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main story 〜新生活スタート編〜
Emergency
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「単刀直入に言う。二階堂君、貴方を生徒会リーダーに任命する!」
「「えっ⁉︎⁉︎」」
ザワザワ ザワザワ ザワザワ…
「あの大人しそうな奴が生徒会?」
「隣に居る奴のがカッケーじゃん」
「何か成績めちゃくちゃ良いとか?」
食堂が一気にザワつきました。当然です。これは一体どういうことなのでしょうか…。
生徒会?…この僕が?そんな大役、務まるわけがありません!!
「あの……何故、僕なのでしょうか……」
「現在、1年の円城寺がリーダーに決まっているがもう1人必要でね。それで円城寺から二階堂君を……と推薦を受けた。昨日、食堂で彼と喋ったと聞いている」
「確かに円城寺君と喋りましたが……あの……それだけで決定するのでしょうか?」
「勿論、本人に会ってから決める。だから今会いにきた。そして決めた。二階堂君をリーダーに任命する……とね」
「は……はぁ……」
「突然で驚かせてしまい、申し訳ない。詳しくは改めて幸村と一緒に説明する。今日の午後は時間あるか?生徒会室へ来てくれ」
「…はい…」
「では、失礼!」
ビシッと揃ってお辞儀をし、生徒会御一行は食堂から出ていかれました。
「椿……椿!!」
「はっ!すみません…突然何が起こったのでしょう……」
「スゲーじゃん!!昨日、円城寺と喋っただけで生徒会に推薦されるなんてさ!!」
「でっでも!本当に少しの間喋っただけですし……あれだけの時間で何故僕が生徒会に向いていると分かるのでしょうか……?」
「うーん……野生のカンじゃね?」
確かに円城寺君はワイルドな印象はありますが……。
午前中、ずっと落ち着かなくてソワソワしていた僕を見かねて、校舎まで都華咲君が着いてきてくれました。
「すみません。わざわざ制服に着替えて頂いて」
「別に、俺が勝手に椿のこと心配なだけだから。気にすんなよ」
寮を出てから校舎まで歩く間、さり気なく繋いでくれた手が、僕に束の間の安心感を与えてくれるのでした。
「お。円城寺リーダーのお出迎えだぜ」
校舎の前に円城寺君が姿勢良く立っているのが見えます。手、離さなきゃ……と思ったのですが、都華咲君はギュッと僕の手を握りしめました。
「都華咲君、見られちゃいますよ。」
「俺、バレてもいいよ。ってか、むしろ言いたい。椿と付き合ってるって。だってさ、その為に此処に来たんだし」
「……づがざぐん…」
「は⁉︎何だよいきなり泣くなよ!ビックリすんじゃん!!」
「だっで…嬉じぐで……」
「っとに!お前な、その可愛い過ぎんのヤメロっつってんだろ!」
ポッケからハンカチを取り出し、差し出してくれました。
「ありがとうございます」
「はいはい。もう校舎着くから泣き止みな」
優しく頭をポンポンして、肩を抱き寄せて歩いてくれました。多分、円城寺君からも見えているでしょうが……僕も、もっと堂々と都華咲君が好きだと言えるようになりたいです。そのまま円城寺君の所まで歩いて行きました。
「おっす!円城寺。お疲れ様!」
「うっす。付き添いご苦労様。ここからは俺が二階堂を預かってくから」
「おぉ、頼んだ。スゲー緊張してるからフォローしてやってくれよ」
「任しとけって。そんな時間かかんないと思うから。直ぐ寮に帰るよ」
「オッケー。じゃな、椿。また後で」
と、都華咲君はワザと円城寺君に見えるように僕の額にキスをしました。
「リラックス出来るおまじないだ」
僕は自分で顔が赤くなるのを感じたのですが、円城寺君は特に動じることもなく、生徒会室へと案内してくれました。こういう状況に慣れているのでしょうか…。
「円城寺君って大人びてますよね」
「別に……普通だよ。それと"来夢"でいいから、名前。生徒会のメンバー、全員名前で呼び合うんだ。だから俺も今から椿って呼ぶから」
「はい!頑張ります」
「……別に頑張るとこでもねぇだろ」
ふふんと笑うと、少し打ち解けたような空気が流れました。
「あの……ありがとうございます。歩くスピード、合わせて頂いて」
「…あぁ。別に礼を言うほどのことでもねぇだろ。いちいち気にすんなよ。もう着くぞ」
生徒会室は南校舎の3階にあります。
来夢君がコンコン…とノックをすると中から声が聞こえました。
「来夢です。失礼します」
ガチャっとドアを開けると、とても学校とは思えない豪華な空間が広がりました。
ライトグレーの絨毯が敷き詰められ、南側の大きな窓にはオフホワイトのカーテンが掛かっています。ドアの真正面の窓際に代表の机、その左側にはゆったりと休憩出来るモーブ色のソファーにダークグレーのローテーブル。そして右側は会議スペースとなっています。
僕の存在を確認した代表、有栖川先輩が立ち上がり出迎えてくれました。
「今朝は突然に失礼したね。どうぞ、こちらへ……」
「はい。失礼します」
ソファーでは天澤先輩と蘭先輩が座ってます。僕が誘導された会議スペースには幸村先輩が先に座っていました。
「こんにちは。二階堂椿です」
挨拶をすると、幸村先輩は優しく笑って
「そんなに緊張しなくて大丈夫だよ。これから一緒に活動していくんだ。まぁラフに行こうよ」
と言ってくれました。
「はい、ありがとうございます」
幸村先輩、もっと近寄り難いイメージだったけど…柔らかい人だな。
「エイトも、椿君が緊張してるしそろそろ外面止めれば?」
「え。もういいの?じゃあ普通に戻るわ!」
有栖川先輩も急に表情が崩れて張り詰めた空気が和らぎました。
「まぁ、椿君座ってよ。説明するから」
「はい。失礼します。」
「ああ!ダメダメ!そんな畏まんないで。俺そういうの苦手。さっきミツも言ったでしょ?ラフに行こうぜ」
あの…有栖川先輩が……こんな人だったなんて……
「エイト、全然イメージと違うでしょ?いつもはこんな感じだから。怖がらないでね」
僕からみると幸村先輩もイメージより凄く優しいです。
でもお陰で緊張が解れてきました。
「じゃ、さっそく本題ね。これから来夢にリーダーをやってもらうんだけど、来夢も入学したばかりだし、もう1人リーダー欲しいなって話になったんだ。
リーダーっていうのは、今後の生徒会を担ってもらう為の勉強をしてもらう人のことだ。
ま、初めは学園行事からになるかな。それはまた追々カイトから指導してもらうから」
有栖川先輩はテキパキと説明してくれました。
「幹部会には毎回出席してもらうからそのつもりで。今アレコレ言われても覚えきれないだろうから指導に関してはその時々で言う。
個人ミーティングもたまにミツと俺でやってるから何でも聞いてくれ。この後全員と連絡先交換しておいて。後は…」
「エイト、寮の部屋説明した?」
「あ。そうだった。引っ越してもらったばかりで申し訳ないんだが、生徒会は寮の部屋が違うんだ。今は1年だから1階だけど、これから4階に移ってもらう。急だけど春休み中に終わらせて欲しいから……3日後には移動して欲しい」
「え……」
部屋……移動……?
都華咲君と……離れる…ってこと……
.₊̣̇.ෆ˟̑*̑˚̑*̑˟̑ෆ.₊̣̇.ෆ˟̑*̑˚̑*̑˟̑ෆ.₊̣̇.ෆ˟̑*̑˚̑*̑˟̑ෆ.₊̣̇.ෆ˟̑*̑˚̑*̑˟̑ෆ.₊̣̇
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ザワザワ ザワザワ ザワザワ…
「あの大人しそうな奴が生徒会?」
「隣に居る奴のがカッケーじゃん」
「何か成績めちゃくちゃ良いとか?」
食堂が一気にザワつきました。当然です。これは一体どういうことなのでしょうか…。
生徒会?…この僕が?そんな大役、務まるわけがありません!!
「あの……何故、僕なのでしょうか……」
「現在、1年の円城寺がリーダーに決まっているがもう1人必要でね。それで円城寺から二階堂君を……と推薦を受けた。昨日、食堂で彼と喋ったと聞いている」
「確かに円城寺君と喋りましたが……あの……それだけで決定するのでしょうか?」
「勿論、本人に会ってから決める。だから今会いにきた。そして決めた。二階堂君をリーダーに任命する……とね」
「は……はぁ……」
「突然で驚かせてしまい、申し訳ない。詳しくは改めて幸村と一緒に説明する。今日の午後は時間あるか?生徒会室へ来てくれ」
「…はい…」
「では、失礼!」
ビシッと揃ってお辞儀をし、生徒会御一行は食堂から出ていかれました。
「椿……椿!!」
「はっ!すみません…突然何が起こったのでしょう……」
「スゲーじゃん!!昨日、円城寺と喋っただけで生徒会に推薦されるなんてさ!!」
「でっでも!本当に少しの間喋っただけですし……あれだけの時間で何故僕が生徒会に向いていると分かるのでしょうか……?」
「うーん……野生のカンじゃね?」
確かに円城寺君はワイルドな印象はありますが……。
午前中、ずっと落ち着かなくてソワソワしていた僕を見かねて、校舎まで都華咲君が着いてきてくれました。
「すみません。わざわざ制服に着替えて頂いて」
「別に、俺が勝手に椿のこと心配なだけだから。気にすんなよ」
寮を出てから校舎まで歩く間、さり気なく繋いでくれた手が、僕に束の間の安心感を与えてくれるのでした。
「お。円城寺リーダーのお出迎えだぜ」
校舎の前に円城寺君が姿勢良く立っているのが見えます。手、離さなきゃ……と思ったのですが、都華咲君はギュッと僕の手を握りしめました。
「都華咲君、見られちゃいますよ。」
「俺、バレてもいいよ。ってか、むしろ言いたい。椿と付き合ってるって。だってさ、その為に此処に来たんだし」
「……づがざぐん…」
「は⁉︎何だよいきなり泣くなよ!ビックリすんじゃん!!」
「だっで…嬉じぐで……」
「っとに!お前な、その可愛い過ぎんのヤメロっつってんだろ!」
ポッケからハンカチを取り出し、差し出してくれました。
「ありがとうございます」
「はいはい。もう校舎着くから泣き止みな」
優しく頭をポンポンして、肩を抱き寄せて歩いてくれました。多分、円城寺君からも見えているでしょうが……僕も、もっと堂々と都華咲君が好きだと言えるようになりたいです。そのまま円城寺君の所まで歩いて行きました。
「おっす!円城寺。お疲れ様!」
「うっす。付き添いご苦労様。ここからは俺が二階堂を預かってくから」
「おぉ、頼んだ。スゲー緊張してるからフォローしてやってくれよ」
「任しとけって。そんな時間かかんないと思うから。直ぐ寮に帰るよ」
「オッケー。じゃな、椿。また後で」
と、都華咲君はワザと円城寺君に見えるように僕の額にキスをしました。
「リラックス出来るおまじないだ」
僕は自分で顔が赤くなるのを感じたのですが、円城寺君は特に動じることもなく、生徒会室へと案内してくれました。こういう状況に慣れているのでしょうか…。
「円城寺君って大人びてますよね」
「別に……普通だよ。それと"来夢"でいいから、名前。生徒会のメンバー、全員名前で呼び合うんだ。だから俺も今から椿って呼ぶから」
「はい!頑張ります」
「……別に頑張るとこでもねぇだろ」
ふふんと笑うと、少し打ち解けたような空気が流れました。
「あの……ありがとうございます。歩くスピード、合わせて頂いて」
「…あぁ。別に礼を言うほどのことでもねぇだろ。いちいち気にすんなよ。もう着くぞ」
生徒会室は南校舎の3階にあります。
来夢君がコンコン…とノックをすると中から声が聞こえました。
「来夢です。失礼します」
ガチャっとドアを開けると、とても学校とは思えない豪華な空間が広がりました。
ライトグレーの絨毯が敷き詰められ、南側の大きな窓にはオフホワイトのカーテンが掛かっています。ドアの真正面の窓際に代表の机、その左側にはゆったりと休憩出来るモーブ色のソファーにダークグレーのローテーブル。そして右側は会議スペースとなっています。
僕の存在を確認した代表、有栖川先輩が立ち上がり出迎えてくれました。
「今朝は突然に失礼したね。どうぞ、こちらへ……」
「はい。失礼します」
ソファーでは天澤先輩と蘭先輩が座ってます。僕が誘導された会議スペースには幸村先輩が先に座っていました。
「こんにちは。二階堂椿です」
挨拶をすると、幸村先輩は優しく笑って
「そんなに緊張しなくて大丈夫だよ。これから一緒に活動していくんだ。まぁラフに行こうよ」
と言ってくれました。
「はい、ありがとうございます」
幸村先輩、もっと近寄り難いイメージだったけど…柔らかい人だな。
「エイトも、椿君が緊張してるしそろそろ外面止めれば?」
「え。もういいの?じゃあ普通に戻るわ!」
有栖川先輩も急に表情が崩れて張り詰めた空気が和らぎました。
「まぁ、椿君座ってよ。説明するから」
「はい。失礼します。」
「ああ!ダメダメ!そんな畏まんないで。俺そういうの苦手。さっきミツも言ったでしょ?ラフに行こうぜ」
あの…有栖川先輩が……こんな人だったなんて……
「エイト、全然イメージと違うでしょ?いつもはこんな感じだから。怖がらないでね」
僕からみると幸村先輩もイメージより凄く優しいです。
でもお陰で緊張が解れてきました。
「じゃ、さっそく本題ね。これから来夢にリーダーをやってもらうんだけど、来夢も入学したばかりだし、もう1人リーダー欲しいなって話になったんだ。
リーダーっていうのは、今後の生徒会を担ってもらう為の勉強をしてもらう人のことだ。
ま、初めは学園行事からになるかな。それはまた追々カイトから指導してもらうから」
有栖川先輩はテキパキと説明してくれました。
「幹部会には毎回出席してもらうからそのつもりで。今アレコレ言われても覚えきれないだろうから指導に関してはその時々で言う。
個人ミーティングもたまにミツと俺でやってるから何でも聞いてくれ。この後全員と連絡先交換しておいて。後は…」
「エイト、寮の部屋説明した?」
「あ。そうだった。引っ越してもらったばかりで申し訳ないんだが、生徒会は寮の部屋が違うんだ。今は1年だから1階だけど、これから4階に移ってもらう。急だけど春休み中に終わらせて欲しいから……3日後には移動して欲しい」
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