僕はどうしたらよかったんだ

Dokata

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始まり

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この日だ
この日さえ上手くいけば
だが世界はそれを許さず僕は消えた
この世界から


いつものどおり起きると目の前は白い壁
上を見ても白い
「いつも通りだ」
そう心の中でつぶやいた
何の問題もない
ここはまだ僕が昔の世界にいたころの部屋だ
床を見ると物が散乱している
唯一床が見える場所を探しそこを上手く通った
階段を下り1階にのリビングで適当にものを漁り食べた
この家は昔から僕一人だ
小さい頃に親は死にそれから親戚が住んでることになってるが重要な日にしか顔を出さない
たまにお金を送ってくるがあまり使っていない
その後僕は身支度をすませ学校へ行った
学校は県で1番の進学校だがイマイチ違いが分からない
電車に乗り30分そこから少し歩く場所にある
学校につき席に座る
そこから先生の話を聞き
そして終わる
今日は半日の授業だったのですぐに終わった
親しい友達がいるわけでは無いので僕はもうすることがなくなってしまった
「さて、どうしよ」
そんな事を思っていると

「あの、良かったら一緒にごはん食べませんか?」

と、もどかしそうに聞いてきた
誰だろと思い振り向くと
伊藤梨花だ
幼なじみで、小さい頃から知っているが
(なんかキャラがおかしくないか何故敬語なんだ?分からない何を考えているでもここは、)

「ああ、暇だから大丈夫だよ」

(まあいいや)
そこで近くのレストランに入り適当にものを頼み
その後は二人で図書館に行った
気がつくともう夕方になっていたので帰ることにした

「いや、楽しかったですね」

昼間よりはぎこちなさは無くなっていた

「そうだな」

(あまり会話が弾まないな、仕方ない)

「この後て空いてるか?」

「はい」

(何故敬語なんだ)

「良かったら家にくる?」

(まあ幼なじみだし、ん???)
(何てこと言ってんだよ俺
馬鹿じゃないか)
(終わったな)

「いいですよ、行きたいです」

(??)
(まじかよ)


  ー家の前ー
なぜか家の電気がついている
(まさかあの親戚のじじい帰ってきやがったのか)
(くそ、タイミング悪い)

「悪い梨花どうやらじいさんが帰ってきてたみたいで」

「あ、そっかそれじゃ私帰るね」

(このまま帰すのなんか変な感じだな)

「あの梨花良かったら家まで送るよ、、
ほら最近近くで殺人事件とかおきて危ないし」

僕は急にニュースでやっていたことを、思い出した

(あれ、俺ってこんなんだっけ)

自分の積極性に驚いていると

「ありがと」

そして二人で暗い道を歩く

「あのさそうたくん私じつは、、」

沈黙が流れる
気がつくと自分の心臓がドキドキと鳴っていた
体が勝手に思っているだけだ
ただそうたは梨花を抱きしめた方がいいと思った

(どうする俺)

すると梨花が手招きをしている
だいたい何をするか分かった

「何だよ急に」

そう言いながら近くによる
次の瞬間



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