 本当にそれでいいのか冬史朗!」
冬史朗は雪を抱き寄せ、上機嫌だ。
「もちろん。大事な妹を、大切にしろよデネブ!」
「・・・ありがとう。お前には勝てないな。よかったな、ベガ。・・・あれ? ベガ?」
気づくと、冬史朗は右腕に雪を抱き寄せ、そして左腕にはベガが抱きついていた。ベガはすりすりと冬史朗の腕に頬ずりしている。
「ありがとうございます冬史朗は~ん。さ・す・が、うちのベッドを共にした中どすなー」
ベガは嬉しそうに冬史朗の耳に息を吹きかけた。
背筋を、ぞわぞわぞわと心地よい感覚が駆け抜けた。
「お、おにいちゃん!? いつの間にベガさんとそんな仲に!?」
雪は兄の不貞に柄にもなく瞳を潤した。可愛い。冬史朗は背中の心地よさを感じた勢いそのままに、雪キスをしようと口を尖らせながら叫んだ。
男が男に、それも兄が弟にキスをしようとする様子を、冬史朗の母と美花はジト目で呆れながら見ている。
「ちっ、違う! 雪!! 俺は何もやましいことはしていなーい!! むしろ、お前とやましいことをさせてほしい!」
「ちょちょっ、ちょっとおにいちゃんなにしようとしてるの!!」
「ひどいわ冬史朗はん!! うちの純情をもてあそんでおきながらー! 責任とってもらわなー」
いたずらっぽく言うと、ベガも冬史朗の頬にキスをしようと唇を尖らせた。
美花から見える景色は、左腕に抱きついた美少女からのキスを避けながら右腕に抱きしめる弟にキスをしようとするひとりの変態が映っているのだ。
ふと、メラメラと殺意が部屋中に満ち足りていることに、美花たちギャラリーは気づいたが、当の冬史朗はそれどころではない。もちろん、さっきの正体はデネブであることは言うまでもない。
「・・・冬史朗、貴様」
「ん!? おお、デネブ、まだいたんか!」
「貴様、やはりここで切り落としてくれるわー!!!」
デネブは腰の、本物の剣を抜きとると、思い切り振り落した。間一髪、冬史朗は両脇の二人を突き飛ばし、かろうじて剣を避けた。
「まっ、待て、デネブ! 話せばわかる! 誤解だ!!」
「問答無用だこのゴミクズ!!!」
二人はそのままドアを突き破ると、外に飛び出した。
駆けていくいく冬史朗の背中に、怒りに満ち溢れたデネブと、そして美花、冬史朗の母の怒号が飛び、町中に響き渡った。
「「「このっ、ド変態バカ兄貴がー!!!!」」」
おわり
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