とりあえず異世界に来たので冒険しときます

SG先生

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起きたら異世界でした

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コンコン…
「朝ごはん…ここに置いとくね」
母が朝ごはんを持ってきたようだ。なぜ私が朝ごはんを家族と一緒に食べないかって?別に親が嫌いとかそういうわけではない。ではなぜかって?それはね……
私は二-トだから✨なぜ私が引きこもっているのか。別に学校でいじめられたわけでもないし友人がいないからというわけでもない。そうあれは一ヶ月前……
私は初めて異世界ファンタジー系小説を読んだことが原因である。友人に勧めたれたのがきっかけである。その時の感覚を私はまだ覚えている。未知の世界への憧れというものなのか又は好奇心なのか今となっては別にどうでもいい。ただ私は異世界に憧れてしまったのだろう。その日から私は自分の憧れの異世界(妄想)を絵で描くようになった、それは学校に行った時もそう。授業中にも。昼食中にも。国語の教師のハゲ(中山龍二)に没収されたのが原因で私は学校にいる時間を絵に回したいため学校を退学した。家族は反対していないかだって?もちろん👍
私はすでに大学卒業できる知恵を身につけている。子供の頃から本を読むのが好きであらゆる本を見てきた。その中で勉学系の本もあったから見たに過ぎないのだから。今となっては毎日何百枚もの白紙を私の妄想で埋めている。我ながら自分はおかしいと思えないほと異世界に恋をしてしまっているようだ。魔法と剣の世界に生を受けたかったと思うくらい重症だ(笑)あの美しい大陸、美しい風景。
獣耳少女やエルフ、あらゆる種族が共に暮らしている世界。私はその世界に憧れをもった。まぁ、異世界とは本当にそんな所なのかは私にはわからない。全て私の妄想に過ぎないのだから…
「はぁ~今日もたくさん描いたなぁ。ちょっと休憩したあとにまた私の妄想を描こうかな!疲れたからベットの上でちょっとだけ…寝るわ……」
「ん~」
「ドンッ!」
痛い…ベットの上から落ちたのだろうかそれにしても地面がめっちゃ硬いんですけど。それにここは外?いや、
「そんなはずは私は部屋で寝ていたはず
だし……ってえぇぇ!!」
そこは見たことのない形をした山と森で囲まれている湖の畔だった。
「うん、夢だね。寝よう。うん…って寝れるわけないじゃん!?」
まさかのお約束展開!?異世界に来ちゃいました的な!?いやいやそんなはずはない。異世界とは架空の世界なのだから
だがこの景色を見てそんなことを言えるはずがない…目の前にエルフが立っていた…美しかった、金色の髪に碧色の瞳
私よりデカイ胸、長い足…なにより耳が長い…これは夢ではないのか…
「貴様、何者!?我を狙った賊か!?」
剣を突きつけられた。怖い、だがそれよりもこの胸の高鳴りが収まらない。ここは異世界。私が憧れた異世界!
目の前に立っていたエルフはそんな私を警戒していたが同時に私への好奇心があるようだ。私はいったん落ち着いた。
「私は宮藤加奈恵、ここでは人族っていうのかな?けして怪しい者ではないよ」
とは言ったがなんで寝巻きなんだよっ!
異世界に来たのに雰囲気打ち壊しじゃん
「宮藤…加奈恵…フム…不思議な名だな
我はゼニスという。よろしくな加奈恵」
先程の警戒心はないみたいだ。よかった
異世界を堪能してないのに死んだら最悪だし。とりあえずこの世界について色々聞きたいし。ゼニスと行動した方が安全だろう。(漫画などでの知識)
「よろしく、ゼニス!」
そして今から私の新しいストーリーが始まる私の憧れたこの世界で私が送る
異世界冒険ファンタジー!!
とりあえず異世界に憧れたら来ちゃったんで異世界で冒険したいと思います!
とりあえず着替えたい…寝巻きは恥ずかしい…(笑)
                                                  続く…
                                


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