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始まりの章【番外編】
気まずい空間
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結局、断りきれずに来夢君の家に泊まることになってしまいました。そりゃ来夢君は自分の家だし良いでしょうけど……。僕はとても息ができそうな空気じゃありません。
話し合いの後、お母さんと苺さんは夕飯の買い出しに、お父さんは柚李君を連れて散歩に行ってしまいました。
リビングで居るのはとても緊張が解れそうにないので、来夢君の部屋へ移動しました。
「はぁぁぁ。やっと呼吸が出来ました」
「そんな畏まんなくていいのに」
「そりゃ、来夢君は良いかもしれませんが、僕はご両親の反応が怖くて怖くて……」
「ま、でもチャラチャラしてるより良いんじゃね?」
もぅ、来夢君はもっと緊張してほしいですよ。僕が二人分緊張してました。
「お父さん、大丈夫ですかねぇ?」
正直、お母さんと苺さんは割と受け入れてくれてるのかな?って感触がありました。
でも、お父さんは……。どうなんでしょう。直ぐに納得なんていかないと思います。
僕が目の前で泣いてしまったし、嫌な気持ちになったかも……。
「別れろとは言われてねぇしな。もし言われても説得するから、椿は俺に守られててよ」
ソファーに座ると、肩を抱いてくれました。
来夢君に包まれると、ようやく気持ちが楽になりました。
「お父さん、きっとショックでしたよね。普通なら、女の子が来ると思いますもん。裏切ったみたいで申し訳なくて……」
「椿がさ、自分のことより父さんの気持ちを優先に考えてくれるの、俺は嬉しいけどな。父さんも今すぐには無理でも、椿のそういう優しさに気づいてくれる時が来るから」
その言葉を信じたいです。
お父さんと和解出来る様に、今まで以上に勉強も頑張って仕事でも結果を出さないと。
「来夢君、僕も認めてもらえるように頑張ります。来夢君に守られてばかりじゃ、きっと先には進めないですよね」
「へぇ、言うようになったじゃん。でも一人で辛い思いを抱え込むのだけは駄目だぞ。二人で進まなきゃ意味ねぇんだから」
「はい!なんだか元気になってきました」
外はまだ肌寒いですが、来夢君は暖かく包み込んでくれます。話しているうちにリラックスしてきて眠くなっちゃいました。
「ふわぁぁあ」
「ははっ、盛大に欠伸したなぁ。眠い?」
「ふぅん、緊張が解けたら気を抜いちゃいました」
「いいよ。夕飯までゆっくりしてよ」
来夢君の家族にカミングアウトしたのが正解だったのかは分かりませんが、未来のどこかであの時言って良かったって思える日が来ると良いなって思います。
お父さんは心配ですけど、来夢君は家族に言えてスッキリ出来たみたいですし。これで良かったんだって思いたいな。
「お兄ちゃーーん!椿くぅーん!ご飯だよー」
ビクッ!!と飛び上がりました。また緊張感が蘇ります。
「椿、もう大丈夫だから!!行こっ」
「はっ、はい!!」
あまりの僕の変わりように来夢君も失笑してます。でもまた円城寺家の人々に囲まれると思うと、心臓が勝手にドキドキするのだから仕方ありません。
結局、せっかく出してくれたご飯も殆ど喉を通りませんでした。
見兼ねた来夢君が、夕食後にやっぱり寮に帰ると言ってくれので内心ホッとしました。
ご両親に挨拶をし、円城寺家を出ようとした時。
「来夢、椿君……また、一緒に帰ってきなさい」
最後にお父さんが言ってくれて、またお父さんの前で泣いてしまいました。
話し合いの後、お母さんと苺さんは夕飯の買い出しに、お父さんは柚李君を連れて散歩に行ってしまいました。
リビングで居るのはとても緊張が解れそうにないので、来夢君の部屋へ移動しました。
「はぁぁぁ。やっと呼吸が出来ました」
「そんな畏まんなくていいのに」
「そりゃ、来夢君は良いかもしれませんが、僕はご両親の反応が怖くて怖くて……」
「ま、でもチャラチャラしてるより良いんじゃね?」
もぅ、来夢君はもっと緊張してほしいですよ。僕が二人分緊張してました。
「お父さん、大丈夫ですかねぇ?」
正直、お母さんと苺さんは割と受け入れてくれてるのかな?って感触がありました。
でも、お父さんは……。どうなんでしょう。直ぐに納得なんていかないと思います。
僕が目の前で泣いてしまったし、嫌な気持ちになったかも……。
「別れろとは言われてねぇしな。もし言われても説得するから、椿は俺に守られててよ」
ソファーに座ると、肩を抱いてくれました。
来夢君に包まれると、ようやく気持ちが楽になりました。
「お父さん、きっとショックでしたよね。普通なら、女の子が来ると思いますもん。裏切ったみたいで申し訳なくて……」
「椿がさ、自分のことより父さんの気持ちを優先に考えてくれるの、俺は嬉しいけどな。父さんも今すぐには無理でも、椿のそういう優しさに気づいてくれる時が来るから」
その言葉を信じたいです。
お父さんと和解出来る様に、今まで以上に勉強も頑張って仕事でも結果を出さないと。
「来夢君、僕も認めてもらえるように頑張ります。来夢君に守られてばかりじゃ、きっと先には進めないですよね」
「へぇ、言うようになったじゃん。でも一人で辛い思いを抱え込むのだけは駄目だぞ。二人で進まなきゃ意味ねぇんだから」
「はい!なんだか元気になってきました」
外はまだ肌寒いですが、来夢君は暖かく包み込んでくれます。話しているうちにリラックスしてきて眠くなっちゃいました。
「ふわぁぁあ」
「ははっ、盛大に欠伸したなぁ。眠い?」
「ふぅん、緊張が解けたら気を抜いちゃいました」
「いいよ。夕飯までゆっくりしてよ」
来夢君の家族にカミングアウトしたのが正解だったのかは分かりませんが、未来のどこかであの時言って良かったって思える日が来ると良いなって思います。
お父さんは心配ですけど、来夢君は家族に言えてスッキリ出来たみたいですし。これで良かったんだって思いたいな。
「お兄ちゃーーん!椿くぅーん!ご飯だよー」
ビクッ!!と飛び上がりました。また緊張感が蘇ります。
「椿、もう大丈夫だから!!行こっ」
「はっ、はい!!」
あまりの僕の変わりように来夢君も失笑してます。でもまた円城寺家の人々に囲まれると思うと、心臓が勝手にドキドキするのだから仕方ありません。
結局、せっかく出してくれたご飯も殆ど喉を通りませんでした。
見兼ねた来夢君が、夕食後にやっぱり寮に帰ると言ってくれので内心ホッとしました。
ご両親に挨拶をし、円城寺家を出ようとした時。
「来夢、椿君……また、一緒に帰ってきなさい」
最後にお父さんが言ってくれて、またお父さんの前で泣いてしまいました。
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