1 / 9
side-A 1 退屈
しおりを挟む
赤い月が空に浮かんでいた。
自分の翼の手入れをしながら、俺は窓の外に目をやった。赤銅に似た色をした月は、歯で齧られたように少しだけ欠けている。カシオペア座ガンマ星よりも明るいあの月を初めて見たとき、俺は天地がひっくり返るほどの衝撃を受けたのだが、今ではすっかり見慣れてしまった。住めば都ということわざがあるけれど、南極だろうが砂漠だろうが赤い月の下だろうが、人はその気になればどんな環境にも順応できるのだな、と俺は感嘆した。まぁ、今の俺は人間ではなく、この世界に君臨する魔王なんだけどな。
豪奢な玉座に腰かけたまま、俺は次の翼の手入れに取りかかる。手入れと言ってもなんてことはない。ただ羽に付着しているホコリを指先で弾き、尾脂腺から出る脂肪分を羽に塗るだけだ。羽は全部で十二枚あり、当初は四苦八苦していたこの作業も、今では十五分ほどで完璧に仕上げることができる。鼻歌なんぞを歌いながら、俺はあっという間に翼の手入れを終えてしまい、よっこらせと椅子に座り直す。天井に吊るされた真鍮製のシャンデリアがダークゴールドの光を放ち、俺の翼はその光を受けて輝きを放っていた。自分の身体の一部ながら、俺は自分の子どもが運動会の徒競走で一位になったような、誇らしい気持ちになる。
「……暇だな」
椅子の肘掛けに付いた髑髏のオブジェを撫でながら、俺は嘆息した。隣室にいる黒猫――日々のほとんどを睡眠に費やす魔女で、僭越ながら俺の嫁だ――は眠りに就いているだろうし、夜の帳が下りたこの時間では、勇者が来ることもまずないだろう。食器も全て洗ったし、翼の手入れもしたし、かと言って読みさしの魔導書に手を付ける気分でもなかったから、俺はどうしたものかとしばらく考えを巡らせた。魔王の俺が暇なのは、城に住む魔物たちにとっては大変喜ばしいことなのだろうが、このままでは退屈の種が頭の中で発芽して、気が狂ってしまう。
俺はある場所に向かうために玉座から立ち上がると、大理石の階段を数段降りた。王の間の床には巨大なモザイク画が描かれており、その上に朱色の絨毯が伸びている。絨毯が敷かれているせいでモザイク画があまり見えないのは少々寂しいな、と思いながら俺は絨毯の上を進み、アーチ型のドアを開けて右に曲がった。
西の塔へ続く回廊に照明は無く、窓から差し込む月光がかえって室内の闇を強調している。別に怖いわけではないけれど、せめて足元の照明ぐらいは欲しいものだ。城には最低限の照明しか設置されておらず、不注意で蹴躓いてしまいそうになったことが二、三度ある。だが、部下の悪魔たちは皆一様に暗がりを好むし、あまり明るくし過ぎても城の雰囲気に合わないだろうから、今でも城内は暗いままである。大事なことなので二回言うが、別に暗闇が怖いわけではないぞ。俺はただ単に、部下の気持ちを尊重しているだけだ。
誰の趣味なのか分からないが、回廊にはドラゴンの像や巨大な絵画が飾られている。特に絵画の数は膨大で、鳥のような悪魔が天使を襲撃しているものや、村民が骸骨の大群に虐殺されているものなど、どれも悪趣味なことこの上ない作品ばかりだ。そんなグロテスクな絵が城の至る所で展示されており、俺の城はますます不気味な様相を呈することになる。そして鈍く輝く赤い月が、その不気味さに拍車を掛けていて、自分の家ながらよく住んでいられるな、と俺は苦笑してしまう。
北の窓から外界を見下ろすと、遠くの山の峰に、寄り添うようにして家が立ち並んでいた。エンデ――この世界の言葉で終焉を意味する――と呼ばれるあの街は、三方を山や鬱蒼とした森に囲まれていて、エルフと農民が互いに協力し合いながら生活している。
「明日、変身してあそこに行ってみるか」
滲んだインクのような家々の灯を眺めながら、俺は呟いた。魔王というのは城の最上階でどっしりと構えているのが常なのかもしれないが、こんなに毎日城に引きこもっていたら尻から根が生えて固まり、そのまま城の調度品の一つになってしまいそうだ。たまに下界を散策するのも、気晴らしになって良いだろう。
回廊の突き当たりには広間があり、俺はその右手にある螺旋階段を降りた。城内はとても静かで、階段を降りる自分の足音がやけに大きく聞こえる。音が城の四方に散らばって反響し、増幅されているのかもしれない。
下の階に降りて、穹窿形の天井が立派な回廊を抜けると、お目当ての木製のドアがある。閂を外してドアを開け放つと、涼やかな風が室内に入り込んだ。周りを塔に囲まれた中庭が眼前に広がり、西の塔から月が顔を覗かせていた。
十頭の象を余裕で放し飼いできるほどの広さを持つこの中庭は、城の中で俺が最も気に入っているスポットだ。敷き詰められた石版の質感や、金属的な鳥の鳴き声、囁くような木々のざわめきは、なんとも叙情的で心が落ち着いてくる。木のドアの側にはゴブリンの頭部が四つ取り付けられた噴水が置かれている。醜悪なゴブリンの顔も、月光の作る影の具合によっては愛らしい表情をすることがあり、これはこれで味わい深い。
深く吸い込んだ外の空気を、たっぷりと肺に充満させてから息を吐き出す。深呼吸を何度か繰り返すと、まるで早朝の冬の空気みたいに頭が冴えて、熱を帯びた思考回路がクールダウンし、俺は冷静に物事を思案できるようになるのだ。
この世界にいつまでいられるのだろうか、と俺はたびたび考える。悪魔に寿命があるとは思えないし、誰かに殺されない限り、俺は全ての悪魔を統べるボスとして永遠に君臨し続けることになるだろう。そして、あくまで――断っておくが、ダジャレではない――これは勘だが、俺を玉座から引きずり落とすのは、この世界のどこかにいる勇者以外にあり得ない。勇者が俺を打ち倒し、魔王としての自分が滅んだとき、俺は一体どうなってしまうのだろう。そんな未来を見てみたい気もするが、俺にだって不格好ながら魔王としてのプライドがちゃんとある。簡単に王の座を退くわけにはいかないし、かといってあっさりと勇者に死なれても、それはそれで味気ない。
「まあ、せめて退屈しのぎになるぐらい、強い奴であってほしいな」
俺はそう呟くと、踵を返してドアの方へ歩き出した。噴水の水で顔を洗ってから部屋に戻り、魔導書の続きでも読もうと考えていた俺の目は、ふと何か気になるものを捉えた。
「あれは……ネズミか?」
噴水の側ですばしっこく動いていたのは、体長五十センチほどのネズミだった。目の周りが黒く、ネズミというよりは子どものパンダに見える。この世界ではテソーと呼ばれているあのお化けネズミは、ピアノ線に似た髭をピンと伸ばし、血走った目で俺を睨んでいる。テソーは主に死肉を餌にしていて、動物の死骸や生ゴミを漁るために街へ出没することがあるそうだ。汚らしい見た目をしているが、テソーの肉は淡白で食べやすく、味は鶏肉に似ている。このテソーの料理は妻の黒猫の好物で、定期的に俺が調理して振舞っているのだ。
なぜネズミが城の中庭にいるのだろう、と俺は首を捻った。崩れた外壁の隙間から潜り込んだのだろうか。この城は老朽化が進んでいると部下の悪魔から相談を受けたことがあったし、そろそろ大規模な補修工事が必要だな、などと考えながら、俺はじりじりとテソーに歩み寄っていく。ネズミは歯の隙間に肉片を挟んだまま、背中の毛を逆立ててこちらを威嚇していた。
お互いの距離が三メートルほどになるまで近づくと、俺は指をテソーの眉間のあたりに向け、「クラインフランメ」と小声で唱えた。日本語に翻訳するなら、ちっぽけな炎、と言ったところか。一列に並んでいるドミノ牌の、最初の一つを指で突くような、わずかな力で魔法を放ったつもりだったが、腹の底に響く重低音と共に火柱が上がり、テソーは断末魔を上げる猶予も無く身体を焼かれて絶命した。
この世界では敵を倒すと経験値が得られるのだが、エネルギーを充填されたとき特有の手応えが全く無い。おそらく、このネズミから獲得できる経験値があまりに微量で、上昇した値が少なすぎたせいだろう。
黒焦げになったテソーの尻尾を掴み、俺は城の中に戻った。テソーは嫁の好物だから、夜食として振る舞うのも良いし、このまま保存しておいて明日の朝食として出しても良い。普段からわがままばかりのあいつのご機嫌メーターの針が、少しでも良好な方に傾くのなら、俺はいつでもねずみ駆除の業者になるつもりだ。
ドアに閂を指し、回廊を歩きながら、俺はテソーを一瞥した。手加減をしたつもりだったが、まさかあそこまで派手に燃えてしまうとは。少しばかり驚かせてやろうという、ちょっとした悪戯心だったのだが、ばつが悪いぞ、これは。
自分の魔力をいかに上手くコントロールできるかどうかが、今後の課題になりそうだ。手ぶらの戦士ほど心許ない者もないが、あまりに強大な力を持った魔王も、それはそれで考えものである。やれやれ、と俺はため息をついて、ネズミの化け物を片手に階段を昇った。
自分の翼の手入れをしながら、俺は窓の外に目をやった。赤銅に似た色をした月は、歯で齧られたように少しだけ欠けている。カシオペア座ガンマ星よりも明るいあの月を初めて見たとき、俺は天地がひっくり返るほどの衝撃を受けたのだが、今ではすっかり見慣れてしまった。住めば都ということわざがあるけれど、南極だろうが砂漠だろうが赤い月の下だろうが、人はその気になればどんな環境にも順応できるのだな、と俺は感嘆した。まぁ、今の俺は人間ではなく、この世界に君臨する魔王なんだけどな。
豪奢な玉座に腰かけたまま、俺は次の翼の手入れに取りかかる。手入れと言ってもなんてことはない。ただ羽に付着しているホコリを指先で弾き、尾脂腺から出る脂肪分を羽に塗るだけだ。羽は全部で十二枚あり、当初は四苦八苦していたこの作業も、今では十五分ほどで完璧に仕上げることができる。鼻歌なんぞを歌いながら、俺はあっという間に翼の手入れを終えてしまい、よっこらせと椅子に座り直す。天井に吊るされた真鍮製のシャンデリアがダークゴールドの光を放ち、俺の翼はその光を受けて輝きを放っていた。自分の身体の一部ながら、俺は自分の子どもが運動会の徒競走で一位になったような、誇らしい気持ちになる。
「……暇だな」
椅子の肘掛けに付いた髑髏のオブジェを撫でながら、俺は嘆息した。隣室にいる黒猫――日々のほとんどを睡眠に費やす魔女で、僭越ながら俺の嫁だ――は眠りに就いているだろうし、夜の帳が下りたこの時間では、勇者が来ることもまずないだろう。食器も全て洗ったし、翼の手入れもしたし、かと言って読みさしの魔導書に手を付ける気分でもなかったから、俺はどうしたものかとしばらく考えを巡らせた。魔王の俺が暇なのは、城に住む魔物たちにとっては大変喜ばしいことなのだろうが、このままでは退屈の種が頭の中で発芽して、気が狂ってしまう。
俺はある場所に向かうために玉座から立ち上がると、大理石の階段を数段降りた。王の間の床には巨大なモザイク画が描かれており、その上に朱色の絨毯が伸びている。絨毯が敷かれているせいでモザイク画があまり見えないのは少々寂しいな、と思いながら俺は絨毯の上を進み、アーチ型のドアを開けて右に曲がった。
西の塔へ続く回廊に照明は無く、窓から差し込む月光がかえって室内の闇を強調している。別に怖いわけではないけれど、せめて足元の照明ぐらいは欲しいものだ。城には最低限の照明しか設置されておらず、不注意で蹴躓いてしまいそうになったことが二、三度ある。だが、部下の悪魔たちは皆一様に暗がりを好むし、あまり明るくし過ぎても城の雰囲気に合わないだろうから、今でも城内は暗いままである。大事なことなので二回言うが、別に暗闇が怖いわけではないぞ。俺はただ単に、部下の気持ちを尊重しているだけだ。
誰の趣味なのか分からないが、回廊にはドラゴンの像や巨大な絵画が飾られている。特に絵画の数は膨大で、鳥のような悪魔が天使を襲撃しているものや、村民が骸骨の大群に虐殺されているものなど、どれも悪趣味なことこの上ない作品ばかりだ。そんなグロテスクな絵が城の至る所で展示されており、俺の城はますます不気味な様相を呈することになる。そして鈍く輝く赤い月が、その不気味さに拍車を掛けていて、自分の家ながらよく住んでいられるな、と俺は苦笑してしまう。
北の窓から外界を見下ろすと、遠くの山の峰に、寄り添うようにして家が立ち並んでいた。エンデ――この世界の言葉で終焉を意味する――と呼ばれるあの街は、三方を山や鬱蒼とした森に囲まれていて、エルフと農民が互いに協力し合いながら生活している。
「明日、変身してあそこに行ってみるか」
滲んだインクのような家々の灯を眺めながら、俺は呟いた。魔王というのは城の最上階でどっしりと構えているのが常なのかもしれないが、こんなに毎日城に引きこもっていたら尻から根が生えて固まり、そのまま城の調度品の一つになってしまいそうだ。たまに下界を散策するのも、気晴らしになって良いだろう。
回廊の突き当たりには広間があり、俺はその右手にある螺旋階段を降りた。城内はとても静かで、階段を降りる自分の足音がやけに大きく聞こえる。音が城の四方に散らばって反響し、増幅されているのかもしれない。
下の階に降りて、穹窿形の天井が立派な回廊を抜けると、お目当ての木製のドアがある。閂を外してドアを開け放つと、涼やかな風が室内に入り込んだ。周りを塔に囲まれた中庭が眼前に広がり、西の塔から月が顔を覗かせていた。
十頭の象を余裕で放し飼いできるほどの広さを持つこの中庭は、城の中で俺が最も気に入っているスポットだ。敷き詰められた石版の質感や、金属的な鳥の鳴き声、囁くような木々のざわめきは、なんとも叙情的で心が落ち着いてくる。木のドアの側にはゴブリンの頭部が四つ取り付けられた噴水が置かれている。醜悪なゴブリンの顔も、月光の作る影の具合によっては愛らしい表情をすることがあり、これはこれで味わい深い。
深く吸い込んだ外の空気を、たっぷりと肺に充満させてから息を吐き出す。深呼吸を何度か繰り返すと、まるで早朝の冬の空気みたいに頭が冴えて、熱を帯びた思考回路がクールダウンし、俺は冷静に物事を思案できるようになるのだ。
この世界にいつまでいられるのだろうか、と俺はたびたび考える。悪魔に寿命があるとは思えないし、誰かに殺されない限り、俺は全ての悪魔を統べるボスとして永遠に君臨し続けることになるだろう。そして、あくまで――断っておくが、ダジャレではない――これは勘だが、俺を玉座から引きずり落とすのは、この世界のどこかにいる勇者以外にあり得ない。勇者が俺を打ち倒し、魔王としての自分が滅んだとき、俺は一体どうなってしまうのだろう。そんな未来を見てみたい気もするが、俺にだって不格好ながら魔王としてのプライドがちゃんとある。簡単に王の座を退くわけにはいかないし、かといってあっさりと勇者に死なれても、それはそれで味気ない。
「まあ、せめて退屈しのぎになるぐらい、強い奴であってほしいな」
俺はそう呟くと、踵を返してドアの方へ歩き出した。噴水の水で顔を洗ってから部屋に戻り、魔導書の続きでも読もうと考えていた俺の目は、ふと何か気になるものを捉えた。
「あれは……ネズミか?」
噴水の側ですばしっこく動いていたのは、体長五十センチほどのネズミだった。目の周りが黒く、ネズミというよりは子どものパンダに見える。この世界ではテソーと呼ばれているあのお化けネズミは、ピアノ線に似た髭をピンと伸ばし、血走った目で俺を睨んでいる。テソーは主に死肉を餌にしていて、動物の死骸や生ゴミを漁るために街へ出没することがあるそうだ。汚らしい見た目をしているが、テソーの肉は淡白で食べやすく、味は鶏肉に似ている。このテソーの料理は妻の黒猫の好物で、定期的に俺が調理して振舞っているのだ。
なぜネズミが城の中庭にいるのだろう、と俺は首を捻った。崩れた外壁の隙間から潜り込んだのだろうか。この城は老朽化が進んでいると部下の悪魔から相談を受けたことがあったし、そろそろ大規模な補修工事が必要だな、などと考えながら、俺はじりじりとテソーに歩み寄っていく。ネズミは歯の隙間に肉片を挟んだまま、背中の毛を逆立ててこちらを威嚇していた。
お互いの距離が三メートルほどになるまで近づくと、俺は指をテソーの眉間のあたりに向け、「クラインフランメ」と小声で唱えた。日本語に翻訳するなら、ちっぽけな炎、と言ったところか。一列に並んでいるドミノ牌の、最初の一つを指で突くような、わずかな力で魔法を放ったつもりだったが、腹の底に響く重低音と共に火柱が上がり、テソーは断末魔を上げる猶予も無く身体を焼かれて絶命した。
この世界では敵を倒すと経験値が得られるのだが、エネルギーを充填されたとき特有の手応えが全く無い。おそらく、このネズミから獲得できる経験値があまりに微量で、上昇した値が少なすぎたせいだろう。
黒焦げになったテソーの尻尾を掴み、俺は城の中に戻った。テソーは嫁の好物だから、夜食として振る舞うのも良いし、このまま保存しておいて明日の朝食として出しても良い。普段からわがままばかりのあいつのご機嫌メーターの針が、少しでも良好な方に傾くのなら、俺はいつでもねずみ駆除の業者になるつもりだ。
ドアに閂を指し、回廊を歩きながら、俺はテソーを一瞥した。手加減をしたつもりだったが、まさかあそこまで派手に燃えてしまうとは。少しばかり驚かせてやろうという、ちょっとした悪戯心だったのだが、ばつが悪いぞ、これは。
自分の魔力をいかに上手くコントロールできるかどうかが、今後の課題になりそうだ。手ぶらの戦士ほど心許ない者もないが、あまりに強大な力を持った魔王も、それはそれで考えものである。やれやれ、と俺はため息をついて、ネズミの化け物を片手に階段を昇った。
0
あなたにおすすめの小説
魅了が解けた貴男から私へ
砂礫レキ
ファンタジー
貴族学園に通う一人の男爵令嬢が第一王子ダレルに魅了の術をかけた。
彼女に操られたダレルは婚約者のコルネリアを憎み罵り続ける。
そして卒業パーティーでとうとう婚約破棄を宣言した。
しかし魅了の術はその場に運良く居た宮廷魔術師に見破られる。
男爵令嬢は処刑されダレルは正気に戻った。
元凶は裁かれコルネリアへの愛を取り戻したダレル。
しかしそんな彼に半年後、今度はコルネリアが婚約破棄を告げた。
三話完結です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた
黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。
その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。
曖昧なのには理由があった。
『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。
どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。
※小説家になろうにも随時転載中。
レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。
それでも皆はレンが勇者だと思っていた。
突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。
はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。
ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。
※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。
【1話完結】あなたの恋人は毎夜わたしのベッドで寝てますよ。
ariya
ファンタジー
ソフィア・ラテットは、婚約者アレックスから疎まれていた。
彼の傍らには、いつも愛らしい恋人リリアンヌ。
婚約者の立場として注意しても、アレックスは聞く耳を持たない。
そして迎えた学園卒業パーティー。
ソフィアは公衆の面前で婚約破棄を言い渡される。
ガッツポーズを決めるリリアンヌ。
そのままアレックスに飛び込むかと思いきや――
彼女が抱きついた先は、ソフィアだった。
英雄一家は国を去る【一話完結】
青緑 ネトロア
ファンタジー
婚約者との舞踏会中、火急の知らせにより領地へ帰り、3年かけて魔物大発生を収めたテレジア。3年振りに王都へ戻ったが、国の一大事から護った一家へ言い渡されたのは、テレジアの婚約破棄だった。
- - - - - - - - - - - - -
ただいま後日談の加筆を計画中です。
2025/06/22
貧弱の英雄
カタナヅキ
ファンタジー
この世界では誰もが生まれた時から「異能」と「レベル」呼ばれる能力を身に付けており、人々はレベルを上げて自分の能力を磨き、それに適した職業に就くのが当たり前だった。しかし、山奥で捨てられていたところを狩人に拾われ、後に「ナイ」と名付けられた少年は「貧弱」という異能の中でも異質な能力を身に付けていた。
貧弱の能力の効果は日付が変更される度に強制的にレベルがリセットされてしまい、生まれた時からナイは「レベル1」だった。どれだけ努力してレベルを上げようと日付変わる度にレベル1に戻ってしまい、レベルで上がった分の能力が低下してしまう。
自分の貧弱の技能に悲観する彼だったが、ある時にレベルを上昇させるときに身に付ける「SP」の存在を知る。これを使用すれば「技能」と呼ばれる様々な技術を身に付ける事を知り、レベルが毎日のようにリセットされる事を逆に利用して彼はSPを溜めて数々の技能を身に付け、落ちこぼれと呼んだ者達を見返すため、底辺から成り上がる――
※修正要請のコメントは対処後に削除します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる