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第四話 希望の光と忍び寄る陰
第四話 一一
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「春朝おじ様、香澄おば様! 会いたかった!」
結月の両親・春朝と香澄 あかりたちの突然の来訪にも快く応じてくれた。
二年ぶりに再会した彼らは老いと苦労を重ねているようだったが、対して品の良さには磨きがかかっているようにも思える。
結月の青い色素と体格、性格は父親譲りで、顔の造作と雰囲気は母親譲りである。春朝が穏やかに言葉を紡ぐ斜め後ろで、香澄は静かに目に涙を浮かべていた。
「あかりちゃん。生きて帰ってきてくれて、本当に良かった」
「おかえりなさい」
「ただいま」
再会の喜びとふたりを安心させたい思いから、あかりは明るく笑って答えた。春朝と香澄も、ほっとしたように微笑みを返してくれる。
「結月から報告は受けていたから、あらましは知っているよ。……生きていてくれて、ありがとう」
春朝の言葉に同意するように、香澄もひとつ頷く。
「おじ様、おば様……」
あかりを生まれたときから可愛がってくれている彼らが、あかりを実の娘のように思っているのをあかりも知っている。そして彼女自身、四家の先代夫婦は三組とも第二の両親のように思っていた。
春朝たちの真心がわかるから、あかりは思わず涙ぐみそうになった。あかりの隣に座る結月が宥めるように頭を撫でたことで、あかりは落ち着きを取り戻した。
それからは会わない間に東の地であったことを聞かせてもらった。
知り合いばかりの青柳家の面々は健在であること、東の地の住民があかりの帰還を喜んでいること、二年前に氾濫した東青川だったが被害は最小限で済んで以前と変わりないこと。
そのどれもに、あかりは安堵していた。結月から事前に聞いていた話も多々あったが、そんなことは関係なく春朝の話に聞き入った。
そうしているとあっという間に時間が過ぎてしまった。政務を中断させてしまった手前彼らをこれ以上引き留められないし、あかりたちもこの後西の地に行く予定だ。「また遊びにおいで」「いつでも待っているわ」という二人の言葉を土産に、あかりたちはその場を後にした。
結月の両親・春朝と香澄 あかりたちの突然の来訪にも快く応じてくれた。
二年ぶりに再会した彼らは老いと苦労を重ねているようだったが、対して品の良さには磨きがかかっているようにも思える。
結月の青い色素と体格、性格は父親譲りで、顔の造作と雰囲気は母親譲りである。春朝が穏やかに言葉を紡ぐ斜め後ろで、香澄は静かに目に涙を浮かべていた。
「あかりちゃん。生きて帰ってきてくれて、本当に良かった」
「おかえりなさい」
「ただいま」
再会の喜びとふたりを安心させたい思いから、あかりは明るく笑って答えた。春朝と香澄も、ほっとしたように微笑みを返してくれる。
「結月から報告は受けていたから、あらましは知っているよ。……生きていてくれて、ありがとう」
春朝の言葉に同意するように、香澄もひとつ頷く。
「おじ様、おば様……」
あかりを生まれたときから可愛がってくれている彼らが、あかりを実の娘のように思っているのをあかりも知っている。そして彼女自身、四家の先代夫婦は三組とも第二の両親のように思っていた。
春朝たちの真心がわかるから、あかりは思わず涙ぐみそうになった。あかりの隣に座る結月が宥めるように頭を撫でたことで、あかりは落ち着きを取り戻した。
それからは会わない間に東の地であったことを聞かせてもらった。
知り合いばかりの青柳家の面々は健在であること、東の地の住民があかりの帰還を喜んでいること、二年前に氾濫した東青川だったが被害は最小限で済んで以前と変わりないこと。
そのどれもに、あかりは安堵していた。結月から事前に聞いていた話も多々あったが、そんなことは関係なく春朝の話に聞き入った。
そうしているとあっという間に時間が過ぎてしまった。政務を中断させてしまった手前彼らをこれ以上引き留められないし、あかりたちもこの後西の地に行く予定だ。「また遊びにおいで」「いつでも待っているわ」という二人の言葉を土産に、あかりたちはその場を後にした。
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