【R-18】『対魔のくノ一・ナツキ』~人間、忍者、魔物から犯され、セックス依存になるまで堕ちる少女~

文々奈

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第1章 始まりの章

17話 悪徳政治家と再戦♥(キス・手コキ・望んでフェラ)<挿>

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 すっかり忘れていた。
 樽男は死んだら姿も形も、そして体液さえ残さず消えるんだった。
 樽男はまだ、……生きている。


「オネエ。残り時間は?」


「なんの?」


「傀儡にするために必要な時間」


「4時間とちょっとよ。でもむりくり破棄したんじゃないの?」


「うーん……。奉仕してくれるのか聞かれたままのノリで逝かせて、そのままグロッキー。だから時間は有効じゃないの?」


「――な、なかなかないケースね……。はっきり言って分からないわ」


「とりあえず樽男が死んでないか確認してくる」


「待ちなさいっ! まだ4時間もあるのよ!? 傀儡にするための最終条件が有効かも分からない!」


「どっちにしても4時間しかない。ダメだったら何か考えて。耐えないとならない理由が分かったからっ――」


 バスタオルを巻きながら脱衣所から出たところで、ナツキは言葉を取りやめた。


「やぁ、遅かったねぇ。――ずいぶんと長風呂のようだ」


 白いガウンに着替えている樽男が、黒い革ソファーに深々と腰を掛けていたのだ。


「ナツキちゃん!? 聞いてるの!?」


 よく状況も分かっていない様子で、デバイスの向こう側からオネエが声を張っていた。樽男が眠ったままだとしても、これだけ大きな声を出されたら起きる。
 そう思ってしまうくらいにオネエの声は大きかった。


「あとで連絡する」


 小さく言ってデバイスの電源を落とした。


「邪魔しちゃったかな? お友達に悪いことしたね」


 ――きもい。ほんとにきもい。


 仕立てられたばかりの白いガウンが生乾きの臭いを放つ男なんて、こいつくらいなものだろう。見ているだけで背筋がムズムズする。
 爪の先を使って腰の裏を擽られているような不快感を与えられた。
 触られでもしたら一生消えない鳥肌が浮かびそうだ。


 それでも、4時間耐えたほうがいいだろう。


 樽男は大臣として政界に入り込んでいる男だ。
 操り全てを白状させたなら、この面倒くさい案件も一気に進展する。
 おじいちゃんも、もしかしたらお母さんも、そして親戚一同助けられる。


 もしかしたら全て解決する。


 逆に、傀儡に出来なかったら、全ての手掛かりを失ってしまう。
 正直、四時間くらいなら何をやられてもいい。
 痛みだって耐えられる。


 ただ、パパッと倒して伸び切らせたほうが確実に傀儡に出来る。
 影遁の術で喋る間も与えず、もう一度グロッキーにする。それが最善策だ。


 樽男が立ち上がる、もしくは喋り始める。
 その隙を見計らっていたところで――。


「おや? んぉほ!? ほっ……ぉ……」


 その隙は二つ同時にやってきた。
 樽男が立ち上がると同時に、ナツキは水面から舞い上がる人魚のように樽男の足元にある影から飛び上がった。
 そう影から影の間をトンネルにして潜り抜けたのだ。


 散った海水が水面に馴染むような流麗な動きで、そのまま樽男の唇を――んちゅ、と奪った。きもいきもい思っていただけに、こればかりは抵抗があった。
 しかし、喋らせないままノックアウトするにはキスしかなかった。


 それにしてもなんて感触だ。
 生温く太いナメクジが、口の中で遊泳しているような気色の悪さだった。
 粘着く唾液が口の中にわずかに映り込んでくるだけで、気色悪さが飛躍する。
 不本意なキスをしながらではあったが、ナツキは小さく心の内で笑んだ。


 このちんぽなら、さっきよりも早く逝かせられる。
 ナツキは舌を絡めると同時に、肉棒にも指を絡み付かせていた。
 同時進行で始めた手コキで、手応えを肌で感じ取ったのだ。


 裸の中年に、惜しげもなしに裸身を擦りつける。
 不揃いに生えた体毛、その一本一本に塗れた油のような汗を雪肌で拭き取る。
 ソープ嬢のローションマットプレイを、立ったままに行っているような動きは見る者さえも飽きさせない。それでいて裸体を絡み付かせ、樽男に自由も与えない。


 キスで言葉を封じつつ、手コキで一方的に責めつつ反撃も許さない。
 一日二日オネエに仕込まれただけとは思えないほどのテクニックだった。


 このときばかりは、オネエに言われたセックスの才能を強く感じさせられた。


 くちゅん、くちゅん、くちゅん――。
 我慢汁とちんぽの絡む音が強くなっていく。けものくささまで濃くなっていく。


 んっふ……、ちゅ……はぁ、す、すごいっ、においっ……唾液の原液入ってくる口の中よりっ、臭いがっ、つよいっ……。


 カーペットから湯気のようにもわっと立ちのぼってくるオス臭に、頭がくらっとさせられる。1人の男だけで作られた精液の臭いとはとても思えなかった。
 まるで、この部屋を使って情痴に及んだ男達の体臭までもが呼び覚まされたように迫ってくる。
 舌が絡んだときに入ってくるぬるく、それでいて濃厚な臭いと相まって、倒錯的な目眩を起こさせてくる。


 不快な味、不快な臭い、そして不快な食感。
 それらが不快に絡みあっていたというのに、不快感が薄れていく。
 奇跡的にも不快な味を不快な臭いがうち消し、不快な臭いを不快な食感がうち消して、キスへの嫌悪感が和らいでいく。


 ――あまり、余裕をこいて、いられないっ……。


 頭の中が重々しい臭いに満たされていくタイミングで、責めを加速させる。


 これで、――終わりっ!


 ビュビュビュビュビュウウウッ! 指先弾かんばかりの射精だった。
 それもすぐには収まりそうにない。

 ビュッビュッビュッ、とホースを堰き止めたようにちんぽが膨張したかと思うと、破裂でもするように精液が飛び散るのだ。
 まるで熱い塊のような精子に、ナツキは肉棒を握り締めたままに固まっていた。


 す、すご……、いっ……。


 オネエの精子をすごく濃い、喉に張り付くとは思っていたが、口に含まずとも樽男の精液のほうが遥かに濃いと分かってしまう。
 指に味覚が備わったようにはっきり味が分かってしまう。


「あ……はぁ、はぁ……、んっ……はぁ……」


 桜吹雪のように固形で散った精液を、ぼーっと見ている中――。


「口で掃除してくれないかね?」


 耳元に言われてゾッとした。


 舐めることを想像してゾッとしたんじゃない。
 そもそもそこまで想像する余裕なんてなかった。
 声をかけられるまで、ちんぽを握ったまま動けなくなっていて、そんなちんぽに夢中になっている自分にゾッとしたのだ。


「な、なんで……、だ……、なんで……おまえなんかにっ……くっ!」


 夢中になってしまっているんだ、そう流れるままに聞いてしまうところだった。


「掃除をしてくれないかね? ――あぁ、そうか。まだよく分かっていないようだね。自分の体に何が起きているのか。分からないんだろう?」


「な、にっ……、ぐっ!?」


 肩を掴まれて跪かされた。
 精液染み込んだカーペットを見詰めさせる乱暴さで、肩を床へと押し込まれる。
 それを振り退け、キッ、と目尻を尖らせて見上げ睨む。


「っう!?」


 当然ながら、ちんぽを間に挟んで見下ろされていた。
 一瞬目を見開いたものの、酸っぱい臭いに涙を溜めさせられて目を細めてしまう。
 息苦しくなる味付きの臭いのせいで、目を逸らしてしまいそうになる。


「威勢の良さは……、ふふっ。もうないね。目尻が垂れてしまっている」


「そんなわけっ……」


「欲しくてしかたないんだ。媚びる顔になっていることくらい分かるだろう」


「こ、こんなものっ、ほ、ほしいわけっ……」


 く、くそくそくそっ! 


「私に、私に何をしたっ!? 何をしたっ!!」


 はっきりいって図星だった。
 出されたばかりの特濃な精子がこびり付いているちんぽが、ありえないのに、ありえないのに欲しくて仕方がなかった。
 おいしそうに見えて仕方がなかった。


 樽男は嫌いだ。樽男の精子の臭いも嫌いだ。ちんぽの臭いだって嫌いだ。
 味だって……。絶対嫌いなはず……っ。
 なのに、なんでだ……。なんで咥えたいなんてっ……。
 思ってしまっているんだっ!


「胃袋を掴まれたんだよ。私にねぇ……」


「な、なにを、バカなっ……」


 言い返しはしたものの、言い返せただけで、言い終えたときには反開いたままの唇から涎が零れていった。


 に、におい、だって……こ、こんな、せい、せいしっ……。
 は、はぁ……、はぁ……。


「あ、ありえ、なぃ……おいしいなんて、……あ、ありえ、ないっ、ちんぽがおいしいなんて……あ、ありえな……いっ……」


「何度このちんぽで逝かされたんだい?」


 う……、あっ…………。
 樽男に犯されて、狂ってしまった記憶が蘇った。
 瞬間――。ヒクンッ! とまんこが縮こまって身体が切なく疼いた。


「初めて逝かされたちんぽだろう? 初めてコンドームなどという不純物に邪魔されずに入ってきた生殖器だろう? 初めて子宮に注ぎこまれた子種だろう?」


 ……あ、……あ、はぁ……はぁ……。
 ずっと膝を握るように力を込めていた手の平が、いつしか樽男のちんぽを掴んでいた。アルコール中毒末期の患者のように震える指先には意思が感じられず、現状を知ったからといって払い除ける力もなかった。
 抵抗するか、しないか。そんな葛藤さえも生まれなかった。


 そのまま口へと運んでいくところで、樽男から後押しまでされてしまう。


「君は悪くない。一日好きにさせないとならなかったんだ。仕方がなかった」


「んふぅ……、ん、ぁ、あ……ぁ……」

 ついにナツキは、自ら肉棒を口の中へと導いていくのであった。
 ――残すところ3時間。
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