ソラと星と足跡と

あるいろい

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カミサマは存在すると思う?
まず先に断っておこう。これは下手な宗教勧誘ではない。
僕の単純な疑問。
不登校の間、勉強を全然してこなかった時にふと疑問に思ったことだ。
まず、僕の考えとしては“カミサマ”に該当するモノは存在すると考えた。
この世の法則、起源、そして特異点、運命。
それらは何かしらのきっかけや、裏で手を引いているモノがいても可笑しくはないと思っている。
そして、そう言ったものが僕たちの考えている“カミサマ”なのではないかという説を考えた。
ここからが本題。
〈ねぇ、今日は何をするの?〉
やっぱり僕はストレスに耐えられなかったらしい。
そう言うイマジナリーフレンドに僕は心の中でこう返す。
(今日こそは、勉強したいな)
僕はこのイマジナリーフレンドのことを“カミサマ”ということにした。
そう考えたってだけだから、真偽は置いておく。
ストレスで作られた存在、つまり生きるためにイマジナリーフレンドは在るのだと思う。
脳が勝手につくったモノだから、それは“カミサマ”であっても問題はないはずだ。
だって脳がつくった法則、特異点みたいなモノだから。
話が飛躍的すぎるって?僕もそう思う。そう思わないと、僕はこれ以上狂ってしまう気がするんだ。
昔、多重人格のフリをしていたことがある。
この話は“カミサマ”のことを他人格だと思って、その声の通りに演技をしていたから。
〈英語ってやっぱり難しいね。覚えることが多過ぎて、試験で思い出せるか不安。〉
(うん。覚えなきゃいけないのは分かってるけど。参考書読んでても納得しずらいな)
“カミサマ”は、僕の気持ちを整理する手伝いをしてくれているのだろう。
そんなことを思いながら、僕は勉強に飽きてスマホに手を伸ばす。
恋人がまた悪夢を見たようで、夜中の一時と三時に『助けて』と言うメッセージが並んでいた。
また間に合わなかったのか。
「おはよう
覚えてなくても君はずっと頑張ってるよ」
そんな甘い言葉を送って、何を送信したかも覚えていない恋人から間も無く「おはよう」と返信がきた。
「?」
「なんでもないよ
熱、まだ下がりきってないから今日も休むね」
そう送信してメールを閉じる。
僕は本当に恋人のことを好きなのだろうか。
まぁ、そのうち、分かるだろうと呑気なことを思った。
そろそろ電話で悩みを相談できる所に電話してみようかと電話番号を調べる。
“大学なんてあんたには行けないんだから、諦めればいいのに。”
“そうやって優柔不断だから人に呆れられるんだ。
付き合ってられない。こっちもこっちで毎日一杯一杯なんだ。”
“こんなことも出来ないやつがーー”
フラッシュバックする言葉、表情、人、それらを遮断するように、僕は相談時間を見てからスマホを閉じた。
〈なぁ、散歩行こうぜ!
ついでに何かおやつも買っていこう〉
(そうしようかな)
そう返事をして外へ出る準備をする。
おやつ、何買おうかな。
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