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「おい雪!自販機でコーラでも買ってこい」
「いやでもお金……………」
「は?お前のお金に決まってんだろ」
「うっ、分かったよ…」
財布に残っている僅かな小銭を握りしめ、全く親しくもない奴らのために自販機に走る。
俺の名前は大山雪、見ての通りこいつらのいじめられっ子だ。
俺をいじめているのはこの高校の3年生番長である秋山秀一郎とその取り巻きの菅野、赤王、瓦木、有川海の4人だ。
何故こんな扱いを受けているかだって?それは俺の正義が泥臭い人間の闇に呑まれてしまったからだな。簡単に説明すると、俺の前に秋山達計4人の取り巻きにいじめれられていたやつがいたんだ。俺はそういういじめとかを放っておけず現場を止め入ったり、先生に報告したりしていた。そんな俺が気に入らなかったんだろうな。ここであいつらの標的は俺に変わった。
しかししんどい毎日を覚悟していたが、前科がある秋山達に対してさすがの学校側も多少目を光らしていて秋山達も思うようには動けなかった。
問題はここからだ、ある日突然何故か俺の私物がたくさん盗まれた。俺は必ず犯人は秋山達だと思っていたが違った。その犯人は俺の前にいじめられていたやつ……今の秋山の取り巻き『有川海』だった。しかし俺は有川は脅されているだけだと思っていた……しかしむしろその逆、あいつは秋山をも支配し、俺を徹底的に追い込むように指示していたのだ。つまり秋山は表のボスで裏のボスは有川海だ。ここからはご想像の通り毎日が地獄。なぜ有川がこんなことになったのかは未だに分からない。
そうという間に慣れた手つきで自販機でコーラを計5個買い、教室に戻る。
ちなみに番長の秋山は柔道部の部長で全国大会優勝している化け物だ。それが故にあの頃から変わってやりたい放題、学校側もいじめのことを知っているが、貴重な生徒を失う訳にはといじめを隠蔽している。
そして教室に入ったそのときいつもとは見慣れない光景がそこにはあった。
「誰も居ない?あれ、移動教室だっけな。ってうわ!」
俺が視線を下に落とすと、教室の床に白光に輝く綺麗な魔法陣が刻まれていた。なぜ教室に入ってすぐ気付かなかったのかというほどの綺麗な魔法陣だが、情報量の多さにそれどころじゃない。
「ん?」
すると魔法陣の中から人間と思われる姿の女の子が現れる。
「よいしょ、、、ってえぇ!?なんでまだ人間が居るのよ!?」
かわいい……魔法陣に劣らずの綺麗な白光のロングヘアとこの世の人間が着ている服とは真反対の神秘的なコートと少し高めの身長をしているこの女の人は誰なのだろうか。
なんだかとても驚いている様子だけどどうしたのだろうか?これは会話するチャンスだ!
「あの、お姉ちゃんさんは」
「えぇい!もういいわ!どうにでもなれ!」
「うわっ!?」
ーー突如視界が眩しい光に包まれる。
「いててて、、、なんだここ?大きな平原のようだけど。ってか何が起こった!?」
こんな田舎日本にあるだろうか?家も何もなく永遠に草むらや木が生えている。
「珍しいね。こんなところに人が来るなんて」
「はぇぇぇ!?」
この人いつここに!?さっきまで誰もいなかったが!?
それにめちゃくちゃかっこいいな。魔法陣の女の子と同じ白光に輝く無造作な髪にスラッとしていて身長がとても高い。まるで神様?
「驚かせてすまないね。僕の名前は『ホワイト・ファルト』君の名前は?」
「お、大山雪です。よろしくお願いします」
「オオヤマ・ユキ?珍しい名前だね。ん、まさか君は異世界人か?」
「えっ?いや、んー?」
異世界人?なんだそりゃ。俺は普通の人ですよーって、えっ俺もしかして異世界人なんじゃ!?
そうか、このシュチュエーション……漫画とかでよく見た事あるぞ!いや、でもまさかな。どうせ夢か、それなら俺のロマンのため少しでもこの状況を堪能しよう。
「えぇ、私は神に仕えし異世界人です」
「ほんとかい!?よし、決めた!君にしよう!!」
「へ?ってうわうわうわ!」
俺の体を片手で軽く持ち上げ、肩に背負ってものすごいスピードで永遠の平原を駆け走る。このスピード、車でみた景色より速い!?
「少し我慢してね。すぐ着くから」
どこに連れていかれるんですか!?
「いやでもお金……………」
「は?お前のお金に決まってんだろ」
「うっ、分かったよ…」
財布に残っている僅かな小銭を握りしめ、全く親しくもない奴らのために自販機に走る。
俺の名前は大山雪、見ての通りこいつらのいじめられっ子だ。
俺をいじめているのはこの高校の3年生番長である秋山秀一郎とその取り巻きの菅野、赤王、瓦木、有川海の4人だ。
何故こんな扱いを受けているかだって?それは俺の正義が泥臭い人間の闇に呑まれてしまったからだな。簡単に説明すると、俺の前に秋山達計4人の取り巻きにいじめれられていたやつがいたんだ。俺はそういういじめとかを放っておけず現場を止め入ったり、先生に報告したりしていた。そんな俺が気に入らなかったんだろうな。ここであいつらの標的は俺に変わった。
しかししんどい毎日を覚悟していたが、前科がある秋山達に対してさすがの学校側も多少目を光らしていて秋山達も思うようには動けなかった。
問題はここからだ、ある日突然何故か俺の私物がたくさん盗まれた。俺は必ず犯人は秋山達だと思っていたが違った。その犯人は俺の前にいじめられていたやつ……今の秋山の取り巻き『有川海』だった。しかし俺は有川は脅されているだけだと思っていた……しかしむしろその逆、あいつは秋山をも支配し、俺を徹底的に追い込むように指示していたのだ。つまり秋山は表のボスで裏のボスは有川海だ。ここからはご想像の通り毎日が地獄。なぜ有川がこんなことになったのかは未だに分からない。
そうという間に慣れた手つきで自販機でコーラを計5個買い、教室に戻る。
ちなみに番長の秋山は柔道部の部長で全国大会優勝している化け物だ。それが故にあの頃から変わってやりたい放題、学校側もいじめのことを知っているが、貴重な生徒を失う訳にはといじめを隠蔽している。
そして教室に入ったそのときいつもとは見慣れない光景がそこにはあった。
「誰も居ない?あれ、移動教室だっけな。ってうわ!」
俺が視線を下に落とすと、教室の床に白光に輝く綺麗な魔法陣が刻まれていた。なぜ教室に入ってすぐ気付かなかったのかというほどの綺麗な魔法陣だが、情報量の多さにそれどころじゃない。
「ん?」
すると魔法陣の中から人間と思われる姿の女の子が現れる。
「よいしょ、、、ってえぇ!?なんでまだ人間が居るのよ!?」
かわいい……魔法陣に劣らずの綺麗な白光のロングヘアとこの世の人間が着ている服とは真反対の神秘的なコートと少し高めの身長をしているこの女の人は誰なのだろうか。
なんだかとても驚いている様子だけどどうしたのだろうか?これは会話するチャンスだ!
「あの、お姉ちゃんさんは」
「えぇい!もういいわ!どうにでもなれ!」
「うわっ!?」
ーー突如視界が眩しい光に包まれる。
「いててて、、、なんだここ?大きな平原のようだけど。ってか何が起こった!?」
こんな田舎日本にあるだろうか?家も何もなく永遠に草むらや木が生えている。
「珍しいね。こんなところに人が来るなんて」
「はぇぇぇ!?」
この人いつここに!?さっきまで誰もいなかったが!?
それにめちゃくちゃかっこいいな。魔法陣の女の子と同じ白光に輝く無造作な髪にスラッとしていて身長がとても高い。まるで神様?
「驚かせてすまないね。僕の名前は『ホワイト・ファルト』君の名前は?」
「お、大山雪です。よろしくお願いします」
「オオヤマ・ユキ?珍しい名前だね。ん、まさか君は異世界人か?」
「えっ?いや、んー?」
異世界人?なんだそりゃ。俺は普通の人ですよーって、えっ俺もしかして異世界人なんじゃ!?
そうか、このシュチュエーション……漫画とかでよく見た事あるぞ!いや、でもまさかな。どうせ夢か、それなら俺のロマンのため少しでもこの状況を堪能しよう。
「えぇ、私は神に仕えし異世界人です」
「ほんとかい!?よし、決めた!君にしよう!!」
「へ?ってうわうわうわ!」
俺の体を片手で軽く持ち上げ、肩に背負ってものすごいスピードで永遠の平原を駆け走る。このスピード、車でみた景色より速い!?
「少し我慢してね。すぐ着くから」
どこに連れていかれるんですか!?
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