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2章~日向の復讐日記
探る男~葛葉ユウカとの邂逅~(R18注意)
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「うぁ゛ややぁっ♡うっもうむりぃ♡あっ♡かはっ、ひっ♡」
俺は自分が組み敷いている美しい男を見下ろした。
透き通る白い肌、ローズピンクの薄い色素の瞳がどろりと潤んでいる。
汗で濡れた白い髪が額に張り付いていたので、それをそっと梳いてやった。
作り物のような美しさ。
彼の中に入った俺の欲望が、綺麗な彼を内側から穢していくのが
たまらなく興奮する。
びくびくと揺れる頭のてっぺんに口づけを落とす。
信はおれよりも背が高いから、彼のつむじを見たことがなかった。
彼の知らなかった場所が自分の手によってどんどん暴かれていく。
信の頭の先からつま先の爪の先まで全部俺のものだ。
もう勝手にどこにもいかせないし、
俺から逃げようと考えることも許さない。
例え彼が俺のことを裏切っていたとしても。
俺を利用して、バカな奴だと笑っていたのだとしても。
「信、信」
与えられる快楽から必死で逃げようと、ずりずりと上に這っていこう
とする信の腰を両手でぐっとつかみ、ぐっと腰を進める。
「…あ゛っ、ひゅっ、はぁっ♡」
その瞬間、信の中がきつく締まり、
彼は目を白黒させて幾度目かの絶頂に達した。
陸に打ち上げられた魚のように彼の体が
波うち、きゅううっと肉壁が中に入った俺の剛直を
締め付けた。
「くっ、」
その刺激に耐えられず、どぷっと中に精液を放つ。
射精した後も、最後の一滴まで出し切るように何度か腰を打ち付ける。
すると、その度に信は体を震わせ、甘い声を上げた。
そうして全てを注ぎ込み終わった後、ずるりと引き抜く。
「……ぁ、ぅ……」
小さくうめいた後、信はそのまま意識を失った。
汗や涙や唾液で汚れた顔を優しく拭い、
乱れた髪を手櫛で整えてやる。
「…教えてくれ」
目をきつく閉じて、人形のように動かない抜け殻に
話しかける。
「今度こそ俺に本当のこと、教えてくれよ」
※※※
「知りません」
その女子生徒は俺の問いかけにぴしゃりと冷たく返した。
黒髪をポニーテールにして、背筋をぴんっと伸ばし、
凛とした佇まいの女子生徒。
彼女の視線が真っすぐこちらを射抜く。
「でもお兄さんなんでしょ」
一輝がへらへらとした笑顔を浮かべて
女子生徒に馴れ馴れしく話しかける。
「確かに兄ですが…あんな人のことなんて知りません。
研究が忙しいとか言って全然家に帰ってこないし、
挙句の果てには何も言わずに海外留学?
本当に自分勝手。とにかく私はあの人のことなんて
何も知りません。勝手にどっか行ったんですから。
もういいですか。部活があるので」
「ま、待って…」
一輝が何か言おうとするが、女子生徒は一瞥もせずに
その場を立ち去ろうとした。
俺は女子生徒の腕をぐっとつかんだ。
「待て」
「離してください」
「頼む、本当に困っているんだ。
信に会って話さなきゃいけないことがあるんだよ。
お願いだ、力を貸してほしい」
「さっきからなんなんですか?
あなた一体兄とどんな関係があるんですか?
なんでそんなに兄のことを聞きたがるんですか?」
「俺は…あいつが怪人に襲われてた時、たまたま居合わせて
助けたんだ。それで仲良くなった。
俺はあいつが…信が心配なんだ」
俺の言葉に女子生徒は少し目を見開き、
少し動揺した表情を見せた。
「…あ、兄が怪人に?怪我はしてませんでしたか?」
「ああ、大丈夫だ」
「そ、うなんですね。
兄を助けてくれてありがとうございます。
でもわたし、本当にわからないんです。
中学までは優しい兄だったのに、父がいなくなったあたりから
急に変わってしまって…。
わたしにも母にも何も話さなくなって。
今回の海外留学だって直接じゃなく、SNSで言われたんです。
だから、あなたには悪いけど力になれなくてすいません」
女子生徒は少し申し訳なさそうに謝った。
さてどうしようか。
しかし、ここであいつの手がかりをあきらめるわけにはいかない。
「悪い、迷惑なのはわかっているが、お願いがあるんだ…」
俺は自分が組み敷いている美しい男を見下ろした。
透き通る白い肌、ローズピンクの薄い色素の瞳がどろりと潤んでいる。
汗で濡れた白い髪が額に張り付いていたので、それをそっと梳いてやった。
作り物のような美しさ。
彼の中に入った俺の欲望が、綺麗な彼を内側から穢していくのが
たまらなく興奮する。
びくびくと揺れる頭のてっぺんに口づけを落とす。
信はおれよりも背が高いから、彼のつむじを見たことがなかった。
彼の知らなかった場所が自分の手によってどんどん暴かれていく。
信の頭の先からつま先の爪の先まで全部俺のものだ。
もう勝手にどこにもいかせないし、
俺から逃げようと考えることも許さない。
例え彼が俺のことを裏切っていたとしても。
俺を利用して、バカな奴だと笑っていたのだとしても。
「信、信」
与えられる快楽から必死で逃げようと、ずりずりと上に這っていこう
とする信の腰を両手でぐっとつかみ、ぐっと腰を進める。
「…あ゛っ、ひゅっ、はぁっ♡」
その瞬間、信の中がきつく締まり、
彼は目を白黒させて幾度目かの絶頂に達した。
陸に打ち上げられた魚のように彼の体が
波うち、きゅううっと肉壁が中に入った俺の剛直を
締め付けた。
「くっ、」
その刺激に耐えられず、どぷっと中に精液を放つ。
射精した後も、最後の一滴まで出し切るように何度か腰を打ち付ける。
すると、その度に信は体を震わせ、甘い声を上げた。
そうして全てを注ぎ込み終わった後、ずるりと引き抜く。
「……ぁ、ぅ……」
小さくうめいた後、信はそのまま意識を失った。
汗や涙や唾液で汚れた顔を優しく拭い、
乱れた髪を手櫛で整えてやる。
「…教えてくれ」
目をきつく閉じて、人形のように動かない抜け殻に
話しかける。
「今度こそ俺に本当のこと、教えてくれよ」
※※※
「知りません」
その女子生徒は俺の問いかけにぴしゃりと冷たく返した。
黒髪をポニーテールにして、背筋をぴんっと伸ばし、
凛とした佇まいの女子生徒。
彼女の視線が真っすぐこちらを射抜く。
「でもお兄さんなんでしょ」
一輝がへらへらとした笑顔を浮かべて
女子生徒に馴れ馴れしく話しかける。
「確かに兄ですが…あんな人のことなんて知りません。
研究が忙しいとか言って全然家に帰ってこないし、
挙句の果てには何も言わずに海外留学?
本当に自分勝手。とにかく私はあの人のことなんて
何も知りません。勝手にどっか行ったんですから。
もういいですか。部活があるので」
「ま、待って…」
一輝が何か言おうとするが、女子生徒は一瞥もせずに
その場を立ち去ろうとした。
俺は女子生徒の腕をぐっとつかんだ。
「待て」
「離してください」
「頼む、本当に困っているんだ。
信に会って話さなきゃいけないことがあるんだよ。
お願いだ、力を貸してほしい」
「さっきからなんなんですか?
あなた一体兄とどんな関係があるんですか?
なんでそんなに兄のことを聞きたがるんですか?」
「俺は…あいつが怪人に襲われてた時、たまたま居合わせて
助けたんだ。それで仲良くなった。
俺はあいつが…信が心配なんだ」
俺の言葉に女子生徒は少し目を見開き、
少し動揺した表情を見せた。
「…あ、兄が怪人に?怪我はしてませんでしたか?」
「ああ、大丈夫だ」
「そ、うなんですね。
兄を助けてくれてありがとうございます。
でもわたし、本当にわからないんです。
中学までは優しい兄だったのに、父がいなくなったあたりから
急に変わってしまって…。
わたしにも母にも何も話さなくなって。
今回の海外留学だって直接じゃなく、SNSで言われたんです。
だから、あなたには悪いけど力になれなくてすいません」
女子生徒は少し申し訳なさそうに謝った。
さてどうしようか。
しかし、ここであいつの手がかりをあきらめるわけにはいかない。
「悪い、迷惑なのはわかっているが、お願いがあるんだ…」
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