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傘と勇気と
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今日は運がいいと思っていた。
なぜなら朝食のときにたまたま見た、
テレビの占いのコーナーでラッキーアイテムが傘だと言っていたので
傘を持ってきたからだ。
別に占いを信じているわけじゃないし
晴れていたのになんとなく持ってきてしまった。
授業が終わりに近づくにつれ天気はだんだん怪しくなり、
ついに雨が降り出した。
占いは的中した。
傘を持ってきてよかった。
そして授業が終わり先生に頼まれていた用事を片付けてから
下駄箱に向かった。
下駄箱に行くと一人の女の子が空を見上げていた。
西園寺さゆりさんだ。
彼女は目立ちはしないが落ち着いた感じがしていて休み時間にいつも図書室や自分の窓際の席で本を読んでいる姿が印象的だった。
僕は密かに憧れていた。
どうしたんだろうと様子を見ていたが、傘を持ってないことに気づいた。
どうしよう 声をかけてみようか、彼女とは話したことはなかったがこれはチャンスかもしれない。
なんなら傘を渡して僕はダッシュで帰ってもいい。
僕は勇気を出して声をかけようと思った。
あっ・・・あの・・・ 言いかけたその時、
突然後ろから声がした。
「さゆりどうしたの?」
「ちょっと今日傘持ってなくて」
「私の傘に入っていく?」
「いいの?」
「うんじゃあいっしょにかえろっ」
「あんたも一緒に帰る?」
と ふいにこちらに振り返って聞いてきた。
僕の存在に気づいていたのか。
しかし冗談で言っているのか、それともからかっているのか。
「えっ・・・あっ・・・その」
とまどっていると
「一緒に帰ろう」
と西園寺さんが言ってきたので
「う・・うん」
と思わず返事をしてしまった。
「なによ私とさゆりだとずいぶん態度が違うじゃないムカつくわね」
「はははっ」と西園寺さんは笑っていた。
そして3人で帰って行った。
たまには占いを信じるのも悪くない、やっぱり運のいい日だと思った。
そんな雨の日の小さい出来事だった。
なぜなら朝食のときにたまたま見た、
テレビの占いのコーナーでラッキーアイテムが傘だと言っていたので
傘を持ってきたからだ。
別に占いを信じているわけじゃないし
晴れていたのになんとなく持ってきてしまった。
授業が終わりに近づくにつれ天気はだんだん怪しくなり、
ついに雨が降り出した。
占いは的中した。
傘を持ってきてよかった。
そして授業が終わり先生に頼まれていた用事を片付けてから
下駄箱に向かった。
下駄箱に行くと一人の女の子が空を見上げていた。
西園寺さゆりさんだ。
彼女は目立ちはしないが落ち着いた感じがしていて休み時間にいつも図書室や自分の窓際の席で本を読んでいる姿が印象的だった。
僕は密かに憧れていた。
どうしたんだろうと様子を見ていたが、傘を持ってないことに気づいた。
どうしよう 声をかけてみようか、彼女とは話したことはなかったがこれはチャンスかもしれない。
なんなら傘を渡して僕はダッシュで帰ってもいい。
僕は勇気を出して声をかけようと思った。
あっ・・・あの・・・ 言いかけたその時、
突然後ろから声がした。
「さゆりどうしたの?」
「ちょっと今日傘持ってなくて」
「私の傘に入っていく?」
「いいの?」
「うんじゃあいっしょにかえろっ」
「あんたも一緒に帰る?」
と ふいにこちらに振り返って聞いてきた。
僕の存在に気づいていたのか。
しかし冗談で言っているのか、それともからかっているのか。
「えっ・・・あっ・・・その」
とまどっていると
「一緒に帰ろう」
と西園寺さんが言ってきたので
「う・・うん」
と思わず返事をしてしまった。
「なによ私とさゆりだとずいぶん態度が違うじゃないムカつくわね」
「はははっ」と西園寺さんは笑っていた。
そして3人で帰って行った。
たまには占いを信じるのも悪くない、やっぱり運のいい日だと思った。
そんな雨の日の小さい出来事だった。
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