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53 六十年振りの邂逅
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ターク先生の御子息であるジーンが異世界の伴侶を連れて里帰りをするということで、ラメタル王城内はバタバタしていた。
ガルドバルド大陸と僕らのいるユグドガルド大陸を結ぶ大陸横断魔道が出来ていたが、肝心の列車の魔石燃料がマナ値の歪みから動かずに停止している。場所は王城第二砦の中、ジュートや農作物がそよぐ駅だ。コンコースも完成し、あとは運行するだけ……なのだが、ジェスとナファさんは困り果てていた。
「ジーンの伴侶のアキラさんの腹実がジーンの複製体であるのは間違いないのですか?アキラさんはそれを知っているのでしょうか、ターク先生」
僕とターク先生はフェンナからお弁当にと貰ったサンドを口にしている。列車の魔石燃料のマナ値を測定している二人はしばらく来ないだろうから、二人で昼食を取ることにした。
「アキラくんには伝えていません。腹実に毒を集めたことも話していません。僕が元いた世界はね、二十歳でもまだまだ危うい子供みたいな子が多いのです。ましてやアキラくんは閉塞環境で過ごしてきた子供です。余計な心配をして不安になります。腹実がジーンそっくりでもそれはそれで大切な赤子になるでしょう。あなたも久々の腹実ですが、大丈夫ですか?八十歳手前での腹実ですから辛くはないですか?」
ターク先生がジーンを腹実としたのはもう少し若い頃だから、正直驚いている。アストラとセネカは五歳違い。この腹実とは相当歳が離れた兄弟になってしまった。アストラに王座を早々に渡しておいてよかったと思う。アストラはガリウス殿について良く励み、ラメタルをターク先生が暮らしていた異世界の近代国家に作り替えた。ターク先生のよく口にする、
「敗戦国であった日本が復興し、高度経済成長を経て世界のトップクラスに躍り出たかのような」
成長を遂げた。魔石を燃料や媒体とする魔道具や魔具は生活水準を一気に引き上げ、僕たちは豊かに生活をして、緩やかにそれに習おうとするレムリカント王国や、パールバルト王国の急進役になっている。
アキラさんの腹実が出るとジーンと同等の強力なマナを持つ者がユグドガルド大陸に増えるわけだが、ターク先生はちょっと前にマナ値の均衡が少し緩んだと話してくれた。
「僕らはジーンから頼まれたこともきちんと終わらせましたから、あとはジェスですね……もうじき来ますよ。あの子達」
そろそろ時間なんだなと思い、僕は覚悟する。六十年かけて長く伸ばした鈍色の巻き髪が風に靡く。僕は、ジェスを手放したりはしない。
「ジェーース、城に戻ろう。ナファさんもーー」
僕は声を上げて叫んだ。
王城の大広間の奥にはもう一つ大広間があり、限られた者のマナでしか開かない仕組みの部屋には、ターク先生のどこでもドアがある。正確には門扉だ。ターク先生がガルド神の依代の代償にもらったもの……らしい。
その扉の前でラメタル王国女王である僕の娘アストラが正装して立ち、息子セネカが一歩下がって立っていた。僕とジェスも正装し、その横にいる。門扉が開くと、ガルドバルド大陸のターク先生の御子息令嬢がやってきた。
「ジェスー、サリオン、久しぶり~。腹実なんだって?いいなあ。僕はなかなか宿り木に実がならなくてさあ……。巨人族って出来にくいっての本当だったんだねー。もー少し頑張んないとだめかなー」
ターク先生によく似ているけれど立ち耳とふさふさの尾を持つイベールさんが、伴侶で別木の弟ベクルさんを小突きながら出てくる。
「あ、兄上……」
ベクルさんは本当にイベールさんに頭が上がらないみたいで微笑ましい。腹実には生まれてから百年くらいで腹実核が萎んで消えるけれど、宿り木には年齢は関係がないからいつかは出来るだろう。
問題は、次だ。
「やあ、レーム」
ナファさんがレームさんに手を挙げた。ジェスのお父上だ。その横には多分ジアさん……獣耳と尾を持つお母上だろう。その横にはアルルさんがいる。ナファさんがジェスを見つけると、ジェスがふっ……と息を吐き戦いの時に見せる仕草をした。
「ジェス、反省をしたか。お前はセリアンの第一王子だ。国へ戻れ」
獣面のナファさんにアストラは礼をする。
「はじめましてお祖父様。ラメタル王国女王アストラでございます。父がよくお祖父様のことを話しておりました」
「アストラか……どのようにだ?」
アストラは小首を傾げてからにっこりと笑い、
「『クソジジイ』と」
と言い放つ。我が娘ながら、ジェスそっくりの性格だと思う。
「なに、小娘!」
「あのさあ、おじいちゃん。僕ね、思うんだよ。父上が王の器じゃないのって、僕が王族の器じゃないくらいおんなじだと思うんだよね」
「お、おじいちゃん?」
セネカ、君は僕の兄そっくりの腹黒脱力系だから、王族の器なんだよと思った。
「だからさ、諦めてくれないかなあ。母上の腹実のためにもさ。ほら、タークおおばあちゃんもジーン産むの大変だったでしょ。『高齢出産』だから」
僕はセネカを睨みつけると、ジェスを見下ろした。ジェスは戦いをするマナを下げていき、息を吐くとレームさんに頭を下げる。
「王城を半壊して逃げ出してごめん。今は二人の……いや、三人の親としてきちんと生活している。ばあちゃんのテーマパークの村の管理とか、魔法学舎の管理、大陸のマナ値安定のための仕事をしてる。王政とかよりこっちの方が面白い。だからーー」
レームさんは天井を見上げて
「仕方がないな……ターク母上の仕事か……」
と呟いた。
「あなたがサリオンさんね。今、腹実が?」
ジアさんが僕とジェスのところにやってきて、僕とジェスの手を握る。長い茶銀の髪はターク先生とよく似ていた。
「セリアンのことはいいの。ジェスの妹が弟が継ぐかその子供か……私たちの命は長いものね。だから大丈夫。もしかしたらサリオンさんの腹実が継ぐかもしれないですし」
おっとりとした言葉に僕は頷いた。大陸は繋がっていく。どうなるか分からないのだから。
「ーーでは、六十年前の決着をつけるとするか」
えっ?
「結界陣、発動」
ガリウスさんが両手を開いて大広間に結界を張った途端、レームさんがジェスに殴り掛かった。ジェスは両腕を重ねて防ぎ半身を捻りながら両手にマナを溜める。
「火炎陣ーー王火!」
レームさんの背中と胸に火炎陣を直接張り付けて床に転がり、次の瓦解陣を狙おうとしてレームさんに足を掴まれた。
「まだまだだなあ、ジェス!」
「ーーっくそ!」
そのまま壁に投げつけられて、壁にバウンドして転がった。
「三人の親だぁ?弱すぎる!」
僕はアストラとセネカを後ろにさげて、ジアさんに頭を下げる。
「ーーすみません」
「多分、大丈夫よ」
僕はジェスを抱き起すと、ジェスの背中に触れた。治癒陣を施しつつ、
「僕の伴侶をいじめないでください」
と低い声を出した。
「ああ?親子喧嘩だ。六十年前からのな」
レームさんの言葉に僕は笑う。
「では、僕も混ぜて下さい。お義父上。加速陣展開、火炎陣、礫発動、転移陣!」
無数に出来た火炎礫を転移陣で散らしてあちこちから遊撃させ、大きく振りかぶるレームさんの脇から加速陣で潜り込み、掴んでいたジェスの手をレームさんの手で握らせた。
「はい、握手!仲直りしてください」
陣が全て消え、アストラとセネカがため息をつくのが聞こえた。そしてターク先生に怒られてしまう。
「サリオン!腹実がいるんですよ、複数陣を使って大丈夫ですか!レーム、あなたもいいかーーえ?」
ジアさんがレームさんの頰を平手打ちして、
「いい加減にして、レーム。私はお腹が空きました。末っ子の弟と伴侶が来る前に何か食べたいの!」
と膨れっ面になって六十年振りの邂逅は幕を閉じた。
ジーンの番い、異世界の子供のアキラさんは本当に小さくて心配でたまらなかった。結婚式でのアキラさんは可愛らしくて本当に二十歳?と思ってしまった。
「ありがとうございます、サリオンさん」
そんな風に頭を下げられて小さく微笑むアキラさんに交合するジーンって、なんだか犯罪的な感じがして僕は思わず、過保護なジーンに抱っこされて移動するジーンとアキラさんを見つめてしまった。
かなり心配はしたが外科手術で無事スバルくんを出産しマナ値が安定して、列車の試運転が始まった。この大陸モノレールでジェスの兄弟達はガルドバルド大陸へ帰っていき、僕は三人目の腹実を久々に出産する。多分今度も安産だろう。だってジェスがそばにいてくれるから。
おわり
⭐︎⭐︎
サリオンとジェス中心の話はこれで終わりになりますが、次作……続作にて名前や子供達が出てくる予定です。
ガルドバルド大陸と僕らのいるユグドガルド大陸を結ぶ大陸横断魔道が出来ていたが、肝心の列車の魔石燃料がマナ値の歪みから動かずに停止している。場所は王城第二砦の中、ジュートや農作物がそよぐ駅だ。コンコースも完成し、あとは運行するだけ……なのだが、ジェスとナファさんは困り果てていた。
「ジーンの伴侶のアキラさんの腹実がジーンの複製体であるのは間違いないのですか?アキラさんはそれを知っているのでしょうか、ターク先生」
僕とターク先生はフェンナからお弁当にと貰ったサンドを口にしている。列車の魔石燃料のマナ値を測定している二人はしばらく来ないだろうから、二人で昼食を取ることにした。
「アキラくんには伝えていません。腹実に毒を集めたことも話していません。僕が元いた世界はね、二十歳でもまだまだ危うい子供みたいな子が多いのです。ましてやアキラくんは閉塞環境で過ごしてきた子供です。余計な心配をして不安になります。腹実がジーンそっくりでもそれはそれで大切な赤子になるでしょう。あなたも久々の腹実ですが、大丈夫ですか?八十歳手前での腹実ですから辛くはないですか?」
ターク先生がジーンを腹実としたのはもう少し若い頃だから、正直驚いている。アストラとセネカは五歳違い。この腹実とは相当歳が離れた兄弟になってしまった。アストラに王座を早々に渡しておいてよかったと思う。アストラはガリウス殿について良く励み、ラメタルをターク先生が暮らしていた異世界の近代国家に作り替えた。ターク先生のよく口にする、
「敗戦国であった日本が復興し、高度経済成長を経て世界のトップクラスに躍り出たかのような」
成長を遂げた。魔石を燃料や媒体とする魔道具や魔具は生活水準を一気に引き上げ、僕たちは豊かに生活をして、緩やかにそれに習おうとするレムリカント王国や、パールバルト王国の急進役になっている。
アキラさんの腹実が出るとジーンと同等の強力なマナを持つ者がユグドガルド大陸に増えるわけだが、ターク先生はちょっと前にマナ値の均衡が少し緩んだと話してくれた。
「僕らはジーンから頼まれたこともきちんと終わらせましたから、あとはジェスですね……もうじき来ますよ。あの子達」
そろそろ時間なんだなと思い、僕は覚悟する。六十年かけて長く伸ばした鈍色の巻き髪が風に靡く。僕は、ジェスを手放したりはしない。
「ジェーース、城に戻ろう。ナファさんもーー」
僕は声を上げて叫んだ。
王城の大広間の奥にはもう一つ大広間があり、限られた者のマナでしか開かない仕組みの部屋には、ターク先生のどこでもドアがある。正確には門扉だ。ターク先生がガルド神の依代の代償にもらったもの……らしい。
その扉の前でラメタル王国女王である僕の娘アストラが正装して立ち、息子セネカが一歩下がって立っていた。僕とジェスも正装し、その横にいる。門扉が開くと、ガルドバルド大陸のターク先生の御子息令嬢がやってきた。
「ジェスー、サリオン、久しぶり~。腹実なんだって?いいなあ。僕はなかなか宿り木に実がならなくてさあ……。巨人族って出来にくいっての本当だったんだねー。もー少し頑張んないとだめかなー」
ターク先生によく似ているけれど立ち耳とふさふさの尾を持つイベールさんが、伴侶で別木の弟ベクルさんを小突きながら出てくる。
「あ、兄上……」
ベクルさんは本当にイベールさんに頭が上がらないみたいで微笑ましい。腹実には生まれてから百年くらいで腹実核が萎んで消えるけれど、宿り木には年齢は関係がないからいつかは出来るだろう。
問題は、次だ。
「やあ、レーム」
ナファさんがレームさんに手を挙げた。ジェスのお父上だ。その横には多分ジアさん……獣耳と尾を持つお母上だろう。その横にはアルルさんがいる。ナファさんがジェスを見つけると、ジェスがふっ……と息を吐き戦いの時に見せる仕草をした。
「ジェス、反省をしたか。お前はセリアンの第一王子だ。国へ戻れ」
獣面のナファさんにアストラは礼をする。
「はじめましてお祖父様。ラメタル王国女王アストラでございます。父がよくお祖父様のことを話しておりました」
「アストラか……どのようにだ?」
アストラは小首を傾げてからにっこりと笑い、
「『クソジジイ』と」
と言い放つ。我が娘ながら、ジェスそっくりの性格だと思う。
「なに、小娘!」
「あのさあ、おじいちゃん。僕ね、思うんだよ。父上が王の器じゃないのって、僕が王族の器じゃないくらいおんなじだと思うんだよね」
「お、おじいちゃん?」
セネカ、君は僕の兄そっくりの腹黒脱力系だから、王族の器なんだよと思った。
「だからさ、諦めてくれないかなあ。母上の腹実のためにもさ。ほら、タークおおばあちゃんもジーン産むの大変だったでしょ。『高齢出産』だから」
僕はセネカを睨みつけると、ジェスを見下ろした。ジェスは戦いをするマナを下げていき、息を吐くとレームさんに頭を下げる。
「王城を半壊して逃げ出してごめん。今は二人の……いや、三人の親としてきちんと生活している。ばあちゃんのテーマパークの村の管理とか、魔法学舎の管理、大陸のマナ値安定のための仕事をしてる。王政とかよりこっちの方が面白い。だからーー」
レームさんは天井を見上げて
「仕方がないな……ターク母上の仕事か……」
と呟いた。
「あなたがサリオンさんね。今、腹実が?」
ジアさんが僕とジェスのところにやってきて、僕とジェスの手を握る。長い茶銀の髪はターク先生とよく似ていた。
「セリアンのことはいいの。ジェスの妹が弟が継ぐかその子供か……私たちの命は長いものね。だから大丈夫。もしかしたらサリオンさんの腹実が継ぐかもしれないですし」
おっとりとした言葉に僕は頷いた。大陸は繋がっていく。どうなるか分からないのだから。
「ーーでは、六十年前の決着をつけるとするか」
えっ?
「結界陣、発動」
ガリウスさんが両手を開いて大広間に結界を張った途端、レームさんがジェスに殴り掛かった。ジェスは両腕を重ねて防ぎ半身を捻りながら両手にマナを溜める。
「火炎陣ーー王火!」
レームさんの背中と胸に火炎陣を直接張り付けて床に転がり、次の瓦解陣を狙おうとしてレームさんに足を掴まれた。
「まだまだだなあ、ジェス!」
「ーーっくそ!」
そのまま壁に投げつけられて、壁にバウンドして転がった。
「三人の親だぁ?弱すぎる!」
僕はアストラとセネカを後ろにさげて、ジアさんに頭を下げる。
「ーーすみません」
「多分、大丈夫よ」
僕はジェスを抱き起すと、ジェスの背中に触れた。治癒陣を施しつつ、
「僕の伴侶をいじめないでください」
と低い声を出した。
「ああ?親子喧嘩だ。六十年前からのな」
レームさんの言葉に僕は笑う。
「では、僕も混ぜて下さい。お義父上。加速陣展開、火炎陣、礫発動、転移陣!」
無数に出来た火炎礫を転移陣で散らしてあちこちから遊撃させ、大きく振りかぶるレームさんの脇から加速陣で潜り込み、掴んでいたジェスの手をレームさんの手で握らせた。
「はい、握手!仲直りしてください」
陣が全て消え、アストラとセネカがため息をつくのが聞こえた。そしてターク先生に怒られてしまう。
「サリオン!腹実がいるんですよ、複数陣を使って大丈夫ですか!レーム、あなたもいいかーーえ?」
ジアさんがレームさんの頰を平手打ちして、
「いい加減にして、レーム。私はお腹が空きました。末っ子の弟と伴侶が来る前に何か食べたいの!」
と膨れっ面になって六十年振りの邂逅は幕を閉じた。
ジーンの番い、異世界の子供のアキラさんは本当に小さくて心配でたまらなかった。結婚式でのアキラさんは可愛らしくて本当に二十歳?と思ってしまった。
「ありがとうございます、サリオンさん」
そんな風に頭を下げられて小さく微笑むアキラさんに交合するジーンって、なんだか犯罪的な感じがして僕は思わず、過保護なジーンに抱っこされて移動するジーンとアキラさんを見つめてしまった。
かなり心配はしたが外科手術で無事スバルくんを出産しマナ値が安定して、列車の試運転が始まった。この大陸モノレールでジェスの兄弟達はガルドバルド大陸へ帰っていき、僕は三人目の腹実を久々に出産する。多分今度も安産だろう。だってジェスがそばにいてくれるから。
おわり
⭐︎⭐︎
サリオンとジェス中心の話はこれで終わりになりますが、次作……続作にて名前や子供達が出てくる予定です。
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