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第六話 幸せはいつもそばに
第六話 一九
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「おかえりー」
「おかえり、二人とも。あれ、かんざしなんてつけてたっけ?」
中央御殿の客間に通されたあかりと結月は、そこで秋之介と昴に再会した。
かんざしにいち早く気が付いたのは昴で、言われて初めて秋之介も気づいたようだった。
「屋台で買ったのか?」
「買ったというか、型抜きの景品だよ。結月がとってくれたの」
「あー、あれか。そういや恒例だったな」
あかりが懐古したものと同じ想像をしているのだろう。秋之介は懐かしさに目を細めた。
「次は四人で行けたらいいね」
あかりが言えば、三人は各々頷いた。
すると、突然澄んだ少年の声が客間に響いた。
「皆さん、本当に仲がよろしいのですね」
振り返れば廊下を仕切るふすまが開けられ、そこには司が立っていた。予想だにしない人物の登場に、あかりたちは目を点にし、言葉を失う。しかし、そこはさすがと言うべきか昴はすぐに我に返ると、司に頭を下げた。
「謁見と報告は先ほど済ませたはずですが、何か不備でもありましたでしょうか」
司はゆるゆると首を左右に振ると、苦笑を浮かべた。
「いいえ。驚かせるつもりはなかったのですが……。ただ今夜は無礼講なので、余が声を掛けに来たのです」
「声を掛けに?」
あかりがおうむ返しに呟けば、司は「はい」と頷いた。
「夕食会の準備が整いましたので、どうぞ、宴会場にお越しください」
「おかえり、二人とも。あれ、かんざしなんてつけてたっけ?」
中央御殿の客間に通されたあかりと結月は、そこで秋之介と昴に再会した。
かんざしにいち早く気が付いたのは昴で、言われて初めて秋之介も気づいたようだった。
「屋台で買ったのか?」
「買ったというか、型抜きの景品だよ。結月がとってくれたの」
「あー、あれか。そういや恒例だったな」
あかりが懐古したものと同じ想像をしているのだろう。秋之介は懐かしさに目を細めた。
「次は四人で行けたらいいね」
あかりが言えば、三人は各々頷いた。
すると、突然澄んだ少年の声が客間に響いた。
「皆さん、本当に仲がよろしいのですね」
振り返れば廊下を仕切るふすまが開けられ、そこには司が立っていた。予想だにしない人物の登場に、あかりたちは目を点にし、言葉を失う。しかし、そこはさすがと言うべきか昴はすぐに我に返ると、司に頭を下げた。
「謁見と報告は先ほど済ませたはずですが、何か不備でもありましたでしょうか」
司はゆるゆると首を左右に振ると、苦笑を浮かべた。
「いいえ。驚かせるつもりはなかったのですが……。ただ今夜は無礼講なので、余が声を掛けに来たのです」
「声を掛けに?」
あかりがおうむ返しに呟けば、司は「はい」と頷いた。
「夕食会の準備が整いましたので、どうぞ、宴会場にお越しください」
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