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第三章
02.照れ隠しと言い訳
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初出勤を終えたリーゼは、夕食の時間にネザーフィールド社での出来事を家族に話した。
「今日は仕事の流れを教えてもらったよ。丁寧に教えてもらえてわかりやすかったし、みんないい人だった!」
両親はにこにこと嬉しそうに聞いてくれた。いい同僚に恵まれて良かったと、安心しているのだ。
ノクターンはいつもながらの仏頂面を浮かべていたが、相槌を打ちつつ聞いてくれた。
その後、湯あみを終えて自室へ向かっていると、向かい側にあるノクターンの部屋の扉が少し開いていることに気づいた。
(ワルツが開けたのかな?)
猫のワルツは扉を開けられるが、閉めることはできない。だから彼女がノクターンの部屋を出入りすると決まって、扉が開いたままなのだ。
こっそりと中を覗くと、椅子に座っているノクターンの姿が見えた。手には分厚い本を持っており、読書中のようだ。
しかし本に向けられていた眼差しがゆっくりと動き、リーゼの姿を捕らえた。
「どうした?」
その問いかけに、リーゼの心臓が早鐘を打つ。
どうしたと聞かれても、なにも用がない。しかしせっかくだからノクターンと話したい。
多忙な彼と話せる時間は、そう多くはないから。
迷った末に、リーゼは扉に手をかけた。中に入るとノクターンに向かけて前屈みになり、頭を差し出す。
「ん」
「ん?」
「……髪、乾かして」
「自分でやれよ」
ノクターンは文句を言いつつ立ち上がると、リーゼが首にかけていたタオルを使い、髪を拭いてくれた。
二人の距離が一気に詰められた。
リーゼは背後に感じるノクターンの存在に、そわそわと落ち着かなくなる。
「湯あみが終わったら早く乾かせ。風邪ひくぞ」
「だいたい乾かしたよ」
「嘘つけ。残っている水滴が寝間着に落ちている」
聞き慣れている声なのに、いまはリーゼの心をときめきで震わせる。
リーゼはタオルで顔が隠れているのをいいことに、ぎゅっと目を閉じて気持ちを落ち着かせた。
ノクターンは慣れた手つきで、リーゼの髪が絡まらないように優しく拭いてくれる。
その心地よさに、リーゼは全身の力を抜いて身を委ねた。
(上手に拭いてくれるなぁ。私より上手……。昔は毎日、いまみたいに私の髪を乾かしてくれていたもんね)
昔のノクターンはとにかく世話焼きだった。
食事を手ずから食べさせてくれ、どこへ行くのにも手を繋ぎ、夜はリーゼが眠るまでずっとお腹をぽんぽんと叩いてくれていた。
ノクターンの手はリーゼにとって、この世で一番安心できる、頼もしくて優しい手だ。
それなのに今は、タオル越しにその手が触れる度に胸の奥がきゅうっと軋むものだから、恨みたくもなる。
おまけに頬がみるみるうちに熱を宿している。自分では見ることはできないが、きっと真っ赤になっているだろう。
タオル越しに頭を触れられているだけだというのにこんな状態になるなんて、おかしなものだ。
(ノクターンに見られたらどうしよう?)
いまの顔を絶対に見られたくない。揶揄われるかもしれないし、理由を聞かれたらさらに顔を赤くしてしまいそうだ。
そんなリーゼの気も知らず、ノクターンの手がリーゼの頭からタオルを取ろうとする気配がした。
リーゼは咄嗟にノクターンに抱きつき、タオルごと頭をぐいぐいと押しつける。
硬い筋肉に頭を押し返され、ノクターンが鍛え上げられた軍人であることを、改めて実感した。
「――っ。おい、止めろ。服が濡れる」
「知ってる。わざとやっているの」
「ふざけるな。離れろ」
口ではそう言っていても、ノクターンはリーゼを引き剥がそうとしなかった。
タオルをゆっくりと引っ張り、リーゼの頭から取り払う。そのまま髪の間に指を差し入れ、手櫛でリーゼの髪を整えた。
ノクターンの指先の感触がじかに伝わり、リーゼは肩が揺れそうになるのを堪えた。
それなのにノクターンときたら、慣れた手つきでリーゼの髪に触れている。
リーゼはドキドキとする心臓を宥めつつ、ノクターンのへの恨みをさらに募らせる。
(告白の返事を待たせておいて、そのくせ平然としているなんて……ノクターンのバカ)
自分ばかりが振り回されているようでならない。
腹立たしくなり、もう一度ぐりぐりと頭を押しつけた。
すると、そんなリーゼの攻撃を嘲笑うかのように、ノクターンの手がゆっくりと優しくリーゼの頭を撫でた。
「会社で、変なことをされなかったか?」
気遣うような声音が耳元に落ちる。
リーゼの一連の行動に、ネザーフィールド社でなにかあったのかもしれないと勘繰ったのだろう。
その優しさがじんわりと心に沁みる。
「まさか。夕食の時にも話したけど、みんないい人だったよ」
「……そうか」
それっきり、ノクターンもリーゼも黙っていた。
沈黙が二人を包み、二人を外の世界と隔絶する。
リーゼもノクターンも、胸の中で互いを想った。
お互いに、相手もそうしているなんて知らずに。
やがてノクターンの手の動きが止まった。リーゼの頭をポンと軽く叩く。
「ほら、乾いたからもう寝ろ」
「ありがと」
リーゼは頭を離し、ノクターンを見上げる。翠玉のような瞳と視線が絡み合った。
途端に頬に再び熱が宿るのを感じ、慌てて目を逸らす。
「ノ、ノクターンも夜更かししないようにね」
「俺はリーゼと違って大人だからいい」
(また私を子ども扱いする!)
抗議の意を込めて頬を膨らまし、ノクターンを睨みつけた。
「大人でも夜更かしは体に良くないでしょ?」
「生憎だが、俺はそこらの大人より体が丈夫なんだよ」
「なんとかは風邪ひかないって言うもんね」
「そのなんとかに勉強を教えてもらったのを忘れたのか?」
売り言葉に買い言葉で、終わりが見えない。
部屋に戻ってきたワルツが、呆れているような声で「にゃあ」と鳴いた。
リーゼも内心、自分に呆れていた。
自分はどうして、可愛げのないことしか言えないのだろう、と。
(ううん。たった一言だけなら、言えるかも?)
そう。たった一言だけなら。
条件をつけると、案外上手く言えそうな気がした。
リーゼはノクターンを見つめ、
「覚えているよ。全部。だからノクターンが好き」
そう言い、踵を返して部屋から逃げ出た。
扉をパタンと閉めると、あっという間に足から力が抜けた。そのまま扉に寄りかかり、両手で顔を覆う。
「う~。心臓がもちそうにない」
たった一言、されど一言。
片想いの相手に自分の想いを伝えるのには、かなり体力と精神力がいる。
一方で、リーゼがいなくなった室内では、ノクターンがその場にしゃがみ込んでいた。
その脳裏では、自分の胸元に頭を押しつけるリーゼの姿が何度も再生されている。そして、最後にリーゼが伝えてくれた言葉もまた、何度も頭の中を反芻していた。
「はぁ……。心臓がもちそうにない」
そう言い、両手で顔を覆った。
「リーゼはいつまで待っていてくれると思う?」
ワルツに助けを求めるが、相手はフンと鼻を鳴らすと、素知らぬ顔で毛づくろいしている。
ノクターンは深く溜息をつくと、窓を開けて夜風に当たった。
「すまない。――だけど、待っていてくれ」
ポツリと零し、恨めし気に三日月を見上げたのだった。
「今日は仕事の流れを教えてもらったよ。丁寧に教えてもらえてわかりやすかったし、みんないい人だった!」
両親はにこにこと嬉しそうに聞いてくれた。いい同僚に恵まれて良かったと、安心しているのだ。
ノクターンはいつもながらの仏頂面を浮かべていたが、相槌を打ちつつ聞いてくれた。
その後、湯あみを終えて自室へ向かっていると、向かい側にあるノクターンの部屋の扉が少し開いていることに気づいた。
(ワルツが開けたのかな?)
猫のワルツは扉を開けられるが、閉めることはできない。だから彼女がノクターンの部屋を出入りすると決まって、扉が開いたままなのだ。
こっそりと中を覗くと、椅子に座っているノクターンの姿が見えた。手には分厚い本を持っており、読書中のようだ。
しかし本に向けられていた眼差しがゆっくりと動き、リーゼの姿を捕らえた。
「どうした?」
その問いかけに、リーゼの心臓が早鐘を打つ。
どうしたと聞かれても、なにも用がない。しかしせっかくだからノクターンと話したい。
多忙な彼と話せる時間は、そう多くはないから。
迷った末に、リーゼは扉に手をかけた。中に入るとノクターンに向かけて前屈みになり、頭を差し出す。
「ん」
「ん?」
「……髪、乾かして」
「自分でやれよ」
ノクターンは文句を言いつつ立ち上がると、リーゼが首にかけていたタオルを使い、髪を拭いてくれた。
二人の距離が一気に詰められた。
リーゼは背後に感じるノクターンの存在に、そわそわと落ち着かなくなる。
「湯あみが終わったら早く乾かせ。風邪ひくぞ」
「だいたい乾かしたよ」
「嘘つけ。残っている水滴が寝間着に落ちている」
聞き慣れている声なのに、いまはリーゼの心をときめきで震わせる。
リーゼはタオルで顔が隠れているのをいいことに、ぎゅっと目を閉じて気持ちを落ち着かせた。
ノクターンは慣れた手つきで、リーゼの髪が絡まらないように優しく拭いてくれる。
その心地よさに、リーゼは全身の力を抜いて身を委ねた。
(上手に拭いてくれるなぁ。私より上手……。昔は毎日、いまみたいに私の髪を乾かしてくれていたもんね)
昔のノクターンはとにかく世話焼きだった。
食事を手ずから食べさせてくれ、どこへ行くのにも手を繋ぎ、夜はリーゼが眠るまでずっとお腹をぽんぽんと叩いてくれていた。
ノクターンの手はリーゼにとって、この世で一番安心できる、頼もしくて優しい手だ。
それなのに今は、タオル越しにその手が触れる度に胸の奥がきゅうっと軋むものだから、恨みたくもなる。
おまけに頬がみるみるうちに熱を宿している。自分では見ることはできないが、きっと真っ赤になっているだろう。
タオル越しに頭を触れられているだけだというのにこんな状態になるなんて、おかしなものだ。
(ノクターンに見られたらどうしよう?)
いまの顔を絶対に見られたくない。揶揄われるかもしれないし、理由を聞かれたらさらに顔を赤くしてしまいそうだ。
そんなリーゼの気も知らず、ノクターンの手がリーゼの頭からタオルを取ろうとする気配がした。
リーゼは咄嗟にノクターンに抱きつき、タオルごと頭をぐいぐいと押しつける。
硬い筋肉に頭を押し返され、ノクターンが鍛え上げられた軍人であることを、改めて実感した。
「――っ。おい、止めろ。服が濡れる」
「知ってる。わざとやっているの」
「ふざけるな。離れろ」
口ではそう言っていても、ノクターンはリーゼを引き剥がそうとしなかった。
タオルをゆっくりと引っ張り、リーゼの頭から取り払う。そのまま髪の間に指を差し入れ、手櫛でリーゼの髪を整えた。
ノクターンの指先の感触がじかに伝わり、リーゼは肩が揺れそうになるのを堪えた。
それなのにノクターンときたら、慣れた手つきでリーゼの髪に触れている。
リーゼはドキドキとする心臓を宥めつつ、ノクターンのへの恨みをさらに募らせる。
(告白の返事を待たせておいて、そのくせ平然としているなんて……ノクターンのバカ)
自分ばかりが振り回されているようでならない。
腹立たしくなり、もう一度ぐりぐりと頭を押しつけた。
すると、そんなリーゼの攻撃を嘲笑うかのように、ノクターンの手がゆっくりと優しくリーゼの頭を撫でた。
「会社で、変なことをされなかったか?」
気遣うような声音が耳元に落ちる。
リーゼの一連の行動に、ネザーフィールド社でなにかあったのかもしれないと勘繰ったのだろう。
その優しさがじんわりと心に沁みる。
「まさか。夕食の時にも話したけど、みんないい人だったよ」
「……そうか」
それっきり、ノクターンもリーゼも黙っていた。
沈黙が二人を包み、二人を外の世界と隔絶する。
リーゼもノクターンも、胸の中で互いを想った。
お互いに、相手もそうしているなんて知らずに。
やがてノクターンの手の動きが止まった。リーゼの頭をポンと軽く叩く。
「ほら、乾いたからもう寝ろ」
「ありがと」
リーゼは頭を離し、ノクターンを見上げる。翠玉のような瞳と視線が絡み合った。
途端に頬に再び熱が宿るのを感じ、慌てて目を逸らす。
「ノ、ノクターンも夜更かししないようにね」
「俺はリーゼと違って大人だからいい」
(また私を子ども扱いする!)
抗議の意を込めて頬を膨らまし、ノクターンを睨みつけた。
「大人でも夜更かしは体に良くないでしょ?」
「生憎だが、俺はそこらの大人より体が丈夫なんだよ」
「なんとかは風邪ひかないって言うもんね」
「そのなんとかに勉強を教えてもらったのを忘れたのか?」
売り言葉に買い言葉で、終わりが見えない。
部屋に戻ってきたワルツが、呆れているような声で「にゃあ」と鳴いた。
リーゼも内心、自分に呆れていた。
自分はどうして、可愛げのないことしか言えないのだろう、と。
(ううん。たった一言だけなら、言えるかも?)
そう。たった一言だけなら。
条件をつけると、案外上手く言えそうな気がした。
リーゼはノクターンを見つめ、
「覚えているよ。全部。だからノクターンが好き」
そう言い、踵を返して部屋から逃げ出た。
扉をパタンと閉めると、あっという間に足から力が抜けた。そのまま扉に寄りかかり、両手で顔を覆う。
「う~。心臓がもちそうにない」
たった一言、されど一言。
片想いの相手に自分の想いを伝えるのには、かなり体力と精神力がいる。
一方で、リーゼがいなくなった室内では、ノクターンがその場にしゃがみ込んでいた。
その脳裏では、自分の胸元に頭を押しつけるリーゼの姿が何度も再生されている。そして、最後にリーゼが伝えてくれた言葉もまた、何度も頭の中を反芻していた。
「はぁ……。心臓がもちそうにない」
そう言い、両手で顔を覆った。
「リーゼはいつまで待っていてくれると思う?」
ワルツに助けを求めるが、相手はフンと鼻を鳴らすと、素知らぬ顔で毛づくろいしている。
ノクターンは深く溜息をつくと、窓を開けて夜風に当たった。
「すまない。――だけど、待っていてくれ」
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