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本編
52 【完結】
「ジェイク!! 久しぶりだな!」
「マヒロ! 婚約おめでとう!」
キャンベル親子の騒動から約一ヶ月が経った頃、俺たちはジェイクのホテルを訪れていた。
エリア様と俺の婚約パーティーに、この会場を選んでくれたのだ。
久しぶりにジェイクにも会いたかったし、エリア様の粋な計らいに感謝している。
久しぶりに会ったジェイクは相変わらず爽やかな笑顔で、仕事をテキパキと熟していた。
「ホテルは順調かい?」
エリア様からも声をかける。
「ええ、お陰様で」
「もう経営の方にも携わっているのか?」
「最近はそっちも手伝うようになりました。覚えることが多すぎて、手こずってます」
ジェイクが苦笑いを浮かべた。
「え? 経営? どういうこと?」
「マヒロは知らないのか? ジェイクはこのホテルの総支配人になる人だ」
「えっ!? ジェイクってそんなに偉い人だったの??」
「そんな偉いとかじゃないよ。与えられた道を進んでるってだけだ」
それでも凄いじゃないかって俺は思う。なかなか誰もがなれるわけじゃない。
しばらく三人で話していた。いつの間にエリア様とジェイクが仲良くなっていたのかと思いきや、俺が発情してホテルの部屋へ運ばれた時、エリア様から俺の相談を聞いてもらっていたのだと言った。
発情した俺に触れなかったのも、実はジェイクからのアドバイスだったらしい。
それでもあの時のリアム様が本当はエリア様だとは後に知ったそうで、ジェイクも驚いていた。
「あの時、対応してくれたのがジェイクで本当に良かった。私は何でも直ぐに結果を出したがる。これでもマヒロが自分の気持ちに気付くまで随分待った」
「あんなの待ったうちにはならないますよ」
五日間もホテルの部屋を押さえておいて、三日目にはラミレス邸に行ったじゃないか!
まったく、とんだα様だな!
三人でこうしている間にも、会場には続々と人が集まっている。
そろそろ挨拶に回ろうと、ジェイクとは一旦別れた。
今日は俺がデザインしたブラウスを着ている。
背中の『愛死天流』の刺繍にはみんな興味津々だ。
これは『アイラブユー』という意味だ。と教えると、それは素晴らしい! と感嘆の声が上がっていた。
パーティーが始まると、さっそく二人で婚約発表をした。
割れんばかりの拍手を受け取ると、会場からキスコールが飛び出す。
俺はまた大勢の人の前で蕩けた間抜け面を晒すのか?! とビビっていたが、エリア様は頬にチュッと軽く口付けただけだった。
「マヒロの蕩けた顔は独り占めしたいから」らしい。
発表が終わると、ダンスパーティーの始まりだ。
優雅でアップテンポのメロディーが流れる。
会場に集まった人たちが、次々ダンスの輪に加わっていく。
みんなの楽しそうな表情を見ているのが好きだ。
ラミレス夫妻も一緒に踊っている。一際優雅なオーラだ。
エリア様が俺に手を伸ばす。
「さあ、マヒロ。あの日の続きを踊ろう」
「はい。お不束者ですが、よろしくお願いします」
リアム様の手を取り、ダンスの輪に加わった。
———完———
☆☆☆☆☆☆
新作「オオカミ様に仕える巫子はΩの獣人」の連載がスタートしました。
こちらも応援よろしくお願いします。
完結までお付き合い頂き、大変ありがとうございました!!
この作品は、11月に行われるBL 小説大賞の参加作品です。
是非、応援よろしくお願いします!
それに伴い、11月から番外編……スピンオフ……続編?なんらかの形で連載を再スタートさせますので、お気に入り登録はそのままにして頂けると嬉しいです♡リクエストなどありましたらお聞かせください♩
又、作者の登録をして頂けると、新作の連載や、続編スタートなどのお知らせが届きます。こちらも併せてお願いします。
「マヒロ! 婚約おめでとう!」
キャンベル親子の騒動から約一ヶ月が経った頃、俺たちはジェイクのホテルを訪れていた。
エリア様と俺の婚約パーティーに、この会場を選んでくれたのだ。
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久しぶりに会ったジェイクは相変わらず爽やかな笑顔で、仕事をテキパキと熟していた。
「ホテルは順調かい?」
エリア様からも声をかける。
「ええ、お陰様で」
「もう経営の方にも携わっているのか?」
「最近はそっちも手伝うようになりました。覚えることが多すぎて、手こずってます」
ジェイクが苦笑いを浮かべた。
「え? 経営? どういうこと?」
「マヒロは知らないのか? ジェイクはこのホテルの総支配人になる人だ」
「えっ!? ジェイクってそんなに偉い人だったの??」
「そんな偉いとかじゃないよ。与えられた道を進んでるってだけだ」
それでも凄いじゃないかって俺は思う。なかなか誰もがなれるわけじゃない。
しばらく三人で話していた。いつの間にエリア様とジェイクが仲良くなっていたのかと思いきや、俺が発情してホテルの部屋へ運ばれた時、エリア様から俺の相談を聞いてもらっていたのだと言った。
発情した俺に触れなかったのも、実はジェイクからのアドバイスだったらしい。
それでもあの時のリアム様が本当はエリア様だとは後に知ったそうで、ジェイクも驚いていた。
「あの時、対応してくれたのがジェイクで本当に良かった。私は何でも直ぐに結果を出したがる。これでもマヒロが自分の気持ちに気付くまで随分待った」
「あんなの待ったうちにはならないますよ」
五日間もホテルの部屋を押さえておいて、三日目にはラミレス邸に行ったじゃないか!
まったく、とんだα様だな!
三人でこうしている間にも、会場には続々と人が集まっている。
そろそろ挨拶に回ろうと、ジェイクとは一旦別れた。
今日は俺がデザインしたブラウスを着ている。
背中の『愛死天流』の刺繍にはみんな興味津々だ。
これは『アイラブユー』という意味だ。と教えると、それは素晴らしい! と感嘆の声が上がっていた。
パーティーが始まると、さっそく二人で婚約発表をした。
割れんばかりの拍手を受け取ると、会場からキスコールが飛び出す。
俺はまた大勢の人の前で蕩けた間抜け面を晒すのか?! とビビっていたが、エリア様は頬にチュッと軽く口付けただけだった。
「マヒロの蕩けた顔は独り占めしたいから」らしい。
発表が終わると、ダンスパーティーの始まりだ。
優雅でアップテンポのメロディーが流れる。
会場に集まった人たちが、次々ダンスの輪に加わっていく。
みんなの楽しそうな表情を見ているのが好きだ。
ラミレス夫妻も一緒に踊っている。一際優雅なオーラだ。
エリア様が俺に手を伸ばす。
「さあ、マヒロ。あの日の続きを踊ろう」
「はい。お不束者ですが、よろしくお願いします」
リアム様の手を取り、ダンスの輪に加わった。
———完———
☆☆☆☆☆☆
新作「オオカミ様に仕える巫子はΩの獣人」の連載がスタートしました。
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完結までお付き合い頂き、大変ありがとうございました!!
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